【試合詳細】6・18 全日本プロレス後楽園ホール大会 佐藤光留vs岡田佑介 【アジアタッグ】河上隆一&菊田一美vsジェイク・リー&岩本煌史 宮原健斗&青柳優馬vsヨシタツ&TAJIRI
『2019 DYNAMITE SERIES』
日程:2019年6月18日(火)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,374人(満員)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
丸山敦/●田村男児
7分45秒 逆エビ固め
○大森北斗/青柳亮生
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/西村修(フリー)/○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
9分2秒 横回転エビ固め
大森隆男/●渕正信/ブラックめんそーれ
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
ゼウス/ディラン・ジェイムス(フリー)/●ギアニー・ヴァレッタ(マルタ)
9分9秒 マキシマム→片エビ固め
○野村直矢/崔領二(ランズエンド)/鈴木鼓太郎(フリー)
▼世界タッグ選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Evolution]○諏訪魔/石川修司/スーパー・タイガー
8分39秒 万力スリーパー
パロウ(EVOLVE)/オディンソン(EVOLVE)/●ノビー・ブライアント(PWR)
▼三冠ヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
●宮原健斗/青柳優馬
12分45秒 ヨシタツ幻想→レフリーストップ
○ヨシタツ(フリー)/TAJIRI(フリー)
▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第107代 王者組/飛艶】河上隆一(大日本)/●菊田一美(大日本)
15分37秒 バックドロップ→片エビ固め
【挑戦者組/Sweeper】○ジェイク・リー/岩本煌史
※王者組が2度目の防衛に失敗。ジェイク&岩本組が新王者となる
▼特別試合 シングルマッチ 60分1本勝負
[Evolution]○佐藤光留(パンクラスMISSION)
18分1秒 捕獲式腕ひしぎ十字固め
[Evolution]●岡田佑介
▼青木篤志追悼セレモニー
光留と岡田が故・青木篤志さんに捧げるシングルマッチで熱闘!満員の観客が青木さんを追悼!岩本&ジェイクが大日本からアジアタッグを奪還!三冠挑戦を控えたヨシタツが王者・宮原を失神KO!
第1試合
先発は男児と亮生。組み合うとグラウンドの攻防からリストの取り合い。男児がヘッドロックで捉えショルダータックルで倒す。再度ローブに飛ぶが、亮生はこれをかわすとドロップキックで迎撃。亮生は北斗にタッチ。
エルボーの打ち合いから北斗がエルボー連打。ロープに飛ぶが、男児はバックエルボーで迎撃し、コーナーに押し込むとエルボー連打。男児は丸山にタッチ。
北斗はエルボーを打ち込んでいくが、丸山はソバットから首投げで倒しサッカーボールキック。丸山はフロントネックロックで絞り上げながら男児にタッチ。
男児は背中にエルボーからボディスラム。フォールも2。男児は丸山にタッチ。
丸山は首投げからスリーパー。北斗はロープに足を伸ばしブレイク。
エルボー合戦から北斗がロープに振ってドロップキック。北斗は亮生にタッチ。
亮生はドロップキック連発。さらにロープに振ってドロップキックで倒すとフォールも2. 亮生は投げようとするが丸山は逆にブレーンバスター。丸山は男児にタッチ。
男児はショルダータックルも亮生は受け切る。二度三度とショルダータックルも亮生は避けるとドロップキックで倒し北斗にタッチ。
エルボーの打ち合いから男児がエルボー連打で倒す。男児はぶっこ抜き俵投げからフォールも2。
男児は逆エビ固めも亮生がカット。
男児は俵投げを狙うが、北斗が耐えると亮生がミサイルキックでカット。
北斗がロープに振ってショルダースルー。フォールも2。
北斗は逆エビ固めで捕らえると男児はギブアップ。
第2試合
先発は大森と西村。ロックアップから大森がコーナーに押し込もうとするが、西村が体勢を切り返し押し込むとクリーンブレイク。
西村がヘッドロックからグラウンドに押し込むが、大森がヘッドシザースで捕らえると西村は倒立してこれを抜ける。
西村がガットショットからエルボースマッシュ。エルボースマッシュの打ち合いを大森が征してロープに振るが、西村はガットショットからエルボースマッシュ連発で倒し秋山にタッチ。大森もめんそーれにタッチ。
ロックアップから秋山がロープに押し込むがクリーンブレイク。
再度ロックアップからめんそーれが地獄突き。秋山はボディブローから場外に投げ捨て、そのまま鉄柵に叩きつけようとするがめんそーれが切り返し秋山を鉄柵に叩きつける。調子にのっためんそーれがボディスラムを狙うが、秋山が逆に投げようとするとめんそーれは切り替えして着地するとリング上に逃げる。
めんそーれがチョップ連発も秋山はヘッドバッドからロープに飛ぶも、めんそーれはドロップキックで迎撃し渕にタッチ。
渕はサミングから空手チョップ連発。再度サミングから頭をはたき、めんそーれがロープに振ると渕がドロップキック。秋山はロープを掴んでこれをスカす。秋山はウルティモにタッチ。
ウルティモはフォールも2。
ウルティモはドロップキックからローキック。さらにミドルキックからソバットを叩き込み、ラ・マヒストラルを狙うがめんそーれがカット。
渕はヘッドロックからナックル。再度ヘッドロックからナックル。
渕はガットショットからボディスラム。渕はボディスラムからバックドロップを狙うが秋山がカット。
渕はウルティモにビッグブーツからロープに飛ぶが、ウルティモはカニバサミで倒すとラ・マヒストラルで3カウント。
<試合後コメント>
秋山準
――今日は青木篤志さんの追悼セレモニーが行われます
「いやいや、もうしっかりと前を向いていかないと青木にも申し訳ないし、アイツも自分のことで色んなものが止まるっていうのをすごい嫌がるタイプなんで、前向いて。今日の最後と、8月11日はね、しっかりと追悼っていうかね、休んでなかったりするんですけど、まあまあ、見守りたいと思います」
第3試合
試合前に崔とゼウスが額をこすりつけて睨み合い、ヴァレッタがチェーンをマットに叩きつけて挑発。
先発は野村とヴァレッタ。ロックアップからヴァレッタがヘッドロックで捕らえショルダータックルも、野村は受けきりショルダータックルで返す。ヴァレッタはサミングからロープに飛ぶが、野村は担ごうとするがヴァレッタは噛み付いて逃れるとショルダータックルで倒す。
野村はふらつきながら鼓太郎にタッチ。ヴァレッタもディランにタッチ。
ロックアップからディランがロープに押し込みチョップをフェイントにクリーンブレイク。
手4つからバックの取り合い。鼓太郎が足を狩って倒すとヘッドロックで捕らえるが、ディランは回転しそのままフォールも鼓太郎は切り返してヘッドロックを離さないままゼウスにタッチ。
ゼウスはチョップからハンマーブロー。ロープに振ってショルダータックルからリフトアップして投げ捨てる。
ゼウスはヴァレッタの足に叩きつけてヴァレッタにタッチ。
ヴァレッタはロープに振ってバックエルボーからフォールも崔がカット。
ヴァレッタはスリーパーも、逃れた鼓太郎がエルボー。さらにゼウスとディランにエルボーを打ち込むが、ヴァレッタは噛みつきディランにタッチ。
ディランは強烈なチョップで吹っ飛ばすと、コーナーで顔面を踏みつける。
ディランは再度強烈なチョップからゼウスにタッチ。
ゼウスはコーナーに振って串刺しラリアット。さらにベアハッグスープレックスからフォールも2。
ゼウスは串刺し攻撃を狙うが、鼓太郎は足を伸ばしてカットしフランケンで投げ捨てる。だがゼウスはブレーンバスターを狙うが、鼓太郎が逆にブレーンバスターで叩きつけて崔にタッチ。
崔はビッグブーツも、ゼウスはキャッチし足へのエルボーからエルボー合戦へ。ゼウスはチョップからロープに飛ぶも、ビッグブーツで迎撃した崔が前後からサッカーボールキック。フォールも2。
崔はロープに振るがゼウスはジャンピングラリアットで迎撃しディランにタッチ。
ディランはショルダータックルでふっ飛ばし、野村が崔の背中にタッチ。
野村はディランのチョップを避けてランニングエルボー。さらに串刺しエルボーからエルボー合戦へ。ディランが強烈なチョップも野村がエルボー連打。ディランはショートレンジラリアットでなぎ倒しヴァレッタにタッチ。
ヴァレッタは野村をコーナーに振りトレイン攻撃。ディランとバレッタがサンドイッチラリアットからヴァレッタがローリングラリアット。さらにディランがエルボードロップを投下しフォールも2。
ヴァレッタは担ぐも着地した野村が走り込んで来たヴァレッタをカニバサミで倒し鼓太郎がファンネル。さらに崔が赤川鉄橋を叩き込み、野村がマキシマムで3カウント。
<試合後コメント>
鈴木鼓太郎
――本日は青木篤志さんの追悼セレモニーが行われます
「俺の中ではさんざん組んでたし、さんざん戦ったし、さんざん因縁あったし、みんなこの事件のことを残念に思ってるだろうけど、一番残念なのはアイツ自身だと思うな。意見は尽くすれ違ってたけど、やっぱりジュニアを盛り上げていくってところでは常に同じ気持ちでいたから、やっぱり俺はブレずにジュニアを引っ張っていきたいと思います」
――また青木さんとベルトをかけて闘いたかったという思いは
「また必ずどこかでシングルマッチやるんだろうなって普通に思ってたからね。俺も残念だけど、やっぱり一番悔しい思いしたのはアイツだろうから。人生“たら・れば”は無しだから、もうアイツはいないしね。ここに来て、実感しました。アイツの想い、ちょこっとだけ背負って頑張っていこうと思います」
第4試合
乱戦からの場外乱闘で試合開始。
リングにはノビーとスーパーが戻り、ノビーがエルボーで倒し踏みつける。
さらにブレーンバスターで叩きつけチョーク攻撃。
スーパーは立ち上がるとローキックからチョップを叩き込みコーナーに振るが、ロビーは飛び越えると走り込んで来たスーパーをパワースラムで叩きつけてフォールも2。ロビーはオディンソンにタッチ。
オディンソンはコーナーでエルボースマッシュ。さらに串刺しケンカキックからバロウにタッチ。
オディンソンがボディスラムからバロウを担いでスーパーの上にデスバレーボム。フォールも諏訪魔がカット。
バロウは顔面を踏みつけ、これを離すと背中にエルボー。バロウはノビーにタッチ。
ノビーはエルボーからボディスラム。さらに顔面を踏みつけオディンソンにタッチ。
オディンソンはフットスタンプからバロウにタッチ。
バロウがコーナーに登り、オディンソンがデッドリードライブでスーパーに投げつけるが、スーパーはこれを避けてオディンソンに浴びせ蹴りから石川にタッチ。
石川はオディンソンとバロウに往復串刺しラリアットから、バロウにダイビングフットスタンプ。フォールも2。
石川はブレーンバスターを狙うが、耐えたバロウとエルボー合戦。石川がガットショットからロープに飛ぶが、バロウはビッグブーツで迎撃しオディンソンにタッチ。
オディンソンはフットスタンプから顔面にニードロップ。再度ニードロップから背中へツイストエルボー。フォールも2。
オディンソンは担ぐが石川は着地。オディンソンはバックエルボーも石川はボディに膝蹴りから諏訪魔にタッチ。
諏訪魔はビッグブーツを避けてジャンピングショルダーアタック。さらに串刺しラリアットからベアハッグスープレックス。フォールも2。
諏訪魔は投げようとするがオディンソンはリバースしてノビーにタッチ。
ノビーはドロップキックからコーナーに振りトレイン攻撃。バロウとオディンソンがダブルのブレーンバスターからノビーがダイビングボディプレス。フォールもスーパーがカット。
ノビーのバイシクルキックを避けた諏訪魔がチョップ。石川が投げ捨てジャーマンからスーパーがソバット。諏訪魔がハンマーブローからフォールもオディンソンがカット。
諏訪魔がバックドロップからスリーパーで捕らえノビーはこれでギブアップ。
試合後納得行かないThe Endは王者組を担ぐとパワーボムでそれぞれ王者組を叩きつけた。
<試合後コメント>
パロウ&オディンソン
パロウ「言ったよな?これがジ・エンドだと。俺たちが求める時、俺たちがやりたい時、すなわち全日本プロレスに・・・」
オディンソン「ジ・エンドは来た!」
※諏訪魔と石川はセコンド陣に介抱されながら無言で控室へ
第5試合
先発は宮原とヨシタツ。コール合戦で宮原が圧勝すると、ロックアップから宮原がロープに押し込みクリーンブレイク。ヨシタツがすぐにヘッドロックからロープに飛ぶが、宮原がガットショットから顔面にドロップキック。避けたヨシタツがサッカーボールキックも宮原も避ける。宮原は青柳にタッチ。ヨシタツは青柳の腕をとったままTAJIRIにタッチ。
ロックアップからバックの取り合いとなりリストの取り合いへ。TAJIRIがそのまま倒すが、青柳は立ち上がりヘッドロックからショルダータックル。再度ロープに飛んでショルダータックルからボディスラムを狙うが、着地したTAJIRIが尻を蹴り飛ばしフロントネック。TAJIRIはヨシタツにタッチ。
TAJIRIは尻を蹴り飛ばし、ヨシタツがストンピング。ヨシタツは背中にエルボーから膝蹴り連発。ロープに飛んで走り込むが、青柳がカニバサミで倒し宮原がエプロンを走り込んで顔面にドロップキック。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り青柳がフォールも2。青柳は宮原にタッチ。
宮原は串刺しビッグブーツ。青柳がヨシタツにスリーパーから、宮原が投げようとするがヨシタツは耐える。宮原はトップロープにヨシタツをかけて後頭部にドロップキック。宮原は青柳にタッチ。
青柳はエルボースマッシュ連発も、ヨシタツはコーナーに振るが青柳はブーメランアタックからフォールも2。
青柳はバックを取るも、耐えたヨシタツがエルボー、青柳はエルボースマッシュで返しロープに飛ぶが、ニールキックで迎撃したヨシタツがTAJIRIにタッチ。
TAJIRIは尻を蹴り上げナックル連打。青柳はコーナーに振るが、TAJIRIは足を伸ばしてカットするとスイングDDTを狙うも、青柳はこれに耐えてエルボー。避けたTAJIRIが尻を蹴り上げるが、青柳はロープに飛んでジャンピングニー。お返しに尻を蹴り上げロープに振るが、TAJIRIはハンドスプリングエルボーで迎撃し、尻を蹴り上げヨシタツにタッチ。
ヨシタツとTAJIRIはダブル攻撃を狙うが、青柳は二人まとめてドロップキックで迎撃し宮原にタッチ。
宮原はビッグブーツからラリアットを避けて低空ドロップキックから顔面にドロップキック。
宮原は串刺し攻撃を狙うがヨシタツはビッグブーツでカット。額をこすりつけて睨みあうとエルボー合戦。打ち勝ったヨシタツが、宮原の串刺し攻撃を避けてスイングDDT。フォールも2。
TAJIRIとヨシタツがダブル攻撃を狙うも、宮原が巻き込んでTAJIRIのトラースキックを誤爆させる。青柳がドロップキックでTAJIRIを蹴散らし、ヨシタツをコーナーに振って串刺しエルボー。宮原も串刺しニーを叩き込みブレーンバスター。フォールも2。
宮原は串刺し攻撃を狙うが、耐えたヨシタツがハイキックからロープに飛ぶも、宮原はジャンピングニーで迎撃し走り込むがヨシタツはコードブレイカーで迎撃し、コンプリートショットからヨシタツ幻想。これで宮原がギブアップ。
ヨシタツ「健斗!6月30日、ここ後楽園ホール、俺達ヨシケン、いっぱいのお客さんで埋め尽くそうな。なんで俺がこんな事言うかわかるか?それはな、前人未到のシングル5冠王、この満員で埋め尽くされたお客さんに、俺が祝ってもらいたいからだよ。皆さん、6月30日、ここ後楽園ホール、最高の試合をします。皆さん是非来てください」
<試合後コメント>
宮原健斗
「やらかした、やらかした」(青柳の肩を借りながら力なく)
ヨシタツ
「今日、前哨戦第3戦、これで2勝1敗、勝ち越してるけど、別に俺はこんなこと声を上げて言うつもりもない。ありがちなね、前哨戦勝って、本番持って行かれるっていうね、ありがちなパターンにならないように、今日勝ってより一層気を引き締めようと思った。やっぱね、すごいよ、宮原健斗。今日みたいに一瞬の隙きを突かないと中々勝機がないってのは正直思いましたよ。でも俺はそういう少ないチャンスをモノにしてきた人間だから。6月30日、やってやります!前人未到の、業界初のシングルご冠王、俺がなります!そして新しい全日本プロレスの歴史を作ります!アイ・アム・ヒストリーメーカー!ステイ・チューン!」
第6試合
先発は菊田とジェイク。距離を見合いながらリングを周り、菊田がローキックで牽制。ジェイクがハイキックを打ち込むと、菊田が右ストレート。ジェイクのハイキックを避けた菊田とロックアップからジェイクがロープに押し込むが、菊田が体勢を切り返しクリーンブレイク。
ジェイクのビッグブーツを避けた菊田がソバットから首投げも、ジェイクがヘッドシザースで切り返し睨み合う。菊田は河上にタッチ。
手4つからジェイクがバックの取り合い。河上がロープに押し込みサミング。エルボーの打ち合いにジェイクが打ち勝ち、膝蹴りから岩本にタッチ。
岩本はストンピング連打からエルボー。河上がチョップで返し、膝をついた岩本をロープにふってラリアット。避けた岩本がエルボーもガードし延髄斬り。ジェイクが出てきてロープに振るが、河上はこれを貫くとジェイクをチョップで蹴散らし岩本とエルボーの打ち合い。河上が右ストレートで倒すと、ストンピングを落とし場外に投げ捨てる。
場外乱闘後リングに戻りフォールも2。河上は菊田にタッチ。
菊田はサッカーボールキックからフォールも2。
菊田は黒帯でチョーク攻撃。レフェリーから注意されると河上にタッチ。
河上はコーナーに叩きつけてチョップ。エルボー合戦から河上がサミング。河上はボディスラムからフォールも2。
河上は逆片エビ固めも岩本はロープを掴みブレイク。河上は菊田にタッチ。
菊田が足を刈ってコーナーに押し込みエルボー連打。さらに串刺し低空ドロップキック。フォールも2。菊田は河上にタッチ。
河上はブレーンバスターを狙うが、耐えた岩本がブレーンバスターからタッチしようとするも菊田がカット。
菊田がコンビネーションソバットも、岩本はロープに振ってニーアッパー。岩本はジェイクにタッチ。
河上はロープに振るもジェイクはレッグラリアートから串刺しビッグブーツ。さらに俵投げからフォールも2。
ジェイクはサッカーボールキックも、キャッチした河上がチョップ。ジェイクのエルボーと河上のチョップの打ち合いからエルボー合戦。河上がエルボー連打もジェイクがボディブローから投げようとするが、河上はローリングエルボー。ジェイクはミドルキックで膝をつかせると走り込むが、河上はラリアットで迎撃。河上は菊田にタッチ。
菊田はコーナーに押し込み掌底連打から延髄斬り。さらにジョン・ウーから河上のバックエルボーと菊田のトラースキックの同時攻撃。河上がブレーンバスターから菊田がランニングニーを叩き込みフォールも2。
ジェイクは交互にエルボーを打ち込むが、河上がバックエルボーから左右のボディブロー。さらに菊田がジャンピングニーからロープに振るが、ジェイクは菊田にビッグブーツから河上の顔面に膝蹴り。さらに串刺し攻撃を狙うが河上はタランチュラ。そこへ菊田がトラースキックを叩き込み、河上がコーナー下にセットし菊田が地獄の断頭台を発射。さらにランニングソバットからフォールも岩本がジャーマンでカット。河上が岩本にナックルも、ジェイクがビッグブーツ。菊田がジェイクにソバットからフィッシャーマンバスター。フォールも2。
菊田は左右のハートブレイクショットからロープに飛ぶが、岩本が孤高の芸術で迎撃しジェイクがPK。さらにバックドロップからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
岩本煌史&ジェイク・リー
岩本「サンキュー!」
(ジェイクとハイタッチ&グータッチを交わす)
岩本「まず、間を置かずに俺たちの再戦要求を呑んでくれた飛艶の2人、感謝してます。ありがとう。たった1ヶ月ちょい、前回負けたけど、内容は負けてなかったと思ったけど、今日やってみて……なんだアイツ、メチャクチャ強かった。俺らも強くなってると、進化してると思ってたけど、アイツら2人も進化してる。尋常じゃなかった。強かった。実際、チームワークの連携、最後やっと決まっただけ。ほとんどさせてもらえなかったし、相手の作戦なのか、俺がずっと捕まってしまった。でも勝ったのは、俺たち!ここにこれ(ベルトとトロフィー)があるのが間違いないでしょ」
ジェイク「これが、結果です。ただ、正直危なかった。甘く見てたわけじゃないけど、ホントに危なかった。あんなに強いタッグチームなんで、またどこかでやるんじゃないですか。どこかはわからないけど、二人ともヘビーなんだったら、もしかしたら関本&岡林組に匹敵するくらいの何かを備えれば、そのチームが最強タッグにエントリーするかもしれない。俺はあの二人の攻撃を受けてそう感じました」
岩本「最後、リスペクトを込めて握手とグータッチした。お互い認めあってると思うし、何回でもやりたい。彼らの、飛艶の2人ともやりたいし、大神の2人ともやりたいし、三代目血みどろブラザーズもやってるし」
ジェイク「それに、やりたいって言ってるチームがあるんだよ」
岩本「そう!獲る前に野望ぶち上げてたんだよ俺たちは。TAJIRI&KAI組。すぐにとは言わないよ。KAIさんだってDRAGON GATEで忙しいだろうし、TAJIRIさんだって世界各国飛び回ってるし。向こうの空いたタイミングでいいよ。俺らはそれまで防衛し続けるだけ。絶対負けない!ジュニアにも世界ジュニアのベルト、11月20日まで青木さんが保持でしょ?俺は、ジュニアでアジア持ってる。ジュニアでも来て良いんじゃないの?待ってるよ。今日はありがとう!(再びジェイクと握手)」
河上隆一&菊田一美
河上「今日でわかったことがあります。大日本プロレス、飛艶はプロレス界に通じるタッグチームであると、僕は今日確信しました。まだまだ今年はいっぱいある。ウチのタッグリーグも、そして全日本プロレスのタッグリーグもあるんじゃなぁい?刺激、あったんじゃない?全日本プロレスのファンのみなさま。おいジェイク、やるじゃないか。あんくらい来い、この野郎!普段から。ブレーキかけるな、自分に。ガッチリ来い!お前のやりたいプロレスはそれか?もっとガッチリ来い!受け止めてやるよ、俺が。ガッチリ来い。大日本に来てもいいよ。ガッチリ来い!」
菊田「俺らが受け止めてやるよ。大日本プロレスはあんなもんじゃないよ。」
河上「とりあえず俺らが作ったベルト入れ。巾着みたいなもん、あげるから。貸しとくから、全日本プロレスに。絶対また、完全にネクスト、獲りにいくよ。また全日本プロレス、獲りにいくよ。」
菊田「おい岩本、言ったな。『これで一勝一敗だな』ってお前が言ったんだぞ。俺も言うよ。これで一勝一敗だろ。まだまだあきらめないよ、アジアは。まぁあの二人だけじゃないな。全日本プロレス、まだ当たってないヤツいっぱいいるだろう。上のヤツと白いタイツはいてるヤツ。・・・反応しねぇな、全然(苦笑)。俺たちはおまけじゃねぇんだよ。この短期間で飛艶が全日本プロレス出て面白かっただろう。全日本ファンも全日本のレスラーも俺らの試合を見てただろう。刺激があったろう。河上さんが言ったろう。リーグ戦があるって。呼べよ。中途半端で終わらせるなよ。ここから始まり。ここから始まり。それは書いておいて。」
第7試合
光留は以前の入場曲である『恋しさと せつなさと 心強さと』で入場。
ガッチリと握手し試合開始。光留がリングを周り間合いを見ると、岡田はタックルを仕掛けるが光留はスカしていく。岡田が片足タックルに成功し倒すと、光留はフロントネックで切り返しグラウンドの攻防へ。
光留が足を刈って叩きつけると一度距離を取り仕切り直し。
岡田が片足タックルも光留は倒れずフロントネック。岡田はそのままロープに押し込みクリーンブレイク。
光留はローキック。岡田はたたらを踏んでロープへ下がる。岡田はタックルも避けた光留がミドルキック。岡田は膝をつく。
立ち上がった岡田がエルボー。光留もエルボーで返し打ち合いへ。岡田がエルボー連打も光留がソバット。さらにヘッドロックで捕らえていくが、岡田はボディにエルボーからロープに振ってビッグブーツ。光留もロープに振るが岡田はランニングエルボーで倒すとストンピング。岡田は頭頂部にエルボーからロープに振ってアームホイップからフォールも2。
岡田はスリーパーも光留は切り返して脇固め。岡田はロープに足を伸ばしブレイク。
光留は腕を捻っていくが、岡田は前転して切り返すと足を刈って倒す。光留は下から腕をとっていくが岡田がロープに足を伸ばしブレイク。
光留は腕へのオーバーヘッドキックを叩きこみ、のたうつ岡田を立たせると腕へのミドルキック。光留はストンピング。立ち上がった岡田がエルボー連打も光留は腕へのミドルキック。さらに腕を掴んだままコーナーに登り、腕へのダイビングエルボー。光留は首投げからサッカーボールキックを叩き込みフォールも、2で返されるとアームロック。岡田はボディブローで逃れようとするが、光留が膝蹴りを叩き込み岡田は前のめりに倒れる。光留はサッカーボールキックで起こすと、再度サッカーボールキック。岡田は立ち上がるが、すぐに前のめりに倒れると光留は腕へのサッカーボールキックから腕をきめたままボディスラム。フォールも2。
光留はミドルキック連発からロープに振ろうとするが、岡田は腕を掴んで耐えるとヘッドバッドからロープに飛んでランニングエルボーで倒す。
岡田は串刺しエルボー2連発からランニングエルボーで倒しフォールも2。
光留はガットショットから膝蹴り。さらにボディブローからミドルキックを叩き込み腕へのエルボー。串刺し攻撃を狙うが、岡田は足を伸ばしてカットしミサイルキックで迎撃。岡田は改めてミサイルキックからフォールも2。
岡田はフィッシャーマンを狙うが、光留は膝蹴り連発から首投げで倒しPK。避けた岡田がスクールボーイも2。岡田は首固めも2。岡田は逆さ押さえ込みを狙うが、耐えた光留が脇固め。これを離した光留が水車落としからフォールも2。
光留はバックドロップからフォールも、2で返されるとアームロック。岡田はヘッドバッドから強引にボディスラムで叩きつけて逃れる。
岡田はジョン・ウーからフォールも2。
岡田はコーナーに上るが、光留がロープを揺らして動きを止めると延髄斬り。さらに正面に登ると雪崩式ブレーンバスターの体勢。ボディブローで逃れようとした岡田の腕を光留が極めるが、岡田はヘッドバッドを叩き込み光留が逆さ吊りに。そこへ岡田は弾劾式エルボードロップを投下し、更に後頭部にヘッドバッド連発からロープに振って追走式スイングDDT。岡田はコーナーに登りダイビングヘッドバッドからフォールも2。
岡田はフィッシャーマンを狙うが、耐えた光留にエルボーからヘッドバッド連発。光留は張り手で返し、岡田は張り手連発。光留は左右の張り手からハイキックも、岡田はヘッドバッドで迎撃し顎へのヘッドバッド。さらにロープに飛ぶが、光留は避けると延髄斬りで迎撃。光留は垂直落下式デスバレーからPK。フォールも2。
光留はバックドロップからフォールも2。返されると光留は腕ひしぎ。これで岡田はタップアウト。
試合後、光留はEvolutionの面々と握手・抱擁を交わし、岡田と正座で向き合って互いに礼をし、ガッチリと抱き合った。
光留「今日は、青木篤志対佐藤光留の世界ジュニア戦があるはずだった後楽園ホールに沢山のご来場ありがとうございます。僕の、僕のプロレスの、半分だった、青木さんが、突然いなくなってから、本当に忙しい日々でした。自分の興行もあったりすぐ全日本のシリーズが始まったり、楽しみにしてる人も沢山いたんで、僕が凹んでるわけにいかないと思って、青木さんに、会いに行った青木さんも、いいからやってください、いやもういいからそういうのいいからリングに上がってくださいという人でやっぱりそういう顔してました。でも、でも、青木さんが!いるはずだった、リングに立ったら、青木さんほんとに寂しいよ!青木さん!青木さん!!青木さん!!!ベルトを持ったまま、遠くに行っちゃった青木さん、防衛期限の11月の終わりまで、そのベルト、絶対に誰にも渡さないでください。僕たち全日本ジュニアが死ぬまでそのベルトを譲り受けてから(噛みながら)輝き続けますので、噛むところも青木さんの悪戯なんだよ!どっかにいるんだよよく聞いとけよ!全日本ジュニアは明るく楽しく激しく進化していきます!今日はどうもありがとうございました!」
青木篤志追悼セレモニー
ドリーファンクジュニアからのビデオメッセージが流され、追悼の10カウントゴングが鳴らされた。
<大会後コメント>
佐藤光留&岡田佑介
――改めて、青木篤志さんの追悼セレモニーを終えていかがですか
光留「全日本ジュニアのリングの上には常に戦いがあるだけなんで。あるときは、青木篤志はチャンピオンだったし、あるときはチャンピオンじゃなかったし、あるときは敵だったし、あとずっと隣りにいたし。『やることは1つです』って青木さんと話してたんで。ただ、他の選手を蹴ってるとき、すごい蹴りが走って、『俺なんでこんな蹴り強くなったんだろ』って思って、『あぁ、隊長蹴飛ばすためだ』って。違和感っすよ。ここに青木さんが、写真になっちゃって(手にした遺影をみやりながら)。違和感でしかない。俺たちは異物だったけど、違和感しか無い」
岡田「今日ハッキリわかったことは、俺はまだプロレスがまだ全然わからへん。全然わからへん。だから、もっともっと青木さんに叱られてでも、なにされてでも、もっとプロレスを教わりたかった。今日光留さんとド突き合いして、まじまじと自分の力のなさ、Evolutionに入ったといっても全然自分はまだまだ青木さんにも光留さんの足元にも及ばへんっていうのがホンマに分かった。だから俺はもっともっと青木さんにプロレスを教わりたかった。もっともっと甘えたかった。でも、もう、今日の試合、終わった瞬間に、『もう青木さんはおらへん。もう俺は自分の力でもっとプロレスを分かっていかなアカン』と。もちろん、諏訪魔さん、光留さん、スーパーさん、石川さんにもっともっとプロレスを教わりたいけど、こっからは俺は人に頼ってたらアカン。甘えてたらアカン。俺は自分の力でもっともっとプロレスを勉強してもっともっと高みに行きたいと思います。今日はホンマに光留さん、ありがとうございいました!」
――青木さんと組んで出るはずだったタッグリーグにはこの2人で出場することが決まりました
光留「喪失感ハンパ無いんで。だけど、今日……(遺影を見ながら)青木さん、青木さんを見送りに、平日の夜なのにこんなに沢山の人が来た。僕と青木さんがタイトルマッチやったときなんて誰もいなかったんですから。選手も、お客さんも……今日は控室もいっぱいだし、お客さんもいっぱいだし、マスコミの皆さんもいっぱいだし。そうやってなにもないところから作ってきたんで、2人で。さっき岡ちゃんが『教わりたかったけど、これからは自分で』って言ってたように、一回作れたんなら、また青木篤志のプロレスが生き残ってる限り、もう一回作れると思うし。いつか僕も、岡ちゃんも、プロレスのリングからいなくなる日が来る。その日まで、作り続ける。進化し続ける。それが全日本ジュニアだから。いつも『足りない』って言われた。2人で噛み締めた。青木さんと2人で噛み締めた。全日本ジュニアを作っていこうって。その代り、生半可じゃないからな!」
岡田「はい!」
光留「分かるだろ?この試合順、青木さんがくれたものだから。あの舞台は青木さんがくれたものだから。次は自分たちの力で取ろう!」
岡田「宜しくお願いします!」
2人「ありがとうございました!」
秋山準
――青木篤志さんの追悼セレモニーを終えていかがですか
「まだ49日終わってないんで、多分色んな所を見に行ったり、知り合いのところに会いに行ってると思うんで。今日の佐藤くんと岡田の試合もどっかから見てくれてると思います」
――今日の大会を迎えるにあたって特別な気持ちはありましたか
「そうですね。まあ、でも、前向かないといけないと思うんで。前を向いて前に進んでいかないといけないと思っていますし、あまりね、彼は自分のことで色んなことが立ち行かなくなるのが嫌なので、ちゃんとしっかり前に進みたいと思います」
――10カウントゴングはどのようなお気持ちで聞いていましたか
「最近、お亡くなりになる方が多くて、10カウントをよく聞くこともあるんですけど、自分の後輩っていうか、自分の付き人についてたやつが先に逝っちゃうっていうのは、ありますけど。だけど、しっかり前に進んでいかないといけないんで、切り替えていきます」