岐阜県から世界に羽ばたいたヨシタツが同郷のUTAMAROから王座防衛!「リアル『信長の野望』と言われる『ヨシタツの野望』、乞うご期待!」

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 9日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『「2019 旗揚げ記念シリーズ」【開幕戦】』が行われ、ヨシタツがUTAMAROからGAORA TVチャンピオンシップを防衛した。

 ヨシタツはWWEなどで活躍した世界を知る“ワールドフェイマス”の立場でありながら、同王座を保持している現在は、インディー選手たちを集めて次期挑戦者を決めるバトルロイヤル“ヨシタツ甲子園”を開催して勢いのあるインディー選手たちにチャンスを与え、全日本プロレスのリングで王座戦を行う場を与えるというプロレス界全体のレベルアップを考えた防衛ロードを歩んでいる。

 大阪出身のTORU(フリー)、北海道の吉田考志(FTO)を下し、この日迎えた3度目の防衛戦の相手はUTAMARO。日本では村瀬広樹の名でWNCやWRESTLE-1で活躍し、2017年にWRESTLE-1を退団してからは海外に飛び出しアメリカ、イギリス、メキシコなど世界を転戦。現在メキシコを拠点とする自称“ニュー・ワールドフェイマス”であり、9月の新木場大会に参戦した際の「俺がニュー・ワイルドフェイマスだ!」という宣戦布告が話題を呼んだ。
 これに対してヨシタツは「俺が今作り上げてるGAORAの流れ分かってんのか?俺、地方討伐って言ってるじゃない。実は地元が岐阜で一緒なんだけど、アイツは岐阜代表になる覚悟があるのか?」と苦言を呈していた。

 試合は序盤から互いに攻勢をかけ、スピーディな動きで攻撃をかわし合うスリリングな立ち上がりからUTAMAROが飛びつきフランケンシュタイナーでヨシタツを場外に放り出し、即座にプランチャで追撃するといった息もつかせぬ攻防に発展。
 場外戦を優位に終えたヨシタツは得意のビッグブートや顔面ウォッシュ、さらにコードブレイカー・フロム・ジェリコを狙っていくが、UTAMAROはダイヤモンドカッターでこれを切り返し、ムーンサルトプレスを投下。さらに追撃を狙うが、ヨシタツがCBJで迎え撃ち、ヨシタツ幻想で試合を決めた。
 試合後、ヨシタツはUTAMAROに握手を求めるが、UTAMAROはヨシタツを睨みつけ握手に応じないままリングを降りた。

 バックステージに戻ったヨシタツは「UTAMARO、アイツはラグビー・ワールドカップ見てないのか?試合終わったらノーサイドだよ?なにか言いたいことがあるんだったら、不満があるんだったら試合中にやれって。なんか独特な雰囲気あるし、カリスマ性みたいなものが最後に見えたから褒めてやろうかと思ったけど、まだまだ。俺はこれで大阪、北海道、岐阜を制してる。巷ではリアル『信長の野望』と言われているこの『ヨシタツの野望』、乞うご期待!Stay tune!We can do it!」とUTAMAROの実力を認めつつ、今後の全国制覇に向け気炎を上げた。

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