新日本12.20後楽園大会 2014年最終興行のメインは棚橋&飯伏&真壁vs.オカダ&中邑&石井

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Road to TOKYO DOME
日時:2014年12月20日(土)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:2015人(超満員札止め)

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●小松洋平
5分44秒 ギターラ・デ・アンヘル→体固め
○エル・デスペラード

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク
9分35秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
KUSHIDA/●田中翔

▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
天山広吉/小島聡/○田口隆祐
9分35秒 オーマイ&ガーアンクル
永田裕志/中西学/●キャプテン・ニュージャパン

▼第4試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
桜庭和志/YOSHI-HASHI/●邪道
12分23秒 タイチ式外道クラッチ
鈴木みのる/TAKAみちのく/○タイチ

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○矢野通
6分15秒 反則
●飯塚高史

▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
後藤洋央紀/●柴田勝頼
13分08秒 PK→片エビ固め
内藤哲也/本間朋晃

▼第7試合 Road to TOKYO DOME スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/飯伏幸太/○真壁刀義
23分53秒 キングコングニードロップ→片エビ固め
オカダ・カズチカ/中邑真輔/●石井智宏

2014年最終興行のメインで行われたトリプル前哨戦の6人タッグ、勝ったのは本隊!
1.4ドーム大会、矢野のパートナーXとして登場したのはNOAHの丸藤とTMDK!

この日は放送席の場内実況からスタート。ゲスト解説の外道が実況アナウンサーに「お前は棚橋とオカダ、どっちが勝つと思ってんだよ」と詰問。実況アナが「いまのチャンピオンは棚橋選手ですから……棚橋選手」と恐る恐る答えると、外道は「何も分かってねぇな!」と一喝。最後は「2014年を締めるのはレインメーカーだ。今年最後の後楽園ホールにもよぉ、カネの雨が降るぞ」と言い放った。
オープニングVTR後、尾崎リングアナが前日の試合で負傷したBUSHIが欠場することになったため一部カードが変更になったことをアナウンス。

第1試合

2014-12-20新日本後楽園_第1試合オープニングマッチには前日、ライガーに対してとんでもない暴挙を行ったデスペラードが登場。ギターを場外に投げ捨ててからリングインしたデスペラードは、観客の「コマツ」コールに耳を塞ぐ。先制エルボーでなぎ倒していった小松はロープに飛んでコルバタで投げると、場外に出たデスペラードを追いかけていく。
しかし鉄柵に投げつけたデスペラードは、逃げ遅れたテレビカメラマンに蹴りを入れてからリングに戻る。場外カウント19でリングに戻った小松をボディスラムで叩き付けたデスペラードは、チョップを打っていく小松にエルボーから腕取り式の変型卍固め。

何とかロープに逃れた小松だが、デスペラードは逆水平チョップから串刺し攻撃を狙う。これを蹴りで迎撃した小松は走り込むが、トラースキックで迎撃したデスペラードはロープへ。カウンターのドロップキックで迎撃した小松は串刺しランニングエルボーからハーフ八つスープレックス。そこかr腕十字の体勢に入り、クラッチも切ってみせたが、デスペラードの足がロープに届く。
バックを取った小松だが、引き剥がしたデスペラードが突進。カウンターの首固めからスクールボーイ、さらにサムソンクラッチで丸め込んだ小松だが、辛くもキックアウトしたデスペラードはスピアからギターラ・デ・アンヘル(=旋回式カナディアンパイルドライバー)で叩き付けて3カウント。

<試合後コメント>
エル・デスペラード
「あぁあ、今年最後のシングルマッチ。しかも後楽園だろう? なぁんで小松っちゃんとやらなきゃいけないんだよ。ちょっとルチャができるってのも俺が教えてやったやつじゃねぇか。昔、この会社でよくあったんだろう? 年末に先輩にかかっていく、よくわかんないシリーズ(=夢☆勝ちます)。あれか? 俺、全然関係ないじゃん。次、ライガーとやりてぇって言って、なんでこんな扱いされなきゃいけないんだよ。アホくさ。次(の試合)、ライガーだろ? OK。やりたい事は自分でなんでもやってやる」

第2試合

2014-12-20新日本後楽園_第2試合KUSHIDAを下がらせて先発を買って出た田中はライガーに「来い来い」と手招き。しかしライガーが先発で出ようとすると田中を下げてKUSHIDAが出て行く。グラウンドで回転しながらガブっていったKUSHIDAだが、力比べの体勢から欧州式エビ固めで丸め込んだライガー。
KUSHIDAはヒザ十字固めで切り返すが、ライガーもアキレス腱固めで応戦。両者一旦離れると、ライガーはカンパーナの体勢へ。だが、吊り上げられる前に脱出したKUSHIDA。

続いてタイガーと田中がリングイン。ロープに押し込んでいきなり張り手を見舞った田中だが、逆にロープに押し込んだタイガー。するとブレイクするタイガーにまたも張り手を見舞った田中。アームホイップからストンピングを落としていった田中だが、一瞬の隙を突いてバックドロップで投げたタイガーは田中を蹴りまくる。
さらに顔面にエルボーを落とすとライガーにタッチ。ロメロスペシャルで吊り上げたライガーはカベルナリアで追い込むと、河津落としからグラウンド卍。カットに入ったKUSHIDAだが、タイガーがタッチを阻止。

張り手を叩き込んだタイガーはロープに飛ぶが、ドロップキックで迎撃した田中はKUSHIDAにタッチ。スワンダイブ式ブレーンチョップからハンドスプリングエルボーを決めたKUSHIDAは、エプロンにライガーに倒立キック。さらに場外に落ちたライガーにアトミックボムズアウェイを投下。
タイガーがKUSHIDAに襲いかかり、リングに戻ってローリングソバット。さらにタイガードライバーを決めてライガーにタッチ。そこに田中が飛び込んできてフライング・フォアアームを叩き込むと、サイドスープレックスからアバランシュホールド。さらに逆エビ固めを狙ったが、ここでタイガーが入ってきて蹴りでカット。

KUSHIDAも入ってきて田中とトレイン攻撃を決めると、田中にライガーをホイップ。スパインバスターで叩き付けた田中は逆エビ固めに捉えると、ロープに近づくライガーをリング中央まで引きずり戻す。どうにかタイガーが入ってきてカットすると、田中にローリングソバット。
さらにソバットでKUSHIDAを排除すると、田中に串刺しハイキック。ライガーがパワーボムで投げ捨てると、タイガーがダイビング・ヘッドバットを投下してから抑え付ける。そこにライガーがアッパー掌底。カウント2でKUSHIDAがカットしたが、場外に放り投げたタイガーがトペを発射。その間にライガーが田中を垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けて3カウント。

試合後、ライガーが田中を抱き起こして腕をあげ健闘を称える。そして新日本ジュニアを託したKUSHIDAとはガッチリ握手。そこにデスペラードが乱入! タイガーを排除したデスペラードはライガーに襲いかかるが、ケブラドーラ・コンヒーロで迎撃。そこからライガーがデスペラードのマスクに手をかけると大歓声があがったが、ライガーは手を離してデスペラードを場外に蹴り出す。
マイクを持ったライガーは「おい、デスペラードよ! 俺はお前のマスクに手をかけねぇ。お前の土俵には上がらねぇんだよ。俺はチャンピオンとして正々堂々とお前の挑戦受けるよ。お前も真っ直ぐに一人のレスラーとして、デスペラードとして挑戦してこい。ただ、これだけは忘れるなよ。お前とタイトルマッチをやって勝つのは、この獣神サンダー・ライガーだ」と言い放つ。

それを聞いたデスペラードはエプロンにあがってきてライガーに握手を求める。警戒しながら慎重に握手に応じようとしたライガーだが、デスペラードは直前を手を下げてスカしてみせた。ライガーは再びマイクを持つと「会場の皆さん、必ず挑戦退けてチャンピオンとして、またこの後楽園に立ちたいと思いますので応援よろしくお願いします」といって、観客とハイタッチしながら引き上げていった。

<試合後コメント>
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク
タイガー「もうリング上で言った通り! ライガーさんはデスペラードなんか眼中になし! もう次を見ていると思うし。ライガーさん、スーパーレジェンドだけど、くやしいけどベルトがよく似合います」
ライガー「俺はリングで言ったようにデスペと同じ土俵で闘うつもりはないんだ。ヤツがマスクに手をかけようが、姑息なことをしようが俺はチャンピオンとして正々堂々受け止めるよ。それがチャンピオンなんだ。だからチャンピオンなんだ。だからあいつもならず者? ……デスペラード。そういう名前かもしれないけど、タイトルマッチなんだから正々堂々ぶつかってこいよ。俺は逃げも隠れもしないって言ってるんだから。タイチやTAKAみたいに、姑息にちょろちょろ動くなよ。そんな歳でもないだろう、多分。若いんだ。全部自分をぶつけてくればいいんだ。俺はそう思う。
いまタイガーが言ったように、俺はその先を見据えている。それはタイトル防衛に成功した暁に、またコメントさせてもらう。必ず防衛します。いつでもいい。どこでもいい。組んでくれ」

第3試合

2014-12-20新日本後楽園_第3試合グリーンのオーマイ&ガーファンクルTシャツにサンタ帽姿の田口。小島と中西の先発で試合開始。小島がショルダータックルでぶつかっていくが、中西は倒れない。「この野郎!」と気合いを入れてぶつかっていった小島だが、逆にショルダーブロックでなぎ倒した中西は小島のチョップ連打にも一発のチョップでなぎ倒して「カモン、ベイベー」。
しかし天山が入ってきてモンゴリアンチョップを叩き込むと、小島もエルボーを打っていき、テンコジは天山のヘッドバットと小島のスリングショット式エルボードロップを同時投下。さらにマシンガンチョップから「よーし」の小島は行っちゃうぞエルボーを狙ったが、永田が飛び込んできてフロントキックで阻止。

永田&中西がダブルタックルで小島を吹っ飛ばすと、田口とキャプテンがリングイン。ナックルパートを叩き込むキャプテンにヒップアタックを返した田口は、ヒップバットをお見舞いするが、キャプテンも「キミたち見たまえ!」と叫ぶと田口にヒップバット。さらに天山を挑発。天山が入ってくるとモンゴリアンチョップをお見舞い。
怒った天山は田口と合体攻撃を狙うが、ジャンピングショルダーで2人まとめて吹っ飛ばしたキャプテンは中西にタッチ。ネックハンギングで田口を吊り上げた中西は永田にタッチ。ボディへのエルボーからキチンシンクを見舞った永田は、ミドルキックで田口をコーナーに追い込む。

串刺し攻撃を蹴りで迎撃した田口はロープに飛んだ永田にヒップアタックを見舞って天山にタッチ。モンゴリアンチョップからフライングラリアットを見舞った天山はブレーンバスターで投げるとラリアットを狙ったが、かわした永田はフェイントから張り手。怒った天山はマウンテンボムからアナコンダバイスに捉える。中西がカットすると、小島が入ってきてトレイン攻撃を狙うが、中西がダブルチョップで迎撃。
しかし天山がニールキック。ならばと永田がフロントスープレックスで投げていく。タッチを受けたキャプテンは田口に地獄突きからフライングショルダー。そこに永田と中西が入ってきてトレイン攻撃。さらに永田のエクスプロイダーからキャプテンがダイビング・ヘッドバット。

これをかわした田口はキャプテンのお株を奪う気を溜めるポーズから尻に着を注入してヒップアタック。しかしキャッチしたキャプテンはヒラボトムで叩き付ける。そこにテンコジが入ってきてテンコジカッターを決めると、田口がキャプテンに近づくがキャプテンも下から丸め込む。だが、田口は足を掴んでアンクルホールドに捉える。必死にロープに逃れようとしたキャプテンだったが、ロープまでジャンプしても田口が足を決めているため届かず無念のギブアップとなった。
すると年内最終興行ということで、田口は勝利のタグダンスを披露。拍手喝采を浴びた。

<試合後コメント>
天山広吉&小島聡&田口隆祐
天山「年内最後の試合。新日本では最後やからね。テンコジ+田口。ちょっと試合中、笑いそうになって。ただあいつのキャラがね、ああいう風なキャラになって。それはそれでいいんじゃないですか? あいつに付き合うのはちょっと勘弁してほしいけど(苦笑)。まぁともかく、今年1年振り返ったら、あっという間でしたね。今日で新日本では最後というのはね。2015年の東京ドームに向かって、BULLET CLUBとテンコジ、本間で暴れるから。俺らはまだまだまだまだ東京ドームの上(の方のカード)でやらなあかんという、そういう気持ちやからね。しっかりと今年もビシッと決められたから、ドームに向けてガッチリといきたいと思います。来年も今年以上に大暴れしたいと思います。今年はおとなしい部分もあったから、来年ははちゃめちゃに暴れたいな。以上です」
小島「2014年、1年間ありがとうございました。今年の小島聡はNWAのシングルを獲ったり、NWAのタッグのベルトを獲ったり、NWAのシングルを獲られたり、タッグを獲られたり、天山と喧嘩したり仲直りしたり! そんな1年でした。そしてまだまだ続く。2015年。いろんなところで小島聡、がんばりたいと思います。NOAHも待ってるから。今年、新日本の試合は終わったけど、NOAHは待ってるからさ。丸藤、次はお前の番だ、この野郎!」
田口「2014年、最後の試合。最高の感じで締めくくれました。オーマイ&ガーアンクル。オーマイ&ガーアンクルで、僕のアンクルホールドは正式に命名します。オーマイ&ガーアンクル。よろしくお願いします。2014年、シックスナインしたり、なめたりなめられたり、いろいろね。好き放題したんで、最高の1年。2015年、しょっぱなからオメガを相手にしないといけないといういきなりの試練。何度も言ってるけど、オメガだろうがなんだろうが、舌がしびれようがなんだろうが、なめ返してやる。なめられたらなめ返す。なめられなくてもなめる。それがシックスナイン……チャンピオン!」
ーーヘビー級のキャプテンからギブアップを奪ったというのは…
田口「キャプテンという強敵から一本獲れた。キャプテンのヒップバットも意外と効きましたね。そういう予期せぬ突発的な動きにも対応できる。上をなめられたら下をなめる。下をなめられる。下をなめる。まぁなめたりなめられたり、いろいろあります。2015年もなめてなめて、なめて吸って……。いろんなものを吸収するという意味ですよ? なめて吸って。……頑張ります。気持ちよくなります、2015年は。突いて突いて突きまくります!」

第4試合

2014-12-20新日本後楽園_第4試合タイチは『風になれ』をエアボーカルで歌いながら入場。鋭い眼光で赤コーナーの花道を鈴木が見つめる中、邪道、YOSHI-HASHIと共に桜庭が入場。TAKAタイチが邪道とYOSHI-HASHIに奇襲攻撃を仕掛けて場外に連れ出すと、リング上では鈴木と桜庭が睨み合い。
鈴木は片足タックルでテイクダウンを奪うとサイドからパスしようとするが、桜庭はそれをさせない。今度は桜庭が片足タックルを仕掛けるが、鈴木が腕を取ってグラウンドに引き込む。アームロックを決めた鈴木だが、桜庭はロープに脱出。

桜庭の足に絡みついた鈴木だが、猪木-アリの体勢からフットスタンプ式のパスガードをした桜庭はあっという間に三角絞めに捉える。みるみるうちにグッタリしていく鈴木だが、どうにかロープに脱出するとTAKAにタッチ。YOSHI-HASHIとエルボー合戦を展開したTAKAは目潰しを見舞っていくが、2発目をキャッチしたYOSHI-HASHIは逆に目潰し。
さらに「アックスボンバー」と叫びながら逆水平チョップを叩き込むと、トップロープの上に逆さ吊りにしてドロップキック。そこにタイチが襲いかかっていくが、YOSHI-HASHIはタイチもトップロープの上に乗せると「アックスボンバー」と叫びながらドロップキック。

しかしロープに飛んだYOSHI-HASHIの背後から、場外のタイチがイスで殴打。すかさず鈴木が桜庭に襲いかかっていき、場外でエルボーを連打してから鉄柵に投げつける。さらにサッカーボールキックからアームロックへ。だが、ヘッドシザースでスイープした桜庭は上からエルボー。鈴木は鬼の形相で桜庭を鉄柵に投げつける。
リング上ではYOSHI-HASHIを捕まえたタイチが、外道がやるカネの雨を降らせるポーズをしながら踏みつけると、TAKAと一緒に「アックスボンバー」と叫びながらのトレイン攻撃。鈴木運に完全に捕まってしまったYOSHI-HASHIだが、鈴木にエルボーを打っていくとさらにチョップ。

鈴木はニーリフトから追走式フロントキックを叩き込むが、カウンターのドロップキックを返したYOSHI-HASHIは桜庭にタッチ。ミドルキックから首相撲に捉えた桜庭はニーリフト。そしてスリーパーに捉えるが、前方に投げて脱出した鈴木。桜庭は下からの腕十字を狙うが、立ち上がった鈴木はストンピング。さらにドロップキックを叩き込んでいく。
桜庭が邪道にどうにかタッチすると、TAKAタイチの2人が襲いかかっていきチョップを叩き込む。朦朧としながらも踏ん張った邪道はTAKAとタイチをエプロンに放り出すと、2人まとめて首を抱え込み、DDTでリング内に叩き付ける。

さらにパントキック(=下から顔面を蹴り上げる)を見舞うと、YOSHI-HASHIがヘッドハンター(=前方回転ネックブリーカー)。そこから足を踏みならした邪道はタイチにバントキックを狙ったが、かわしたタイチはトラースキック。ズボンを取ったタイチはバズソーキック。これをかわした邪道はクロスフェース・オブ・JADOに捉える。
タイチはタップするが、レフェリーはイスを持ったTAKAを注意していて見てない。抗議する邪道だが、タイチはその邪道の急所を蹴り上げると、タイチ式外道クラッチで3カウントを奪った。場外では鈴木と桜庭がお互いに「お前が来い!」と言い争うのをセコンドが必死に分ける。桜庭も珍しくエキサイトしているため、YOSHI-HASHIと外道が2人がかりで押さえてどうにかその場を収めた。

<試合後コメント>
鈴木軍
鈴木「来てみろよ、桜庭。俺の前に立つということはな、どういう事だ? どういう事だ?」
ーー覚悟を決めて闘わなければいけないということです。
みのる「違うな! 壊れる覚悟を持って目の前に立てってことだ。テメェのアームロック(をかけられた腕は)まだ動くぞ。お前のアンクルロックも、俺の足はまだ動くぞ。ヘシ折れ。目ん玉えぐり出してみろよ。東京ドームはテメェの番だ」
タイチ「ダメだ。首折れた」
TAKA「大丈夫か?(笑)」
タイチ「最後の試合で首折れた(笑)」
TAKA「3回目だな。……帰ってきたな」
タイチ「邪道先輩よ、とりあえずカムバックおめでとうございます、だな。戻ってこようが弱いやつは弱いんだよな。ザコはザコなんだよ」
TAKA「邪道先輩よ、復帰祝いに俺たちから…TAKA、タイチから素敵なプレゼント。復帰祝いを用意しておくからよ。楽しみにしておけよ。秋吉さんよ(笑)」

第5試合

2014-12-20新日本後楽園_第5試合観客の反応からも注目されているのが分かるスペシャルシングルマッチ。飯塚は南側客席から出現すると、暴れ狂いながら階段を降りてきて、さらに客席へと雪崩れ込んでいくと反対側の北側の席へ。放送席のテンコジを挑発しながらリングサイドをウロウロ。
そこに矢野が入場してくると、鉄柵の外で飯塚が襲いかかっていき、客席に投げつける。そのままイスを押し付けていった飯塚は引き起こして鉄柱に叩き付ける。さらに本部席からマイクを持ち出した飯塚は、矢野をリングに戻してコードを首に巻き付けてからトップロープの上から外に出して絞首刑状態に。

まだ半被も脱いでない矢野だが、早くもグロッキー状態。ストンピングを落としていった飯塚が突進するが、矢野はマンハッタンドロップから「ここ(=頭)が違うんだ、馬鹿」と叫んで頭を叩くと、飯塚の串刺し攻撃をかわす。だが、チョーク攻撃を見舞った飯塚はタッチロープを外すと、それを使ってチョーク攻撃。
さらに矢野を場外に放り出すと、自らも場外に出て鉄柵に叩き付けてから三角巾から手錠を取り出す。しかし矢野は飯塚を鉄柱に叩き付けると、鉄柵にテーピングで飯塚を拘束してリングに戻る。だが、鈴木軍のTAKA、タイチ、デスペが入ってきて飯塚を救出。

どうにかリングに戻った飯塚だが、矢野はコーナーポストが外され、金具が剥き出しになったコーナーに激突させると、「ヤノ・トウ……」。ここで襲いかかろうとした飯塚だが、読んでいた矢野は振り向いてみせ、飯塚も思わずビックリ。さらにアゴ髭を掴んだ矢野だが、飯塚は手錠で矢野を両手を拘束すると、アイアンフィンガー・フロムヘル(=鉄製グローブ)を装着。
しかし矢野は両手の自由が利かない状態で急所攻撃からスクールボーイ。だが、カウント2で鈴木軍のセコンドがレフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止。そのまま鈴木軍は矢野を袋叩きにしていき試合終了のゴングが鳴る。

だが、そこに颯爽と3人の男が走ってリングイン。何とプロレスリング・ノアのマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストのTMDKと丸藤正道! TMDKがTAKAをダブルリフトアップすると、丸藤はタイチに不知火を決めて矢野を救出! 場内騒然の中、マイクを持った矢野が「オイ、Xは…Xはシェイン・ヘイスト! そしてマイキー・ニコルス! そして…そして……あ? あ? お前ら知ってるだろう? 丸藤副社長だよ、バーカ! 飯塚さ〜ん、1月4日ぁ楽しみにしておけよ、バカ野郎!」と言い放ち。
そして「丸藤」「TMDK」コールの中、マイクを持った丸藤は「新日本プロレスファンの皆さん、お久しぶりです。矢野通のパートナーXとして、俺とシェーン&マイキー、東京ドーム参戦させていただきます。よろしくぅ!」と挨拶。矢野のパートナーXとして、丸藤&TMDKのイッテンヨン参戦が決定した。

<試合後コメント>
矢野通 with 丸藤正道&TMDK
矢野「見たまんまだ! 見たまんまだよ! あとはあいつらに聞け!」
ーーまさかまさかの参戦表明でしたが。
丸藤「え〜、まぁそうですね。NOAHのリングではさんざんなことをやられた部分はあるんですけど、そこは俺らも大人なんで(笑)。楽しそうなところがあったら1レスラーとしてそこに参戦させてもらう。俺も新日本プロレスに上がらせてもらった事があるけど、TMDK、シェーン、マイキー。堂々とNOAHから東京ドームに参戦させてもらい、ある意味主役を奪ってやろうかと。試合の順番は関係ないから。とにかく俺たちが目立つ。NOAHが目立ちます」
ーーその自信はあると?
丸藤「あるから来たんです。彼らの実力を見てほしい」
ーー矢野選手から誘いがあったという事でしょうか?
丸藤「そうだね。はっきり言って悩むところはあったけどね(苦笑)。プロレス界、そしてファンの人が喜ぶならば。ある意味ちょっといろんなかたちで刺激を入れていきたい。GHCヘビー級王者がこういう動きをしていいのかと言われたら、それはわからないけれど。いいんじゃない? 楽しくなれば。そういうことです」
マイキー「新日本はすごく素晴らしい団体だと思うし、ここに来られてうれしいです。東京ドームのことを考えるとワクワクしますね」
シェーン「矢野選手とは以前は闘う立場にいましたが、タッグを組んで横にいる状態というのも楽しみですね。こうしてプロレスリングNOAHを代表して出られるというのもうれしく思います」
マイキー「自分たちが普段戦っている選手とはまったく違うタイプの選手がいる団体なので、そこでまた新しいことができるというのが楽しみです」

第6試合

2014-12-20新日本後楽園_第6試合内藤と柴田が激しく睨み合うが、後藤が柴田を下げて先発で出て行く。内藤はなおも柴田を睨み付けるが、後藤が出ていってロックアップ。ロープに後藤を押し込んだ内藤はクリーンブレイクしておいて控えの柴田に襲いかかる。すかさず後藤が襲いかかり、内藤のショルダータックルを受け止める。
今度は後藤からロープに飛ぶが、内藤はドロップキックで迎撃して本間にタッチ。逆水平チョップからカウンターエルボーを見舞った本間は、内藤のシーソーホイップに合わせてダブルチョップ。そこから小コケシを投下するが、かわした後藤は柴田にタッチ。

首4の字固めに捉えた柴田だが、本間はどうにかロープに脱出。ならばと足4の字固めに捉えた柴田だが、内藤がカットに入る。張り手を見舞った内藤をエルボーで吹っ飛ばした柴田は、立ち上がった本間にエルボースマッシュを見舞ってからもう一度足4の字固めへ。これもロープに逃れた本間だが、後藤がカウンターエルボーからサッカーボールキック。
後藤の区シッ差し攻撃をエルボーで迎撃した本間はブレーンバスターでぶっこ抜くと、内藤が低空ドロップキックからランニングサンセットフリップ。そこから控えの柴田に襲いかかるが、柴田は涼しい顔で避けてみせる。内藤は突進してきた後藤にショルダーネックブリーカーを決めると、もう一度柴田に襲いかかる。

しかし、またも避けた柴田はロープ越しにスリーパー。そしてリングインした柴田はエルボーの連打で内藤をコーナー下に座らせると対角線上へ。追走してジャンピングエルボーを見舞った内藤はエプロンから振り子式串刺しドロップキックを狙ったが、柴田はジャンピング・フロントキックで防御するとぶら下がり式首4の字固め。
だが、本間が小コケシでカットすると、内藤は振り子式串刺しドロップキック。立ちあがった柴田と額をくちぃけて睨み合うと、激しいエルボー合戦へ。そこからスリーパーに捉えた柴田は、パロ・スペシャルを狙って絡みつくが本間がカット。内藤をロープに振った柴田だが、内藤はジャンピングエルボーアタック。

本間は逆水平チョップから串刺しジャンピングエルボー。フェースクラッシャーからの子コケシが決まると、コケシを狙うがエプロンに出たところに柴田がジャンピング・フロントキック。さらに後藤とダブルのミドルキックを叩き込むと。本間も一人で2人を相手にエルボーを打っていくが、後藤がファイアーマンキャリーで担ぎ上げる。
そこに内藤がヒザへの低空ドロップキック。柴田がその内藤を蹴り上げると本間にも蹴り。蹴り脚をキャッチした本間だが、柴田は左右の張り手で脱出するとロープへ。そこにコケシロケットをお見舞いした本間はコケシ(=頭を斜めにして前のめりに落下するダイビング・ヘッドバット)を投下。

かわした柴田は串刺し式低空ドロップキックからハーフハッチで投げると羽交い締めに。そこに後藤がラリアットを叩き込むと、柴田はスリーパーに捉える。内藤がカットに入ろうとするが後藤がファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、柴田が立ち上がって手招き。後藤が柴田に内藤を投げてgo2sleepを決めると、後藤は本間に牛殺し。さらに柴田がPKを叩き込んで本間から3カウントを奪った。
試合後、柴田と内藤はなおも額をくっつけて睨み合い。内藤が軽く柴田を突き飛ばしていくと、柴田は憮然とした表情で引き上げていった。

<試合後コメント>
後藤洋央紀&柴田勝頼
ーーこれで東京ドーム、待ったなし!ということになります
柴田「待ったなしだね。もう今年は最後! あとは来年、やるだけ!」
ーー去年の東京ドームはお2人のシングルマッチ。そして次のドームではIWGPタッグに挑戦と、お2人の1年の推移が現れたカード編成ではないかと思いますが?
柴田「あぁ。……で?」
ーーそれを踏まえて…
後藤「機は熟した! ……タッグは任せろ、ですよ。今年1年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします」
柴田「今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。以上!」

第7試合

2014-12-20新日本後楽園_第7試合新日本プロレス2014年最終興行のメインイベントは1.4東京ドームで行われる三大タイトルマッチのトリプル前哨戦となる6人タッグマッチ。まずはNEVER無差別級王座に挑戦する真壁が入場すると、その王者である石井が入場。続いてIWGPインターコンチ王座に挑戦する飯伏が入場すると、その王者である中邑が入場。
そしてIWGPヘビー級王座に挑戦するオカダが権利証の入ったアタッシュケースを持った外道と共に入場すると、最後に王者の棚橋が入場。まさに役者が揃ったという言葉がピッタリなリング上。

オカダが中邑と石井を下げると、棚橋も真壁と飯伏を下げて先発で出て行く。両者への声援が激しく交差する中、ロックアップからオカダがロープに押し込んでいく。クリーンブレイクと見せかけてエルボーを叩き込んでいったオカダだが、棚橋も体勢を入れ替えてエルボー。オカダがエルボースマッシュでカチあげれば棚橋もエルボースマッシュでカチ上げ、さらにコーナーに飛び乗ってのクロスボディー。
さらに素早くコーナーに登った棚橋だが、オカダが距離を取ると、コーナー上で両手を広げた棚橋はマットに降りる。続いて石井と真壁がリングイン。ショルダータックルでなぎ倒した真壁だが、すぐに石井もなぎ倒してからパワースラム。さらにチョン蹴りで真壁を挑発した石井は逆水平チョップ。

受け止めながらアップしていった真壁はパワースラムを返していく。ここで真壁と揉み合う石井に中邑がタッチしてリングイン。すると真壁も飯伏にタッチ。プレッシャーをかけながら間合いを詰める中邑は、飯伏をロープに押し付けると両腕ダラリとしながらブレイク。スピンキックをかわした飯伏はソバット。さらに中邑のニーリフトからのニードロップをかわした飯伏は、フェイントを入れてから中邑を蹴りでダウンさせると、顔面を足蹴にしていく。
そこから中邑のお株を奪うような手招きする挑発ポーズ。怒った中邑はグーパンチを叩き込むと、飯伏をコーナーに寝かせて串刺しニーリフト。続いてオカダがクロスアーム式スリーパーで絞め上げてから、スリングショット式アトミコを投下。さらに控えの棚橋にエルボーを入れてから石井にタッチ。

ブレーンバスターで投げた石井は逆エビ固めに捉えると、控えの真壁に向かってツバを吐く。真壁はリングインしてエルボーを打っていくが、石井もエルボーで応戦して真壁を場外に追いやる。CHAOSは飯伏を3人がかりで足蹴にしていくが、飯伏も怒って反撃。だが、中邑がニーリフトからコーナー下に座らせると、踏みつけバイブレーション。しかし串刺し攻撃をカウンターエルボーで迎撃した飯伏。
オカダと石井が入ってきてタッチを阻止するが、飯伏は中邑にドロップキックを叩き込むと真壁にタッチ。串刺しラリアットを連発した真壁はコーナーで馬乗りナックル。ダブルリストアームサルトで投げていくと、石井がカットに入る。真壁はエルボーで蹴散らすが、中邑がスピンキックを叩き込んでオカダにタッチ。

走り込んだオカダの攻撃をかわしてショートレンジラリアットを叩き込んだ真壁は棚橋にタッチ。太陽ブローからショルダースルーで投げた棚橋はドラゴンスクリューから串刺し攻撃。これをリバース・ネックブリーカー(=こうもり吊りの体勢から相手の後頭部にヒザに叩き付ける)で切り返そうとしたオカダだが、棚橋も回避。しかしDDTで叩き付けたオカダは立ち上がろうとする棚橋に走り込んでのエルボーアタック。
棚橋も張り手からオカダのドロップキックを自爆させたが、オカダはカウンターエルボーからレッドインク(=変型キャメルクラッチ)。さらにダイビング・エルボードロップを投下したオカダはレインメーカーポーズからレインメーカー(=相手の腕を掴んで引き込むように決めるアックスボンバー)。

棚橋はドラゴンスープレックスで切り返そうとするが、オカダが腰を落とすとダルマ式ジャーマンにスイッチして投げていく。カウント2で返したオカダは走り込んできた棚橋にカウンターのドロップキックを叩き込んで中邑にタッチ。ミドルキックから延髄斬りを叩き込んだ中邑だが、棚橋も回転足折り固めを返す。そこを腕十字で切り返した中邑だが、棚橋もグラウンド・ドラゴンスクリューを決めて飯伏にタッチ。
掌底と蹴りのコンビネーションからミドルキックでダウンさせた飯伏は高速ドラゴンスープレックスで投げると、その場飛びツイスタープレスを投下。シットダウン・ラストライドを狙った飯伏だが、中邑がナックルを落とすとそのままラストライドで叩き付ける。もう一度シットダウン・ラストライドを狙った飯伏だが、ウラカン・ラナで切り返した中邑はリバースパワースラム。

たぎった中邑はボマイェを発射。飯伏がかわすとニーリフトからコーナー二段目に登ってカンフーキック。さらにボマイェを発射したが、ジャンプしてかわした飯伏はそのままフットスタンプを投下して真壁にタッチ。石井がエルボーで向かっていくが、受け止めた真壁もエルボー。「来いや!」と挑発する石井だが、ややダメージが大きくフラつく。そこに真壁が渾身のエルボーを叩き込んで倒すと両ヒザをつくパワーボム。
デスバレーボムを狙った真壁だが、強引に逃れた石井はジャーマンで投げ捨てる。しかしすぐに立ち上がった真壁はラリアットで殴り倒すとハイブリッジのジャーマン。オカダがカットに入ると、棚橋がオカダを場外に追いやってプランチャ。しかし、これはかわされる。リング上では真壁と石井がハンマーの打ち合い。

そこから真壁がデスバレーボムで叩き付けるとコーナーに登っていくが、オカダが下からドロップキック。20分が経過し、石井がコーナー上まで追いかけていって、ぶっこ抜いての雪崩式ブレーンバスター。石井はラリアットを打っていくが、倒れない真壁は突進。しかし石井はカウンターのラリアットでなぎ倒すとブレーンバスターを狙う。だが、ダメージが大きくバランスを崩してしまう。
それでももう一度投げようとした石井だが、真壁がヒザを落とすと棚橋が飛び込んできてフライング・フォアアーム。そこから次々に選手が飛び込んできて技が乱れ飛ぶ中、オカダが棚橋にヘビーレイン(=ファイアーマンキャリーからの変型エメラルド・フロウジョン)。しかし真壁がダブルラリアットでオカダと石井を吹っ飛ばす。

リング上に残ったのは石井と真壁。ラリアットの相打ちを繰り返すと、真壁が袈裟斬りチョップ。石井は張り手を返すが、真壁はダブルハンマーでなぎ倒すと、ラリアットで吹っ飛ばす。そこからキングコング・ニードロップを投下して3カウント。
2014年の新日本を締めくくったのは真壁、そして本隊がCHAOSに勝利! 試合後、中邑は飯伏に白ベルトを見せつける。アタッシュケースを手にしたオカダは棚橋と睨み合い。勝った本隊がリング上を占拠すべく、CHAOSを下がらせる。

「シンイチ、最高!」コールが起こる中、マイクを持った真壁が「オーイ、テメーら1年間よく新日本プロレスを観に来たんじゃねぇか、オイ。ありがとよ! いいか、来年はよ1月4日、東京ドーム、正規軍と呼ばれるこの俺様たちがビッグカムバックを起こすからよ! お前らベルト総取りにしてやるから覚悟しておけよ! ファ●クアップ!」と叫ぶと、天井からリング上に粉雪が舞い、その中で飯伏がコーナーからバック宙を披露。棚橋は最後までリングサイドのファンとハイタッチをしてから引き上げていった。

真壁刀義
真壁「年末、最後の試合だ。最後の試合で勝つのは景気がいいぜ。石井の持ってるNEVER。是が非でも獲ってやるよ。獲りてぇんだよ! この俺が獲りてぇんだよ。心底あいつから獲りてぇんだよ! 上等じゃねぇかよ。テメェら目をおっぴろげて見逃すんじゃねぇぞ。来年は新日本プロレス、正規軍と呼ばれる俺たちがビッグカムバックを起こすからよ。お前ら期待しておけよ。それだけだ。……なんかある?」
ーー2015年最後の試合、フルタイムドローかと思われたところでガッチリ決めたところに真壁選手の勝負強さを見たと思いましたが?
真壁「そうだね。これは間違いなくここでイニシアティブを獲っておかないと、年明けてリセットされたら困るんだよ。その精神的な部分で押していかないとダメだ。イニシアティブを獲れたからいいんじゃないか? このわずか1年か2年でものすごい下積みを爆発させてきたろう、あいつら。その経験だよな。俺は挑戦者だよ。挑戦者がこの俺様というのは相手にとっては不足などありゃしないんだ。出所一緒だからよ。目にもの見せてやるよ。俺はよ、石井だけじゃない。新日本プロレスの他のレスラー、観客たちにも喧嘩打ってるからよ。お前ら見逃すんじゃねぇぞ。それだけだよ。……(週刊プロレスの)湯沢はもちろん(質問が)あるよな?」
湯沢記者「特にありません」
真壁「特にない? いい加減にしろよ。最後に落とすんじゃねぇよ。まだ落ちねぇんだよ。この野郎。まぁコメントはいい加減にしてくれって上の(待機している)やつらが汗引いちゃうからよ。まぁとりあえずこんなもんだ。今年最後、テメェの力で締めたというのは気持ちいいわ。来年、新年明けて一発目が東京ドームだろう。俺が待ちに待ったタイトルマッチだよ。目にもの見せてやるよ。それだけだ!」

飯伏幸太
ーー東京ドーム、待ったなしということで、コンディションの良さが伺えたのですが。
飯伏「本当ですか? いやコンディションは全然大丈夫なんですけど、プレッシャーとかいろいろあるんで。でも毎回言ってるんですけど、中邑さんとだったら絶対いいものができるんで。そして必ず勝ちます」
ーープレッシャーよりも自分自身への期待が大きいようですね。
飯伏「そうですね。はい。いやぁ楽しみですね。頑張りますよ。楽しみですよ。ドーム、やりますよ」

棚橋弘至
ーー東京ドーム、待ったなしという状況ですけれど。
棚橋「そうですね。今年、2014年という年はね、新日本が大きく動いて、何もかもが変わった年だと考えているけれど、その中心に俺がいなかったから。……そのね、今の新日本プロレスの熱気を……興奮を、ずっとメインイベントで、中心で2015年は振り切っていきますんで、ひとっ走り付き合ってほしいですね」
ーー動画配信サービスのNJPWワールドが始まり、全米でのPPV放送も決まったことで世界中で棚橋選手の試合が見る事ができるようになりました
棚橋「はい」
ーー『ベスト・イン・ザ・ワールド』というのを棚橋選手に見せてもらいたいというファンの気持ちもあるし、棚橋選手もそのつもりがあるのではないかと思うのですが?
棚橋「うん。うん。……ずっとね、あきらめずに追いかけて、世界に向けて走ってきたから。……(長い沈黙の後、涙声で)いろいろと、ありがとうございました。感謝の言葉が見つからないです!」

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