棚橋弘至がデビュー20周年記念試合で王座挑戦も戴冠ならず!「負けてもこっからだから。こんな前向きで、明るい言葉無い」
7日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』が行われ、『棚橋弘至デビュー20周年記念試合III』としてNEVER無差別級6人タッグ選手権試合が行われ、棚橋弘至が同王座に挑戦するも惜しくも戴冠を逃した。
急遽決まったこの王座戦は、棚橋弘至&本間朋晃&YOSHI-HASHIvs田口隆祐&真壁刀義&矢野通という6人で行われたが、リング上で6人が対面しても殺気立った雰囲気はなく、和やかな雰囲気で対峙。
棚橋は同王座を過去に3回戴冠しており、その内の2回は田口隆祐率いる“タグチジャパン”の一員として田口とともに戴冠。真壁や矢野ともタッグを組む機会は多く、勝手知ったる間柄。
そんな棚橋とこの日タッグを組んで王座に挑むのは本間とYOSHI-HASHI。棚橋はこの3人を“チームこっから”と命名し、「3人の距離をグッと縮めるために、僕はYOSHI-HASHIをノブ、本間選手をトモ、(自身を)ヒロ、下の名前で呼び合っていくから」とこっからの飛躍を誓っていた。
試合は、田口と棚橋が互いの動きを知り尽くしているが故の先読み合戦でスピーディーなグラウンド戦を展開したり、矢野の人を食ったような振る舞いにYOSHI-HASHIが情け容赦のない打撃を叩き込んだり、真壁と本間のGBH対決に会場が沸いたりと終始明るい雰囲気で展開。
試合序盤から小こけしをかわされ続けた本間だったが、終盤には棚橋と小こけしの競演を決め、棚橋とYOSHI-HASHIが田口へダブルのブレーンバスターを狙ったところへ矢野が2人に金的攻撃。混戦の中で矢野が本間を丸め込んで3カウント。
バックステージに戻った棚橋は「何度も言うけど、こっからだから。負けてもこっからだから。こんな前向きで、明るい言葉無いよね。こっから!次、NEVERのタッグ、すぐには(順番が)回ってこないと思うけど、ノブもトモもどっか心の隅にこのタッグを置いておいて欲しい」と笑顔で語り、会場を後にした。