ジャンボ鶴田メモリアルマッチで『ジャンボ鶴田をキレさせた男』仲野信市や“ウルトラセブン”高杉政彦が全日本プロレスのリングに復活!“力道山三世”力へ公開指導!
26日、大田区総合体育館にて全日本プロレス『2021 Champions Night ~三冠統一の地から 50周年への飛翔~』が開催。第3試合では『ジャンボ鶴田メモリアルマッチ』として渕正信&越中詩郎&高杉政彦&土方隆司vs仲野信市&西村修&SUSHI&力が行われた。
越中は1978年に全日本プロレスに入門し、ジャンボ鶴田寮長時代に鍛え込まれた。
高杉はウルトラセブンとして全日本プロレスに入団しており「鶴田さんはアメリカンプロレスの王道でした。本当にプロレスが巧かった」と当時を振り返っている。
仲野は『ジャンボ鶴田をキレさせた男』として名を残し、顔面へ浴びせたドロップキックに怒り狂った鶴田さんのバックドロップでKOされたことでも知られる。今回の試合に関して当時を振り返った仲野は「鶴田さんは大きくて本当に凄い人でした。『あの事件』のとき、鶴田さんはメインイベンターで私は若手でしたから。そんな中、まぐれで鶴田さんの顔に私のドロップキックが思い切り入ってしまいまして。その後の鶴田さんの猛攻で、もう途中で完全に意識が飛んでしまっていました。こうしていまでも見た人の記憶に残っているということは、私のプロレス人生でもやはり貴重な一戦だったと思います」と思いをはせていた。
試合は越中と仲野から始まり、渕と西村、土方とSUSHIとそれぞれの全日本を見せていく。“力道山三世”力へ高杉が教え込むような試合を行い、仲間であるはずの西村と仲野も力へ気合を入れていく。そして渕が力を越中に振り、越中がヒップアタックを叩き込んで試合を決めた。
試合後は現役の全日本プロレス所属である渕が代表して「今日は鶴田さんのメモリアルマッチということでみんな思うところあると思うんだけど、僕は越中選手とね、タッグを組んで控室で昔話したりして。僕としては有意義な試合でした」と挨拶。
仲野と西村は力に対して「次の時代を担う選手なのだからもっとしっかりしてもらわないと困る」「プロのプの字もない。ゼロから勉強してもらう」と辛辣な言葉を投げかけ、力は「父の名前に泥を塗りました。ゼロからやり直します」と反省し謝罪した。