武尊「格闘家としての武尊を見れる試合も、この試合が最後になる可能性もある」 武尊がメインイベントで対戦する世界最強王者・スーパーレックへの想いを語る
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、2024年1月28日(日)に東京・有明アリーナにて開催するアジア最大級の格闘技団体ONE Championship(以下、ONE)の日本大会『ONE 165: スーパーレック vs. 武尊』を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて国内独占生中継する。それに先立ち、「ABEMA」格闘チャンネル公式YouTubeでは、武尊選手にインタビューを敢行し、今回の試合にかけるアツい想いを聞いた。
2024年1月28日(日)開催の『ONE 165: スーパーレック vs. 武尊』は、2019年10月以来、4年ぶりの日本大会だ。本大会では、ONEフライ級ムエタイ世界王者のロッタン・ジットムアンノン選手と武尊選手の対戦が予定されており、長らくファンの中でも熱望されていたビッグマッチがついに実現するはずだったが、今年1月5日(金)にONEがロッタン選手の怪我による大会欠場を公式に発表。代わりに、ONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9選手との3分5ラウンドの同級タイトルマッチが急遽決定した。
1月11日(木)に行われた会見にて、対戦相手がロッタン選手からスーパーレック選手に変更になったことが公の場で発表されると、武尊選手は「K-1チャンピオンがONEデビュー戦でいきなりタイトルマッチをやらせてもらえるというのは、それは評価なのかなって思うし、その評価をしてもらっている分この試合に勝たないといけないなって思う」と決意を新たにし、「ビッグマッチでチャレンジする試合っていうのは結構久しぶりだし、気持ちはすごくいい方向に向いているなって感じますね」と、対戦相手が変わったことをポジティブにとらえてる様子を見せた。「この試合勝つことでいろんなことが証明できて、いろんな人に認めてもらえる試合になると思うので、世界に名前を轟かせるためにもこの試合は絶対に勝たないといけないし、勝つって決めてます」と、勝利を宣言した。
一方、武尊選手を迎え撃つ最強王者、ONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9選手は、キックボクシング/ムエタイ戦績が136勝29敗4分と圧倒的な強さを誇り、ONEムエタイチャンピオンであるロッタン選手との王者対決にも勝利するなど、ONEの中でも注目度の高い世界最強選手のひとりだ。スーパーレック選手は、「武尊のことはONEと契約したときから注目していたし、同じ階級なのでいずれ戦うと思っていたよ」と、武尊選手との試合を予期していたとし、「動きを見てファイターとしての強さを分析してるし、対策はバッチリだよ。自分のテクニックで武尊を攻略できると信じているよ。世界トップレベルの強さを持つ武尊に勝てば自分自身が世界最強を証明できると思っている」と、飽くなき向上心を露わにした。
なお、武尊選手は、下馬評にて“スーパーレック選手が有利”という声が多いことに触れ、「こういう時こそやっぱ燃えるなって。“勝って当たり前”って言われる試合って本当にキツいんですよ。だけど、“武尊まずいんじゃないか、負けるんじゃないか”っていう空気っていうんですかね、それが僕の一番のエネルギーになるし、見てろよ、覆してやるっていう気持ちがプラスで乗るんで」と、闘志をむき出しに。「日本で試合ができるのも最後かもしれないし、格闘家としての武尊を見れる試合もこの試合が最後になる可能性もあるし、どうなったとしても僕はこのONEの世界チャンピオンのベルトを獲るので、その姿を一秒も見逃さずに見てもらいたいなと思います」と、この一戦にかけるアツい想いを残した。
1月28日(日)のメインイベントである、スーパーレック選手と武尊選手によるONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ。日本が誇る最強王者か、ONEが誇る王の中の王か、世界最強の称号を手にするのは一体どちらなのか?試合の行方はぜひ、「ABEMA PPV」にて視聴してほしい。