【試合結果】12・29 アイスリボン道場マッチ 藤本つかさ&星ハム子&宮城もち vs雪妃真矢&弓李&尾﨑妹加 松本都vs松屋うの 星いぶきvsつくし
『アイスリボン929』
日程:2018年12月29日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆;124人(超満員札止め)
▼タッグマッチ 15分1本勝負
テキーラ沙弥/●朝陽
10分27秒 ダイビングセントーン→片エビ固め)
○トトロさつき/ジュリア
▼シングルマッチ 10分1本勝負
●星いぶき
5分29秒 でんでんむし
○つくし
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○松本都
6分08秒 体固め
●松屋うの
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●藤本つかさ/星ハム子/宮城もち
20分29秒 タイガードライバー→エビ固め
○雪妃真矢/弓李/尾﨑妹加(フリー)
大晦日決戦前最後の前哨戦で雪妃が藤本からフォールを奪う!待望のデビューを果たす練習生すずのリングネームが“鈴季すず”に決定!
第1試合
2018年最後の道場マッチはすべてが大晦日の後楽園ホール大会の前哨戦。オープニングマッチは後楽園大会でそれぞれが鈴木秀樹、青木真也と組んで格闘技代理戦争に挑む沙弥vsジュリアの前哨戦が行われた。試合前から気合入りまくりのジュリアに対して、若干、引き気味の沙弥と朝陽。さらにこの日からジュリアのパートナーのトトロが「南国の鳥」をイメージしたというカラフルな髪で登場と、完全に勢いはトトロ&ジュリアにあり。年内初勝利をあきらめていない朝陽が粘りをみせたが、最後はその朝陽のエビ固めを雷電ドロップで潰したトトロがコーナーからのダイビングセントーンでカウント3を奪った。
試合後、朝陽は「今日の道場マッチは、複雑な関係の2人の前哨戦の間に挟まれたなって思いました。自分は後楽園での試合を前に、前哨戦がないっていうのも、珍しいな~って思いました。会見ですずに対して負けたくないと言いました。でも、その気持ちは当たり前だと思います。すずの練習する姿を見ていて、デビューするんだな、嬉しいんだなっていう、その気持ちは分ります。だけど、デビューまでに本当に怪我、しないでね。」とすずにメッセージ。
沙弥は「今日は朝陽の初勝利をアシスト出来なかったですけども、初勝利は大きな舞台で、後楽園ホール大会でと思いますので、明後日、勝利してください。
明後日の後楽園ホール大会で、朝陽が初勝利をすると思います。そして、プロレス代理戦争なんですけども、ジュリアの精神がだんだんと崩壊してきまして、最初のうちは心配してたんですが、最近に至っては、ちょっと気持ち悪くなってきたので、ちょっと今日その気持ち悪さがピークに達していて、私ちょっと気持ちで負けてしまったかなというのが本日の敗因でございます。ただ、後楽園ホール大会は、新焼き肉集合の鈴木秀樹選手が隣におりますし、攻撃に使うテキーラも決めてあります。度数が一番高いテキーラをかけます、ジュリアに。それで勝ちたいと思っているので、応援に来て頂ければと思います。そして、そこでプロレス代理戦争が完結します。是非見届けに来て下さい。」とジュリアへのテキーラ攻撃を予告。
これに対してジュリアは「プロレス代理戦争が完結する=負けるっていうことですよ。私が勝たないと終わらないので。今決めた。今決めた。逃げてばっかりなんですよ、こちらの新焼き肉集合チームは。私が噛み付けば鈴木秀樹は走って逃げるし、青木真也がシングルやれって言ったら面倒臭いからタッグでやろうって言って、代理人を立ててシーズン2になったけど、面倒臭いからって言ってるけど負けるのが怖いからでしょう?負けるのが怖いんだろう!(「お前が気持ち悪いからだよ!」と沙弥)違うよ、負けるのが怖いからそんな逃げてばっかり。今日も私からそうやって逃げてばっかり。逃げんなよ!お前だって気持ち悪いよ。そうやって逃げてばっかりいたら私には勝てないよ。大晦日正々堂々と戦えよ。正々堂々と。分かったか!」と沙弥に食って掛かった。
そしてトトロは「最初に言っておきますが、この髪型は木の実ナナさんではなく、南国の鳥をイメージしました。そこから着想を得ています。なんでこの髪型になったかって言うと、2018年最後の試合と2019年最初の試合を明るい気持ちで乗り切ろうと思ってこの髪型に思い切ってしてみました。そしたら今日、自分の力で勝てて、こういうところから気持ちが変わるのかなと思って、やってよかったなって思いました。大晦日は8人タッグ、試合の中で一番人数が多いので、見た目だけじゃなくて全部目立ちたいと思います。」と語った。
第2試合
後楽園大会では8人タッグで対戦するいぶきとつくしがシングルで激突。受験生であるいぶきは、この日が2ヵ月ぶりの試合。「溜まったストレスをつくしさんにぶつけます」と語ったいぶきは序盤こそつくしの先制攻撃に苦しんだものの、徐々に反撃に出ると、この2人のぶつかり合いならではの強烈エルボー合戦を展開。動きの早いつくしに負けないエビ固めの攻防を展開するが、最後はつくしの切り返しからのでんでんむしにフォール負けを喫した。
敗れたいぶきは「今日は2ヶ月ぶりの試合でした。ストレスをぶつけるって言ったんですけど、まだまだ半分しかぶつけられてないです。ていうことは私のストレスは、まだまだあるということなので、大晦日には対角にまたつくしさんがいるので、そこでまたつくしさんにいっぱいぶつけていきたいと思います。」とつくし狙いを宣言。
つくしは「もうねぇ、ストレス100%以上ぶつけられたから、もう大丈夫だよ、いぶ。家でもハム子さんに対してストレスでぶつかると思うんですよ。(ハム子に)大変ですね、こんな娘をってつくづく思ったので、母親頑張ってください。大晦日はくるみさんと、1年前には1年後にくるみさんと隣で試合が出来るとは思っていなかったので、みんなつくしより大きい相手ですけど、自分が一番目立って勝ちたいと思います。」と語った。
第3試合
トライアングルリボン王座に挑む都とうのがシングルでの前哨戦に臨んだ。いきなりスクールボーイの連発で勝負に出たうのは、串刺しドロップキック、さらに都のお株を奪うおてんばダッシュも決め、試合を優位に進める。さらに逆エビ固め、裏アキレス腱固めと都を追い込んだうのだが、一瞬の隙を衝いた都のカウンターのクロスチョップから試合の流れが一変。最後はみやここクラッチを狙う都と、それを阻止しようとするうのの攻防となるが、上を取った都がうのの首をチョーク気味に絞め上げながらの強引な体固めで勝利をもぎ取った。
うのは「都さんに勝つのは余裕だなって思ってたんですけど、どこか歯車が狂ってしまって、今日は負けてしまいました。都さんは象の足と象の心臓をお持ちなんだなと思いました。不安がないかと言われたら不安はありますけども、明後日31日は来てしまいますので、明日1日心と体をリラックスさせてトライアングル選手権に挑みたいと思います。」と語る。
都は「凄い今のも薄っぺらいマイクだなと思うんですけど、私がトライアングルのカードが決まってて、対角線にいるからっていうことで結構うのの相手をやらされてましたけど、はっきり言ってこの人のお守り係は本当にもううんざりです。試合してても思いましたが、彼女は良くも悪くも相手と試合をしてない。自分のことだけでいっぱいいっぱいなんです、私のことなんて見てもいないなって思ったんですよ。そんな人がトライアングルのベルトに挑戦するとか、本当に笑っちゃうんですけど、もう付き合ってられないなと思って、無理矢理試合を私が大人気なく終わらせてしまったのはちょっと反省なんですけど、でもこれはトライアングル、明後日の後楽園ホールで終りなので、明後日は決まったカードなのでちゃんとやります。うののことも光らせます。そして、私が連れてくるお金で雇ったレフェリーがいるので、私は軽く勝つことがもう決まってます。そのレフェリーは色んな人に断られたんですけど、1人決まってアイスリボンにはたぶんまだ上がったことがない人なんじゃないかなと思うので、明後日は必ず勝つことが決まってます。」とうのへの決別を宣言した。
第4試合
そしてメインはICE×∞王座とリボンタッグ王座のダブル前哨戦。藤本vs雪妃はここまで2度、前哨戦を行い、直接決着はないものの、藤本が2連勝中。一方のらぶっちゃとゲコムスは今回が最初で最後の前哨戦だ。試合前に奇襲攻撃を仕掛けた挑戦者チームは藤本を捉えて勝ちどきを挙げるが、これを蹴散らした藤本は弓李に反撃。らぶっちゃとのタッチワークを活かして、王者チームは弓李に集中攻撃を仕掛ける。なんとかしのいだ弓李が雪妃、妹加につなぐ。追い込まれた挑戦者チームは連係技で応戦する。徐々に試合の流れが挑戦者チームに傾いたところで、遂に藤本vs雪妃の顔合わせが実現した。激しいエルボー合戦、意地のサッカーキックの仕掛け合いと、前哨戦とは思えないむき出しの攻防が展開される中、カウンターのドロップキック、ダイビング・ローリングネックブリーカーを決めた藤本が極楽固めで勝負に出る。なんとかロープに逃れた雪妃は藤本の∞の追撃をかわすと、ハム子の誤爆を誘う。そして対藤本用のタイガードライバーの体勢に。ここでもちがもっちりバディシザースを雪妃に狙うが、これを読んでいた雪妃はもちの前に藤本を放り、もちのバディシザースが藤本を直撃。ダメージの残る藤本を雪妃がタイガードライバーで叩きつけ、最後の前哨戦は雪妃が藤本からカウント3を奪う結果となった。
ハム子は「大晦日前の前哨戦、今日は負けました。負けたのは認めます。でも、最後にGEKOKU娘と対戦してみて、やっぱり私負ける気しません。今日は負けたけど、タイトルマッチ全然負ける気しません。やる気感じられません。ベルト獲って何がしたいのか分りません。」が語り、もちも「ハムさんが言ったことがらぶりーぶっちゃーずの今日の全てだと思っています。今日ばかりはちょっとぐらい良い所を見せたのかもしれないけど、今後これで勝つことはまずないかな。」と冷静に語った。
そしてMCを雪妃に奪われた藤本は「雪妃が座談会のMCをおこなう。これが将来のアイスリボンの姿なのかなと思います。今後、私は一歩引いてアイスリボンを遠くから見る、そういう未来がいつかやってくるのかなと、今日負けて思いました。なので、来年からは頑張ってください。…な~んて言うと思うか、バーーーーカ!!大晦日、私とユキの間にどのくらい差があるか、それを大勢の前でお見せします。覚えておいてください。」とニヤリ。
これに対して妹加は「勝ちは勝ちなんで、今日私たちが直接取ったわけではありませんが、ホールは私たちが直接取ればいいだけの話なんで、覚悟しておいてください。」と返し、弓李 は「ベルト、めちゃくちゃ欲しいんで、足元すくわれないように気を付けて下さい。」と一言。
そして雪妃は「今日、ゲコムスと組ませてもらって、ちょっと、入場式の時から思ったことですけど、ゲコムスが覇気がなかったんですよ。で、試合も集中してなかった気がするんです。らぶっちゃはアジュレボからベルトを獲った、アイスリボンを象徴するタッグチームなので、本当に気合い入れてかかんないと絶対に獲れないと思います。これは私にも言えることで、アイスリボンを象徴する藤本つかさというチャンピオンに、本当に、並大抵じゃない気合いじゃないと勝てないと思っています。本当に31日どれくら差があるのか、どれぐらい差がないのか、皆さんの前で私も証明しなきゃいけないことがあるので、31日よろしくお願いします。」と語った。
エンディング
座談会から締めに入る前に、藤本が大晦日にデビューするすずを呼び込む。すずが手にしていた半紙を広げ、自身のリングネーム「鈴季すず(すずき・すず)」を発表。藤本から「鈴季という苗字は、語呂がいいという理由で都が考えました。漢字は私が充てました。リングネームは画数も大切にしており、この画数はとても良いです。スターになる画数です。期待をしてこの名前を付けました。」と説明。すずは「大晦日でデビューさせて頂きます、名前は鈴季すずになりました。あと2回寝たら大晦日、デビュー戦が来てしまうので、気合いを入れて、絶対朝陽さんに勝ちます。」と語った。