40周年記念試合でヒロ斎藤が藤波辰爾から初のフォール勝ちを果たし長州力が祝福!

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 25日、東京都・後楽園ホールにてドラディション『DRADITION 2019 RAGING OUTLAW TOUR in TOKYO』が行われた。

 この日のメインイベントではヒロ斎藤の40周年記念試合として、獣神サンダー・ライガー&越中詩郎&藤波辰爾vs天山広吉&武藤敬司&ヒロ斎藤の6人タッグマッチが行われ、特別レフリーとして蝶野正洋が試合を裁いた。

 かつて狼軍団として名を馳せたメンバーが集い、試合前にはヒロ、武藤、天山、蝶野がウルフパックポーズを合わせて見せると観衆は大歓声。試合が始まるとヒロがローンバトルを強いられて苦戦する展開となり、越中とライガーが場外マットを剥がした硬い床の上で合体パイルドライバーを決めると武藤は「死んじゃうよぉ!」と悲鳴を上げる。
 そして、狼軍団に肩入れする悪徳レフリーぶりを発揮していた蝶野は、ヒロが藤波のドラゴンスリーパーを受けてタップしたのを見なかったことにし、抗議に来たライガーと藤波をケンカキックで蹴り飛ばす。藤波も蝶野へドラゴンスクリューでやり返すが、ここに武藤が飛び込んできて藤波にドラゴンスクリューを見舞い、武藤がシャイニング・ウィザード、蝶野がシャイニング・ケンカキックを同時に放つコンビネーションを見せ、最後はヒロが藤波にセントーンを投下して蝶野と武藤が一緒に3カウントを叩いた。


 試合後に行われたセレモニーでは、サプライズゲストとして今年6月に引退した長州力も登場し、「よく頑張ったな40年間も!まだ頑張れるから。一生懸命トレーニングして頑張れよ」と笑顔で花束を贈呈した。
 マイクを取ったヒロは「みなさん。この天候の悪い中ご来場ありがとうございます」と頭を下げてマイクを返そうとするが、ライガーと天山がずっこけながらヒロを前に前にと押し出し、ライガーがヒロの頭を観衆に向けてさらなるマイクを促す。ヒロは「この場を借りまして、藤波さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。藤波さんありがとうございました」と語ってマイクを返そうとし、再び進み出たライガーと天山を制して笑顔で「ありがとうございました!」と観衆に叫び大会を締めた。

 バックステージに戻ったヒロは、「あっという間で、(頭が)真っ白でわかんないです」と語るも、「イスでやられたり床にぶつかるわ後頭部は打つわ、すごかった。死ぬかと思った」と試合の感想を述べる。
 そして、新日本プロレス入門後に付き人を務めていた藤波から初のフォールを奪ったことについて聞かれるとヒロは「初めてですね」と微笑む。藤波は「いやいや、あるでしょ」と首を傾げるが、ヒロは「初めてですよ」と穏やかに答え、全員と握手を交わして会場を後にした。

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