【試合結果】4・4 はぐれIGFインターナショナル新宿FACE大会 【東京世界ヘビー級】望月成晃vsロッキー川村
- 2018-4-5
- 試合
- はぐれIGFインターナショナル
『はぐれIGFインターナショナル旗揚げ戦』
日時:2018年4月4日(水)
開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:500人・超満員札止め
▼ワクチンファイト提供試合
○SUSHI(フリー)/甲斐拓也
12分45秒 カツオの一本釣り→片エビ固め
バファロー(魔界)/●松本崇寿(花鳥風月)
▼スペシャルタッグマッチ
バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
3分54秒 両者リングアウト
鈴木秀樹/奥田啓介
<再試合>
バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
3分15秒 両者リングアウト
鈴木秀樹/奥田啓介
<再々試合>
バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
2分40秒 ドロー(両者リングアウト)
鈴木秀樹/奥田啓介
▼luchalibre classico
○MASADA
13分5秒 横十字固め
●アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ(CMLL)
▼スペシャル6人タッグマッチ
●FUJITA/宮本裕向(666)/竹田誠志(フリー)
16分45秒 ファイナルカット→片エビ固め
○カズ・ハヤシ(W-1)/B×Bハルク(DRAGON GATE)/青木真也
▼東京世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
【王者】○望月成晃(DRAGON GATE)
12分21秒 腕ひしぎ十字固め→ギブアップ
【挑戦者】●ロッキー川村(パンクラスism)
※第5代王者が5度目の防衛に成功
▼ストリートファイト有刺鉄線ボードトルネードデスマッチ時間無制限
藤田和之/○ケンドー・カシン/NOSAWA論外
13分5秒 ぶら下がり首4の字→ギブアップ
田中将斗(ZERO1)/保坂秀樹(フリー)/●黒田哲広(フリー)
はぐれIGFインターナショナル旗揚げ戦に大家健と伊橋剛太が乱入!青木真也がハルク&カズとタッグで勝利!望月がロッキー相手に東京世界ヘビーを防衛もカズが次期挑戦者に名乗り!
第1試合
先発は甲斐と松本。松本がトリッキーなグラウンドテクニックで挑発していくが、甲斐はつきあわずにローキックで牽制。立ち上がった松本にミドルキックも、キャッチした松本はトーホールド。甲斐はこれを抜けてSUSHIにタッチ。松本もバファローにタッチ。
SUSHIはロックアップを避けて「ヘイラッシャイ!」と観客にアピール。バファローはガットショットからヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒すと「ヘイラッシャイ!」。
バファローはナックルからエルボー。さらにラリアットも、避けたSUSHIが「ヘイラッシャイ!」と挑発してからガットショットを叩き込み、アームホイップからドロップキック。SUSHIは甲斐にタッチ。
甲斐はフロントスープレックスからフォールも2。甲斐はエルボー連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振ろうとするがバファローは逆に振って串刺しラリアット。さらに顔面を踏みつけてから頭頂部にエルボー。バファローはストンピングからブレーンバスター。倒れた甲斐にギロチンドロップを投下しフォールも2。バファローは松本にタッチ。
松本は腕へのエルボーからその腕を蹴り上げ、首投げから腕へのニードロップ。腕ひしぎを狙うが、これはSUSHIがカット。
松本はフェイスロックで捕らえると、バファローが顔面を踏みつけていく。松本はフロントネックで捕らえながらバファローにタッチ。
バファローはボディーへのハンマーブローからナックル。さらにヘッドバッドからストンピング。バファローは頭頂部にエルボーからナックルも、甲斐はエルボーで返し、バファローのチョップと打ち合いへ。だがバファローが打ち勝ちサードロープにもたれさせると後頭部にギロチンドロップ。さらに場外を走り込んで顔面にドロップキックを叩き込んでフォールも2。
バファローはストンピングから投げようとするが、耐えた甲斐が逆にブレーンバスター。甲斐はSUSHIにタッチ。
SUSHIはニールキックから松本のラリアットを避けてトラースキック。バファローが背後からチョップを叩き込み松本とダブル攻撃を狙うが、SUSHIは二人まとめてドロップキックで場外に叩き出しプランチャ。甲斐がスライディングキックで追撃し、SUSHIがリングにバファローを投げ入れるとエルボー。だがバファローはロープに振ってラリアットも、SUSHIは避けてトラースキックから地獄突きとクロスチョップを交互に打ち込んでいく。
SUSHIはコーナーに振って串刺しラリアットからフォールも2。SUSHIはボディスラムからコーナーに登るが、バファローはエルボーから正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。バファローは松本にタッチ。
松本は背中にエルボーを打ち込んでいき、バッククラッカーからフォールも2。
エルボーの打ち合いからSUSHIが地獄突きからチンクラッシャー。さらにTEKKAMAKIも松本は腕ひしぎで切り返す。これは甲斐がカット。
甲斐はバファローを松本に突き飛ばし同士討ちさせると、バファローにエルボーから松本にハイキック。さらにバックドロップで叩きつけ、そこへSUSHIがダイビングヘッドバッドを投下。フォールもバファローがカット。
SUSHIはカツオの一本釣りで叩きつけて3カウント。
第2試合
バラモンは正々堂々鈴木と握手し試合を開始。
先発はケイと鈴木。シュウがロープに押し込みクリーンブレイク。鈴木はロープに振って避け愛睨み合うと、握手をしてから奥田にタッチ。ケイもシュウにタッチ。
奥田はナックルからコーナーで踏みつけるが、これはシュウが水を噴射しカット。そのまま場外乱闘へ。カウント20で両者リングアウトへ。
シュウ「俺納得いかねーよ。あの金髪の人ぶっ潰してやるよ。延長しようぜー!延長だ延長!レフェリー、ゴングを鳴らせ!」
バラモンは水を噴射し鈴木を場外に投げ捨てると、奥田をコーナーに座らせボーリングを狙う。鈴木が股を開いて立ちはだかるが、気にせず玉を転がすと鈴木の股をくぐってストライク。鈴木は奥田の手を握り激励するが、気にせず再度ボーリング。鈴木も一緒にストライクと叫ぶ。それぞれ場外に降りて場外乱闘へ。カウント20で両者リングアウトへ。
鈴木「こんなんじゃ終わりません。バラモンシュウさん、ケイさん、僕と真剣勝負してください!」
レフェリー「ちょっと待て、攻めてリング上でやる意思表示をしてくれないと」
鈴木「完全決着、技と技、力と力の真剣勝負」
レフェリー「リング上だったら多少のことは目をつぶる。絶対リング上で決着をつける。完全決着。両チーム合意の上でいいですね?再々試合いきましょう。ゴング!」
バラモンはパウダー攻撃から五体不満足も2。
バラモンは場外に投げ捨て再度場外乱闘へ。カウント20で両者リングアウト。
シュウ「おい、ちょっとザワザワしてるよ!あのね、今日一つわかったことがあるよ。鈴木秀樹さん良い人かもしれない。今日は決着つかなかったけど、次誰とやったからいいかわかんねーけど、必ず決着のつく試合をしてやるぜ。今日はこれぐらいで勘弁しといてやる、お、覚えてやがれ―!」
<試合後コメント>
鈴木秀樹&バラモンシュウ&バラモンケイ
鈴木「よっし!はぐれバラモン結成!」(兄弟の手を取り三人で握り合う)
ケイ「なに何?!」
鈴木「はぐれバラモン結成!」
シュウ「バラモン自体がはぐれてたんだけど?!」
ケイ「俺たちお友達少ないけど、新しい友達が出来たかもしれないよ!」
鈴木「お友達!はぐれバラモン!」
ケイ「はぐれバラモンだ!やったぁ~!これからははぐれバラモンとしてリング上で活躍するかはわからないけど……仲良くしよう!!」
鈴木「なんかあったら呼んでくれ!なんかあったら呼んでくれ!」
ケイ「なんかあったら……なんかのときは、仲良くしてくと、思う!!このまま自然的に消滅するかもしれないけど……でも!心はつながってるからね僕たち!!」
三人「行くぞ!おーっ!!」(三人で手を掲げる)
シュウ「やったぁ!初めて友達できた!!」
ケイ「俺たちの友達ってさぁ、カラテバラモンと佐々木孫悟空しかいないんだよねぇ~」
鈴木秀樹&奥田啓介
鈴木「おっ、大丈夫か大丈夫か」
奥田「ふざけんじゃねぇぞ!オイ!お前なんなんだよ?!また俺をはぐれさせるつもりなのかよ!ふざけんな!こんなんやってられねぇよ!ちゃんとやれよ!」
鈴木「すみません……すみませんでした……」
奥田「はぐれの中でまたはぐれたよ」
(奥田は憤慨しながら退席)
鈴木「……(奥田は)はぐれIGFインターナショナルを離脱するそうなんで、今までありがとうございました。離脱、脱退。今自分で言いましたよね?自分で脱退を言ったんで……墨だらけだぁ」
第3試合
ロックアップからムエルテがアームホイップで投げ捨てる。手4つからムエルテがヘッドシザースホイップ。さらにリストをとっていくが、MAZADAがカニバサミで倒していくがムエルテはリストをとって切り替えしてサーフボードストレッチ。
抜けたMAZADAのリストを取ったムエルテが腕ひしぎを狙うが、MAZADAはロープへ。
リストの取り合いからムエルテが馬跳びからのフォールを狙うがMAZADAが逆にフォールも2。ムエルテはアームホイップから、走り込んで来たMAZADAを飛び込えてブーメランアタック。MAZADAがショルダータックルから走り込むがムエルテはバックエルボーで迎撃し、場外に転がりでたMAZADAへコーナーからのプランチャ。だが足を滑らせ自爆。
場外乱闘の後、リングに戻るとMAZADAが足を踏みつけていき、ストンピングからスリーパー。マスクを剥ごうとするがこれは注意されるとサーフボードストレッチ。ムエルテは切り返すとリバースインディアンデスロックから、回転して絞め上げる。さらに髪を掴んでいくが、MAZADAもマスクを掴んでいく。ムエルテは絞り上げてこれを逃れるとMAZADAがロープへ。MAZADAは場外に逃れる。
ムエルテがナックルもMAZADAが低空ドロップキックを急所に叩き込む。さらにMAZADAが急所にガットショットから、コーナーに振って串刺しラリアット。だがムエルテが逆にコーナーに振って串刺しラリアットからランニングケンカキック。ムエルテは変形卍固めで捕らえてからフォールも2。
ムエルテはバックを取るが、MAZADAは切り替えしてDDT。さらにラリアットでなぎ倒してフォールも2。
MAZADAがコーナーに振って串刺しヘッドバッドから、再度串刺し攻撃を狙うもムエルテはスクールボーイも2。
ムエルテは変形レインメーカーから変形羽折り固めもMAZADAはロープへ。
ムエルテはコーナー下にセットするとスワントーンボムを投下するが、避けたMAZADAが横入り式エビ固めも2。
MAZADAはガットショットも、ムエルテはチョップから顔面を張り走り込むが、MAZADAはバックエルボーからエルボー。MAZADAは走りこむもムエルテはビッグブーツ。だがMAZADAはラリアットから横十字固めで3カウント。
第4試合
先発はカズと宮本。ロックアップからカズが足を刈って倒し、宮本が腕をとって切り返すもカズがこれを抜けて腕を取りスタンドへ。切り替えしあい両者タッチ。
ハルクと竹田となり、リストの取り合いからハルクがヘッドロックで捕らえショルダータックル。だが竹田がショルダータックルで倒すが、ハルクはすぐに立ち上がりリープフロッグからバックエルボー。さらにオーバーヘッドキック。水面蹴りで倒しランニング踵落としから再度走り込むも、竹田はアームホイップで叩きつけ後頭部にドロップキック。ハルクは青木にタッチ。竹田もFUJITAにタッチ。
FUJITAが走り込むも青木は引き込み腕ひしぎ。これは急いで竹田と宮本がカット。
手4つにみせかけて青木が脇固めから腕を決めようとするが急いで竹田と宮本がカット。ならばと青木はヒールホールドに移行するがこれも竹田と宮本がカット。
青木はアンクルホールドも、竹田と宮本が入ってくると自ら手を離しカズにタッチ。
カズはショルダータックルからカニバサミで倒しアンクルホールド。宮本と竹田がカットにこないとみるやカズは鎌固め。これでもカットに来ない二人にカズは抗議しハルクにタッチ。
ハルクはスリーパーもFUJITAはロープへ。ハルクは青木にタッチ。
青木はヒールホールドも宮本と竹田が走り込んでカット。
再度青木がヒールホールドも宮本がスライディンしてカット。青木はカズにタッチ。
カズはストンピングからコーナーに振って走り込むが、FUJITAはカニバサミで倒して後頭部に串刺しニー。FUJITAは竹田にタッチ。
竹田はロープに振ってバックエルボーからニードロップ。フォールも2。
竹田はヘッドロックから腕ひしぎ。これを回転させストンピングから宮本にタッチ。
宮本と竹田はダブルのショルダータックルから宮本がフィストドロップ。フォールも2。
宮本はフェイスロックからMAZADAにタッチ。
MAZADAと竹田はダブルのショルダータックルで倒し、MAZADAがコーナーに押し込んでチョップ。再度チョップから逆コーナーに振り串刺しエルボーからDDT。フォールも2。
MAZADAは指折りから竹田にタッチ。
竹田は指折りからコーナーに叩きつけて、串刺しニーからフォールも2。
竹田はコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットしたカズが延髄斬りからコーナーへのコンプリートショット。カズはハルクにタッチ。
ハルクは前蹴りも、宮本が入ってカットするとダブル攻撃を狙うが、ハルクは竹田にドロップキックから宮本にフランケン。さらにFUJITAをコーナに突き飛ばして走り込むが、FUJITAが避けて走り込むもハルクは足を伸ばしてカットし踵落としからミサイルキック。ハルクはコンビネーションキックからハイキック。さらにその場飛びヴァルキリースプラッシュからフォールも2。ハルクは走り込むも竹田はカニバサミで倒して後頭部にランニングニーを突き刺しエクスプロイダー。フォールも2。
竹田はソバットから走り込むが、ハルクはマウスからニールキック。ハルクは青木にタッチ。
青木はドロップキックから、宮本に引き込み腕ひしぎ。これはFUJITAが助けに入る。
青木をコーナーに振ってFUJITAが串刺しラリアット、竹田が串刺しバックエルボー、宮本が串刺しダブルニーから、宮本がムーンサルトを投下しフォールしようとするも青木が三角絞め。これはFUJITAがカット。青木はカズにタッチ。宮本もFUJITAにタッチ。
エルボー合戦からカズがナックル。コーナーに振って串刺しニールキックからアイルビーバックで戻り走り込むが、FUJITAはバックエルボーで迎撃しロープに飛ぶも、ハルクがエプロンから蹴りつけ、カズがスリーパーで捕らえる。カズはコーナーに振って串刺しエルボーも、ハルクも串刺しエルボーから青木が串刺しニー。カズが両手刈りからジャックナイフでフォールも竹田がカット。
ハルクが竹田を宮本に突き飛ばし、竹田にコンプリートショットから場外に出た二人へトペ・コンヒーロ。青木がFUJITAを羽交い締めにしてカズがランニングエルボー。これはFUJITAが避けて青木に誤爆。
カズは藤田をロープに振って両手刈りからライオンサルト。さらにフロントネックで捕らえるが、青木がカズに詰め寄っていく。FUJITAが走り込むが、青木はランニングニーで迎撃し、ハルクがE.V.O。カズがハンドスプリングレッグラリアートからファイナルカットを叩き込んで3カウント。
<試合後コメント>
カズ・ハヤシ&B×Bハルク&青木真也&鈴木秀樹
(カズとハルクが青木を待っていると、鈴木が青木を連れてやってくる)
鈴木「なんか、はぐれ三銃士でWRESTLE-1とDRAGON GATEに参戦が決まったとか。宜しくお願いします!」
ハルク「えっ、どうなんすか?」
鈴木「はぐれ三銃士……WRESTLE-1とDRAGON GATEにNOSAWA論外、鈴木秀樹、青木真也の参戦が決まりました!ありがとうございます!」
カズ「このマネージャーはなんなんすか?(鈴木に)」
(鈴木は退席したと見せかけて記者陣の中に紛れ込む)
ハルク「でも初遭遇ですよ!リング上で!(青木を指して)」
カズ「なぁんだアレ……あんなん極っちゃったら逃げられない!」
ハルク「恐ろしすぎる!関節地獄!」
カズ「ホント、タッグで助かったよ。もしかしたら、次は秒殺が見れるかもしれませんよ!」
鈴木「おっ!WRESTLE-1!WRESTLE-1で?!」(外から茶々を入れる)
ハルク「いいんじゃないですかぁ~?」
鈴木「それかDRAGON GATE!どっちかですね!」(外から茶々を入れる)
ハルク「打ち上げ行ってきます!ありがとうございました!」
(ハルクは退席)
カズ「……ハルクちゃん、当日入りだもんなぁ。昨日から待ってたのに」
(退席するカズを、鈴木が「社長!WRESTLE-1は!WRESTLE-1は!」と問い詰めながら追っていき、青木のみが残る)
――久しぶりのプロレスのリングは如何でしたか
青木「そうっすね、出来る限りプロレスしないようにやったんですけど、まだ納得行かない部分もありますけどね、まずひとつのスタートとして良かったんじゃないかなと思います」
――はぐれIGFのTシャツを着て入場したことについては
青木「いやぁ、なんだろうね。そもそも極真空手みたいになってる。今のはぐれIGFは。なにがなんだか訳分かんなくなってますね。とりあえず、先行き不透明です」
――継続的にプロレスに参戦したいと考えていますか?
青木「チャンスが有れば。扱いづらいでしょ、俺も鈴木さんも石澤さんも藤田さんも、言わずもがな……。出来る限りインターナショナルというか、今までの枠組みを壊したものでやっていきたいんですけど、中々壊れないんですけど、枠組みを壊したものをやっていきたいと思います。やりたいのは笑いのないプロレスなんで。笑いのない、笑われない、笑わせないプロレスをやりたいなと思っています」
第5試合
望月はローキック。ロッキーはこれに抗議も、レフェリーは気にしない。望月はミドルキックを連打しコーナーに押し込むと、ロッキーはたまらず場外へ。
リングに入らないロッキーに、望月が「もうローキック蹴らないから」と約束しカウント19でリングへ。
ロッキーがシャドーボクシングで牽制。望月は普通にロックアップからロープに押し込んでクリーンブレイク。
望月は再度ロックアップしようとするが、ロッキーは右フックを叩き込んでダウンを奪う。望月はたまらず場外へ。
望月はロッキーの足を刈って倒し場外に引きずり込むと蹴りまくる。
リングに戻るとロープをまたごうとしたところを望月がロープを蹴り上げ急所攻撃。望月はストンピングから腕へのストンピング。さらに腕へのローキック連打からショルダーアームブリーカー連発。ロッキーの腕をロープに巻き込んで捻り上げていき、これを離すとブレーンバスターを狙う。耐えたロッキーに脇固めも、ロッキーはボディブローで逃れる。
ロッキーは串刺し攻撃を狙うが、望月がビッグブーツ。さらに再度ビッグブーツも、ロッキーはキャッチしボディブロー連発から左右のボディブロー連打でコーナーに押し込む。倒れた望月にジャンピングフィストドロップからフォールも2。
ロッキーはコーナーに登りダイビングフィストドロップも。望月は避けて自爆させるとランニングミドル。さらにハイキックも、避けたロッキーがアッパー。だが望月もミドルキックを叩き込み、望月のハイキックとロッキーの右フックの相打ちで両者ダウン。
ロッキーはボディブローも望月はチョップ。望月はエルボーから走り込むが、ロッキーはホイップしてからのボディブロー。さらにランニングアッパーカットからフォールも2。
ロッキーは左右のボディブローから足を刈って倒し、バルボアブローも避けた望月がPK。だがロッキーはこれを右ストレートで撃ち落とし、望月のハイキックとロッキーの右ストレートの相打ち連発。望月が掟破りのボディブローからブレーンバスターを狙うが、着地したロッキーがレインメーカー式右ストレートでフォールも2。
ロッキーは左右のボディブロー連発も望月が顔面にナックル。さらにロッキーの右ストレートを避けてドラゴンスープレックスホールドも2。望月は腕ひしぎで捕らえてロッキーがギブアップ。
望月「おいロッキー川村、日本語わかるか?まあ今日は、俺の、逆指名を、わかってるのか!?逆指名を受けてくれてありがとうってことだよ。でもなおい、ロッキー、話はそれだけじゃないんだよ。まあ俺はよ、この東京愚連隊の興行来ると、毎回毎回シングルマッチをやって、まあDRAGON GATE帰っても無所属だしよ、ここきてもタッグパートナーも居ない。毎回毎回シングルっていうのもキツいからよ、ロッキー川村、俺と組もうぜ!俺と組んでれば、相手にローキックは蹴らさない。俺と組もうぜ」
ロッキー「エイドリアーン!」
(両者抱き合い、ロッキーは望月の腕を上げて健闘を称えるも、そこへカズ・ハヤシが現れる)
カズ「望月さん、シングルマッチです。えー、僕は、以前そのベルトに挑戦したいって言いました。次の愚連隊興行、7月、僕とタイトルマッチをやりたいんですけど、ドラゲーさん結構スケジュール忙しいじゃないですか?」
望月「7月何日?」
カズ「17?」
望月「17、いつも20日前後に神戸ワールドがあるんですけど、考えてみると神戸ワールドの2,3日前とかいつも試合入ってない。僕ここ2ヶ月で4回タイトルマッチやってて、ちょっと結構身体もきつくて、でもね、社長もね、試合以外もいろいろ大変でしょう」
カズ「えー、まあ一応いろいろ地方の営業周りとかやってるんで、お互い大変は大変ですね」
望月「しかも今日とか、ロッキー川村選手とかパンチとか変わった、普段と違う試合をこう見せれるというか、僕とカズさん25年ぐらいやってるじゃないですか」
カズ「プロレウ界は伊達に長いですね」
望月「まあお互い歳とって、まあお互い実績ありまして、多分見るお客さんとしたらハードルバッカン高くなると思うんですよなんかそういうの辛くないですかここで。ハチャメチャが東京愚連隊みたいなことあるんで、田中稔さんとかメインでやって、鈴木鼓太郎さんとか、この二人遊びないんでね、ものすごい試合内容のみで求められたというか、それにカズさんとだと」
カズ「それはできないでしょうね」
望月「でもみたいですか皆さん?見たいみたいです」
カズ「じゃあお互いスケジュール次第っていうことで」
望月「まあちょっとでもなんか、もし私用の用事でも入ったらナシということで」
カズ「ですね」
望月「それでもどうにもならなかったら多分神様がやれっていってるってことなんで」
カズ「じゃあそん時はお願いします」
望月「というわけで望月成晃対カズ・ハヤシ、仮決定でございます!頑張りますありがとうございました」
<試合後コメント>
望月成晃
「何回目(の防衛)?5?5かぁ……。いやぁ、ロッキー川村、何人なのかは知らないですけど、リング上でも言った通り、ああいう選手とどういう試合をするかっていうのを楽しみにしてて。絶対にオーソドックスなプロレスの展開にはならない楽しみがあるというか。そういう意味では楽しめた試合でしたね。最初、ローキック禁止とか、高田vsバービックかって話でしたけど、でも、ちゃんとローキック無くても。まあ彼は本来想像の世界ではすごく強い選手で、グローブ付けてたからなんとか行けた気はしますけどね。あのパンチと僕の蹴りが合わさったらね、これタッグ戦線無敵ですよ。ロッキー川村&モッチー望月!このコンビで次はタッグ戦線でこの愚連隊を荒らしたいと思います!あと、カズ・ハヤシ選手ね、結構遠くない位置で25年位ね、やってますけど、多分一回も戦ったこと無いんでね。実力も実績もわかってる選手なんでホントどうなるか。さっき言ったように、純粋にハードルの高さが気になるところなんでね。僕が48歳!彼は3つ下くらいなのかな?そういうものを覆すベテランの味でね、まだ決まったわけじゃないですけど、そういう試合をしたいと思います。ありがとうございました!」
第6試合
大仁田軍が急襲し場外乱闘で試合開始。
リングに藤田と田中が戻り、藤田のラリアットを田中が避けてグラウンドになるかと思われたが、すぐに藤田が立ち上がりエルボー合戦。田中が左右のエルボーから投げようとするが、藤田がハンマーブローからケンカキック。さらにボディスラムで叩きつけて場外に叩き出す。
イスを持った論外が走り込み保坂を蹴りつけるとイスを振りかぶるが、保坂がイスを奪って論外の脳天に突き刺しDDT。フォールも2。両者場外へ。
カシンが黒田にガットショットからエルボースマッシュ。フォールも2。
カシンはハンマーブローから場外に投げ捨て、そのまま場外乱闘へ。
リングに論外が戻り、黒田を有刺鉄線バットで叩きつける。論外は黒田の顔面にバットをこすりつけていき流血させると、黒田を羽交い締めにして藤田が有刺鉄線バットをフルスイング。倒れた黒田を有刺鉄線バットで殴り続け、バットを使ったキャメルクラッチ。論外が有刺鉄線ボードをコーナーに設置し、論外は黒田の頭頂部にギタークラッシュからフォールも2。
論外は保坂をコーナーに振ろうとするが、保坂が逆に論外を有刺鉄線ボードに叩き込み串刺しラリアット。さらに机の破片で論外を殴り続け、サンダーファイヤーパワーボムを狙うがカシンがカット。
保坂はカシンをコーナーに振って串刺しラリアット。田中が論外に串刺しラリアットから、次々ラリアットでなぎ倒していく。
藤田と田中がエルボー合戦からチョップの打ち合い。田中がガットショットから走りこむが、藤田がショルダータックルで迎撃。
黒田と保坂が藤田をロープに振るが、藤田はダブルラリアットで迎撃する。
黒田をコーナーに振ってトレイン攻撃からコーナーに座らせると、論外が有刺鉄線ボードを設置しそこへカシンが雪崩式ブレーンバスターを狙うが、黒田がてっちゃんカッターで迎撃し、保坂が論外を有刺鉄線ボードにデスバレーボム。田中がそこへスーパーフライからフォールも2。
田中は投げようとするが、藤田がイスを振りかぶるも田中はキャッチ。田中は藤田の頭頂部にイスを叩き込むが、藤田は動じずに田中をエルボーで吹っ飛ばす。保坂がサミングから黒田と共にダブルブレーンバスターも、藤田は立ち上がり保坂を場外に投げ捨てる。
黒田はカシンにラリアットからコーナーに振って串刺しラリアット。さらに串刺しラリアットから、もういっちょ串刺しラリアット。もういっちょの声がやまずに、5度目はカシンが足を伸ばしてカットし、毒霧を噴射。カシンはぶら下がり三角絞めで黒田がギブアップした。
エンディング
試合後、BAD COMMUNICATIONが鳴り響き大家健と伊橋剛太が乱入。
大家「新宿FACEにおこしの皆さん、はじめまして!ガンバレ☆プロレス代表の大家健と申します!そして!ここにいるのが!ここにいるのが!!ここにいるのが!あの!長州力に、怒られた、あの!長州力に、キレられた!伊橋剛太でございます。伊橋剛太はあの日から!長州力を!見返すために、日々、日々、一生懸命、一生懸命頑張っております!その手助けをするために私、大家健は伊橋剛太試練の五番勝負を、組んでおります。第一戦金本浩二、伊橋剛太頑張った!頑張った!頑張ったけれども負けてしまった。でもな!すげー頑張ってんだよそしてオイ!第ニ戦を!第ニ戦を考えております!5月1日!DDT、新木場大会で!おいお前ら3人の中で伊橋剛太シングルマッチできんのかお前ら!3人の中でできんのか!できんのかって言ってんだよ!できんのかお前ら3人の中で!おい!おい!おい!」
カシン「俺たちの、メッセージを受け取ってください(ハイボールを渡して乾杯して口に含むと、大家と伊橋に噴射、それぞれにイスを叩き込んでKOさせる。さらにかまぼこを口に突っ込み、踏みつけてハイボールをかける)」
論外は「帰ります」となにごともなかったかのように、藤田とカシンとともにリングを後にした。
<試合後コメント>
NOSAWA論外&藤田和之&ケンドー・カシン
――最後、驚きの展開になりました
カシン「まあ、話せば長くなる。2月、DDTの高木社長と夜酒飲みながら3月25日の試合にブッキングするっつったんだ」
論外「僕も聞きました」
カシン「で、聞きたくもないのが夫婦間のアレコレとか聞いてれば……なんでこんなの俺が聞かなくちゃいけない。で、それを秋山に言ったら、あの野郎偉そうに『え~、DDTぃ~?』とか言いやがって。今どっちが売上高いんだって話だよ。分かってねぇんだあの秋山の野郎は。散々嫌味言いやがって、俺は頭来てんだ」
論外「これはマジですね(笑)」
カシン「DDTの方が売上げ上だろ?業界No.2じゃないか?勘違いしてんだ、秋山のやつは」
論外「撤退……勝ち逃げでいいってことですよね?もう我々は勝ち逃げでいいんじゃないですか?もっかいやるんですか?(笑)」
カシン「いやいや俺はどうだっていいよ。アイツらに飯食わしてもらってるわけじゃないんだから俺たちは。いかにも飯食わしてもらってそうだ(記者陣を指さして)」
藤田「もっともっと!もっともっと!」(カシンにさらなる発言をけしかける)
カシン「これ愚連隊興行の名前変わっただけじゃないか!(論外に詰め寄る)」
(論外、藤田が手を叩いて爆笑)
論外「いや、これ北海道から沖縄までツアー行けると……はぐれIGFで」
カシン「はぐれでもなんでもない!IGFでもなんでもない!IGF自体がもう無いんだから!」
論外「まあ、チームなんで、良い商売になりますよ(笑)」
藤田「そういうこと!めんどくさい!終わり!」
(カシン、藤田が退席)
論外「……いやぁ、参りましたね。どう繋げよっかな。多分ホントに怒ってるんで、分かんないというか、もしかしたらEvolutionとやるんじゃないですか?今日(Evolutionが)来ると思ったら別の人が来ちゃったんで。……諏訪魔の野郎、愛とか言いながらよ。全日本、どうしたらいいんだろうな。すっげぇ困ってますよ。ただ、これはぐれIGF、青木真也、鈴木秀樹も含めて、バラバラなんだけど、多分これで飯食えると思うんで。中身東京愚連隊興行で、カシン、藤田の名前はでかいんで、これで飯食っていけるならとりあえずいろんな団体に……使ってもらえるかはわからないですけどね。とりあえず旗揚げ戦……一応旗揚げしたんで、なんか特集組んで下さい。なんかどことやったほうがいいとかあります?ちなみに我々は新日本はNGなんで(笑)それ以外だったらどこでも」
――今日も超満員でしたね
論外「今日、青木真也はどうだったんですか?楽しそうにプロレスやってんなって思ってたんですけど。だからね、青木真也を全日本プロレスに送って、DRAGON GATEなんかにも。はぐれの人たちで今年は楽しくご飯食べようかなって。多分またやると思うんですけど、ホントに連絡先知らないんで、あの人達の。今日だって来たのギリギリですからね。あんま言うと怒られるんだけど(笑)でも、秋山社長に対してのアレはホントに怒ってましたね。我々は解ってるんで(笑)打ち上げ行ってきます。高木三四郎も許せないな」