里村明衣子が“闘うクビドル”伊藤麻希に横綱の洗礼!完敗の伊藤は「こんな屈辱は初めてです!」と号泣!
21日、東京都・両国国技館にてDDT『両国ピーターパン2018~秋のプロレス文化祭~』が開催された。
この日の第三試合は、『スーパー女子プロ大戦2018』と銘打たれ、里村明衣子&カサンドラ宮城vs赤井沙希&伊藤麻希という“仙女vsDDT”の対抗戦とも言える試合となった。
里村は混迷を極めるKO-D無差別級王座戦戦を制して女子選手で初の戴冠を果たしていたが、9月の後楽園ホール大会で男色ディーノ、入江茂弘との3WAY王座戦の末にディーノに王座を明け渡すことになり、無冠での両国大会を迎えた。
一方の赤井&伊藤はDDTグループの最前線で戦う女子選手。伊藤は東京女子プロレスの所属でありながら現在開催中の『DDTドラマティック総選挙2018』の個人部門で終始トップ独走を続けており、今や“DDTの顔”とも呼べる存在として負けられない戦いに臨んだ。
試合前の伊藤は里村に握手を求め、里村が応じようとすると中指を立てる挑発。
序盤はカサンドラが赤井を独自の世界観に引きずり込み、共にヘッドバンギングをするよう要求するが、赤井がこれに応じようとしないと見るや髪を掴んで無理矢理一緒に頭を振る。その後、赤井が集中攻撃を浴びる展開が続くが、なんとか一矢報いて伊藤と里村の対面を作り出す。
里村は強烈な打撃で伊藤を圧倒し、余裕の表情で挑発。伊藤も絶叫しながら食い下がり里村のデスバレーボムを切り返してのスリーパーや逆エビ固めと攻め込んでいくが、里村は余裕を崩さずPKからフォールも自らカウント2で伊藤を引き起こし逆エビ固め。これを赤井にカットされるとSTFで絞り上げ、伊藤は無念のタップアウト。
試合後も伊藤は里村に額を合わせガンを飛ばし、エルボーで突っかかっていくが里村は意に介さず、赤井に向けて人差し指を突き立てシングルマッチを要求して悠々と去っていった。
バックステージに戻った里村は「今回伊藤の言葉で一番逆鱗に触れたのは『ダサい』だ。あたしはな、ダサいを貫いてここまで来たんだよ。何も動じない。もっとあたしを動かしてみろ!伊藤!シングルでも何でもやってやる!ダサい攻撃いくらでもやってやるよ。以上だ!」と会場を後に。
カサンドラは「カサンドラはなぁ、エモいと言われてきたんだよ!ずっと!言われてねぇよ!バーカ!」と吐き捨て里村に続いた。
伊藤は、「悔しかった!どうあがいても里村明衣子には敵わなかった。あたしはこんな悔しい思いをしたのは初めてだ。でも里村明衣子という壁は何十年かけても超えていく。伊藤は今回泣いてしまったし、普通のケンカのルールでも負けだと思うけど、でも負けたからと言って伊藤は諦めたわけじゃないので絶対に女子プロ界の横綱だかなんだか知らないけど里村明衣子という壁は必ずブチ壊します!悔しい以外の言葉が出ないのが悔しい!こんな屈辱は本当に初めてです!」と泣きながら叫んだ。