【試合詳細】10・13 ONE両国国技館大会・パート2 青木真也vsホノリオ・パナリオ 【バンタム級世界王座】ビビアーノ・フェルナンデスvsケビン・ベリンゴン
『ONE: CENTURY 世紀』<パート2>
日程:2019年10月13日(日)
開始:17:00
会場:両国国技館
観衆:
▼修斗vsPANCRASE王者対抗戦 Mixed Martial Arts – Lightweight
[修斗/第12代世界ライト級チャンピオン]●松本光史(マスタージャパン)
判定0-3
[PANCRASE/第7代ライト級キング・オブ・パンクラシスト]○久米鷹介(ALIVE)
▼修斗vsPANCRASE王者対抗戦 Mixed Martial Arts – Welterweight
[修斗/第10代世界ウェルター級チャンピオン]●エルナニ・ペルペトゥオ(Nova Uniao)
判定0-3
[PANCRASE/ウェルター級暫定キング・オブ・パンクラシスト]○手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)
▼修斗vsPANCRASE王者対抗戦 Mixed Martial Arts – Bantamweight
[修斗/第10代世界バンタム級チャンピオン]○佐藤将光(坂口道場/FIGHT BASE都立大)
2R 4分31秒 TKO
[PANCRASE/第3代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト]●ハファエル・シウバ(Astra Fight Team)
▼修斗vsPANCRASE王者対抗戦 Mixed Martial Arts – Strawweight
[修斗/第7代世界ストロー級チャンピオン]○猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS)
2R 59秒 KO
[PANCRASE/第2代ストロー級キング・オブ・パンクラシスト]●北方大地(パンクラス大阪稲垣組)
▼Mixed Martial Arts – Atomweight
○山口芽生(RIKI GYM、和術慧舟會GODS、Hybrid Fighter)
判定3-0
●ジェニー・ファン(Fairtex Gym)
▼Mixed Martial Arts – Heavyweight
●マウロ・チリリ(Hammer Team/Gloria Fight Center)
判定0-3
○アルジャン・ブラー(American Kickboxing Academy)
▼Featherweight Kickboxing World Grand Prix Championship Final
○ジョルジオ・ペトロシアン(Team Leone Petrosyan)
判定3-0
●サミー・サナ(Phenix Muay Thai Paris/Venum Training Camp Thailand)
※ペトロシアンがフェザー級K-WGPを制覇
▼Flyweight Muay Thai World Championship
【王者】○ロッタン・ジットムアンノン(ジットムアンノン・ジム)
判定2-1
【挑戦者】●ボルター・ゴンサルベス(Blackthai CT)
※ロッタンがフライ級ムエタイ世界王座を防衛
▼Bantamweight World Championship
【王者】○ビビアーノ・フェルナンデス(AMCパンクレーション)
2R 2分16秒 TKO
【挑戦者】●ケビン・ベリンゴン(チームラカイ)
※ビビアーノがバンタム級世界王座を防衛
▼Mixed Martial Arts – Lightweight
○青木真也(Evolve MMA)
1R 54秒 ダースチョーク
●ホノリオ・パナリオ(Team Lakay)
▼Light Heavyweight World Championship
【王者】○アウンラ・ンサン(ハードノックス365)
2R 1分25秒 KO
【挑戦者】●ブランドン・ベラ(アライアンス・トレーニングセンター)
※アウンラがライトヘビー級世界王座を防衛
青木真也が秒殺勝利で絶叫!ビビアーノがバンタム級王座防衛!ペトロシアンがフェザー級WGPを制覇!修斗vsPANCRASE王者対抗戦は2対2のイーブンへ
第1試合
松本が突っ込みジャブ連打。久米はいなしてカウンターを狙っていき、右ストレートでふらついた松本にラッシュを仕掛けようとするが松本はクリンチ。久米はケージに押し込み膝を入れていくが、体勢を切り替えした松本がフックから距離を取る。久米は前に出るが松本がジャブを顔面に入れて動きを止める。
久米の左右のフックが顔面を捉えて前に出るが、松本はクリンチしてケージを背にする。
これは一度離れジャブの応酬から久米がハイキックで牽制。お互いローで牽制から松本が左右のフックから右フックで前に出ていくが、久米は下がって避けると左ハイをかいくぐりケージに押し込む。松本が体勢を切り返すと肘を入れて距離を取る。ここで久米の左目尻から出血が見られドクターチェック。
再開し、久米がバックを取ってスリーパー。さらにおぶさる形になりながら横から殴り、尻餅をついた松本にスリーパー。嫌がる松本の顔面にコツコツと肘を落としていき、暴れる松本の腕をとって腕ひしぎを狙う。しかしここで1R終了。
2R、久米がタックルからジャブを連打し飛び蹴り、避けた松本が膝を付き、久米がサッカーボールキックも松本は避ける。久米が前に出てケージに押し込むと、ジャブの応酬から久米がハイキック。さらにワンツーがとらえていくが、松本が耐えると久米はタックル。しかし松本が切ってバックを取るとスリーパー。久米は耐えるが目尻からの出血が目立つ。ここで2R終了。
3R、久米がワンツーミドル。松本が下がるが久米がタックルからテイクダウンを奪い、足を抱えたまま顔面に膝を連打。耐える松本のバックを取った久米がスリーパー。極めきれずに3R終了。
判定3-0で久米の勝利となった。
久米「戦って勝って素晴らしいチャンピオンでしたので激しい戦いでしたけど勝利できてよかったです」
第2試合
エルナニがローで牽制していき手塚の出鼻をくじく。手塚がローに合わせてフックを打ち込んで牽制すると、今度はエルナニの出鼻をくじく。エルナニが左ハイからラッシュを仕掛けようとするが手塚は下がって距離を取り、タックルもエルナニはこれを切って向かい合う。
エルナニのバックブローを前に出て避けた手塚がソバットもガードしボディブロー。ローにローを合わせてガードした手塚がハイキックで牽制し、カウンターのアッパーを狙うがこれは不発。手塚がワンツーで出るがエルナニがボディブローを狙い阻止。エルナニの回し蹴りで牽制し、前に出ようとするが手塚がジャブで動きを止める。
手塚のワンツーがボディを捕らえるが、お互い機先を制する動きが多く硬直。手塚の左ストレートからのワンツー。さらに飛び蹴りから右ハイが捕らえるが、エルナニはダメージを見せず来いと挑発。ここで1R終了。
2R、エルナニが左右のストレートで牽制していき、前に出ようとするが手塚がジャブで動きをとめる。エルナニの右ストレートで手塚は一瞬ふらつくが、すぐに立て直しジャブの応酬。エルナニのストレートに合わせてて手塚がタックルもエルナニはこれを切る。
エルナニのバックブローを避けた手塚だったが、エルナニは左右のストレートを当てボディブロー。それに合わせて手塚も負けじとストレートを放っていく。エルナニのストレートの打ち終わりに前に出た手塚が飛び蹴りから左ミドル。ガードしたエルナニがボディブローをはなっていくが、手塚はローで牽制していきなかなかお互い前に出れない展開が続く。エルナニが飛び蹴りで前に出て、お互い近距離でパンチの応酬。しかしお互い避け合い2R終了。
3R、お互いストレートを打っていき、エルナニの左が顔面を捕らえると手塚がローでよろけさせる。エルナニの回し蹴りをキャッチした手塚がワンツーも、エルナニはすぐに下がる。手塚のワンツーボディがヒットするが、エルナニは怯まず。手塚はハイキックで牽制しワンツー。エルナニもハイで牽制していき、手塚がタックルでテイクダウンを奪うと、ガードポジションからパウンドを落としていき、顔面に肘を打ち込んでいく、手塚は立ち上がり振りかぶって鉄槌から足を取ろうとするが、エルナニは踵落とし。レフェリーが止めに入り、エルナニに口頭注意。このまま時間切れへ。
判定3-0で手塚が勝利した。
手塚「バックスピン多すぎた!スゲーびっくりした。まあもらわなかったけどね。サンキューファン今日は台風でスゲー大変だったのに来てくれて本当にありがとうございます!楽しんでってください!」
第3試合
佐藤がローで牽制。更にタックルもシウバが切ってバックを取ると投げようとするが、耐えた佐藤を自らも倒れるようにバックドロップ気味に叩きつけるが、佐藤はすぐに立ち上がりシウバはバックを取り直して足を刈ろうとする。佐藤は倒れず背中に肘を落としていき、シウバは体勢を変えながらテイクダウンを狙っていくが佐藤は全て切っていく。1R終了間際に離れた佐藤がサッカーボールキックも、これはきまらず1R終了。
2R、佐藤が飛び膝蹴りも、シウバはガード。お互いローとミドルで牽制し、佐藤がアッパーからワンツーを狙うもシウバがストレートで牽制。シウバがバックブローからタックル。バックを取ってテイクダウンを狙うが、佐藤は潰して背中に肘を落としていく。さらに顔面をコツコツ殴っていくと、シウバは上半身を上げるが腕は足に組み付いて離さない。佐藤は立ち上がり際に膝蹴り。さらにラッシュを仕掛け、顔面に膝から左右のパンチをラッシュ。そのままシウバは崩れ落ちて佐藤が勝利した。
佐藤「ディスイズシュート!自分を支えてくれたチームに感謝したいしとても興奮している!一発目効いた時にこれで行けると思ったんでここで叩かないとピンチになるんで思いっきり仕留めてやろうと思い逃げ切りました」
第4試合
北方が飛び込むがこれは当たらず。猿田がストレートを避けて体勢を低くしてカウンター気味にテイクダウンを奪う。ケージに押し込みハーフガードからコツコツボディを殴っていく。北方がこれを抜けようとすると猿田は一度離し、向かい合ったまま1R終了。
2R、猿田が飛び込むが北方が膝を合わせ。更にハイキックも猿田がキャッチ。しかし北方はその足を軸にスピンキックを叩き込むが、猿田はそのまま前に出て潰すとテイクダウン。 猿田はガードポジションのままパウンドを連打し、北方は動かなくなりレフェリーが試合を止めた。
猿田「ディスイズシュート!ディスイズ忍者、ディスイズ大和魂!あの、ベルトを失ってしまったんですけど、またベルトに向かって歩き出すって決めたんで、もっかいベルト奪回します。タイトルマッチお願いします」
第5試合
ジェニーが細かいフェイントを入れながら前に出ようとするが、Meiがタックルを狙うもジェニーはこれを切る。Meiは再度タックルを狙うがこれも不発。ジェニーはローで牽制し、Meiのパンチに合わせてカウンターを狙うがMeiはタックルを狙うもジェニーはこれを切る。
ジェニーのローをキャッチしたメイがバックを取ってスリーパー。絞めきれないと見るやマウントをとりパウンド連打。回転して逃れようとするジェニーにMeiはガードポジションから鉄槌。ジェニーは組み付いて必死にガードするが、Meiは執拗に鉄槌。仕留めきれずに1R終了。
2R、Meiは飛び込んできたジェニーの足を取ろうとするが、ジェニーは抜けてローで牽制。Meiが足を刈ってテイクダウンを奪うと、ガードポジションから鉄槌。ジェニーは一瞬のすきを付き立ち上がると、ローで牽制しワンツー。Meiはワンツーを的確に当てて前に出ていくが、ジェニーも負けじとワンツーミドル。Meiは打ち終わりを狙ってタックルでテイクダウンを奪うと、鉄槌を落とそうとするが逃れたジェニーがスタンドへ。
Meiはローキックをキャッチし組み付くが、ジェニーはすぐに足を抜いてスタンドへ。ここで2R終了。
3R、お互い前に出てジャブの打ち合い。ジェニーのパンチの打ち終わりにMeiがタックルもジェニーは下がってこれをいなす。Meiが大ぶりフックも、ジェニーが打ち終わりに距離を詰めてロー。Meiも下がる。Meiがローをキャッチし倒してハーフガードから鉄槌。さらにサイドに移動し顔面にコツコツパウンドを落とし膝。横四方の形から顔面に膝を叩き込むが、ジェニーは暴れてMeiはガードポジションへ。ハーフガードからジェニーはケージを背にして強引に立ち上がると距離を取る。
Meiはワンツーを避けてタックルもジェニーは倒れず。Meiはバックブローを仕掛けるも当たらず、ここで3R終了。
判定3-0でMeiの勝利となった。
Mei「今日は起こしいただいた皆さんありがとうございました。判定じゃなくて一本でフィニッシュしたかったですがすいません。勝ったことでチャトリさんにお願いがあります。ベルト、タイトルに挑戦させてください」
第6試合
マウロがローで牽制し、ブラーが前に出ようとするがマウロがジャブで牽制し遮る。マウロがローで牽制し、ブラーがタックルを狙うが攻めきれず。マウロが大振りフック連発からケージに押し込むが、一度距離を取るとお互い様子を見ながらリングを回る。ブラーが前に出ていくが、マウロがローからワンツー。近距離で殴り合いになるが、ブラーがクリンチ。マウロが攻めるがなかなか当たらず1R終了。
2R、ブラーがタックルを狙うが、マウロのストレートがサミングになったとブラーが申告。
再開し、マウロがパンチを散らして前に出ていくが、ブラーもアッパーなどを散らして牽制。ブラーがタックルで足に組み付くがマウロは倒れず。マウロが前に出てクリンチから膝。ブラーは嫌がり距離を取るが、マウロは前に出ようとするもなかなか距離が縮まらない。マウロが前に出るがブラーがクリンチして膝。距離をとるがマウロはロー。これを嫌がりブラーが距離を詰めてケージに押し込むが、すぐに距離をとってお互いパンチで牽制。マウロがローから前に出てクリンチして膝。お互い膝を打ち込みながら2R終了。
3R、ブラーがアッパーで牽制していくが、マウロがパンチを振り回し前に出ていく。組み付いて膝からボディブロー。ブラーも前に出てアッパーも、マウロもパンチを振り回しバックブローも当たらず。決め手なくパンチを振り回しては前に出て組み付いて膝を繰り返す展開が続き3R終了。
判定3-0でブラーが勝利した。
第7試合
サナがハイキックで牽制するが、回りすぎてスリップ。ペトロシアンがローで牽制し、サナの膝蹴りやハイキックを交わして腕を伸ばしていくが、サナは構わず膝蹴り。ニ発目をペトロシアンがキャッチしストレートを打ち込んでいくが、サナもペトロシアンのミドルをキャッチしていく。お互い長い足を活かしてローやミドルを散らしていくが、サナのミドルがローブローに。
再開しペトロシアンがミドルから右ストレート。サナが前に出ようとするがペトロシアンがいなしてスリップさせる。ペトロシアンがワンツーから、ストレートにカウンターを合わせていくも、サナもそれに膝蹴りを合わせてお互い軸をずらしあう。サナのミドルでペトロシアンがスリップ。ペトロシアンのミドルをサナがキャッチするが、お互いなかなか決め手が出せず。サナの膝蹴りにペトロシアンがローキックを合わせていくが、ここで1R終了。
2R、ペトロシアンがワンツーからローを散らして前に出ようとするがサナは腕を伸ばして距離を取る。サナはボディに膝蹴りからミドルをキャッチしクリンチして膝。ペトロシアンは突き飛ばして距離を開けると、ハイキックをスウェーしてワンツー。サナは左右のフックを振り回していくが、ペトロシアンは避けると細かくストレート。更にワンツーローも、サナはガードを上げて前に出ようとするが、ペトロシアンはミドルを連打。サナは腕を広げて効いていないとアピールすると、ぺトロシアンのミドルをキャッチしストレート。お互いパンチが交差するとサナのストレートが顔面を捕らえていくが、もつれてクリンチとなりブレイク。
サナがペトロシアンのミドルをキャッチし、ストレートもこれも浅くお互い決めきれず2R終了。
3R、サナがワンツーから膝。ペトロシアンはジャブで押し返していくが、腕が絡まりクリンチに。ブレイクしてお互いミドルやパンチの応酬。近距離で膝を打ち合うが、すぐに抜けるとクリンチしてブレイクになる。ペトロシアンが左右のジャブからミドルも、サナはキャッチし前に出る。お互いのパンチやミドルが当たるが決めきれず、攻めあぐねたまま3R終了。
判定3-0でペトロシアンが勝利した。
第8試合
ローの打ち合いからボルターのハイが捕らえると左右のストレート。だがボルターのミドルをロッタンがキャッチしコケさせる。
お互いローの打ち合いからボルターの左右のストレートが当たり、左ストレートもロッタンはスリップ。ボルターがロッタンのミドルをガードしワンツー。ボルターは腕を伸ばしてガードするが、これがサミングに。
再開し、ロッタンがローからハイを打ち込み、ミドルをキャッチし左右のストレート。3発目をボルターが避けてロッタンのパンチは金網へ。
ボルターがクリンチして巻き投げる。これはスタンドへ。
ボルターは左フックからミドルをキャッチしてミドルも、ロッタンは倒れてこれをスカす。
ロッタンのミドルがヒットしたところで1R終了。
2R、ボルターは大ぶりフックもロッタンはスウェー。ロッタンがハイキックもボルターはキャッチしストレートもロッタンはスウェー。ロッタンのミドルがヒットし前に出ようとするがボルターは前蹴りで距離を取り合いキックも打ち終わりにスリップ。
ボルターがローから前に出てミドルをキャッチしクリンチ。そのまま投げようとするがブレイク。
ロッタンが右フックのカウンターからミドルも、ボルターはキャッチしストレート。ロッタンはミドルからバックブローを避けて肘を打ち込むが、ボルターはクリンチしてブレイク。
ロッタンはミドルからストレートをスカしていくが、ボルターはワンツー。ロッタンは気合を入れて打ってこいと要求。ロッタンのミドルにボルターがストレートを合わせていき打ち合いへ。ロッタンのワンツーにボルターはパンチを合わせ、ロッタンのミドルをキャッチしたところで2R終了。だが終了後に足を刈って倒し会場からブーイング。
3R、お互いミドルをキャッチし前に出るが、ボルターはしゃがみこんでこれを避ける。ロッタンはボルターのバックブローをガードし左右のストレートから近距離で打ち合いを挑むがボルターはクリンチ。ロッタンはその状態で膝を打ち込んでいくがボルターは足を刈ろうとして逃れる。
ボルターのミドルをガードしたロッタンがリング中央に歩き打ち合いを要求。レフェリーもお互い打ち合うように注意。
ボルターが左フックを当てボディブロー、さらに左フックでフラッシュダウンさせる。
ボルターはミドルをキャッチしストレートも、ロッタンはガードしパンチを振り回していくがボルターはクリンチ。
ロッタンはミドルからフックを巻きこんで巻き投げる。バックブローを受けきり左右のストレート。クリンチにとなるが、ここで3R終了。
4R、ロッタンのミドルをキャッチしボルターが前蹴り。ロッタンが左右のフックから前に出るがボルターはクリンチして引き倒す。
ロッタンの右フックからボルターが尻餅をつくがすぐに再開。
ロッタンがミドルから下がり続けるボルターに打ってこいと要求。ボルターはクリンチして投げ捨てると会場からブーイング。ロッタンは前蹴りから距離を詰めるが、ボルターは避けてクリンチ。
ボルターは肘からヘッドロック。ロッタンはボルターを追いかける時間が続き4R終了。
5R、抱き合って試合開始。クリンチして膝の打ち合いもブレイク。
ロッタンが右フック連打で前に出ていくがボルターはクリンチして投げようとするがブレイク。
ボルターがハイキックからタックルもレフェリーが割って入りブレイク。
ロッタンはミドルから前に出るがボルターは下がりタックルもロッタンはフロントチョークで捕らえブレイク。
ボルターの右ストレートが捕らえるが、ロッタンは構わず前に出るがボルターは下がる。ロッタンのミドルとボルターのソバットが相打ち。ロッタンは前に出て打ち合いを要求するが、ボルターは腕を上げて雄叫びを上げ、ロッタンもこれに呼応し腕を上げて雄叫びを上げたところで試合終了。両者勝利を確信し、ケージの上に上がりファンにアピール。
判定3-0でロッタンが勝利した。
第9試合
お互いローで牽制し、ケビンのローにビビアーノがジャブをあわせていく。ケビンが前に出るが、ビビアーノがフックを合わせ、ケビンのストレートにビビアーノがタックルをあわせてテイクダウン。ハーフガードからコツコツ殴っていき、ビビアーノは立ち上がるとサッカーボールキック。ケビンも立ち上がり向き合うが1R終了。
2R、ケビンがローでビビアーノの機先を制するが、ミドルをキャッチしたケビンをビビアーノがケージに押し込み足を巻き投げてサイドポジションへ。足を抱えて膝を打ち込んでいき、亀になったケビンに胴締めスリーパー。これでケビンはギブアップ。
第10試合
青木がタックルもホノリオは耐えるが、青木は巻き投げるとダースチョークでギブアップを奪った。
勝利した青木は入場ステージまで走って戻りあぐらを組んで座り込むポーズ。
青木「36歳になって、家庭壊して好きなことやって、どうだお前ら羨ましいだろ!とにかく、いいものを作るために!これから、クリエイティブなライバルに勝つために、必死に生きていきます!試合前忙しくて行きたかったLadyknowsのイベントに行けなかったから悔しいな。悔しい悔しい悔しい、お前ら俺に嫉妬してるだろうが!」
第11試合
アウンラはローで牽制し、パンチの打ち終わりにストレートを当てる。アウンラはローからタイミングをあわせようとするが、ブランドンがミドルを打ちこみ、ローをキャッチして殴ろうとするがアウンラは下がる。アウンラはローから突っ込むがブランドンが右フックをあわせる。ブランドンがミドルをあてていき、アウンラはローからワンツー。アウンラはスピンキックからワンツーもブランドンは下がって距離をあける。アウンラが前に前に出ていくが、スピンキックでコケたところにブランドンがラッシュを仕掛けるがアウンラがガードし一度距離を取る。
ブランドンがアウンラのパンチの打ち終わりにストレートを合わせていくが、アウンラはソバットから左右のフックを当てていき、ブランドンは下がって距離を取る。ブランドンはミドルからリングを回っていき、そのまま1R終了。
2R、ブランドンがロー。アウンラが前に出ようとするがスリップ。さらに前に出るがブランドンがコケさせる。
アウンラがワンツーで前に出ていくが、お返しとばかりにブランドンがワンツーからスカしてクリンチして膝。さらに膝から前に出ようとするが、アウンラが一度距離を取る。ブランドンはボディに膝から前に出ようとするがアウンラがロー。ブランドンはワンツーから首を掴み膝。ブランドンはミドルから右ストレートでいなし、アウンラはボディをあてるがブランドンは左フック連打。だがアウンラは右フックからハイキックを打ち込んで前に出るが、ブランドンは肘を叩き込んでいく。アウンラはワンツーを当てていき、バックスピンの肘打ち。ブランドンもバックスピンの肘打ちを打ち込むが、アウンラが打ち終わりにフックを叩き込むとブランドンは亀になり、そこへパウンドを連打するとレフェリーが試合を止めた。
大会総括
チャトリCEO「本日は13時間の長丁場でしたが、歴史に残るMMAイベントとなりました。ありがとうございました。1日でフルイベントを2つやるということ、そして、パンクラスの酒井さん、修斗の坂本さんもありがとうございました。ONEとパンクラス、修斗がパートナーシップを組んで素晴らしいイベントができました。これは日本の格闘技を20年、25年前の(日本の格闘技)よりさらなる高みに持っていくことです」
――今日のイベントを終えて
チャトリCEO「非常に満足している。満たされた気持ち。前半でもお話したが、今朝4時の段階では、実現できるのかもあやふやな危機的状況だったが、開催にこぎつけることができた。チームのおかげ」
――今日の雰囲気はいかがでしたか
チャトリCEO「朝は電車が止まっていたので(客入りが)まばらだったが仕方ない。私の母が、日本人は、スポーツなどで声を出してクレイジーになることはないのに、(今日は)声を出していたと言っていた」
――今後のONEの方向性は?
チャトリCEO「常にスターを探している。各階級でスターを探していて、他の組織のスターからも問い合わせがあることがある。これからも常にスターを探していきたい。現時点で550人のマスターアスリートを擁しているが、他に440人のプロアスリートがいて、私たちは素晴らしい選手を持っている」
――次の100回に向けて
チャトリCEO「とりあえず、今日は、1年後、2年後に振り返った時、この組織、そしてMMA界にとっても大きなイベントになったと思う。しかし、その頃には、もっと大きなことを成し遂げているだろう。今日のことは、その時はもう小さな点になっていると思う。2つのフルスケールの大会、7つのタイトルマッチを同時に行った。今日の大会を開催できたことを、とても嬉しく思っている」
――ベラ、アウンラの次の試合は?
チャトリCEO「考えるのはまだ早い。まだ試合が終わったばかり。リマッチはもちろん、あるかも知れないが、時間をおく」
――パンクラスVS修斗の感想は
チャトリCEO「非常に満足している。酒井さん、坂本さんの協力もあったが、選手たちはここで戦うのは勇気が必要だったと思う。王者の名、各団体の名を懸けて戦うのはリスクが大きかったと思う。勇気を出して戦ってくれた」
――対抗戦でインパクトがあった試合は?
チャトリCEO「猿田。厳しい試合になる、接戦になると言われており、私もそう思っていたが、非常に大きな印象を残した」
――パンクラスの酒井さん、修斗の坂本さん、対抗戦の感想を
酒井代表「この日を迎えたことは、日本のMMAにとって意味があったことだと思う。台風の被害に遭われた方がおり、実際、私の身内も被害に遭ったが、スポーツを通して勇気を与えられたし、今後の糧になっていくと思う。パンクラスと修斗の王者が試合をやらせていただいたことで、元気や勇気を与えられたと思う。マスコミの皆さんに、どう思ったか逆に質問したいくらい。それくらい、良い試合をしたと思っている」
坂本代表「記念すべき100回大会を日本でやってくれたことに感謝したい。パンクラスと修斗の王者が戦うということで、酒井さんにも感謝、そして選手に感謝したい。5月にシンガポールでチャトリにこのビックリするような企画を言われた時、燃えるものを感じた。何としても勝ってもらいたかったが、2対2の痛み分けに終わった。また、ONEの一員として協力できたことを嬉しく思っている」
チャトリCEO「パンクラス、修斗、ONEがコラボすることは、酒井さん、坂本さんの協力がなくしては成し得なかった。日本のMMAのためにも、これからもONEは他のどこもやったことのないことに挑戦していく。こうした投資をすることで、希望を持ってもらうことができると思う」
――佐藤将光選手、一番不利と思われていた試合で、シウバ相手に日本人選手がなかなかできなかった完勝をした。次は誰とやらせてほしいか。
佐藤「まず、今日はシウバ選手が相手ということで、周りからも、僕が不利だと言われていると耳に入っていた。でも、自分は、やるべきことをしっかりやって来た。勝つということよりも、やって来たことを出し切れればいいと思って上がった。その結果、KOできてホッとしている。次は、僕の試合を見てもらって、チャトリさんやスタッフに面白いカードを組んでもらえれば、熱い試合をする自信はある。組んでもらえればと思う」
――アウンラ選手、ベラとやってみての感想は
アウンラ・ンサン「非常に大きかった。大きい相手とやったことはもちろんあるし、ベラとも過去に戦ったことがあるので、そこまで問題ではなかった」
――ロッタン選手、感想を
ロッタン・ジットムアンノン「準備しているし、再戦のチャンスがあるなら考えていく」
――いくつか質問します。友人と戦うことについて、また今後について、ミャンマーの人びとへの気持ちについて。
アウンラ「べラは友人だし、リスペクトしている。そして、戦って家族を養っているのも同じだろう。しかし、お互いケージに入れば、それは大きな問題ではない。今後は、才能あるアスリートはたくさんいるので、また戦っていきたい。ミャンマーの皆さんにはいつも感謝している。彼らにインスピレーションを与えるような試合をしていきたい」
――ビビアーノ、リアネイキッドチョークのやり方を教えてください。
(ビビアーノは席を立ち、隣にいたチャトリ代表の首をかかえタップを奪うと、今度はチャトリ代表がビビアーノにかけ返して笑いを誘う)
――青木選手、次は?
青木「どうなんだろう(笑)。僕は何でもやります。とにかく早く試合がしたいです」
――アウンラ選手、熱い雰囲気の中、冷静だったが
アウンラ「出来るだけ落ち着いて臨んだ。相手がガンガン来ることはわかっていたので、きちんとしたテクニックをもって打ち合おうと思っていた。自分がやってきたバードワークが実ったということだと思う。勝ったあとに落ち着いていたのは、いろいろ考えていたから。べラは友だちだし、メインを飾ったことも光栄そういうことを考えていた」
――ペトロシアン選手、お金を使って何をしますか
ペトロシアン「分からないが、休んで家族とパーティでもしたい。これは家族にしてあげたいこと。
チャトリ「つけ加えると、ジョルジオは史上最高のキックボクサーだと思う。非常に強いサナを手玉に取った。私もムエタイを35年やっているので解る。相手をミリ単位でかわしていた。キック界のマイケル・ジョーダンだと思う」
ペトロシアン「チャトリ、ありがとう。温かい言葉に感謝する。経験者にそう言われるのは非常にうれしい。でも私は、謙虚に日々やることをやっていくだけ」
チャトリ「彼が王者であることは疑いない事実。10回も11回も防衛してDJの記録を抜くこと。ブアカーオが出て来てやってくれるのか、彼に挑戦したい。フェザーはONEに有能な選手が揃っている。他の団体でも、契約が切れたらONEに移籍したいという選手がたくさんいる。ブアカーオもONEでキャリアを終えたら、これ以上素晴らしいことはないと思う」
――山口選手、ホームで戦えたことは?
山口「友人や家族、ファンに試合を生で見てもらえて、ワクワクしてもらえたと思うし、自分自身もワクワクしてエキサイトした。これで4連勝したので、アンジェラとタイトルマッチをやりたい」
チャトリ「少し休んで、考えていこう」
――青木選手、「舐めんなよ」という言葉については?
青木「大会のキャッチフレーズとしてやっていて。日本の格闘技っていうのは、ストーリーのある、物語のある格闘技。でも、それをやっているのは僕だけです。他の誰もやっていない。質問の答えにはなってないかも知れないけど、僕がやっていることがジャパニーズMMAだと思っている」