3WAYでのジュニアタッグ王座戦は鈴木軍Jrが王座防衛!敗北のYOHは悔し泣き!ヒロムは3Kに「初心に帰れ」と檄!
1日、両国国技館にて新日本プロレス『わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018』が開催され、IWGPジュニアタッグ王座戦が3WAYマッチにて行われた。
今回が初防衛戦となる金丸義信&エル・デスペラードが入場すると、先にリングに上っていたSHO&YOHのROPPONGI 3Kが急襲しトペを発射。さらにBUSHI&髙橋ヒロムのL.I.Jにもラリアットを叩き込み場外に投げ捨てる。
3Kの二人は、YOHが場外の金丸にプランチャ、SHOはヒロムにロコモーションジャーマンスプレックス、カットに来たBUSHIにもジャーマンを見舞うなど奮闘。しかし、BUSHIが3Kのセコンドに付いていたロッキー・ロメロをリングに上げて暴行しようとすると、SHOはこれをかばって大ダメージを負ってしまう。
ここでヒロムがSHOにダイナマイト・プランジャー、コーナーへ投げつけるデスバレーボムから、TIME BOMBで叩きつけフォール。しかし、金丸がレフェリーの足を引っ張り場外に引きずり落とすと、その隙にデスペラードがベルトでSHOとYOHを殴りつけ、ピンチェロコで叩きつけ3カウント。鈴木軍ジュニアの二人が漁夫の利を得る形で鮮やかに王座防衛に成功した。
バックステージに戻った金丸は「見たか?これが戦い方だ。最後は頭だよ、頭。ここの違いなんだよ」とコメントし、キャリア20年超えのベテランが貫禄を見せつける。
デスペラードも「お前らは簡単だよ、簡単。撒いたエサに全部食いついてくるからコントロールしやすい。なんでも食いつくダボハゼだな。ちゃんとコレ(ベルト)だけ見てるのは俺とノブさんだけだってことだよ。バカタレどもが」とコメントし王者としての余裕を見せた。
敗れたヒロムは「金丸だろ?足引いたの。……うんまいなぁ。なんだ?あいつらプロか?3WAYのプロかよ?でもお前らも3WAY望んでなかったんだろ?なら改めて言わせてもらうよ、チャンピオンさん。俺とBUSHIさんで挑戦させてもらう。いいでしょ?」と王者組に挑戦を表明。
さらにROPPONGI 3Kについては「ちょっと休め。思い出せよ。ジュニアタッグトーナメントの一回戦、お前らが言ったコメント、もう一回思い出せよ。そしたらもっと楽しめるぜ?」と助言し去っていった。
ROPPONGI 3Kは、SHOがダメージが大きく話せない中YOHが「僕らは僕ららしく戦いたい。僕ららしく生きていきたいと言うか、僕ららしく死んでいきたい。俺は俺らしく死にたいなって。何回蹴落とされても、何回ボコボコにされても負けても、這い上がるようにもっと牙剥いてガンガン当たっていく。僕らそういう育ち方してるから。絶対諦めないです。絶対にまたチャンピオンになってやります。そしてこのチームを、世界一のチームにしてみせます。胸張って歩いていきます」と最後は涙で声をつまらせながらコメント。
YOHは去年10月に行われたジュニアタッグトーナメントの一回戦の勝利後、「僕らの信念は生え抜きで新日本プロレスを引っ張っていくことだから。それは昔から変わってない。皆と誓いあったことだから。俺らの時代で必ず生え抜きで新日本プロレスを作っていかなきゃ意味が無いと思ってるから。必ず、僕達の時代で新日本プロレスのJrを制覇してみせます」と自信に満ちた笑みを浮かべてコメントしていた。
凱旋帰国後の第一戦でジュニアタッグ王座となるも、その後不調が続くSHOとYOHが再起して新時代を作れるかどうかに注目が集まる。