【試合結果】12・26 WRESTLE-1後楽園ホール大会 芦野祥太郎&児玉裕輔&羆嵐&新井健一郎&トンドコロ隼vsCIMA&T-Hawk&エル・リンダマン&ロジャー 【W-1タッグ】近藤修司&土肥孝司vsカズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナル 木村花&朱崇花vs米山香織&松本浩代
『WRESTLE-1 TOUR 2018 SHINING WINTER』
日時:2018年12月26日(水)
開始:18:45
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1086人
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●本田竜輝
5分59秒 アームロック
○土方隆司(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
●一/佐藤嗣崇
9分34秒 スワントーンボム→片エビ固め
三富政行(フリー)/○仲川翔大(ASUKA PROJECT)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○アンディ・ウー
10分22秒 飛鴻→片エビ固め
●エル・イホ・デル・パンテーラ
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○河野真幸/征矢学/稲葉大樹
9分39秒 エルボー→片エビ固め
黒潮“イケメン”二郎/●アレハンドロ/MAZADA(東京愚連隊)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[FloÜrish]●木村花/朱崇花(WAVE)
10分38秒 ロックドロップ→片エビ固め
[獣友]米山香織(YMZ)/○松本浩代(フリー)
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者組】近藤修司/○土肥孝司
18分53秒 垂直落下式ブレーンバスター→ 片エビ固め
【挑戦者組】カズ・ハヤシ/●ペガソ・イルミナル
※第16代王者組が3度目の防衛に成功。
▼Enfants Terribles vs #STRONGHEARTS対抗戦 10人タッグマッチ 30分1本勝負
○芦野祥太郎/児玉裕輔/羆嵐/新井健一郎(DRAGON GATE)/トンドコロ隼
24分11秒 アンクルロック
[#STRONGHEARTS]吉岡世起/●CIMA(OWE)/T-Hawk(OWE)/エル・リンダマン(OWE)/ロジャー(OWE)
芦野がW-1王者の意地を見せCIMAからアンクルロックでタップを奪う!T-Hawkが芦野に挑戦表明!イケメンがCIMA&芦野に舌戦で完敗!近藤&土肥がタッグ王座V3!
オープニング
試合開始前、一日遅れたクリスマスプレゼントとしてCheer♡1がサンタ衣装でのダンスパフォーマンスを行った。
第1試合
エルボーで押し込んだ本田だが、土方にやり返され、ショルダータックルでふっ飛ばされる。さらに待っているのは土方の強烈なミドルキックの洗礼。開始早々悶絶状態だ。本田も必死にエルボーでやり返し、ショルダータックルとエルボーでぶつかっていく。なかなか倒れない土方をなんとか倒してみせた。
そしてブレーンバスターを狙う本田。土方に踏ん張られながらもなんとか投げて叩きつけ、バックドロップで追撃だ。さらに逆エビ固めでギブアップを狙う本田。しかし、土方の余裕は崩れない。本田のジャーマンを阻止すると、尻もちをついた本田の顔面を正面から蹴り飛ばす。
さらに立ち上がれない本田に張り手を連発。ならばと本田はサッカーボールキックをかわしてバックを奪うとジャーマンスープレックス。しかし、土方は狙いすましていたかのように本田の腕を取ってアームロック! たまらず本田もギブアップし、土方が貫禄の勝利をあげた。
<試合後コメント>
土方隆司
「まずは初参戦以来、1年が経過するわけですけど、チャンスをくれたカズ選手、選手、スタッフの皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。W-1という団体がなければ野垂れ死んでいたかもしれないので、私はW-1に生かされているので、ご恩を返すべく精一杯リングに上がりたいです。今日は相手がデビューして3カ月の本田でした。成長はわかります。でも、試合をしている中で、どこかでこれができたらいいな、あれができたらいいな、そうしたものが感じられるのも事実です。W-1全体に言えることですけど、一時代よりもプロレスが優しくなっているのかもしれないけど、そこに甘えてもらっては困るんですよね。参戦して感じることは会社としての暖かさ、ファンとしての暖かさを感じますけど、そこにあぐらをかいてプロレスをやっている本田、一、佐藤、岩石、お前ら甘えてプロレスをやってんな! 一もこの間あれだけボロカスに言われて、なんで噛みついてこないんだ。佐藤も岩石もタッグリーグでやられたんじゃないのか? 俺を潰せば上がれる。なぜこのチャンスに上がってこない。甘えた心でプロレスをやるな。甘えた心でやっているうちは将来はない。お前らの将来がないということはW-1に将来がないってことだ。次やったら潰してやる」
本田竜輝
「2018年最後の試合だったんですけど、何も結果出せずに終ってしまいました。来年はシングル初勝利を目指しがんばります」
第2試合
三富のショルダータックルに対して佐藤が巨体で立ちはだかる。続く一も攻めの姿勢を見せるが、三富は場外に出て挑発。その間に仲川が出てきて、ツープラトン攻撃。倒れた一に三富がニードロップを投下だ。
一は続く仲川のサーフボードストレッチに捕まる。さらに三富が出てきてモンゴリアンチョップとやりたい放題だ。しかし、三富がブレーンバスターを狙ったところを阻止してドロップキック。続く佐藤は三富と仲川を次々とボディスラムで叩きつけ、エルボーアタックで殴り倒してみせた。
さらにチョップで攻め立てる佐藤。三富のサミングにもめげずにブレーンバスターだ。そして一も串刺し式のドロップキック。さらに突っ込んできた三富にコンプリートショットだ。しかし、三富は続く一の攻撃をかわしてネックブリーカー。代わった仲川は一に延髄斬りを食らわし、ミサイルキックで追撃だ。
しかし、一はオーバーヘッドキックで流れを変えると、すかさず佐藤がエルボーアタック。そして、仲川をファイヤーマンズキャリーで持ち上げる。そこに三富が出てきてカット。ダブルのニーリフトから合体技で叩きつけ、三富がブレーンバスター。最後は仲川がスワントーンボムを投下して一から3カウントを奪ったのだった。
<試合後コメント>
佐藤嗣崇
「この間の九州シリーズで大分出身ということで僕たち2人は注目の試合を任されて、2人とも負けてしまいました。この後楽園でも大分県出身のタッグで挑んだんですけど、外敵にやれてしまいました。僕たちもまだまだW-1で上を目指していきます」
一&三富政行&仲川翔大
一「最後まで勝つ姿を見せることはできなかったですが、来年は必ず必ず勝つ姿をお届けできるよう努力していきます。今年1年、W-1、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。
※ここで三富が登場。
三富「ちょっと一選手、上を見るとかわかった。でも、この1年、いろいろあったけど、ちょっとたまには外を見てみよう。3月14日に歌舞伎町プロレスをやるんだけど、YOSHIKIに似てるよね? 夜の匂いがするよ。何ごとも社会経験だから。外の世界を知ることも経験だから。参戦ということでいいね? W-1、メインストーリーはありましたけど、僕も地道にがんばってきたつもりです。来年もよろしくお願い致します」
仲川「怪我して久々のW-1参戦だったんですけど、僕の今年の試合納めを勝つことができました。この調子で来年も呼んでください。いつでも来ますんで、ありがとうございました」
第3試合
この日の試合を最後にメキシコに帰るパンテーラがライバルであるアンディと一騎打ち。序盤はグラウンドで渡り合うが、まずはアンディがコルバタで先制。さらに三角飛び式のプランチャを放とうとするが、これはパンテーラが阻止するなどお互いの動きを読み合う。しかし、パンテーラが場外に飛んだのをかわしたアンディが三角飛び式プランチャを炸裂させる。
さらにダイビングボディアタックを食らわせたアンディはメキシカンストレッチに捕獲。続けて倒したパンテーラの背中にドロップキックだ。しかし、パンテーラもケブラドーラ・コンヒーロで反撃。たまらず場外に逃げたアンディにトペ・スイシーダを炸裂させる。
続いてパンテーラはエプロンのアンディにブレーンバスターを仕掛けるが、アンディも踏ん張る。両者エプロンサイドでの攻防後、パンテーラはコーナーに上がると、そこから断崖式のヘッドシザーズ。さらに倒れているアンディにトップロープ越えのセントーン・アトミコだ。
これで流れを掴んだパンテーラはリングに戻るとミサイルキック。アンディも飛鴻を狙うものの、パンテーラはこれも読み切って、カンパーナに切り返す。そして、リバースフルネルソンの体勢からバックブリーカーで叩きつけ、スワントーンボムを発射だ。
だが、アンディはこれを剣山で阻止。ローリングクレイドルで回してから飛鴻だ。しかし、パンテーラはこれも読んでおり、前方に叩きつけると、リバースのスペシャルDDT。さらに腕を固めの変形DDTで串刺しだ。
しかし、アンディもコーナーに上がったパンテーラを追いかけると、雪崩式フランケンシュタイナー。そして、最後はこの日、3度目の飛鴻! 今度こそきっちりと決めて、勝利をあげた。
<試合後コメント>
アンディ・ウー
「あいつとは何度もやってるので勝ってもすっきりしないですね。あいつは今日でメキシコに帰るらしいんで、今日は勝たなきゃいけなかった。あいつに悔しい思いをさせてやりたかった。来年は『CRUISER FES』もあるしね。あいつも悔しい思いがあって、俺にやり返したいんやったら、『CRUISER FES』に帰ってこい」
エル・イホ・デル・パンテーラ
「(全部日本語で)今日、今年ラストマッチ、本当に嬉しいです。W-1のファンは最高。で、本当に私はメキシコ人だけど、私の心は本当に日本人。本当にありがとうございます。アンディ、ありがとう! マイ・ブラザー!」
第4試合
試合前に河野に対していきり立つアレハンドロ。先発は稲葉とMAZADA。稲葉の強烈なショルダータックルが炸裂する。続いてはイケメンと征矢の攻防。征矢のワイルドチョップをイケメンが阻止すれば、征矢もイケメンのチョップを阻止。そして、2人が交差すると、倒れたのはイケメンだった。
そしていよいよアレハンドロの登場。相手コーナーまで行って河野を挑発。ドロップキックをかますが、征矢にボディスラムで叩きつけられてしまう。さらに待望の河野が登場しても、そのボディスラムの餌食に。高々と抱え上げられてから叩きつけられて悶絶だ。
続く稲葉にも顔面ウォッシュを食らい、ミサイルキックもスカされたアレハンドロ。だが、セカンドロープを利用したドロップキックで一矢報いる。そして、再び河野にふっ飛ばされてイケメンにタッチ。
代わったイケメンはジャケットパンチで河野を攻め立て、ロープを緩めて場外に追いやる。稲葉も場外に追いやり、征矢もスワンダイブ式のヘッドシザーズで場外に出すと、自身はトップロープからのラ・ケブラーダだ。
代わったアレハンドロもドロップキックで河野に攻め込み、ミサイルキックを炸裂させる。そして無謀にも「投げるぞ」と宣言。だが、あっさり弾き飛ばされてしまう。そこにMAZADAが急所蹴りでアシスト。イケメンもニーを食らわし、アレハンドロがスワンダイブ式のボディプレスで続く。
だが、征矢が出てきてブレーンバスターで投げ飛ばし、あっさりと形勢逆転。イケメンも稲葉とのコンビネーションで排除されてしまう。そして、孤立したアレハンドロに河野がシャイニングウィザード。最後はエルボーをぶち込んで、あっさりと3カウントを奪ったのだった。
<試合後コメント>
河野真幸&稲葉大樹&征矢学
征矢「河野さんがいると心強いよ。稲葉が、吉岡がスパイだって言うんですよ。よく考えてみろ。この間の『冬フェス』、所属選手全員出るはずだったのに、トンドコロはどうしたんだ?」
稲葉「体調不良って言ってました」
征矢「それでプロレスラーが休めるかって話なんだよ! お前、クスリやってんな!」
稲葉「でも、#STRONGHEARTSが言ってるんですよ! わかっていることじゃないですか?」
征矢「スパイは他にいるんだよ! お前の脳みその中で勝手に判断してんだ」
河野「連れて来ればいいじゃない」
稲葉「河野さん、僕怖いです」
征矢「現実を受け止めろ!」
稲葉「征矢さんも現実を受け止めてください」
征矢「違うよ、違うよ! ところでアレハンドロ! なんだあいつ? 中身違うんじゃないのか? 会社、中身確認しとけよ!」
第5試合
ゴング前に両軍戦闘開始。まずは米山と松本がコンビネーションでFloÜrishを圧倒していく。そして、松本が逆水平チョップで花に攻め込む。さらに米山と一緒に花を観客席に向けて磔だ。だが、花も米山のモンゴリアンチョップに対して、ビッグブーツで反撃。ドロップキックで蹴散らす。
続く朱崇花もコーナーで米山の顔面踏みつけ攻撃。さらに花と合体ビッグブーツで追撃だ。勢いに乗る朱崇花はボディスラムを連発。しかし、米山は朱崇花と花を同士討ちに誘うと、ドロップキックで朱崇花を蹴り倒し、そのまま花の身体にセントーン。さらに朱崇花が花の身体の上に倒れると、その上からセントーンだ。
そしてタッチを受けた松本は花を持ち上げて、場外にいる朱崇花にぶん投げる。さらにミサイルキックを炸裂させる。だが朱崇花もコーナーに振られながらもトンボを切って一回転。張り手で倒して顔面にドロップキックだ。さらに反撃してきた松本にトラースキックを食らわせて花にタッチ。
花は正面からのドロップキックを放つと、続けてビッグブーツを炸裂させる。一方の松本もブレーンバスターで反撃。そして米山を持ち上げて、パワーボムで花の身体に投下しようとする。だが、花はこれをかわし、朱崇花とビッグブーツを連発。ところが、松本はそのFloÜrishの2人をまとめてバックドロップで投げ飛ばしてみせた。
花も必死にエルボーで反撃。松本のラリアットもヒザで迎撃し、卍固めへ。さらにグラウンドに持ち込んで松本にギブアップを迫る。ここは松本がロープブレイク。ならばとコーナー最上段に上がった花。ここで米山が出てきて雪崩式のブレーンバスターを仕掛ける。これを松本が米山ごとパワーボムだ。
松本は花をラリアットで倒すと、朱崇花の動きを米山が止める。花も前方回転エビ固めを仕掛けて食い下がるが、これを松本にキックアウトされると、続けて放ったビッグブーツが朱崇花に誤爆。その花を松本はラリアットでなぎ倒すと、最後はロックドロップでトドメを刺した。
<試合後コメント>
木村花&朱崇花
朱崇花「なんで取られちゃうかな?」
花「私が一番悔しい」
朱崇花「なんか誤爆とか多すぎない? 息も合わないしさ」
花「それは私のせいですか?」
朱崇花「周り見れてない」
花「避ければ避けれたと思いますけどね」
朱崇花「避けられない。あれは誰でも避けられない。絶対避けられない」
花「なんか私が一番悔しいのに、「なんで取られたの?」っていうのはちょっとさすがに私も……」
朱崇花「松本さんにも負けてるんでしょ? 前回も負けてるし。私は取られてないからね」
花「でも、タッグは2人のせいだから」
朱崇花「息が合わなさすぎる。大問題」
花「どっちかががんばっても意味ない」
朱崇花「『朱崇花さんが、朱崇花さんが』って言うけど、タッグとして成立させる気あるの?」
花「その言葉はお返しします」
朱崇花「じゃあ次ね。今度こそ。今日みたいな負け方はしないよ」
花「じゃあ、朱崇花さんもサポートしてくださいね」
朱崇花「サポートしているじゃない。もっと仲良くやろうよ。次回ちゃんとやってよ」
(朱崇花は退席)
――解散を考えることはありますか
花「さすがに早すぎますね。こんなんで解散とかしたくないんで。こんなことで喧嘩もしたくないので私も努力するようにします」
松本浩代&米山香織
松本「今回W-1に獣友としては初参戦ということで、W-1の2人を越えて印象を残すのが目標でしたのでどうでしたでしょうか? 獣友っていう名前を覚えてもらうのが勝負だと思います」
米山「このタッグチャンピオンとしてダメージを乗り越えての勝利。こんなに素敵なこともないですね。やっぱプロレスは最高です」
松本「今回、花と久々の対決で、朱崇花と初対戦ということで若い世代が上を乗り越えようというのが見どころでしたけど、ベルトは今現在ここにあるんだっていうところを見せることができたと思うので、あの2人の甘さがお客さんに伝わっていると思います。プロレス、ナメんじゃねえぞっていうのが伝わっているのであれば本望です」
第6試合
序盤から近藤が力でペガソをねじ伏せにかかるが、ペガソは素早い動きで対抗。続くカズも近藤の足をクランチループでいためつける。だが、近藤はペガソをロープに半宙吊り状態にすると、胸板に踏みつけ攻撃だ。
続く土肥は串刺し式ラリアットを食らわし、再び近藤にタッチ。近藤はペガソをフェイスロックでいためつける。さらに場外に追い出すと土肥がいたぶり、リングに戻ると近藤のエルボーが待っている。
チャンピオンチームは素早いタッチワーク。トレイン攻撃を仕掛ける。だが、ペガソはこれをかわしてスワンダイブへ。だが、まだ恐怖感が残っているのか、なかなか飛べない。そのペガソを近藤がエルボーで場外に叩き落とす。
そんなペガソに土肥はバックドロップ。なんとか側転式のフォアアームで一矢報いたペガソ。代わったカズは素早い動きでエプロンに出ると土肥にロープを使ったスタナー。さらにロープを越えてボディプレスだ。
さらに反撃してくる土肥にコーナーでコンプリートショットだ。しかし、土肥はこれをかわすと一回転して飛んできたカズをスカして落とし、代わった近藤がランサルセだ。カズもロープワークを利用して動き回り、バックを奪うとバックドロップで反撃。
代わったペガソはフェイスクラッシャーからショットガンドロップキック。さらに三角飛び式のトルニージョで追撃だ。そして、再びスワンダイブの体勢へ。これを土肥がカット。ペガソはまたもスワンダイブを阻まれ、リングに落下してしまった。
このピンチにカズが出てきて土肥を攻撃するが、すかさず近藤とのダブルラリアットで排除。続けて土肥がスパインバスターを食らわせると、近藤とバックブリーカーとギロチンドロップの合体技だ。
さらに近藤がペガソをショルダースルーで投げ、土肥がキャッチ。一度は落とすものの、再び持ち上げてパワーボムだ。これでグロッキー状態になったペガソ。無理やり立たせた土肥は張り手を連発。これで目を覚ましたか、ペガソは張り手の連打からローリングソバット。そして、今度こそスワンダイブで高々と飛んでフォアアームを2発連続で決めてみせた。
さらにカットに入ってきた近藤をカズがハンドスプリング式レッグラリアットで排除。カズとのコンビネーションで土肥にキックを連発し、アサイDDTだ。そしてカズがトペで近藤を場外に釘付けにしている間に、ペガソはトップロープからフライングフォアアーム。さらにみちのくドライバーで土肥を叩きつける。
カズもパワープラントで追撃すると、ペガソがファイヤーバードスプラッシュを土肥の背中に投下。さらに正面に直して、もう一発ファイヤーバードスプラッシュを放つ。だが、土肥はこれをかわすと、近藤がカズをザ☆オリジナル。しかし、カズもトラースキックでやり返し、4者ダウン状態となってしまった。
いち早く立ち上がった土肥はペガソをジャーマンで投げ飛ばし、立ち上がってきたところにショートレンジのラリアット。ペガソも続く土肥のラリアット、スクラップバスターを切り返してホワイトホース。さらに突っ込んできたところを巻き投げ固めで3カウントを狙う。
しかし、そんなペガソを土肥は強烈なラリアット一発でなぎ倒す。そして、最後は垂直落下式ブレーンバスター。3カウントを奪い、近藤&土肥組が3度目の防衛に成功したのだった。
<試合後コメント>
近藤修司&土肥孝司
近藤「負ける気しない。土肥に任せっぱなしだけど負ける気しない」
土肥「ペガソ脅威だったよ。あと10kg、20kg体重を増やされて、あの動きをされたらわからない。でも、最後に立っているのは俺。いつでもいいよ#STRONGHEARTSでも来たらいいよ。負ける気しないよ」
近藤「まあいい締めくくりができた。KAIじゃないけど、俺は自由人だから。シングル決まったんだよな。あのリングに上がる。望月成晃とシングルだけど、世話になった人だ。でも、ドラゴンゲートはクビになっているからよ」
土肥「いい年だよ。今年も終わりだ。よし」
カズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナル
カズ「強え奴、チャンピオンで強え奴が勝つ。ここは強え奴が集まってるから最高だよ。乗り越えなくちゃいけないから。だから俺はカズ・ハヤシでいられる」
ペガソ「勝負だから勝ち負けはあるけど、めっちゃ悔しい。全然チャンスを活かしきれてない。今日の近藤修司、土肥孝司もそうだけど、強い相手とドンドン闘って、自分の経験値を上げていきたい。強い相手とやらせてください」
カズ「それは自分で。会社とかそういう問題じゃないから。一レスラーとしてやらなくちゃいけない、探さなきゃいけない時があるから。僕はペガソのパートナーだし、そのパートナーに自信を持っているし、だけどペガソも自分を見つけるのは俺じゃない。自分自身だ。自信を持って好きなようにやってほしい」
ペガソ「来年からは強い相手と当たって、経験値を上げて強くなっていく」
カズ「あと2018年本当にありがとうございました。2019年W-1、攻めていきますから。マジでついてきてくれ」
第7試合
Enfants Terribles+トンドコロの連合軍vs #STRONGHEARTSの全面対抗戦。ヒートアップする両軍はゴング前に激突。場外に出ると、芦野はT-Hawk、児玉は吉岡、トンドコロはCIMA、羆嵐はリンダマン、新井はロジャーとそれぞれ標的を見つけて攻め込んでいく。
リングに戻るとT-Hawkが芦野を踏みつけて勝ち誇る。だが、芦野も立ち上がりタックル合戦。さらに芦野がエルボースマッシュを打ち込めば、T-Hawkも逆水平チョップで対抗。両者一歩も引かずに打ち合い火花を散らす。
続いて児玉とリンダマンが対峙。こちらもリング中央で激しくエルボーをぶつけ合う。しかし、児玉はサミングで流れを変えて腕を極める。ならばとリンダマンも腕を取り返し、指に噛みつき攻撃だ。
だが、児玉はバックエルボーでお返し。さらにロープ越えのセントーン・アトミコだ。しかし。リンダマンも髪の毛を引っ張って譲らない。続いてはトンドコロが登場。CIMAに「出てこい」と挑発だ。
そしてCIMAが登場。両者大声援を浴びながら、素早い動きを見せるが、まずはトンドコロがドロップキックで先制。しかし、CIMAも続くドロップキックをかわすとフットスタンプを炸裂させる。そしてT-Hawkにタッチだ。
T-Hawkはトンドコロそっちのけで芦野を急襲。芦野も呼応してT-Hawkに襲いかかる。芦野が下がるとT-Hawkはトンドコロにチョップの洗礼。続く羆嵐にも見舞ってみせた。ここで今度はロジャーが登場。
長身のロジャーに背後からトンドコロがスリーパー。さらに児玉と新井も襲いかかるが、なんとロジャーはトンドコロを背負ったまま、2人をブレーンバスターで投げ飛ばしてみせた。続いては吉岡がリングイン。CIMAとのコンビネーションでトンドコロを攻めると、カットに入ってきた児玉、新井、芦野をロジャーがボディスラムでトンドコロの身体の上に投下していく。
だが、続いて羆嵐が出てきてこれを阻止。逆にロジャーをボディスラムで叩きつけると、お返しとばかりに#STRONGHEARTSの面々をボディスラムで投げていく。ならばとT-Hawkがこれを阻止。逆に羆嵐の巨体をブレーンバスターで投げ飛ばしてみせた。
依然としてピンチが続くトンドコロ。リンダマンに虚仮にされながらも、エルボーで必死に反撃。しかし、コンプリートショットで叩きつけられ、代わったT-Hawkにはロホで固められてしまう。なんとかロープブレイクしたトンドコロだったが、続く吉岡からもキックを食らわされてしまう。
だが、トンドコロはロープに上がったところを突き落とされても、逆にロープを使ったスタナーで反撃。スイング式DDTでお返しをし、羆嵐とタッチだ。羆嵐はCIMAとT-Hawkをラリアットでまとめてなぎ倒すと、リンダマンには串刺し式ラリアット。さらにセカンドロープからのセントーンだ。
だが、リンダマンは羆嵐に強引に水車落としを仕掛けてお返し。巧くT-Hawkとタッチすると、代わったT-Hawkがやはりタッチを受けていた児玉に強烈な逆水平チョップ。しかし、児玉もコーナー最上段からフライングフォアアームで反撃。アギラを食らいながらも、ドロップキックで反撃してみせる。
そして、リング上は芦野とCIMAに交代。芦野がCIMAのニードロップを自爆させると、Enfants Terriblesがトレイン攻撃から集団でCIMAを攻め立てる。CIMAもカウンターのドロップキックで反撃してくれば、芦野もアンクルロック。しかし、CIMAはこれを延髄斬りで脱出し、#STRONGHEARTSが芦野に対してトレイン攻撃だ。
さらにロジャーがチョークスラム、T-Hawkがウラジゴク、リンダマンのバックドロップが次々と決まる。さらに吉岡がラ・ミスティカを放つと、CIMAがトラースキックからシュバイン。そして必殺のメテオラを狙う。だが、芦野はこれをかわすと、CIMAが着地したところに羆嵐。顔面を掴むとアイアンクロースラムだ。さらにトンドコロのミサイルキック、児玉のマッドスプラッシュが炸裂し、芦野がジャーマンだ。
そしてアンクルロックに捕獲した芦野。何度も逃げようとするCIMAを体勢を入れかえて絶対に離さない。ついにCIMAもマットを叩いてギブアップ! 芦野がCIMAをタップアウトさせ、Enfants Terriblesに勝利をもたらしたのだった。
試合後、大声援の中、まず芦野がマイクを握る。
芦野「聞こえるか? これがW-1ファンの声だよ。CIMA、ああだこうだ好き勝手言いやがってよ。最後に立ってるのは俺だよ。こいつがリーダーだろ? こいつに勝ったんだから、お前ら出て行け!」
T-Hawk「言わせておけば勝手なことを言いやがって! ウチのCIMAがやられて俺が黙っているはずないだろう。わかりやすく単刀直入に言ってやる! お前が持っているその無差別のベルト、この俺に挑戦させろ!」
芦野「おい、このリングはOWEじゃねえんだよ。W-1のリングなんだよ。ベルト挑戦してえなら、頭下げろ、この野郎!」
T-Hawk「誰が下げるか! 俺は身体が火照ってよ、今すぐでも! 今すぐでもお前の持っている無差別のベルトが欲しいんだよ! もう一回言ってやろうか? そのベルトの次のチャレンジャーはこの俺だ!」
芦野「そこまで言うならやってやるよ。早いほうがいいよな? 10日後、後楽園だよ。お前とW-1のベルトを賭けてやってやるよ!」
(ここでトンドコロが芦野を突き飛ばし、マイクを握る)
トンドコロ「CIMAは俺の獲物です。CIMAは俺が倒さなきゃいけない相手だと思っています」
芦野「おめえはそれでいいよ。やりてえって言って、俺が取ったら俺の獲物です? お前、礼儀知らねえな。クマ、やっちゃえ!」
(羆嵐がトンドコロにラリアット。今度はリンダマンがマイクを握る)
リンダマン「待て待て待て! おい、それが大人の態度か、おい! このハタチのトンドコロを捕まえて大人げないぞ。利用するだけ利用してこの扱いか? トンドコロ、覚えておけ。これがプロレス界だ。プロの世界は厳しいよ。だけど、俺も鬼じゃない。お前は一度、#STRONGHEARTS裏切ったけど、俺はもう一度チャンスをやろう。トンドコロ、もう一度俺たちとやっていかないか? 立て! トンドコロ! 正念場だぞ、トンドコロ! 立て、立て! 一緒にやっていこう」
(トンドコロに手を差し出すリンダマン。しかし、リンダマンは立ち上がったトンドコロを襲撃。続いてロジャーがチョークスラムだ。さらに羆嵐までもがどさくさに紛れてセントーン。Enfants Terriblesと#STRONGHEARTSからリンチを受けてしまう。このめちゃくちゃとなったリング上に今度はイケメン、カズ、アンディが登場)
イケメン「おい、芦野! おい! お前よ、お前の目を見て一言いいに来たよ。俺の目を見ろ。俺より先にチャンピオンになって、はっきり言ってジェラシーしかねえよ。しかも俺より先にCIMAに勝ってんじゃねえよ!」
芦野「勝っちゃったんだからしょうがないでしょう。おい、勝手に怪我して休んでよ、俺に言うのか? 俺はお前がいない間W-1のリングを守ってきたぞ。まあ、お前は社長とマスクマンと頓所とやりたいなら勝手にやれ。俺は1.5でT-Hawkとやらなきゃいけないから、あとは好きにやってくれよ」
(Enfants Terriblesの面々は退場。その芦野の背中に向かってイケメンがマイク)
イケメン「タイトルマッチがんばれよ! 絶対勝てよ! 絶対に勝てよ! まずは文体で怪我してすいませんでした。確かによ、お前ら#STRONGHEARTSで盛り上がっているよ。ただ、好き勝手言わせてもらうよ。好き勝手やってんじゃねえぞ!」
CIMA「おい、お前がちんたらしてるから、2018年最後に芦野に負けてもうたやないか。お前らも同じW-1なのにややこしくしやがって。何もしてないのにお前が勝手にムーンサルトで自爆して、怪我して帰ってきて、『好き勝手やってんじゃねえよ』? 好き勝手やらんかったら、今日も半分も客が入らないぞ! ナンドコロか知らんけど、お前はおもちゃ以下だから。俺らはアンファン軍でも烏合の衆でもない。人生かけて#STRONGHEARTSなんや。それは吉岡も同じ気持ちやぞ」
(CIMAが間違えてリンダマンの肩を叩いてしまい気まずい空気となるが、CIMAがリンダマンにキスをしてごまかし、吉岡がマイクを握る)
吉岡「おい、聞いたか? 人生かけたユニットだ。Enfants Terriblesもチームだろ? のこのこ出てきて、文体までのこの期間、何してたんだよ」
CIMA「おい、吉岡のマイクは2019年に持ち越しや。何が言いたいのか、アンファンはアンファンでやっている。お前らは寄せ集めや。寄せて集めるのはお前の実家の鍋だけにしとけ。これがプロレスのマイクや。W-1もっともっと荒らして、必ず巻き返すからよ。T-Hawk、あとは頼んだぞ」
T-Hawk「対抗戦、おもしろくなってきたな。イケメン、お前は芦野にジェラシー感じてるって言ったな? 俺は無差別級のベルトを簡単に引っ剥がして、芦野に向いているジェラシーを俺に向かせてやるから。2019年も俺たち#STRONGHEARTSにご期待ください!」
(#STRONGHEARTSは退場)
イケメン「社長! メインで試合してないけど締めていいですか? ちょっと怖い部分見せてすみませんでした。今日で2018年、最後です。本当の最後です。この勢いを2019年に持ち越して、ずっと言い続けてるけどオレンジの席、減らしたいですね。来年こそ埋めて、パイプイスも2列、3列と増やして、最後はリングの中にお客さん入れちゃうんで、楽しみにしていてください!3、2、1、フィニッシュ!」
<試合後コメント>
黒潮“イケメン”二郎&カズ・ハヤシ&アンディ・ウー&トンドコロ準
イケメン「ちょっとジェラシーは正直あります。ただ、芦野が勝って、対抗戦の熱が生まれて、めちゃくちゃ盛り上がってましたよ。悔しい、悔しい。ただ、その悔しさだけじゃなくて、俺がCIMAを倒さなきゃいけない。何が烏合の衆だよ。見してやるよ、W-1の底力を。(トンドコロに)お前もめちゃくちゃやられてたな」
トンドコロ「何度も言っているけど、俺がCIMAを絶対に倒す」
イケメン「こっちにも裏切られたな。何が起きたか憶えてねえだろう」
アンディ「俺たちは裏切らないから」
カズ「この4人で#STRONGHEARTSを倒しに行きます」
#STRONGHEARTS
CIMA「アイツらも意地があるんやな。火ィ点くの遅いんじゃコラ!T!後は頼むぞ!」
T-Hawk「そういうことだ芦野!来月!1月5日、後楽園ホール、お前が持ってるその無差別級のベルト、俺が、この#STRONGHEARTSを代表して必ずその腰から引っ剥がしてやるからよ。そしてイケメン!お前のその芦野に向いてるジェラシー、俺に向けさせてやるからよ。2019年も楽しみだなぁオイ!」
CIMA「#STRONGHEARTS、このままじゃ終わらんからよ。俺ら来年も必ず巻き返すからな。リン!イケメンらが軍団作るんやったらやってやってもええよな?アイツら寄せ集めやからよ」
吉岡「寄せ集めですよ。烏合の衆ですよあんなの」
CIMA「寄せて集めとくのはな、お前んとこの鍋だけにしとけイケメンコラ!Tが芦野と無差別タイトルやるから、イケメン、カズ・ハヤシ、それからナンドコロ……トンドコロかなんか知らんけどよ、お前と、アンディ・ウーは吉岡が裏切ったのが許せないと……オイ、集めろよ。俺ら#STRONGHEARTSがやったるからよ。全面対抗戦やろうや。いつでもやったるからな」
リンダマン「やりましょうやりましょう。おう、Enfants Terribles!WRESTLE-1の奴ら全員に言うぞ!CIMAさんが倒されらからって全て終わりだと思うなよコラ!T-Hawkが必ず芦野のベルトを引っ剥がして、また#STRONGHEARTS、大暴れ!2019年!楽しみにしとけ!」
CIMA「山村も帰ってきたから、俺らはまだ……エピローグが始まったところや。ちゃんと始まるのは、T-Hawkがベルト獲ってから!」
T-Hawk「俺が#STRONGHEARTS全員背負ってる。覚悟しとけ!」
Enfants Terribles
芦野「よーし勝ったぞ!CIMA!見たか!タップさせたぞ、アンクルロックで!アイツ無様にタップしたよ。先月言ってたよなアイツな。顔じゃねぇ?試合がうんこだ?アイツ自分の言った言葉全部飲み込めよ。それでよ、まだここにいてぇならいてもいいよ。あとT-Hawk、やりてぇならやってやるよ。でもここはドラゲーでもOWEでもないんだよ。WRESTLE-1のリングなんだよ。やりてぇならやり方を通さないとダメだよ。1・5は俺がアイツに礼儀を教えてやるよ。プロのアンクルロック、レスリング、関節、全部アイツに叩き込んでやるよ。覚悟しとけ」
アラケン「1月5日ね、カード決まってないだろう。やっちゃおうよ」
児玉「やっちゃいましょう」
芦野「いつまでもペラペラ喋っててもしょうがないですよ。アイツらのマイクで身体冷えちゃったよ。しょうもないよ。喋りだけだよアイツらは。伴ってないよ」