二冠王を狙うKENTAが内藤哲也との前哨戦に勝利しロスインゴファンからの罵声を一蹴!「お前らに俺のプロレス人生コントロールされてたまるかよ!」
4日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『釣り★スタ presents Road to THE NEW BEGINNING』が行われ、内藤哲也との前哨戦を制したKENTAが内藤およびファンへの苛烈な挑発を行った。
1月5日の東京ドーム大会では、史上初のIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠統一戦が行われ、IC王者の内藤哲也がヘビー級王者のオカダ・カズチカを撃破して二冠王を達成。内藤は万感の思いを込めて“ハポン締め”を行おうとしたが、その直前にKENTAが内藤を襲撃して二本のベルトを掲げると、東京ドームに詰めかけた30,063人の観衆から大ブーイングが沸き起こっていた。
その後、内藤とKENTAはさらに因縁を深めていき、今月9日の大阪城ホール大会で両者の二冠戦が決定。この日も両者が対峙する前哨戦が行われた。
内藤哲也&SANADA&BUSHIvsエル・ファンタズモ&ジェイ・ホワイト&KENTAという“L.I.JvsBULLET CLUB”の構図で行われた6人タッグマッチでは、試合序盤に内藤とKENTAが対峙するも両者全く触れ合わずにタッチするという高度な心理戦を展開。
他の選手と対峙してもKENTAは内藤の拳を突き上げるポーズを真似て挑発していき、内藤が足への連続攻撃から足4の字固めに入っても余裕の表情を見せ、さらに内藤コールを煽りながらグリーンキラーを見舞う。
内藤はKENTAのフロントハイキックをかわしての低空ドロップキックで一矢報いてBUSHIに繋ぎ、SANADAも交えた3人での連携でKENTAを追い込んでいくものの、最後はKENTAがBUSHIをGAME OVERで捕らえ、さらにPKからのgo 2 sleepと大技を畳み掛けて勝利を奪った。
試合後、 KENTAは内藤の持つIWGPヘビー級およびIC王座のベルトを強奪して掲げて見せてからリングに並べて置き、その直上で3人はウルフパックポーズを合わせる。会場は大ブーイングに包まれた。
バックステージに戻ったKENTAは「未だにTwitterとかやってる臭そうなやつらが今日もいっぱいいた。ソイツらが『オイ、口だけかよ!試合で見せてみろよ!』……はぁ?黙っとけよ。なあ?『2月9日!テメーらを黙らすスゲー試合をしてやるからな!』とか言うと思う?言うわけねえじゃん。勝ちゃいいんだよ。勝てば!お前らが望むものは俺が望むものじゃないから。お前らが望まないものが俺の望むもの。お前らに俺のプロレス人生コントロールされてたまるかよ!『いい試合しろ』?『すげぇ試合してみろ』?余計なお世話だよ!俺のプロレス人生にお前らは何も関係ねえんだよ!黙って見とけよ。なあ?」とせせら笑う。
一方の内藤もKENTAのベルトに対する発言の変遷をたどって皮肉を言い、「俺は大阪城ホール大会での防衛戦の先を見てますよ。日に日に存在感を増しているあの男との初シングルを見据えてますよ。俺の個人的な意見としてはそれぞれ1つずつタイトルマッチをしていきたいね。1シリーズでそれぞれタイトルマッチがあってもいいんじゃない?普段タイトルマッチを見ることが出来ない地域のお客様にもタイトルマッチを見せる機会が、タイトルマッチが増えれば訪れることでしょう」と二冠王者として先のプランを語る。
そして、「そういえば彼も同じようなことを言ってたっけね。俺とKENTA選手は気が合うのかも知れないな。でもこの会社は特定の選手の意見以外聞き入れてもらえないからね。あなたがチャンピオンになったところで意見は聞いてもらえないと思うよ。俺も何度も意見してもほとんど通ったこと無いからね」とあらゆる方向に向けた皮肉を吐き捨てて去っていった。