小学1年生の女の子ファンの気持ちを背負い王座奪還!立花誠吾がGAORA TV王座戴冠を果たし三冠王座戦へ

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 22日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『旗揚げ記念シリーズ2024』が開催。立花誠吾がファンの子供の気持ちを背負ってGAORA TV王座奪還を果たした。

 立花はWRESTLE-1が創設したプロレス総合学院の一期生として2016年にデビュー。 “歌舞伎町生まれ歌舞伎町育ちのヤンキー”として悪ぶっているが、外見や言動では隠しきれずに溢れ出る人の良さや、盟友の黒潮TOKYOジャパンに振り回されて酷い目に遭う姿が人気に。ファンからは“アニキ”の愛称で親しまれ、会場人気はトップクラスと言っても過言でない。
 フリーとなってからは全日本プロレスを中心に参戦。怪我に泣かされながらもアジアタッグ王座戴冠、2度の6人タッグ王座戴冠など結果を残す。さらに今年1月にはGAORA TV王座を獲得し6年半ぶりのシングル王座戴冠。所属ではないものの全日本に欠かせない選手の1人となっている。

 立花は、GAORA TV王座を巡って阿部史典と激しい抗争を展開中。短い期間に2人での王座戦を繰り返したことで “名勝負数え唄”を自称するほどの中を育み、タッグを結成してアジアタッグ王座に挑戦する関係にまでなっていた。

 今回は阿部が王者、立花が挑戦者の立場でのGAORA TV王座戦となったが、今回の立花には絶対に王座を奪還せねばならない理由があった。
 立花は、9月1日の福岡大会にて熊本から来たという小学1年生の女の子から「GAORAのベルト落としてすごく悲しそうにしてたから私が作ってきたよ」と手作りのベルトを受け取っていた。立花ファンであるというその女児は立花の王座陥落をテレビで見た際に号泣するほど悲しんだが、そんな中でも立花を励まそうとベルトを作ったのだという。


 手作りのベルトを手に入場した立花はやる気満々。阿部のサッカーボールキックを敢えて受けに行くド根性を見せ、阿部のアイルビーバックを阻止してノータッチ・トペ・コンヒーロ。
 阿部もカウンターのドロップキックからアサルト・ポイントで追い込み、伊良部パンチから澤宗紀直伝お卍固め。立花はこれをイケメン落としで切り返し、真っ向からのエルボー合戦に打ち勝った上で必殺のヤンキーハンマー(※ランニング・エルボースタンプ)を叩き込んで3カウント。約4ヶ月ぶりの王座返り咲きを果たした。

 試合後、立花は手作りのGAORAベルトとGAORAのベルトの2本を誇らしげに掲げる。
 そんな立花を祝福しにやって来た黒潮だったが、突然トラースキックを叩き込んでKOし挑戦表明。2人は来月から始まる世界最強タッグ決定リーグ戦でタッグを組んで出場予定だが、黒潮は「それはそれ、これはこれ」の精神でゴリ押し。押しに弱い立花はなんとなく納得してしまった。

 2人はケンカしながら仲良くバックステージに現れて愉快な論戦を続行。
 黒潮は「俺だって子供が作ったこれ!俺だって作ってほしいのに!俺はGAORA TVチャンピオンになったときにファンからもらったTVチャンピオンシップのタオルがある!そのタオルと、子供のベルトと、このベルトで三冠戦やろうぜ!」と無茶苦茶な要求を行うが、立花は「さっきドリー・ファンク代行の大隅会長も認めただろ?これ(※手作りベルト)を。これでGAORA2冠だ俺は。アイツの言ってた訳のわからねえタオル?はいらねーけどよ、せっかくだからそれ持って全日本プロレスに新たな三冠ベルトとして、三冠チャンピオンとして君臨してやるよコノヤロー!テメーら覚悟しておけ!あァ~ん?」と受けて立つ姿勢を見せた。

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