「ただあるのは虚無感。レスリングやりたいよ」凶器&反則ありのノーDQマッチを終えた棚橋弘至が絶望
5日、東京ドームにて新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』DAY2が開催。セミファイナルではKENTAの持つIWGP USヘビー級王座に棚橋弘至が挑戦した。
反則裁定&場外カウントなしのノーDQマッチとなったこの試合では、凶器の使用が認められるため試合開始前にKENTAが棚橋に竹刀を投げ渡しゴングが鳴る。
竹刀でのチャンバラからKENTAが竹刀が壊れるまで棚橋を殴り、棚橋はリング下からギターを取り出しKENTAの脳天にギターショット。ならばとKENTAも権利書アタッシュケースを使ったブサイクへの膝蹴りを顔面に叩き込む。
アルミバケツ、イス、机、ラダーとハードコアマッチ定番の凶器が次々使用され、最後にKENTAが3m超えのギガラダーを投入。これにKENTAが登るが、棚橋がギガラダーを揺らすとKENTAが顔面からアルミバケツに落下し大流血。
棚橋はすかさずKENTAを机の上に寝かせるとギガラダーからのハイフライフローを投下しテーブルクラッシュ。
ぐったりとするKENTAをそのままフォールし3カウントを奪った。
試合を終えた棚橋は「嬉しいとか、悲しいとか、悔しいとか、何の感情も残ってないです。ただ…ただあるのは虚無感……虚しいだけ…なんでオレ、プロレスラーになったのかな………プロレスラーである自分を誇りに思いたくて……ああ…はあ…ベルトは返ってきたけど、どっからスタートすればいいのか分からないです。ああ、藤波さんが好きだったなあ……ああ、武藤さんに憧れたな。で、今、これか…(苦笑)ああ……レスリングやらなきゃ……こってこての60分フルタイムドローのレスリングやりたいよ」と涙声で語りながら控室へと消えていった。