獣神サンダー・ライガーも認めた上野勇希がタッグベルト戴冠!「丸藤正道さんからもいいところもらっちゃう」
3日、後楽園ホールにてDDTプロレス『新春お年玉スペシャル!全席2000円興行!!2020』が開催。メインイベントでは佐々木大輔&高尾蒼馬の持つKO-Dタッグ王座に上野勇希&吉村直巳が挑戦した。
上野勇希は2016年にDDTの若手興行DNAでデビュー。レスラーとして獣神サンダー・ライガーから「こいつはすごい。飯伏幸太とケニー・オメガのいいとこ取りしているみたいな選手」と評価されるほどの選手であり、サントリー『伊右衛門ジャスミン』のCMにも飯伏幸太とともに出演し一般知名度も上がってきている選手。
この日は同じ大阪出身で同い年の吉村直巳とのタッグチーム『ノーチラス』で佐々木大輔&高尾蒼馬の持つKO-Dタッグ王座に挑戦することに。
DAMNATIONの二人に上野が捕まり徹底的な足攻めが行われるが、なんとかブレーンバスターで迎撃した上野が吉村にタッチし、吉村は二人まとめて串刺しボディスプラッシュからブレーンバスターで投げ捨てていく。高尾はシュバインからフロッグスプラッシュを狙うも、吉村は正面に登り雪崩式ブレーンバスターで迎撃すると、佐々木のミスティカ式クロスフェイスも潰してフォール。
だが高尾がレフェリーの足を掴んで場外に引きずり落とすと、佐々木がイス攻撃を叩き込み、上野を場外への投げ捨てパワーボム。さらに佐々木と高尾はダブルのトラースキックを叩き込み、佐々木がミスティカ式クロスフェイスを狙う。だが上野が切り返すと吉村がラリアットでなぎ倒し、合体正念場(=合体式昇天)から上野がムーンサルトを投下し3カウントを奪った。
勝利した上野は「大阪の田舎から出てきた二人がタッグチャンピオンになりました!俺たちはこのベルトを獲ったことで唯一ちょっと足りていなかった自信を手に入れました。丸藤正道さんが入りディザスターボックスの力が上がるっていうのはあると思うんですけど、丸藤さんから盗めることはたくさんある。全部いいとこもらっちゃおうって思います」と、この日同じユニットに加入が決定した丸藤に関しても触れる。
吉村は「1年越しのリベンジ達成!去年の今日、ホントだったら無差別級に挑戦する予定が、自分は病室のベッドの上だった。それから1年、復帰してディザスターボックスに入り、ノーチラスを組み、6人タッグもやり、タッグもやり、キングオブDDTも出て、そのあとのD王も田中将斗さんとかと試合ができて、負け越しだけど最後の最後に佐々木大輔に勝って、この1年、去年1年は自分の中で一番成長できた年だ。俺たちがDDTのマットの中心に立って、でも俺らが獲ったからってDDTの時代が動いたとか俺は言いたくないから、次挑戦するのが石井慧介&平田一喜。その次に挑戦してくるやつ、そいつら次第かなと思います」と、1月5日の板橋グリーンホール大会で決定している防衛戦を意識した。