平成最後の女子プロレス後楽園ホールメインで世志琥が安納サオリに圧勝!「大満足です」

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 30日、Beginning『Actwres girl‘Z 後楽園ホール大会』が開催。メインイベントでは、初代AWGシングル王者の安納サオリが世志琥とシングルマッチを行った。

 Beginningは『女優によるプロレス団体』をコンセプトに、所属選手を“アクトレスガールズ”と呼称して2015年に旗揚げ。堀田祐美子がマネージャーに就任し、現在ほぼ全ての女子団体にアクトレスガールズが参戦するほどに成長。昨年11月には団体初の後楽園ホール大会への進出も果たし、この日2回目の後楽園ホールとなった。

 世志琥はアクトレスガールズを『タレント崩れがプロレスごっこしてるような集団』と批判しており、これに激怒した堀田祐美子と3月8日のSEAdLINNNG新木場大会で反則裁定なしのデスマッチルールで対戦。その試合中に堀田祐美子を守るためにサオリが乱入し、世志琥は試合を邪魔された事に激怒しイス攻撃。これで安納は流血し緊急搬送されていた。その後サオリは世志琥へ挑戦要求を繰り返し、この日ノータイトルでのシングルマッチが決定した。

 試合はサオリのビンタから始まり、世志琥の容赦ないエルボー連打にサオリもビッグブーツで返していく。だが世志琥は余裕を見せて顔面ウォッシュでサオリを痛めつけるとサッカーボールキックを連発。サオリもフランケンやポテリングで丸め込み流れを引き込もうとするが、世志琥は起き上がりこぼし式のショートレンジラリアットで念入りにダメージを与えると、最後はダイビングセントーンを投下し3カウントを奪った。

 圧勝した世志琥は「おい安納、なんだそのざまよ。今日ここでお前とシングルをして、お前がマジで自分を倒しに来たのはよーくわかりました。でも、お前はアクトレスのトップだろ?お前だけがマジじゃ駄目なんだよ。言われて悔しいだろ?悔しいんだったら、もっと強くなるしかねーんだよ。強くなれ。話はそっから」と吐き捨てリングを去る。バックステージでは「女優とかアイドルとかタレントとか、そういうのの踏み台にプロレス使ってんだと思ってたんですけど、実際こうやって当たって自分は正直“タレント崩れ”とか言ったことに対して撤回するつもりは一切ない。安納サオリがトップでやってんだったら、アイツが団体の顔なんだからもっと強くなって、もっともっと自分を削って、もっと“女子プロレスラー”安納サオリとしてやってってもらいたいし、自分はアイツだったらそれが出来ると思う。少なくとも今日はタレント崩れの安納サオリじゃなかったと思うし。自分は今日、リングの上でアクトレスガールズのメインイベントで、女子プロレスラーの安納サオリと試合して勝ったので、大満足です」と笑顔を見せた。

 満身創痍の安納は「平成が終わったからって、アクトレスガールズは終わりません。世志琥さんの最後の言葉も……あんな言葉もらえると思ってなかったし。悔しいです。明日からの令和、日本が切り替わったということですが切り替えずに、今日の気持ちをしっかりと持ったまま次に進みますので、これからもアクトレスガールズを安納サオリをよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました」とコメントした。

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