「こっちは本当にビジネスだから」諏訪魔&鈴木秀樹の“真・ビジネスタッグ”が世界タッグ王座戴冠宣言!

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 23日、岡山コンベンションセンターにて全日本プロレス『エキサイトシリーズ2024』が開催。宮原健斗&青柳優馬vs諏訪魔&鈴木秀樹の世界タッグ王座線が行われることが決まった。

 全日本のヘビー級タッグ王座である世界タッグ王座は、双子の大相撲力士レスラーである【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイが保持して無敵の防衛ロードを築いてきた。
 しかし、レイが今月9日の試合中に右肩関節脱臼の怪我を負ったことで今シリーズの全戦欠場が決定。世界タッグ王座も返上されることとなり、2月25日の京都大会では新王座決定戦が行われることが発表された。

 この新王座決定戦には、元々SAITO BROTHERSへの挑戦が決まっていた【ビジネスタッグ】宮原健斗&青柳優馬の出場が決定。
 もう1組を決めるべく、今大会では諏訪魔&鈴木秀樹vs本田竜輝&安齊勇馬のタッグマッチが実施された。

 諏訪魔と秀樹は、ひょんなことからタッグを組んで昨年の世界最強タッグ決定リーグ戦へと出場。誤爆と仲間割れを繰り返しながら仲を深めていき、強力なタッグチームへと成長。今月20日の後楽園ホール大会では一騎打ちを行ってさらにお互いのことを分かり合い、プライベートで一緒にラーメンを食べに行くまでの関係になった。
 
 【New Period (ニューピリオド)】の本田&安齊はともに24歳と若く、これから全日本の未来を担って行くことが期待されるタッグチーム。
 1月の八王子大会ではSAITO BROTHERSに敗れて世界タッグ王座奪取には失敗したものの、今回転がり込んできたチャンスをモノにせんと意気込んでいた。

 試合が始まると、勝利のためならラフファイトも厭わない本田が序盤から諏訪魔に猛攻。
 諏訪魔も反則攻撃でやり返そうとするが、クリーンファイトに徹する秀樹がこれを阻止。諏訪魔が場外戦で投げた鉄柵が秀樹に誤爆するなど、とにかく噛み合わずに苦戦を強いられる。
 鉄の絆を誇るNew Periodが連携攻撃で畳み掛けていくが、本田のラリアット+安齊のジャンピングニーのサンドイッチ攻撃がまさかの誤爆。この機を逃さず諏訪魔&秀樹が畳み掛けていき、諏訪魔が秀樹のピンチを身を挺して救うなどタッグワークも土壇場で急速改善。
 必殺のファイナルベントで起死回生を狙う本田だったが、秀樹がこれを絡め取って卍固め。諏訪魔が安齊を万力スリーパーで捕らえて救援を断つと本田も万事休す。最後の意地でギブアップこそしなかったものの、これ以上は危険と判断したレフェリーが試合を止めた。

 秀樹は諏訪魔と抱き合いながら「やったー!これで世界タッグ獲ったね!」と大喜び。
 会話が噛み合わないことに気づいた諏訪魔が確認すると、秀樹はこの試合が新王者決定戦と勘違いしていたことが判明。

 次の相手がビジネスタッグだと聞いた秀樹は、「こっちはビジネスじゃないから。もっとビジネスだから、こっちは。本当にビジネスだから」と衝撃の暴露。諏訪魔は「えっ……そんなつらいこと言わないでよ……」と悲しそうな表情を浮かべる。
 その後も終始会話は噛み合わないままであったが、これがこの2人の絶好調の証。2月25日の世界タッグ王座決定戦の行方はいよいよ分からなくなってきた。

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