【試合詳細】5・14 星ハム子プロデュース興行新木場1stRING大会 松本浩代 vs 星ハム子 真琴&朱崇花 vs 水波綾&星いぶき 中森華子 vs 松下楓歩 優宇vs Yappy
『星ハム子 デビュー15周年記念大会プロデュース興行 セクシー♡ハムシー♡雑草魂♡ Mother's Day』
日程:2023年5月14日(日)
開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:165人
▼タッグマッチ20分1本勝負
【1111】柳川澄樺(JTO)/○神姫楽ミサ(JTO)
14分57秒 ミサロール2
【きくらげ】●キク/海乃月雫
▼タッグマッチ20分1本勝負
○弓李/杏ちゃむ(信州ガールズ)
12分16秒 腕サソリ
YuuRI(ガンバレ☆プロレス)/●咲蘭
▼シングルマッチ15分1本勝負
○優宇(プロレスリングEVE)
9分33秒 セカンドからのベアベアーズ→体固め
●Yappy
▼シングルマッチ15分1本勝負
○中森華子(PURE-J)
10分48秒 シャイニング・ウィザード→片エビ固め
●松下楓歩
▼タッグマッチ30分1本勝負
真琴/○朱崇花
15分43秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
水波綾/●星いぶき
▼シングルマッチ30分1本勝負
○松本浩代
20分53秒 ロックドロップ→片エビ固め
●星ハム子
ハム子が15周年記念試合で松本浩代と6年ぶりにシングルで対決!愛娘・いぶきが母の日のプレゼントを渡し日頃の感謝を述べた!
オープニング
前説を務めたのはリボンヌ&水波アニキ。ハム子へのコールの練習や観戦の諸注意をリボンヌがアナウンスし、水波がリボンヌのアシストとして試合前の会場を盛り上げた。
そしてオープニングには今大会の主役であるハム子が1人で登場。この日に対戦カードを発表し、そのカードを組んだ理由などを語り、最後は元気よく大会のスタートを宣言した。
第1試合
むこまこが保持するリボンタッグ王座初防衛戦の相手でもあった『1111』は「対戦してみて、タッグ力を感じた」(ハム子)ということからオファー。対する海乃とキクのきくらげ(仮)は「楽しそうに試合をしているから」というのが選んだ理由。それぞれのアイテムを逆に持って入場してきたのはきくらげ(仮)。一方の『1111』は試合前にきっちりとポーズを決めて息の合ったところをアピールする。
試合は柳川vsキクでスタート。腕の取り合いから始まり、両者がけん制し合って、神姫楽、海乃に交代。代わった海乃がなぜか神姫楽のコスチュームの一部であるチョーカーを手にリングイン。気づいた神姫楽が「(試合前)探していたのに!盗ったの!」と激怒。自軍コーナーに海乃を詰め、チョーカーを奪い返した神姫楽は無事に首に締めると、柳川と2人で海乃に串刺し攻撃を連発。2人で踏みつけての『1111』ポーズを決めた。カバーに入る神姫楽だが、反転した海乃が抑え込みカウント2。代わったキクだが、試合前に「太っている方」と指摘されていた神姫楽は怒りの一本背負い攻撃から自軍コーナーに詰めての踏みつけ。代わった柳川がキャメルクラッチを決める。再び神姫楽が登場。エルボードロップ、変形キャメル、ボディシザースとつなぎ、柳川に交代。柳川がエルボー連打。キクもエルボーで反撃。柳川をロープに詰め、海乃と2人で柳川を抑え込むと、キクが柳川に背後からハム子15周年に合わせてフライパン打ち15連発を決める。
さらに柳川にフライパンを振りかざすキク。柳川がこれをガードし、フライパンを奪おうとする。引っ張り合いに神姫楽、海乃も参加し、2vs2の引っ張り合い。あえてキクが手を放し、『1111』がマットに倒れてしまう。すかさずカバーに入るキクだが、カウントは2。代わった海乃が片足ドロップキック、ボディスラムでカバーもカウント2。柳川が鎌固めで反撃。さらにロープに逃れた海乃に飛び込みニーからカバーもカウント2。柳川が串刺しジャンピングニー、ネックチャンスリーからカバーもカウント2。代わった神姫楽がジョン・ウー、串刺しラリアット、エルボードロップ、セントーンでカバーもカウント2。海乃がカサドーラもカウント2。神姫楽がラリアット、柳川とのダブルドロップキック、セントーンでカバーもカウント2。海乃がキクと2人でダブルのミドルキック、手をつないでのエルボードロップwithフライパンを決め、フィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。代わったキクがドロップキック、肩口に抱え上げるも神姫楽が逃れてストンピングから串刺しラリアット。コーナーに上がりミサロックを狙うも、海乃がキクをアシスト。さらに神姫楽に海乃がフライパンを投げ、神姫楽がキャッチしたタイミングで海乃がミサイルキックをヒット。キクが低空ドロップキックからキクロックへ。柳川がカットに入る。キクがニー連打から神姫楽を肩口に抱え、前方に落とすニークラッシャー。カバーに入るもカウント2。上体を起こした神姫楽にキクがサッカーキックを狙うが、これをかわした神姫楽が倒れ込むキクをミサロールで固め、カウント3を奪取。
ゲスト紹介
ハム子へのサプライズゲストして、藤本つかさと春輝つくしが来場。会場のファンの前に姿を見せ、本部席の後方に隠れるように着席し、ハム子には内緒で、第2試合以降を観戦することになった。
第2試合
「同い年で関節技を得意とする弓李と杏ちゃむの初タッグと、咲蘭が”YuuRI”が好きって言っていたので、頑張ってほしいと思っている咲蘭の思いを汲んでタッグを組ませた」(ハム子)というタッグマッチ。試合は弓李vsYuuRIでスタート。YuuRIがロープに走る弓李の足を刈り、テイクダウンさせたところに低空ドロップキックをヒットし咲蘭に交代。
弓李をコーナーに投げようとした咲蘭が「このばばあ」と弓李を挑発したことで、弓李が逆に咲蘭をコーナーにぶん投げて踏みつけ。代わった杏ちゃむが「私はお姉さん?」と聞くも、咲蘭は「ばばあ!」と切り返し、怒った杏ちゃむが髪を掴んで咲蘭をコーナーに投げての顔面踏みつけ。さらに弓李が咲蘭を押さえ、杏ちゃむが串刺しダブルニー。カバーに入るもカウント2。杏ちゃむがチョークスリーパーから咲蘭をロープ際に詰めると、弓李も加わり、咲蘭を攻める。杏ちゃむがはりつけドロップキックからサッカーキック、キャメルクラッチへ。ロープに飛んだ杏ちゃむだが、YuuRIが足を引っ張って倒す。咲蘭とのおてんばダッシュから咲蘭がフットスタンプ。カバーもカウント2。
咲蘭がドロップキックを決めてYuuRIに交代。YuuRIがアームブリーカーからカバーもカウント2。YuuRIがサッカーキック3連発からのPKもかわした杏ちゃむがアームブリーカー、ダイビングローリング・ネックブリーカー、サッカーキックからカバーもカウント2。杏ちゃむがブレーンバスターを決め弓李に交代。弓李が側転プレスから腕4の字、YuuRIもグラウンドで応戦しサッカーキックでカバーもカウント2。YuuRIがミサイルキックを決め、代わった咲蘭がドロップキック3連発からカバーもカウント2。咲蘭が馬乗りパンチからダイビングフットスタンプを狙うも、弓李がかわす。弓李が脇固めから三角絞め、フィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。YuuRIがスピンキックを決め、咲蘭がダイビングボディアタックでカバーもカウント2。弓李がコードブレイカー。コーナーに咲蘭を投げるも咲蘭が弓李の飛び込みを高角度前方回転エビ固めで返しカウント2。最後は弓李がカサドーラからの腕サソリ固めを決め、咲蘭からギブアップを奪った。
第3試合
「この2人の肉弾戦が見たい!」というハム子の思いから、ハム子とタッグチーム『私達ころんころん。』を結成しているYappyと、アイス初参戦の優宇の初シングルマッチが実現した。2人が向かい合うと、やはり優宇がひとまわり以上でかい。タックル合戦も優宇が打ち勝ち、さらに串刺しボディアタックでカバーもカウント2。優宇がキャメルクラッチを仕掛ける。さらにサイドバスターでカバーもカウント2。優宇がセントーンでカバーもカウント2。Yappyを場外に落とした優宇が「飛ぶぞ!」のポーズからリング上をごろごろ回って場外のYappyめがけて落ちていく強烈なボディプレスを敢行。リングにYappyを戻し、水平チョップからロープに振る。Yappyがカウンターのクロスボディで反撃、さらに串刺しボディアタックから串刺し開脚ドロップ、ギロチンドロップでカバーもカウント2。ファイヤーマンズキャリーを狙うYappyだが、こらえた優宇がチョップ。Yappyもエルボーで応戦し、打ち合いから優宇がダブルチョップで倒し、セントーン。これをかわしたYappyが優宇にヒップドロップからカバーもカウント2。Yappyのラリアットをかわした優宇がチョークスリーパー。さらにキャノンボールからパワーボムを狙うが、こらえたYappyがリバースで投げる。ラリアット合戦からYappyがカウンターのアックスボンバーでカバーもカウント2。コーナーに上がるYappyを落とした優宇がキャノンボールからコーナーに上がると、存分に弾みをつけてのダイビングボディプレスでカウント3を奪った。
第4試合
ハム子が楓歩に誰と戦いたいかを聞いたところ、楓歩がリクエストしたのが中森だったことから、中森にオファーし、2人の初シングルマッチが実現した。握手の手を握ったまま引き込んだ楓歩はコーナーに中森を詰めてのエルボー連打からドロップキック連打へ。胸を張って受けて立った中森は、顔面蹴りで楓歩を吹っ飛ばす。タックルからドロップキックで中森を場外に落とした楓歩はエプロンを走ってのサッカーキックをヒット。さらにリングに戻すとロープに張り付け、エプロンに立ってのミドルキック連打を決め、はりつけドロップキックでカバーもカウント2。楓歩がサッカーキック3連発からPKを狙うが、蹴り足をキャッチした中森は楓歩をロープにはりつけにし、お返しのミドルキック連打。さらにはりつけのドロップキックとみせかけてのローキック、ギロチンドロップからカバーもカウント2。
コーナーに詰めてのスピンキックから再びカバーもカウント2。ローキックの打ち合いから楓歩を倒した中森がロープに飛ぶも、楓歩がキャッチしてサイドバスター。カバーもカウント2。クロスフェイスからロープにはりつけて胸元に蹴りを連打。こらえた中森もロープ際に追い込んでの飛び込みビックブーツからエプロンに立ってのギロチンを首筋にヒットさせミサイルキックでカバーもカウント2。中森のアームブリーカーをロープに逃れた楓歩だが、中森は追撃のビックブーツ連打。必死に起き上がり中森のバックを取った楓歩だが、これを逃れた中森は膝蹴りからブレーンバスター。楓歩がカウンターの延髄ハイキックからブレーンバスターでカバーもカウント2。楓歩がダイビングボディアタックでカバーもカウント2。楓歩が変形ブロックバスターでカバーもカウント2。楓歩がスクールボーイもカウント2。楓歩がバズソーキックでカバーもカウント2。中森がカウンターのビックブーツ。さらに顔面を蹴り上げてカバーもカウント2。中森がシャイニングウィザードを決め、カウント3を奪った。
第5試合
「2人のシングルマッチが忘れられないくらい良くて、タッグを組んだらどうなるのかな」というハム子が愛娘のいぶきと水波アニキの初タッグを実現させた。その対戦相手にはハム子が保持するリボンタッグのパートナーである真琴と、アイス初参戦の朱崇花をオファー。この2人はBEYOND THE SEAのタッグ王者でもある。ハム子が母の日に娘に課した大きな試練の一戦となった。試合は真琴vsいぶきでスタート。ロックアップからの押し合いに水波が加わり、真琴をロープに詰めるとリングインした朱崇花も捉え、2人を同時にロープに振る。カウンターのハイアングルキックを狙った真琴と朱崇花だが、これをかいくぐった水波といぶきはタックルで2人を吹っ飛ばし、2人揃ってロープ際で荒ぶるポーズを決める。水波が真琴の背中に張り手。さらにキャメルクラッチを決めると、いぶきがロープを走って顔面にドロップキックを決める。いぶきがカバーもカウントは2。いぶきも真琴の背中にダブル張り手を入れる。
さらにブレーンバスターをねらうも、こらえた真琴が膝蹴りからかかと落とし、フェイスクラッシャーから、いぶきの背中に張り手。代わった朱崇花がいぶきをコーナーに詰めて踏みつけ。真琴にタッチし、真琴がダブルアーム・スープレックス。カバーもカウント2。真琴がサッカーキックでカバーもカウント2。朱崇花に交代。いぶきがエルボーを仕掛けるも、余裕の表情をみせた朱崇花。ここでいぶきがチョップを叩き込む。さすがに朱崇花の表情がゆがむ。朱崇花の足をすくい、倒したところにいぶきが低空ドロップキック。代わった水波がタックル。アシストに入った真琴と2人まとめてスピアーで吹っ飛ばす。朱崇花をコーナーに詰めてのエルボーからマシンガンチョップ。いぶきを呼び込み、水波が朱崇花を羽交い絞めにして、いぶきがチョップを連打。さらにダブルのチョップで朱崇花を吹っ飛ばす。朱崇花のバックに回る水波。真琴がエプロンから朱崇花の手を引っ張る。逃れた朱崇花が飛び込みの蹴りをヒットし真琴に交代。真琴がDDT、かかと落としでカバーもカウント2。ダブルアーム・スープレックスを狙うが、水波がリバース。水波がエルボー連打も真琴もダブルチョップで反撃し、ビックブーツ連打でカバーもカウント2。朱崇花vsいぶきへ。エルボー合戦から朱崇花がビックブーツを決めれば、いぶきもジャンピングハイキックで反撃し、ジャーマン気味の投げからダイビングボディアタックを仕掛けるが、朱崇花が蹴り上げのドロップキックで対抗し、相打ちに。真琴と朱崇花がダブルのかかと落としで朱崇花がカバーもカウント2。いぶきがライトニングスパイラルでカバーもカウント2。いぶきがダイビングボディアタックでカバーもカウント2。朱崇花がニールキックでカバーもカウント2。最後は朱崇花がムーンサルトプレスを決めてカウント3を奪った。
第6試合
ハム子が15周年の記念試合の相手に選んだのは松本浩代。浩代とのシングル戦に関してハム子は「6年半ぶりのシングルとなります。ハムシーの名付け親でもある浩代さん。セクシーとハム子を言おうとしたら、間違ってハムシーって言っちゃったんですよ。そこからハムシーが生まれました。私がリボンタッグのベルトを初めて巻いたのは、浩代さんとのミートモンスターなんですよ。北都プロレスやOZさんでも試合させていただきまして、リング降りたらごはんにも連れて行ってくださったり、浩代さんにはすごくお世話になっていて、何年も会っていなかったんですけど、やっぱり私は思い入れのある選手と15周年の試合をしたいなと思っていて、浩代さんのスケジュールはいっぱいいっぱいだったんですけど、今日を選んで、浩代さんとシングルさせていただくことになりました。浩代さんに今まで勝利したことがないんですけど、15周年の記念試合で初勝利して、自分の節目に花を添えたいと思います。」と語った。浩代に続き、アイス所属選手がロープ上げし、ハム子がリングイン。
コールと同時に黄色いテープに包まれたハム子。浩代と握手を交わして開始のゴング。ハム子が手拍子と観客をあおり、ハム子コールが起こる中、ロックアップ。浩代がハム子をロープに追い込むも反転したハム子が浩代をロープに押し込みながらブレイク。浩代がヘッドロックで絞め上げる。ハム子がロープに振るも、浩代がタックルでハム子を吹っ飛ばす。浩代がハム子の腕を取るが、ハム子がアームホイップ。浩代がハム子の足を払い、2人で向き合ってセクシーポーズ。浩代のラリアットを前転でかいくぐったハム子がセクシーポーズ。仁王立ちに浩代に「お前もやりたいんだろ!」と挑発。浩代もセクシーポーズで応戦。「お前、いつまで(セクシーポーズ)続けるんだ?」と浩代。「一生やるんだよ!」と胸を張るハム子に会場からも拍手が起こる。ハム子が浩代をコーナーに詰めて腹ウォッシュ。さらにお・し・り・だーッ!を仕掛けるも、浩代がハム子を蹴り飛ばす。コーナーにハム子を振った浩代がセコンドに呼びかけ、ハム子の15周年を祝うアイストレイン。出場選手が全員終わったところで、「まだまだ!」と浩代が叫ぶと、藤本とつくしがリングイン。驚きを隠せないハム子に藤本が串刺しドロップキック、つくしがハム子にエルボー連打を決めると、藤本とつくしのドロップキッカーズの代名詞であるダブルドロップキックをハム子に決める。浩代とドロップキッカーズがハイタッチ。やられながら号泣のハム子を浩代がカバーもカウント2。浩代がチンロック、飛び込みドロップキック、DDTでカバーもカウント2。
浩代がストンピングからエルボー。ハム子がエルボーで反撃しながら起き上がるも、浩代がラリアットでハム子を場外に吹っ飛ばすと、ハム子を追いかけた浩代はハム子を抱え上げ、鉄柱を利用してのバックブリーカーで絞め上げる。さらに客席後方になだれ込んでの乱戦からリングサイドでハム子の頭にバケツをかぶらせた浩代が椅子を振りかざし、ハム子の脳天に叩き落す。続けて花道にハム子を引きずっていった浩代は花道でハム子にボディスラムを決め、リングへ。必死に起き上がったハム子がリングに戻ったところに、浩代がミサイルキックを決めカバーもカウント2。浩代がハム子をボムの体勢で抱え上げようとするが、ハム子がこらえリバースで投げる。すぐに起き上がった浩代が逆エビ固め。ロープに逃れたハム子をコーナーに詰めた浩代がチョップ、エルボー、踏みつけ。浩代がブレーンバスターを狙うもハム子がこらえて着地すると、飛び込みラリアット、串刺しボディアタックからお・し・り・だーッ!を決め、ブルドッキングヘッドロックからカバーもカウント2。浩代を抱え上げようとするハム子だが、浩代がエルボー連打で逃れ、エルボー合戦へ。浩代がロープ際のハム子にボディアタックを決め、アルゼンチン・バックブリーカーの体勢へ、ハム子が必死に暴れて後方に逃れて丸め込みもカウント2。ハム子がハムロールを狙うが、蹴りでハム子の回転を止めた浩代がハム子に掟破りのハムロールもカウント2。
ハム子が腹ウォッシュの連打からシャイニング腹ザードでカバーもカウント2。ハム子がハムどんからカバーもカウント2。コーナーに上がるハム子。浩代が追いつき、雪崩式ブレーンバスター。カバーに入るもカウント2。浩代がロックドロップを狙うも、こらえたハム子が丸め込みへ。浩代がカウント2で返すと、ハム子がハムロール。カウント2で返した浩代がラリアットを狙うとハム子もラリアット。同士討ちが続き、浩代がカウンターのラリアットを決めカバーもカウント2。浩代がブレーンバスターからカバーもカウント2。ハム子がエルボーで反撃。浩代は顔面へのエルボースマッシュでハム子を吹っ飛ばす。ハム子が腹ウォッシュから女の執念を決めるもカウント2。ハム子が飛び込みラリアットからカバーもカウント2。ハム子がダイビングボディプレスも浩代が剣山でディフェンス。浩代がライガーボムもカウント2。続けて浩代がロックドロップを決めカウント3を奪った。
〈試合後のリング上〉
浩代「ハム子、ハム子って名前…(笑)。ハム子って名前、最高!プロレスラーにとって周年興行ってすごい大事だと思います。5周年の次に当たり前に10周年があるわけじゃなく、10周年のあとに15周年が必ずあるわけでもない。そんな大事な節目の興行にシングルで呼んでいただいて、ありがとうございました。ハム子がデビューして15年、私もアイスリボン、当時はすごい上がっていて、思い入れはあるんですけど、アイスリボンが15年、形を変えながらも、ハム子はずっとアイスリボンにいて、星ハム子、変わらないままいてくれて。ちょっと痩せたけど。だから今日、大事なアイスリボンのリングで星ハム子とシングルが戦えて私はハッピーです!ハム子、15周年おめでとうございました。勝っちゃったよ、私、また。」
ハム子「浩代さん、ハム子だーっ!私はハム子だーっ!浩代さん、もう15 周年にはあなたしかいないって思いました。なのに、何度も何度もスケジュール確認したのに、空いてない、空いてない、空いてないって、 私を拒否するかのように空いてないって。ずーっと言い続けられて。でも社長が (浩代のスケジュールが空いていた)今日、この日に新木場大会をとってくれたんですよ!浩代さんと試合がしたいから!ありがとうございました!浩代さんにとっては、星ハム子なんて、その辺の後輩といっしょかもしれないんですけど、私にとって浩代さんはとてもとても大切な、思い入れがある、思い出がある先輩なんですよ。もうあなたがいないとダメでした。ホントに。そして…あれは誰だ?なんなんだ?(客席を見て)つっかとつくしとのり (法DATE)!もうだめだなー!私、今とても幸せです!こんなに浩代さんに殴られて、蹴られて、ボコボコにされて、けちょんけちょんにされたのに、プロレスで幸せになりました。今アイスリボンは所属が少ないかもしれないけど、アイスリボンがある限り、私はこのリングでプロレスでハッピーを叫び続けるってここに誓います。だからお客さんもついてきてください!(※会場、ハム子コール)私、今日来てくれたお客さんみんなの顔、絶対忘れないから!一生忘れないから!これからもよろしくお願いします!ありがとうございました!」
※参戦選手をリングに上がるようハム子がアナウンス。いぶきがハム子の前に立つ。
いぶき「今日、何の日かわかる?負けて勝利をプレゼントできなかったのはごめんなさいなんですけど…。」
ハム子「負けたの?」
いぶき「はい。でもいつも母の日に、カーネーションばっかあげてて、途中、捨てられているのも見て、ちょっと悲しい思いもしたんですけど…。」
ハム子「ちょ、ちょっと、花が枯れたからでしょ!」
いぶき「自分も20歳になって、ちょっと大人になったので、ちょっと、これをプレゼントしようかと思って。」
※Chanelの袋を渡す。
ハム子「シャネルだって!」
いぶき「中身も本物なので。」
ハム子「私、化粧品、1000円とかなんですけど。大人になっちゃっていいんですか?大人か!え~ありがとう!たまにはいいところあるじゃん。さっきの(アイストレインのときの)張り手、、超痛かったんですけど。」
いぶき「いつも自分の大学のお金とか払ってくれて、ありがとうございます。まだあと2年残っているので、お金だけはすいませんが、よろしくお願いします。」
ハム子「現実的だねえ。隠さなくていいんじゃない!」
いぶき「自分、夢があって早くシングルのベルト巻いて、あなたとタイトルマッチをすることが夢なので、楽しみにしていてください!」
※「ありがとう!」といって抱きつくいぶき。「ウソくせえ!」と振り払おうとするハム子。「皆さん、私の娘なんで、よろしくお願いします。」と語ったハム子が最後は「15周年興行、皆さん、ありがとうございました!プロレスでハッピー!ボンレス!ハーム!」で大会を締めた。
〈試合後の星ハム子〉
「ありがとうございましたー!なんで私は松本浩代を選んだんでしょう(笑)。体がボロボロだ!痛―い!でもプロレスでハッピーで終わりましたー!15周年、お客さんがめちゃくちゃあったかくて、すごい嬉しくて、なんですか、そしてあのサプライズ。きのう、2人に電話してるのに、今日来るなんて言ってなくて。しかもつっかにきのう会いに行ってるのに。私は明日は行けないからごめんねって言ってたのに来てくれて、ホントにホントに最高に嬉しかったです。」
――試合後は現役継続を宣言しました。
「やっぱりいろいろあると思うんですけど、星ハム子イコールアイスリボンなのかなって。 いろいろ思うところは正直ありますよ。でも、それを私がどうにかしなきゃ。選手がどうにかしないと変わらないと思うので。もう上に当たってでも、砕けてでも、これ以上、人数は減らしたくない。みんな、プロレスでハッピーになってほしいので。私のいる意味、強くもない、ただ最長キャリアの私ができることは何なのかっていうのを、もうちょっとちゃんと考えて、下の子たちに教えていかなきゃいけないとも思うし、下の子たちにもついてきてもらえるような存在になっていきたいなって思います。私、15年やっても体は全然元気なので。痛いところもないし、ケガしてるところもないので。試合はできるので、プロレスラーは試合で伝えていくべきだなと思うので、出れる試合は出て、プロレスでハッピーを伝え続けます!」
――次は20周年を目指して…。
「20年ですよ、20年後は何歳だ?46歳ですかね?まだいけますかね?」