TAJIRIがスペル・クレイジーと王座戦で激突もドロー!「やっぱ変わったね、俺もクレイジーも」

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 3日、東京都・後楽園ホールにて『Lucha Fiesta Tour 2018 supported by AJP』が行われ、TAJIRIがスペル・クレイジーと対決しGAORA TVチャンピオンシップを防衛した。

 TAJIRIとクレイジーは約20年前にECWで幾度となく死闘を繰り広げたライバルであり、TAJIRIの帰国後もSMASHで王座をかけて対戦するなど、両者の関係はTAJIRIが日本に帰国したあとも続いていた。
 この日は、TAJIRIとスペル・クレイジーが久々の対戦で王座をかけて激突するということで日本だけでなく海外からも注目を集めていた。
 
 試合が始まると、TAJIRIとクレイジーは互いにコールを煽り合い、クレイジーがカタコトの日本語で観客からの声援に答えを返してていくといった和やかな雰囲気に包まれる。
 しかし、手を合わせていくと両者ともに多彩なアームホイップの応酬でその熟練したテクニックを披露し観衆を沸かせる。そしてTAJIRIがリバース・ロメロ・スペシャルでクレイジーを捕らえると、レフリーの和田京平がTAJIRIの両肩が付いているとみなしカウントを取る。これにTAJIRIは抗議するが、クレイジーもTAJIRIを変形ロメロ・スペシャルで吊り上げる。これもレフリーがカウントを取り、クレイジーは「ナンデ?」と戸惑いを隠せない様子。
 その後、クレイジーはサードロープから、セカンドロープから、トップロープからムーンサルトと連発し、これにTAJIRIもタランチュラで対抗するなど互いの得意技を繰り出していき、TAJIRIがハイキックで決着を狙うが、クレイジーがこれをかわしてロコモーション式のロメロ・スペシャルからそのままTAJIRIの肩をつけるが、両者肩がついていたためダブルフォールのまま3カウント。試合は引き分けの裁定となり、TAJIRIが王座を防衛。
 試合後、両者は2人でベルトを持ち、抱き合って健闘を称え合った。

 バックステージに戻ったTAJIRIは「なんかリングでクレイジーの顔見たら、なんかね、和んじゃいましたね」と穏やかな表情で語る。
 クレイジーとの久々の対戦の感想を聞かれると「時々昔のようなことをうちらが、細胞が覚えていることをやろうとするんですけど、なんかそれでもフィットしなくなってますね。やっぱ変わったね、俺もクレイジーも」と、互いが重ねてきた年季に思いを馳せた。

 対するクレイジーは、「ツカレタヨー。TAJIRIさん。もう一度チャンスを!もう一度!オネガイシマス、チャンピオンシップ、オネガイシマス!」と陽気にコメントし、意気揚々と引き上げていった。

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