SHO&YOHが鷹木信悟&BUSHIを撃破し1年ぶりのIWGPジュニアタッグ王座奪還!「ジュニアタッグに新しい風を」
6日、東京都・大田区総合体育館にて新日本プロレス『旗揚げ記念日』が行われ、“ROPPONGI 3K”SHO&YOHが鷹木信悟&BUSHIを破ってIWGPジュニアタッグ王座を奪取した。
両組は以前よりジュニアタッグ戦線で幾度もぶつかり合い、鈴木軍のエル・デスペラード&金丸義信を交えた三つ巴の様相を呈していた。
今年の1・4東京ドーム大会で行われたこの3組での3WAY王座戦では、挑戦者組だった鷹木&BUSHIが同じく挑戦者組のSHO&YOHからフォールを奪ってデスペラード&金丸から王座が移動。
これにリベンジを誓っていたSHO&YOHは先月11日の大阪大会で試合後の鷹木&BUSHIを襲撃し挑戦を表明。これを受けた王者組だったが、先月22日の後楽園ホール大会では、同日試合が組まれていなかった鷹木&BUSHIが私服で乱入して試合後のSHO&YOHをKOするなど荒れ模様のまま王座戦当日を迎えていた。
試合は序盤からSHO&YOHが押す展開となり、2人でノータッチトペ・コンヒーロを敢行するなど最初からアクセル全開。SHOは鷹木とパワー勝負で渡り合い、YOHは身軽さを生かしてBUSHIを翻弄し足関節技やバックブリーカーなどのテクニックを見せていく。
終盤は鷹木のダブルラリアットやBUSHIのトペ・スイシーダで盛り返し、SHOへBUSHIが毒霧、鷹木がパンピングボンバー、二人でリベリオンと必勝パターンに持ち込んでいく。さらにBUSHIはSHOへエムエックスで勝負を決めに行くが、そこへYOHが飛び込んでSHOとともに3K。一瞬の勝機を掴み、SHO&YOHが王座を奪還した。
試合後、鷹木は「本当に3Kは運のいい奴らだ!本当に運がいい奴らだ!だがよ、こんな言葉があるよな。『運も実力の内』。仕方ねぇ。今日のところは、……今日だけ負けたということを認めようじゃねぇか」と悔しがりながらも、「あんだけガキ扱い、ボロボロにされてボロ雑巾のようにやられて!最後こそ泥のように奪い取って、それで満足か?いつでも!俺とBUSHIは獲りに行くからな。お前ら今日の勝ちで満足してるんだったらそれで終わりだよ」と吐き捨てて去っていく。
1年ぶりに王座に返り咲いたYOHは感慨深げにベルトを撫で「戻ってきてくれてありがとうって。なんかね、一年前に巻いてたベルトの重みとは全然違って、巻いてみてね、重いですよ。前より。ここにはね、色んな物が詰まってるから。59代王者として、新日本プロレスの過去とも未来とも戦っていきます。ROPPONGI 3Kを世界一のチームに。これからも3人で突っ走っていきます。ROPPONGI 3Kに、ジュニアタッグに新しい風を」と 神妙な面持ちで喜びを噛み締めた。
そして満身創痍のSHOも「この一年間、体感速度って言うの?わかんないけど、メチャクチャ長く感じた。体感的には孫でもできたんじゃないかってくらいスゲー時間かかっちゃったけど、ようやく、ようやくここからが俺たちのスタートだ」と語り、YOHに続いた。