青木真也のことが大好きな3人に聞く “青木の魅力”とは!? 矢地祐介「“変態” 40歳過ぎて取っ組み合いして(笑)」 宇野薫「“バカサバイバー”みんなの思う反対の方向に行く人」 北岡悟「“孤高”スーパーレックvs.武尊よりインパクトを残す試合になる」
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、2024年1月28日(日)に東京・有明アリーナにて開催するアジア最大級の格闘技団体ONE Championship(以下、ONE)の日本大会『ONE 165: スーパーレック vs. 武尊』を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて国内独占生中継する。それに先立ち、「ABEMA」格闘チャンネル公式YouTubeでは、本大会でライト級MMA/5分3Rルールにてセージ・ノースカット選手と対戦する、青木真也選手のことが大好きな3選手に取材したインタビュー動画を公開。青木選手を知り尽くした人たちが彼の魅力を語った。
昨年11月30日に行われた記者会見にて、ONE日本大会の発表とともに青木真也選手の参戦も発表された。そこで青木選手は「世界のトップクラスで試合ができるのは最後かなと思っています」と発言。この“最後の闘い”という表現について“青木好き”の3人は何を感じたのか、インタビューにて聞いた。
第5代修斗環太平洋ライト級王者の矢地祐介選手。青木選手とは日頃から練習をともにする仲だ。矢地選手は青木選手のこの言葉について、「尊敬しかないですね。未だに試合でも魅せるし、何より若手と一緒に練習をガシガシやって、格闘技が大好きなのはわかる。だからこそそういう言葉を聞くとちょっと寂しいですよね」とまだまだ第一線としてやっていけると選手であることを示唆。続いて青木選手の好きなところを聞くと、「僕も年齢を重ねてきて、『その段階はこういうことが変わってくるよ』とか色々なアドバイスをくれるのですごく好きです。ただ・・・スパーリング中の青木選手は嫌いです(笑)」と一転して嫌いと話す。「小技やちょっとしたことなど、相手の嫌なことをしてきますよね。ただすごく試合には生きる技術。でも『練習でそれやらないでください』って最近よく言っているので・・・嫌いですかね(笑)」と相手の嫌がることを徹底してやるという青木選手の真骨頂は今も健在のようだ。
この“最後の闘い”についての勝敗予想を聞くと、「僕は勝つと信じてますからね。あの人の型にハマった時って、世界のどの選手も太刀打ちできない技術を持っているので。ただそれがハマらなかった時はあっさり負けてしまうと思う」とコメント。最後に青木選手とは?という質問に対しては「変態ですね(笑)40歳を過ぎて人と取っ組み合いをして・・・変態です」とその裏には敬意を含む言葉で青木選手を表現した。
次にインタビューをしたのが第4代修斗世界ウェルター級王者の宇野薫選手。青木選手とは過去に一度対戦経験があり、そこから一緒に練習するようになり、今ではお互いのセコンドにつく仲です。対戦相手のセージ・ノースカット選手は宇野選手から見て「打撃の速さが彼の持ち味」と評価した上で、青木選手が勝てるかと聞くと、「僕はいつも青木くんが勝つことを期待しています。『右向け左』と彼がいつも言うように、みんなの期待している方向がから逆方向に行ったりするのが好きだと思うんですよ。だからみんなが思いつかない意表を突かれる方向に行くんじゃないかなと思いますけど」と予想外の結果になることも示唆した。最後に“青木真也”はどんな人間?と聞かれると「・・・バカサバイバー。プロレスの試合に出てみたり、RIZINの試合についての記事を書いたり、たまにバカなこともしますよね。だからバカサバイバーかな」と端的に答えた。
最後にインタビューを行ったのは第8代DEEPライト級王者の北岡悟選手。青木選手とは2011年に対戦経験があります。北岡選手は青木選手について「格闘技を頑張っているからこそ賢くなり過ぎてしまった孤高の男」と形容した。
またこの青木選手の“最後の闘い”について「強い青木真也を見たいと思って見れる試合。彼の本質は健気なので、それがさらけ出る試合になる」と表現した。試合展開については「彼が最近表現しているけど、特攻するんじゃないですかね?立ち合いでのつば迫り合いはすると思うけど、基本的には特攻するんだと思うんですけどね」と青木選手が仕掛けてグラウンドでの展開に持ち込むと予想。また「スーパーレックvs.武尊よりインパクトを作ってしまうんじゃないかと予測しています」と大会における盛り上がりの最高潮にこの試合がなるのではと期待を寄せた。
三者三様の表現をした“青木真也”という人間像。一体どんな試合をして、見た人にどんな印象を残すのか。青木選手の“最後の闘い”の模様は、ぜひ「ABEMA PPV」にて視聴してほしい。