“Undertale王者”ケニー・オメガを倒し棚橋新日本が再来!ジェイが「その時代ちょっと長すぎ」と宣戦布告!

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 4日、東京ドームで新日本プロレス『バンドリ! ガールズバンドパーティ! presents WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』が開催。メインイベントではケニー・オメガの持つIWGPヘビー級王座に棚橋弘至が挑戦した。

 ケニー・オメガは事前に公開されていた、ゲーム『Undertale』風PVの続きをUndertaleのエンディング曲に乗り自ら体現し入場。着用している白銀のヴァルキリーアーマーはボロボロで片翼となっていた。
 ケニーが作り上げてきた新日本プロレスと棚橋が作り上げてきた新日本プロレスのイデオロギー闘争となったこの試合は、ケニーが棚橋の腰を痛めつけて弱点をついていく展開から始まり、派手な場外戦で会場を沸かせる。しかしリングに戻ると棚橋がドラゴンスクリューやテキサスクローバーホールドとクラシカルな技で攻め、スタイルズクラッシュからハイフライフロー。これを剣山で迎撃したケニーが掟破りのスリングブレイドからハイフライフロー。さらにVトリガーを打ち込んでいくが、お互いにダメージが深く膝立ちで打撃戦へ。ケニーは膝蹴りから棚橋を肩車し片翼の天使を狙うが、棚橋はリバースフランケンで投げ捨てるとドラゴンスープレックスホールドも2。
 棚橋はハイフライフローを投下しようとするが、ケニーは飛び膝蹴りを叩き込んで動きを止めると雪崩式ドラゴンスープレックスで叩きつけ、Vトリガーから片翼の天使を狙うが棚橋はスリングブレイドで迎撃。棚橋は改めてコーナーに登りハイフライフローを投下すると、これでケニーのHPがつきて棚橋が3カウントを奪った。

 勝利した棚橋は「何回も巻いてきたベルトなんですけど、初めてベルトを巻いたような感覚です。ケニーが新日本を侵攻していく中で大事なものが壊されていくんじゃないかっていう危機感なんだけど、1勝1敗なんで『さあ次いつやりますか?』という感じです。明確なイデオロギーの境目をボヤッとさせる、ただ勝つだけじゃない、ただ叩き潰して焼け野原で終わるんじゃない。試合後に救いを見出す。それが僕が理想とする、理想に近いプロレスなんです。新日本らしくない急先鋒だった棚橋がいつの間にか新日本側にいるというか、新日本らしさになっていたというか、ずるいっすよね(笑)ずるいと思いますけど、『G1 CLIMAX』で優勝したことでやっとケニーに物を言っていい資格を得たというか。以前はそんな発言も『棚橋、何言ってんだ』で終わってたと思うんです。だから『G1 CLIMAX』は価値ある優勝だった。またベルトと共にこうしていいスタートを切れたので、じっくり腰を据えてこのベルトと向き合って、一歩ずつさらに新日本プロレスを前に進めていきます」と、新たな棚橋新日本の理想を語る。

 だがそこへジェイが乱入し「俺が今日オカダを倒したのは知ってるだろ?俺はオカダよりも強い。そして、オマエよりもいいレスラーだ。オマエとケニーのイデオロギー闘争はどうでもいい。新日本のエースとして時代を築いてきたのかもしれないが、その時代もちょっと長すぎたんじゃないか?今はもう俺の時代なんだ。最終的にオマエのベルトを奪うことで本当の意味で俺の時代になる。オマエも年老いてきているし、リスクもあるだろうけど、そのベルトを守るために全力を尽くしたらどうだ?今はとりあえず、おめでとう。では、またすぐ会おう」と宣戦布告を行った。

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