“DDTvsNOAH”の頂上決戦で潮崎豪を破り竹下幸之介がリーグ戦制覇!潮崎はリベンジを誓うも「D王に出たのは僕にとって完全なるプラス」と総括
30日、東京都・後楽園ホールにてDDT『D王 GRAND PRIX 2019 the FINAL!!』が行われた。
この日のメインイベントでは、D王グランプリの決勝戦として、竹下幸之介vs潮崎豪の試合が行われた。
DDTでは11月末より、2月17日の両国国技館大会でKO-D無差別級王座に挑戦する選手を決めるリーグ戦が行われており、潮崎がAブロックを、竹下がBブロックを制覇。
実績とキャリアで勝る潮崎は、「俺を止められるのか?」と竹下を挑発していたが、竹下は「潮崎豪を止めるのではなく、竹下幸之介が潮崎豪を超える」と真っ向から受け止める姿勢を見せていた。
試合序盤、竹下は潮崎の逆水平チョップを警戒し、密着してヘッドロックでじっくりと絞り上げていく。これをバックドロップで脱した潮崎は場外に逃れた竹下をイスに座らせてのランニング逆水平などで痛めつけ、竹下をエプロンに寝かせてのランニング・ニーなどでペースを握る。
その後もマシンガンチョップなどで竹下を痛めつけていくが、竹下もコーナーエルボーで反撃し、ファブル(スワンダイブ式スワントーンボム)を放つが、潮崎はこれを回避し豪腕ラリアット、シットダウン式パワーボム、ゴー・フラッシャーと畳み掛けるが竹下は肩を上げる。
ふらつきながら逆水平チョップで反撃する竹下を、潮崎は両手を広げて受け止めていくが、竹下は投げっぱなしジャーマン2発、パッケージドライバー、ファブル、ジャーマン2発と畳み掛け、そのまま3カウントを奪った。
試合後、マイクを取った竹下は「このカードが決まった時、僕は『潮崎選手を超える』と言いました。今日のこの一試合で潮崎豪を超えることが出来たなんてこれっぽっちも思っていません。でも12月30日、平成最後の12月で今日勝ったのはこの竹下幸之介です。貴方の言う、痛み、苦しみ、今まで味わったことのない最強クラスのものでした。まだまだやり足りないんで、またどこかで会ったときは遠慮なくこの僕の大胸筋に逆水平チョップ打ち込んで下さい」とマイク。
その後、リング上に所属選手たちが上がり2018年を総括した後、竹下の三本締めで興行は終わった。
バックステージに戻った竹下は「缶ビールないですか?リーグ戦優勝と言えば缶ビールでしょう?そういうところがインデ~ですね」と冗談を飛ばし笑顔を見せる。そして「D王グランプリ優勝という実感よりも、潮崎豪選手のチョップが強烈という実感しか無いです。そして豪腕ラリアット、あんなの食らったことないです。いろんな選手のチョップ、ラリアットを食らってきましたけど、レベルが違うというか格が違う」と闘いを振り返り、ファンの声援のおかげで勝てたのだと感謝の言葉を述べる。
対する潮崎は、「今日の結果が全てだろうけど、こんなんで終わるつもりもない。DDTの意地を感じましたが、こっちも3カウント取られたままじゃいられないので、機会があればいつでも行ってやりますよ」と不敵な笑顔を見せる。
そして、DDTのリーグ戦に参加したことについては、初対決となるDDTの選手たちを評価しつつ「D王に出ると決めたことは間違いじゃなかったですね。僕にとって完全なるプラスになりました」と語った。