飯伏幸太が東京ドーム決戦を控えたオカダ・カズチカに心理戦で完勝?!「試合少なくてなまってないですか?」
28日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2019』が行われ、オカダ・カズチカと飯伏幸太が前哨戦で激突した。
飯伏は今年8月のG1 CLIMAXで優勝を果たし、オカダが持つIWGPヘビー級王座への挑戦権利証を獲得。10月の両国国技館大会まで挑戦権利証を守り抜き、晴れて来年1月4日の東京ドーム大会でのオカダ戦を勝ち取っている。
この日行われたのは、オカダがジュニアタッグリーグ優勝チームのSHO&YOHを、飯伏がヤングライオンの上村優也&辻陽太を伴った6人タッグマッチでぶつかるIWGPヘビー級王座戦の前哨戦。
試合はオカダと飯伏の対面に始まり、飯伏がドロップキックで先制するとオカダは場外にエスケープして間合いを仕切り直すが、ここで上村が「乗ってこい!チャンピオン!」とオカダを挑発。この後は上村が気を吐き、レスリングテクニックやスピード勝負でYOHを圧倒。辻もこれに触発されSHOにパワーファイトを挑んでいくというヤングライオンの成長を感じさせる試合展開となるが、飯伏はG1で見せた大技の数々を温存。最後はSHOが丸め込みで粘る上村を強烈なラリアットからのパワーブリーカーで沈めた。
試合後、オカダは飯伏の前でIWGPヘビー級ベルトを掲げて見せると、飯伏はオカダの足元に権利証の入ったアタッシュケースを転がして見せつける。オカダは戸惑いの表情を浮かべてこれを避けるものの、飯伏は再びオカダの足元にアタッシュケースを設置。反応に困ったオカダがアタッシュケースをリングの外まで蹴り飛ばすと、激怒した飯伏はオカダをドロップキックで場外に吹き飛ばした。
試合後、飯伏は興奮冷めやらぬ様子で「ちょっと鈍ってんじゃないですか?ねえ?試合数が少ないから鈍ってないですか?どうしたんですか、今日?俺も一緒ですよ」と一気に話して去っていき、対するオカダは「飯伏さん、ヤングライオンがパートナーでもちゃんと勝つ気で来てくださいよ。前哨戦はどうでもいいと思ってるような、そんな人にはこのベルトを巻く資格は無い!前哨戦だろうと、前哨戦でなくても、しっかり戦ってくれよこの野郎!もしかして、あれが飯伏さんの実力ですか?そんなこたあないでしょう。G1チャンピオン!」と飯伏に遺憾の意を示した。