【試合結果】3・10 WRESTLE-1後楽園ホール大会 近藤修司&黒潮“イケメン”二郎&立花誠吾vs芦野祥太郎&児玉裕輔&羆嵐vsT-Hawk&エル・リンダマン&山村武寛 吉岡世起vsエル・イホ・デル・パンテーラ
『WRESTLE-1 TOUR 2019 TRANS MAGIC』
日程:2019年3月10日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:754名
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●タナカ岩石
9分15秒 フェイスロック
土方隆司(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○佐藤嗣崇/馬場拓海
6分51秒 オクラホマ・スタンピート→片エビ固め
中川翔大(ASUKA PROJECT)/●三富政行(フリー)
▼ペガソ・イルミナル試練の5番勝負 第2戦!スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●ペガソ・イルミナル
11分39秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
○ディック東郷(みちのく)
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
カズ・ハヤシ/○征矢学/トンドコロ隼/MAZADA(東京愚連隊)
14分35秒 ワイルドボンバー→片エビ固め
河野真幸/稲葉大樹/●アンディ・ウー/アレハンドロ
▼「WRESTLE-1 CRUISER FES 2019」トーナメント決勝 時間無制限1本勝負
[#STRONGHEARTS]○吉岡世起
16分47秒 クラッシュ・ドライバー→エビ固め
●エル・イホ・デル・パンテーラ
※吉岡がCRUISER FES 2019優勝
▼3WAY6人タッグマッチ 30分1本勝負
近藤修司/○黒潮“イケメン”二郎/立花誠吾
18分35秒 イケメンスラッシュ→片エビ固め
[#STRONGHEARTS]●T-Hawk(OWE)/エル・リンダマン(OWE)/山村武寛(OWE)
※もう一組は、[Enfants Terribles]芦野祥太郎/児玉裕輔/羆嵐
吉岡世起が前歯を失い大流血も死闘を制しCRUISER FES 2019を制覇!イケメンが王者・T-Hawkから二連勝で正々堂々の王座戦を誓う!征矢のパートナーが大谷晋二郎に決定!
オープニング
WRESTLE-1公式サポーターのCheer♡1がダンスパフォーマンスを行い、これが最後となる尾崎礼香と才木玲佳がファンの前で挨拶し、大会のオープニングコールを務めた。
第1試合
まずは岩石がショルダータックルで先制。続けてスピアーをかまし、払い腰も決めてみせる。さらに岩石は場外に逃げた土方を追撃。しかし、土方は張り手で流れを変えると、エプロンから岩石の胸板を蹴り飛ばす。
リングに戻ってきても待ち受けるのは土方のサッカーボールキック。悶絶する岩石を土方はフェイスロックで締め上げていく。岩石がロープエスケープすると土方はエルボーで追撃。さらにグラウンドでいたぶり、後頭部を踏みつけていく。
続けてサッカーボールキックで蹴り上げた土方はコーナーに追い詰め張り手でお仕置きだ。しかし、岩石はコーナーに飛ばされたところをカウンターの頭突きで反撃。エルボーからバックドロップで土方に攻め込む。
しかし、土方は続く岩石のダブルアームスープレックスをリバースして回避するとカウンターのハイキック、さらにランニングジャンピングハイキックをお見舞い。続けてスライディング式のフロントキックも炸裂させる。
それでも立ち上がってくる岩石に張り手、ヒザ蹴りを見舞った土方。垂直落下式のフィッシャーマンズバスターで叩きつけるとフェイスロックに捕獲。粘った岩石だったが、ついにタップアウトしてしまった。
<試合後コメント>
土方隆司&タナカ岩石
土方「今日の試合に触れる前に前回のコメントで若手に対する不甲斐なさと試合後の興奮ということで、自分が伝えたいものと違うものを伝えたところがあるんですけど、ここは謹んで撤回と訂正を。不愉快な思いをしたファンの方がいたら心からお詫びをしたいと思います。岩石がてっぺんだという話をして、お前のてっぺんはそんなにちっちゃいかっていう話をしたと思うんですが、ちっちゃいのは彼の視点が狭いというか、そういう意味で発した言葉です。W-1では苦しい中、芦野、征矢、そこに挑んだ人たちのがんばりがあって、今T-Hawkが持っているベルトはOWEになるんですけど、中国という巨大マーケットで広げつつあって、AEWと業務提携。もしかしたら、W-1のベルトを持つことは世界の覇権を握るかもしれない。それもチャンピオンや志半ばで敗れていったチャレンジャーがいてという積み重ねが合ったからで、軽々しくてっぺんとか言うなと言うことです。戦前から岩石がTwitterで書いていたけど、言ってもわからないし、今日やってもなんも伝わんなかったです。しいて言えば先輩として今後の活躍をお祈りしますということじゃないですか?」
※ここで岩石登場。
岩石「ちょっと待て! ちょっと待て!」
土方「お前、二兎を追う者は一兎をも得ずだけど、二兎を得るって言ったな? できたか?」
岩石「できてないよ! もう一回! もう一回だ!」
土方「やだよ。なんでやらなきゃいけないんだ。お前とやってもおもしろくねえんだ。そもそももう一回って軽々しく言えるのが勘違い。じゃあ、組まれた試合で俺が来れなかったらどうすんだ? 人が足元見てるって言ったら足元ってなんだ? わかったって言ってるけど、わかってねえじゃねえか。お前は指導するにも値しない。自己満足? お前が俺を満足させられると思ってんのか? それを勘違いっていうんだよ。いいとこ取りって言うんだよ」
岩石「じゃあ、なんでそういうことを俺に言ってくれるんですか?」
土方「自分で気づけ! 人に聞いている時点で甘えがあるんだよ。言えば来てくれると思っているのか? それが甘えだと言ってるんだよ! お前と再戦しねえからな。絶対しねえからな!」
※土方は退場。
岩石「今までだってなどんなことだってしがみついてやってきたんだよ。今回だってしがみつくぞ。もう一回言うけど俺の信念は絶対曲げないからな。俺はしがみつくからな」
第2試合
佐藤が巨体を利して仲川を攻める。ブレーンバスターで投げ飛ばした佐藤。しかし、仲川は巧く三富とタッチをかわしてダブルのフラップジャック。さらにサンドイッチトラースキックから、仲川がミサイルキックだ。
だが馬場がカット。三富と仲川を蹴り飛ばすと、2人まとめてミサイルキックで蹴散らしてみせる。そして佐藤が丸め込みを連発する三富にラリアット。ストレッチ状態から持ち上げるとオクラホマスタピードで叩きつけ3カウントを奪ったのだった。
<試合後コメント>
佐藤嗣崇&馬場拓海&仲川翔大&三富政行
佐藤「前回の新木場大会でリザルトの挑戦表明をしました。その後のコメントで三富が入ってきてなんか「若手で盛り上がってますか?」とか言ってたけど、今日の試合で三富は挑戦できないでしょう」
※ここで三富が登場。
三富「ふざけんな! レフェリー買収してんじゃねえか! まあそれはおいといて、挑戦者が何人も立候補してるだろう!」
仲川「俺も佐山もW-1の便利屋じゃねえんだよ!」
馬場「俺も若手だから俺が盛り上げてやるよ!」
三富「こうなったら試合形式はあれしかねえだろう。頼むぜ、W-1!」
仲川「リザルトだよ、リザルト! 俺も佐山もやらせろ。たまにはいい思いさせろ! 便利屋じゃねえぞ!」
第3試合
ペガソの5番勝負第2弾。パートナーであるカズの盟友・ディック東郷の登場だ。まずはグラウンドの攻防からドロップキックで先制したペガソは東郷が場外に出ると矢のようなトペ・スイシーダを発射。東郷を身体ごとぶつかっていく。
さらにリングに戻ったペガソはマットでローリングしてのセントーンで追撃だ。しかし、東郷はペガソを場外に出すと、硬い床の上でブレーンバスター。続けて南側の席の手すりの上に立つと、床で倒れているペガソにスワントーンボムを投下だ。
リングに戻れば鮮やかなドロップキックを放った東郷。さらに背中にサッカーボールキックを炸裂させる。ペガソの反撃もバックエルボーで遮断。グラウンドに持ち込みスリーパーホールドだ。ペガソもバックドロップで反撃しようとするが、東郷は身体を反転させて押しつぶす。そしてしつこくフォールしてスタミナを奪いにかかる。
だが、ペガソも必死に立ち上がりエルボーで反撃。それに対して東郷もエルボーで迎撃するがペガソはフランケンシュタイナーで切り返し、場外に出た東郷に三角飛び式のトルニージョだ。顔面をエプロンにぶつけたものの不屈の闘志で立ち上がったペガソはリングに戻ってもフェイスクラッシャー、ショットガンドロップキックで追撃していく。
しかし、東郷はカバーに来たペガソをエビ固めで切り返し、クリップラー・クロスフェイスに捕獲する。ここをなんとか逃れたペガソはローリングソバットから背中で回転してのカナディアンデストロイヤー。さらに変形のみちのくドライバーを炸裂させ、ファイヤーバードスプラッシュを発射だ。
しかし、東郷はこれを自爆させて再びクロスフェイス。そしてペディグリーの体勢に入る。これをスモールパッケージホールドで切り返したペガソだが、フォールは奪えず。カウンターのラリアット、ペディグリーを食らい、最後はダイビングセントーンで3カウントを奪われたのだった。
<試合後コメント>
ペガソ・イルミナル
「まだまだ今の自分では勝てないと思いました。次、やる時は絶対に俺が勝ちます。そして今日の試合で自分的には何か掴めた気がするから、大田区でハヤシさんと絶対にタッグのベルト獲ります」
ディック東郷
「一回6人タッグで当たった時があっていい選手だなと思ったので楽しみにしてきたんですけど、やってみて完成されてない分、可能性が凄くあるという。キャリア1年か2年だと思うけど、これで完成していたら伸びしろもないし、これからまだまだ突き抜けていく可能性があると思うから、今回の5番勝負を自分の財産として、またどっかで絡みたいと思います」
──カードはまだですが、大田区大会への参戦が発表されましたけど。
「まあそれは向こうで考えていると思うから、用意されたカードで。それだけです」
──ペガソの課題は?
「やっぱりこういう仕事は選手同士だけでわかっていても意味がないし、お客さん相手の試合だから、彼がマスクマンとして生きていくなら、マスクしてても表情とか自分の感情を伝える術をつけたらもっと良くなる。運動神経はいいと思うんで。レジェンドのマスクマンはマスクかぶっていても表情が出るから。そのへんがまだ未熟かなと思います」
第4試合
タッグを解消した征矢と稲葉がやり合う。意地を剥き出しにし、稲葉がフライングショルダータックルでふっ飛ばしてみせた。続いてアレハンドロが「かずひろちゃ〜ん!」とカズを呼び込む。そしてアレハンドロは調子よくアームドラッグだ。
続いて河野とトンドコロ。体格で勝る河野はトンドコロの攻撃をことごとく弾き返してみせる。しかし、トンドコロもスピードで撹乱しドロップキック。ならばと河野はネックハンギングボムで叩きつけてみせた。
さらに稲葉、アンディとトンドコロを攻め立てる。アレハンドロもセントーン・アトミコで続き、低空のドロップキックをお見舞いだ。そして再び河野が登場。ニーリフトを連発してからバックドロップでトンドコロを追い込んでいく。
しかし、トンドコロも意地のドロップキックを3連発で放って、河野をダウンさせる。続くカズがドロップキックから逆上がり式キックをお見舞い。さらに河野を場外に追いやると、トペ・スイシーダを炸裂させる。
しかし、そこに稲葉がプランチャ。ならばとMAZADAとトンドコロもプランチャで続く。さらにアレハンドロとアンディも同時にプランチャ。最後は征矢が思いっきり助走をつけてからゆっくりとロープをまたいでエプロンに出ると、ラ・ケブラーダを出すと思いきや普通に足から落下したのだった。
リングに戻ると征矢と稲葉がチョップ合戦。稲葉がボディに頭突きを入れてリードすると串刺し式ラリアット、エルボーを連発。しかし、征矢もワイルドチョップで反撃だ。そんな征矢を稲葉は卍固めに捕獲。逃げた征矢のラリアットを腕でガードし、頭突きを連発するとフライングショルダータックル、ブルーサンダーで追撃だ。
そして代わったアンディがフライングボディアタック。アンディは征矢にブレーンバスターを仕掛けるが、ここでMAZADAがカット。そのMAZADAを稲葉が蹴散らせば、カズが稲葉にトラースキック。さらにアレハンドロがカズにESO ES TODOを食らわせれば、河野もビッグブーツで征矢を蹴り飛ばす。
窮地に追い込まれた征矢だが、アンディの飛鴻を踏ん張るとラリアット。すかさずデスバレーボムで追撃し、最後は後ろ、前と順番にワイルドボンバーを炸裂させて3カウントを奪ったのだった。
試合後、マイクを握ったカズ。「おい、3.21大田区で新しい扉を開けるのは俺とペガソだ」とアレハンドロに対してアピール。アレハンドロも「僕とまさゆきをナメるんじゃねえぞ、かずひろちゃん! それより大田区に向けてお揃いじゃないといけないですよね? まさゆき、まさゆきの分作って行きた」と新作のTシャツを着せる。そして、「ソイ・アレハンドロ!」(アレハンドロ)、「僕はまさゆきだ!」(河野)と2人で締めてサイン会のため売店に直行したのだった。
さらに稲葉が出てきて、大田区大会で闘う征矢のパートナーについて質問。これに応じてマイクを握った征矢は、「お前の言いたいことはわかるよ。パートナー探しは一生懸命やりました。でも、ある方がね、一生懸命を恥ずかしがるなと言ったんですよ。誰だかわかりますか? 実はその方からメッセージをいただいています!」と言って、ビジョンを指さした。
ビジョンに映し出されたのはZERO1の大谷晋二郎だ。「稲葉! 今はあの熱い稲葉がなくなっていると聞きました。そう聞いたら行かないわけには行きません。昔の稲葉と闘うために大田区総合体育館へ行きます。全力でプロレスします!」とメッセージを寄せてきた。
稲葉は「僕のプロレスの先生じゃないですか?」と驚きの表情。征矢が「あの時の熱いプロレス、もう一度お前に思い出させてやるよ!」と言うと、「いいでしょう! 大谷さんとやりますよ!」と受諾。これにより、3.21大田区大会で征矢学&大谷晋二郎vs稲葉大樹&葛西純が決定した。
<試合後コメント>
征矢学
「いろいろハードだった! パートナー探しもありつつ、この2週間、自分なりに一生懸命やってきました。先程大谷晋二郎さんが一生懸命を恥ずかしがるなと。私は自分なりに一生懸命やってきました。そして3月21日、約束いただいたんで、稲葉には当時の熱い気持ちのプロレスを思い出してもらいたい。必ずあいつは熱いプロレスができる男ですから、もう一度呼び起こします」
稲葉大樹
「今日大谷さんということに決まって、僕のプロレスの先生なので。最近熱くないって言われちゃったんで、変わらず熱いですよっていうのを大田区で見せたいと思います」
第5試合
2月から開催してきた『WRESTLE-1 CRUISER FES 2019』決勝戦。ゴングと同時にパンテーラがドロップキック。しかし、吉岡はこれを酔えてミドルキックだ。そして場外へ。パンテーラが追いかけてくるとすかさずリングに戻り、パンテーラが戻ると場外へと翻弄する。そしてパンテーラが背中を向けた隙きに襲撃し、再び場外へと逃げる。だが、背中を向けたところに今度はパンテーラがトペ・スイシーダだ。
しかし、リングに戻ると吉岡もヒザ蹴りで反撃。パンテーラを場外に追いやると客席に放り投げる。そしてリングに戻ってからキャメルクラッチでいたぶる吉岡。そんな吉岡にパンテーラはつばを噴射。怒った吉岡は感情的に殴りつけ、マスクにも手をかける。
パンテーラもハンドスプリングで反撃しようとするが、吉岡はこれを読んでドロップキックだ。そしてパンテーラにショルダースルーで場外に追いやられても、続くパンテーラのトペ・スイシーダをキックで迎撃してみせる。
だが、パンテーラはエプロンで吉岡が仕掛けてきたパイルドライバーを切り返して逆にパイルドライバーをエプロンで敢行。続けて、場外に倒れている吉岡にリング上からダイブしてスワントーンボムだ。
これでダメージを負った吉岡は顔面が大流血。リングに戻るとパンテーラの三角飛びキック、ミサイルキックを連続で被弾してしまう。しかし、吉岡もミドルキックからシザースキックで反撃。クロスフェイスでいたぶり、コーナーで固定してチーキー・ナンドス・キックだ。
一方のパンテーラも雪崩式のフランケンシュタイナーで反撃。スペシャルDDTを仕掛ける。だが、吉岡はこれを阻止するとラ・ミスティカだ。ならばとパンテーラもトラースキックからカナディアンデストロイヤー。両者大技攻勢でダウン状態となってしまう。
立ち上がるとエルボー合戦。吉岡のトラースキックが決まるが、パンテーラは風車式のパイルドライバー。さらにパワーボムを炸裂させると、スワントーンボムを投下する。しかし、吉岡はヒザを立ててこれを迎撃。みちのくドライバーで叩きつけてからパイルドライバーの体勢に入る。
しかし、パンテーラは丸め込みで切り返し、カンパーナに捕獲する。吉岡はこれも体勢を入れかえて脱出。逆にパンテーラの背後を奪うとFUMIEで一撃。そしてバズソーキックで側頭部を打ち抜くと、クラッシュドライバーだ。
だが、パンテーラはこれをキックアウト。ならばと吉岡はMADE IN JAPANで叩きつけ、もう一発クラッシュドライバー。さすがのパンテーラもこれは返せず。吉岡が3カウントを奪い、『CRUISER FES 2019』優勝を果たした。
試合後、マイクを持った吉岡。「歯が2本飛んで、端正な顔立ちが台無しじゃねえか! ここは笑うところだぞ。俺が優勝したっていうことはどういうことかわかるよな? 3月21日大田区大会のカードが一つ決まったんだよ。おい、クルーザーディビジョンチャンピオン、児玉裕輔! 出てこい!」と児玉を呼び込む。
児玉が出てくると吉岡は、「お前に獲られてから、クルーザー政権見てきたけどよ、実力に疑いはねえ。ただ、お前はクルーザーの顔にはならねえ。お前は根っからのバイプレイヤー、脇役なんだよ。クルーザーのチャンピオンとして必要なこと、それは他団体でインパクトを残すこと、そして華があるということだ。お前には華がねえ! そして逐一動きが気持ち悪いんだよ。おい、3月21日、大田区体育館、児玉裕輔vs吉岡世起のラウンド3決定だな、おい!」と早くも宣戦布告を放ったのだった。
第6試合
本隊vs Enfants Terribles vs #STRONGHEARTSの3WAY戦。先発はイケメン、芦野、T-Hawk。まずはイケメンと芦野が2人がかりでT-Hawkを攻め立てる。そして2人になると芦野がイケメンに襲いかかる。そしてT-Hawkも2人に逆襲。だが、芦野はT-Hawkのアンクルを捕獲。そこにイケメンがイケメンスラッシュを放ったが、芦野も避けた。
続いては近藤、羆嵐、山村が対峙。山村がスピードで翻弄するが、近藤と羆嵐がチグハグなコンビネーションを見せる。続いては立花、児玉、リンダマンの対戦。リンダマンと立花はメンチの切り合いをするが、児玉が来るとツープラトン攻撃。だが、1vs1になると激しくぶつかり合う。そして、三軍入り乱れての場外乱闘だ。
芦野がリンダマンをいたぶれば、イケメンはT-Hawkに襲いかかる。近藤が山村を標的にすれば、児玉と立花も客席で大暴れだ。リングに戻るとT-Hawkと羆嵐が対峙。T-Hawkのチョップを食らった羆嵐は#STRONGHEARTSを挑発。全員のチョップを順番に受けて耐えてみせる。
さらに羆嵐は本隊チームまで呼び込みチョップを受けるが、これにはさすがに悶絶。すると今度はEnfants Terriblesと#STRONGHEARTSと立花がリング上に。立花は挑発に応えて全員のチョップを受けると、うんこ座りで「まとめてかかってこい!」とさらに挑発。全員のストンピングの餌食になってしまう。
だが、今度はリンダマンを孤立させるとEnfants Terriblesと本隊でトレイン攻撃。だが、立花だけが自爆すると#STRONGHEARTSとEnfants Terriblesのトレイン攻撃を受けてしまう。さらにT-Hawkにもいたぶられた立花。
しかし、イケメンたちが出てきて、T-Hawkらを蹴散らす。そして、イケメン、山村、児玉が揃ってトペ・コンヒーロを発射。続けて立花も飛ぼうとする。だが、リンダマンが背後から足を引っ張ったため失敗だ。
続いてリング上では山村のフィッシャーマンズバスターがイケメンに炸裂。山村はさらに児玉をキックで追い込んでいく。だが、児玉は延髄斬りで反撃。リバースDDTで叩きつけマッドスプラッシュを狙う。だが、これをイケメンが阻止。またもリング上が入り乱れる中、リンダマンと芦野の2人になり攻防が繰り広げられる。しかし、そこに近藤が飛び込んできて2人をまとめて蹴散らす。
だが、立花がリンダマンのブレーンバスターを食らうと、芦野がリンダマンを捕まえて立花の身体に投下。さらに芦野は近藤も捕まえて立花の身体に落とすと、いつものように羆嵐も放り投げて圧殺する。
しかし、リンダマンが自らセントーンを放つと立花が避けて自爆。さらにリング上ではT-Hawkが登場。これをEnfants Terriblesが襲い、羆嵐のセントーン、児玉のマッドスプラッシュが連続で決まる。そしてイケメンと近藤も出てきてT-Hawkを追い詰め、イケメンがイケメン落としだ。
そこを山村がカット。さらにリンダマンが出てきて、児玉に急所攻撃だ。しかし、ここで次々と選手が入ってきて乱戦に。最終的にイケメンがイケメンスラッシュを放とうとするが、T-Hawkは避けて逆にアギラ。さらにリンダマンがジャーマンで投げると、ナイトライドの体勢に入る。
イケメンはこれを阻止してフランケンシュタイナー。さらに近藤がキングコングラリアットで追撃し、イケメンがハイブリッドブラスターだ。最後はイケメンスラッシュを炸裂させ、イケメンがT-Hawkから3カウントを奪い、三軍対抗の3WAY戦を本隊チームが制したのだった。
試合後、セコンドにいたトンドコロがリングに上がり、山村に襲いかかる。マイクを持ったトンドコロは「山村! 俺がお前、ぶっ潰してやる!」と吠える。これに対して山村も「おい、トンドコロくん、準決勝で負けて残念だったな」とやり返すが、イケメンがマイクで「あとはTwitterでやれ」と2人のやり取りを一方的に終わらせてしまう。
イケメンは「もう大田区まで時間がありません。とにかくパンパンにしよう。目標は一つです。W-1はもっと上に行きます。そしてT-Hawk、あなたはいろんな策を考えているでしょ? 俺も考えています。そのうえで熱い試合しましょう」とエールを送った。
一方のT-Hawkは「おい、イケメン、前回の後楽園に続き、今回は完璧に獲られたよ。俺たちはTwitterでもねえ、マイクでもねえ、3月21日、1vs1男の勝負、シングルで決着つけようぜ!」とアピール。イケメンも「俺も練習して待ってます。お前も首洗って待ってろ!」と挑発したのだった。
<試合後コメント>
#STRONGHEARTS
山村「トンドコロくん、Twitterでがんばってください。俺は近藤修司を狙っていきます」
リンダマン「立花、キャラかぶってんだよ、お前! てめえとはどこかできっちりケリつけるからな」
T-Hawk「まあ3カウントを獲られた。ちょっと長めの旧正月っていうのもあるしな。俺はマイクじゃないぞ。SNSも使わない。俺は実力で1vs1で、俺とお前とどっちがこのベルトに相応しいか、大田区総合体育館、大勢の前で勝負をしようや。ドンドン侵略していくからよ、楽しみにしておけ!」
近藤修司&立花誠吾&トンドコロ隼
立花「今回勝ったけど、エル・リンダマン。あと山村、てめえらこれじゃ収まりがつかねえだろう? 大田区、カード決まってないんだったら、俺らがやってやってもいいんだぞ。胸貸してやるよ」
トンドコロ「山村! そんなに俺のことが気になんのか? そんなにやりたいんならシングルやってやる! 会社組め! その次はCIMAだ!」
近藤「CIMAはどこ行ったんだ? 死んだか? 急に入ってたり出たりよ、そういうころなんじゃないの? そういうところだよ」
立花「まとめてやってやるよ! 好き勝手しやがって! W-1はてめえらの庭じゃねえんだよ。大田区はこの3人とてめえら3人でやってやるよ。てめえらの返事待ちだ」
黒潮“イケメン”二郎
「イケメンスラッシュで3つ獲りました。でも、本当の勝負は大田区ですから。メインでタイトルマッチ、他団体でもどこでもないです。自分団体でメインでタイトルマッチ。絶対に勝ちます。負けたら自分の居場所がなくなるっていう思いも正直あります。三度目の正直、お客さんに期待されてきました。W-1に入って5年。5年期待されています。次こそ正念場です。W-1チャンピオンに。W-1のエースは俺だ。似たようなこと言いますけど、W-1のチャンピオンになるのは俺だ! フィニッシュ!」
Enfants Terribles
児玉「まあ僕としては吉岡世起とリング上で会った時、血まみれでわからなかったんだけど、こんな言い方するとあれだけど過去の人。ベルトを獲った時も防衛した時もあったけど過去の人。大田区は児玉裕輔を見せて、勝って防衛して、さらにクルーザーの児玉裕輔を見せていきたいと思います」
羆嵐「訳のわからないルールだったな。不思議な感じだった。そんなことより、まだ決まってねえぞ、大田区! どういうことだよ、会社。いいカード組めって言っただろ。間違ってもリザルトって言うなよ! ふりじゃねえぞ? 絶対俺はやらないからな」
芦野「関本戦がんばります」