【試合詳細】8・18 新日本プロレス両国国技館大会 【G1 CLIMAX決勝】ザック・セイバーJr.vs辻陽太  内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIvsジェフ・コブ&HENARE&グレート-O-カーン&カラム・ニューマン 棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグ&海野翔太&エル・ファンタズモvsキング・オブ・ダークネス”EVIL&成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信

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『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』
日程:2024年8月18日(日)
開始:15:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:8,056人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
○田口隆祐/小島聡/天山広吉
8分13秒 オーマイ&ガーアンクル
永田裕志/タイガーマスク/●嘉藤匠馬

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○タイチ
7分21秒 デンジャラス・バックドロップ→体固め
●村島克哉

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[TMDK]○ロビー・イーグルス/マイキー・ニコルス
9分32秒 ハイペリオン→エビ固め
KONOSUKE TAKESHITA(DDT/AEW)/●フランシスコ・アキラ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Just 5 Guys]DOUKI/SANADA/●TAKAみちのく(JTO)
9分1秒 ブラディークロス
[BULLET CLUB]○石森太二/クラーク・コナーズ/ドリラ・モロニー

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
後藤洋央紀/○YOSHI-HASHI/本間朋晃
9分37秒 頂狩
[WAR DOGS]●デビッド・フィンレー/ゲイブ・キッド/ジェイク・リー

▼10人タッグマッチ
●棚橋弘至/矢野通/ボルチン・オレッグ/海野翔太/エル・ファンタズモ
8分43秒 片エビ固め
[HOUSE OF TORTURE]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL/成田蓮/高橋裕二郎/SHO/金丸義信

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/鷹木信悟/○高橋ヒロム/BUSHI
11分40秒 名も無きヒロムロール
[UNITED EMPIRE]ジェフ・コブ/●HENARE/グレート-O-カーン/カラム・ニューマン

▼G1 CLIMAX 34優勝決定トーナメント・ファイナル 時間無制限1本勝負
【Aブロック優勝/TMDK】○ザック・セイバーJr.
31分4秒 クラーキーキャット G1 34 winner テッカーバージョン
【Bブロック優勝/L.I.J】●辻陽太
※ザックがG1 CLIMAX 34優勝。

ザック・セイバーJr.が悲願のG1 CLIMAX初優勝を果たし小川良成に感謝!ヒロムがHENAREのNEVER無差別級、YOSHI-HASHIがフィンレーのGLOBAL王座へ挑戦へ

第1試合


 天山と嘉藤の対面でゴング。嘉藤がゴングとともにエルボー連打からショルダータックルでぶつかって行きボディスラムを狙うも天山がヘッドバッドからモンゴリアンチョップ、ヘッドドロップ。両者タッチ。
 田口とタイガーの対面。タイガーがショルダータックル、ペンデュラム・バックブリーカー、ミドルキック連打。ロープに飛ぶが田口がヒップアタックを発射。タイガーがアトミックドロップで迎撃も、田口が回転地獄ケツをヒットさせて小島にタッチ。
 小島はナックル連打からスイングネックブリーカー、エルボードロップ、マシンガン・チョップ。天山と一緒にモンゴリアンチョップで救援を絶ち、串刺しラリアットから「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶ。タイガーが阻止してタイガー・ドライバー。永田にタッチ。
 永田が小島にミドル連打から串刺しビッグブート。エルボー合戦となり小島がコジコジカッターからサポーターを外してラリアットを発射するが、永田がキャッチして脇固めから白目式腕固めを狙うが天山がカット。田口にタッチ。
 田口はヒップアタックを発射も永田がブートで撃ち落とす。エクスプロイダーを狙うが、嘉藤が猛烈にタッチを要求。
 代わる嘉藤が田口フライングフォアアーム連打からヒップトス。さらに逆エビ固めも天山がモンゴリアンチョップでカット。天山が嘉藤にブレーンバスター、田口が背中へのニードロップから逆エビ固め。これはタイガーがミドルキック連打でカットも、田口がヒップアタックで撃退。嘉藤は意地のエルボー連打も、田口がヒップアタック。田口は低空ドロップキックで転ばせてからのオーマイ&ガーアンクルでタップを奪った。

<試合後コメント>
田口隆祐&天山広吉&小島聡
天山「タグっちゃん、ありがとう!(※と、3人で握手)素晴らしい! 久しぶりの試合やったわ。何ヵ月ぶりやろ? 前にやったのがいつか覚えてないってぐらい、久しぶりでした。でも、コジとタグっちゃん、安心できるけど最高にやる気も出るヤツ、ま、出だしね、若いヤツがバーン!て来たけど、タックルもらってちょっと目ぇ覚めたけどね。もっともっと本戦に出れるように、まあ『G1』は今日が最後やけども、最後の試合、どんな試合か見させてもらって、素晴らしい試合をしてもらいたいなと思ってます。『G1 CLIMAX』最後、楽しみです。ありがとうございました。タグっちゃん、ありがとう!(※と、2人と握手して先に控室へ)」
小島「33年前、『G1 CLIMAX』が始まって、その時俺は入ったばっかりの、1年目のプロレスラーだった。そこから33年経って、『G1 CLIMAX』にも15回ぐらい出て、いろんなことがあって、優勝もあって、準優勝もあって、そして今日、この場所にいる、こんな凄いことはないと、自分でも、思ってるんだよバカ野郎! ありがとうございました!(※と、先に控室へ)
田口「今年の『G1』は世代交代とか言われてますけど、私も23年目、いつの間にかベテランになりまして、一番低い壁ですから、私は。(※腰の下あたりを手で示して)こんな、こんな低い壁ですよ、私は。私を簡単に乗り越えていって、みんなステップアップ、踏み台にしてってください。いつでも若いヤツらの……ダテに23年やってないですから。こんな低い壁は簡単に乗り越えていきなさい。私という壁を簡単に乗り越えていきなさい。これが若い世代へのメッセージ。私みたいな低い壁は簡単に乗り越えなきゃ、まだまだ新日本のトップには69年早いよということで。では……(※手を前に突き出し、両方の人差し指を小さくクロスさせて)『poco serio ふ・ま・じ・め!』ということです」

タイガーマスク
「今日が『G1』の決勝ということでね、自分は今日と昨日しか出てないんですけど、試合を休むという期間が長ければ長いほど、コンディションが悪いんじゃないかとか、『やっぱり……』と思われるかもしれないけど、俺たちはそんなの関係なく、休みだろうが何だろうが、毎日練習はしてるわけです。だからリングに上がれば、動けます。年齢だ、キャリアだ、関係ない、そんなん。野球選手だってそうでしょ? しばらくケガをしてバットを握ってなければ、球を打つ感覚だって忘れるだろうし。でも俺たちは人間と人間のぶつかり合いだから。野球選手とは全然違うと思ってるし。だからこそ、試合があれば全力で目の前の相手を倒す。そのために毎日道場で練習してる。休みなんかない。夏休みなんかないし、真夏だろうが真冬だろうが、練習する。それがプロだから。だからリングに上がれば、誰でもできる。ただ、やはり試合がしたい、と、思ってます。ただ非常に、お客さんも沸いてくれて、これだけ『G1』、両国、入ってくれて、ホントにお客さんに感謝します。ぜひ決勝、楽しんでください」

永田裕志
「『G1 CLIMAX』最終戦、参戦しました。皆さん、永田裕志のいない『G1 CLIMAX』はいかがでしたか。たかが永田裕志、されど永田裕志。両国のリングに上がれば、あれだけの声援をもらえる。それが答えです。まだまだ永田裕志の健在ぶりをどんどん披露していきます。以上(※敬礼)」

嘉藤匠馬
「あー! 今日で、『G1』が全部終わってしまった。俺、言ったよな。『G1』中に、まず1勝するって。今日、全て懸けてたんだよ。今日勝たないと、俺の言ったことが達成できない。だから、今日に全てを懸けてたんだ。でも、結果はこうだ。負けだ。このまま、また次のシリーズも、その次も、また負けて、負けて、負けてじゃ、一生このままだから。次までしばらくあるよな。もっと練習して、出直してきます」

第2試合


 ゴングと同時に村島が突っ込んでいってエルボー猛連打もタイチは動じずフロントハイキックで突き放す。村島はメゲずにフライングフォアアームでなぎ倒してボディスラムを狙うが、タイチが逆にボディスラム。村島はなおもエルボー連打も、タイチがスピンキック。
 タイチは村島が起き上がろうとするたびにミドルキックで潰していく。村島はエルボー&チョップ連打も、タイチはローキックで倒してショルダースルーから逆片エビ固め。村島はエルボー連打からドロップキック連打でなんとかタイチを吹っ飛ばす。
 村島はボディスラムから逆エビ固めを狙うが、タイチはひっくり返される前にロープへ。村島はフライング・ショルダーからジャーマン・スープレックスを狙うが、タイチが振り払ってソバット。村島がスクールボーイ、スモールパッケージと粘ってロープに飛ぶが、タイチがカウンターのアックスボンバーからバズソーキック、デンジャラス・バックドロップと畳み掛けて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
タイチ
「俺が負けると思ったか? 今の俺だったら、あわよくばもあったかもな。まぁ会社がどういうつもりで今日、この両国の舞台で若い衆と俺をシングルで組んだか、どんな意味か知らねぇ。俺もヤングライオンか? 俺もアイツと同じ位置だから、ただのヤングライオンの試合か、これ? それとも胸貸してやってくれっていうつもりか、教育のために? なんだっていい。幕下どころか序ノ口に陥落したのは間違いねぇ。やってってやる、序ノ口から。序ノ口から序二段、三段目、幕下、関取復帰目指して、俺は俺のペースでコツコツやってやるよ。周りの連中は期待してくれるヤツがいるかもしんねぇけど、自分の体と自分の心と相談しながら、あと1回あるか2回あるかわからないチャンスをものにするために、こっからコツコツ番付を今よりも上げていくさ。いい機会だったよ、今日は。やり直せってことだろ? 若手の抜擢? 若手育てたい? 俺がなんぼでも立ちはだかってやるよ、誰でも。誰でもかかってこいよ。俺が相手してやるよ。今日のアイツだっていいじゃねぇか。黒パンツ。将来化けるかもしんねぇぞ、俺とやればな。何回でもかかってこい。やってやるよ。俺のペースで、ゆっくりでもいい、確実に番付上げていくから」

村島克哉
「『G1』最終日、会社が絶好のチャンスを与えてくれて、『このチャンスものにしないと一生後悔する』、そういう思いで、『ぶっ倒してやる』、そういう気持ちでリングに上がったんですが、強かったです。悔しいけど強いです。しかし、まだまだ俺の、俺の心は、まだまだまだまだ成長したがってます。できることならもう一度チャンスを。誰でもいいもう1人、もう1回、誰でもいいから先輩とシングルやれせてくれ! お願いします。ありがとうございました」

第3試合


 マイキーとTAKESHITAの対面でゴング。リストロックの応酬からグラウンドでの足の取り合い。額を突き合わせてのにらみ合いからエルボー合戦となり、マイキーが強烈な一撃でなぎ倒す。両者タッチ。
 ロビーとアキラの対面。素早いロープワークの応酬からロビーがアームドラッグも、アキラはすぐさまドロップキックからティヘラ。チョップ合戦からアキラがロープに飛ぶが、マイキーが足を引いて場外へと出し、ロビーがトペ・コンヒーロ。マイキーにタッチ。
 マイキーがアキラをエルボー合戦で圧倒しロビーにタッチ。
 アキラはロビーにもチョップ連打で突っ張るが、ロビーがミドルキック連打で圧倒してマイキーにタッチ。
 Tnoトレイン攻撃からマイキーがスライディング・ラリアット。マイキーがロープに振るもアキラが延髄切りで一矢報いてTAKESHITAにタッチ。
 TAKESHITAはマイキーにエルボー連打からフライング・ラリアット。カットに来たロビーをリフトアップホイップで排除してロープに飛ぶも、マイキーがDDTで切り返す。両者タッチ。
 アキラがロープに飛んでティヘラで場外に出してプランチャ。さらにロビーの後頭部にゼロ戦キックを見舞い、コーナートップからダイビング・クロスボディ。マイキーがカットに入り、マイキーのデスバレーボム+ロビーのダイビングフットスタンプの合体攻撃。TAKESHITAがカットに入ってマイキーをエルボーでKO。さらにロビーにも旋回式ブルーサンダー。アキラがロビーにスピードファイヤーからファイヤーボールを狙うが、ロビーが回避。すかさずマイキーが1人タンクバスターを叩き込み、ロビーがハイペリオンを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
ロビー・イーグルス&マイキー・ニコルス
ロビー「フランキー……フランク……フランチェスコ・アキラ、『BEST OF THE SUPER Jr.』では残念だったな。だが今日の結果で、結局俺が2点獲ってただろうってことが証明されたな。お前はハイペリオンからKOを食らったんだ。次は(※太ももを3回叩いて)どうなるかわかってるか?
お前のガラスでできたアゴは何度でも砕けるだろう。スナイパーの俺と対峙するたび、Limb Reaperの俺と対峙するたびに。脚や頭も、もぎ取ってやる」
マイキー「Limb Reaper(四肢を刈る者)か、言葉どおりだな」
ロビー「その通り。そしてTAKESHITA、輝ける『G1』を楽しんだようだな。お前のことをMVPと言うヤツもいる。だが、(※追い払うジェスチャーをして)所属のAEW、DDTに戻るんだな。ここはニュージャパンプロレスリングだ。俺は大変な思いをしてここにいる。TMDKに入って、センパイのマイキー・ニコルスの横に立つまでも大変だった。ここにいるためにSoul Of PWA王者になって、世界中に自分を証明しているんだ。(※マイキーに向かって)あと一言だけいいか?」
マイキー「ああ」
ロビー「8月30日、ワシントンDC、NJPW STRONG無差別級タッグ王座の3WAYマッチで、バッド・デュードとバッド・ボブ(ロビー)が初めて組む。相手は、イシイ・タナハシ組と、Grizzled Young Veterans。で、知ってるか?」
マイキー「何だ?」
ロビー「その試合の勝者は、お前がここに持ってきていない青いベルト、STRONG無差別級タッグ王座の最有力挑戦者となる」
マイキー「構わねえよ」
ロビー「ああ、そうだが」
マイキー「味方同士でやるのか」
ロビー「少しなら大丈夫だろ」
マイキー「そうだな」
ロビー「いずれにせよ、TMDKが一番なんだ。それが俺たち。それから俺の米国ツアーは続く。次の日はロードアイランドのプロビデンスでBeyond Wrestling、その翌日はテキサスのオースティンで試合。どんな相手だろうが、俺は防衛を続け、この王座を世界的なものにするんだ。それが済んだら、オーストラリアに戻る。そして、ここに戻ってくるぞ。そしてさらにタイトルを獲り、トーナメント戦でも優勝する!」
マイキー「いいじゃないか。とにかくまずはTAKESHITA、AEWに帰ったら、ほかのヤツらにニュージャパンプロレスリングは男たちがレスリングをする場所だったと言うんだな。AEWなんて3文字は、俺にとっては何の意味もない。俺にとって大事なのは4文字、NJPW。そして一番大切な4文字はTMDKだ。今日の主役は俺、ロビーじゃない。今日の主役はザックだ。ザックの成したことを見ろ。俺は一緒にいたんだ。あれこそTMDKの4文字を象徴するものだ。長い困難の道をかきわけて進み、決して諦めずに頂点を目指す。誰かに指を指されて、『お前じゃ力不足だ』と言われても、『クソくらえ、口出しするな』と言い返す。ザック、今晩お前は『G1』で優勝する。愛してるよ(※カメラに向かって投げキス)。やってやろうぜ」
ロビー「ザック、愛してるぜ。俺たちがコーナーについてるからな」

KONOSUKE TAKESHITA
「これで、『G1 CLIMAX34』はシリーズ全戦終了ということで。今日がラストマッチ、竹下幸之介、KOUNOSUKE TAKESHITA、新日本プロレス、ラストマッチでした。
ブロック2位通過、決勝トーナメントは1回戦で敗退と。でも、全然下を向くようなことじゃないと思うんで。
また胸張って、アメリカでKOUNOSUKE TAKESHITAのプロレス、そしてこの新日本で学んだプロレス、そして皆さんの、新日本プロレスのファンの人たちが、これからも見守ってくれてると信じて、アメリカでまた頑張ってきます。
感謝の気持ちは、あります。でも、それを恩返しするのは、自分がアメリカでチャンピオンになったときだと思うんで。これからもKOUNOSUKE TAKESHITA、ジ・アルファのプロレスに注目してください。ありがとうございました」

フランシスコ・アキラ
「(※全て日本語で)TMDKのチームワークが、いいんだよねえ。『G1』は終わった。このシリーズを負けで終わるのは最高の気分じゃないですよねえ。うん。うん。でも、これで落ち込むわけじゃなくて、むしろ、もっと大きくなって、戦い続けようという気持ちが強くなった。
(※ヒザ立ちになって)今、家に帰って、ジムでトレーニングして、ごはんを食べる。いっぱい食べる。ライスとか、ラーメンとか、寿司とか、天ぷらとか、トンカツとか、焼肉とか、しゃぶしゃぶとか、とにかくたくさん食べるよ。
(※立ち上がって)もちろん、イチゴ大福も食べるよ。実は、TAKESHITAにギフトがあるんだ。私のXアカウント、チェックしてください」

第4試合


 DOUKIと石森の対面でゴング。素早いバックの取り合いからリストの取り合い。丸め込みの応酬から両者タッチ。
 SANADAとモロニーの対面。ショルダータックルでのぶつかり合いを制したモロニーがドリラ・キラを狙うが、SANADAがティヘラからパラダイスロックで捕らえ低空ドロップキック。TAKAにタッチ。
 TAKAはサミングでひるませてロープに飛ぶが、その間にタッチを受けたコナーズが飛び込んできて横からタックル。コナーズは金具むき出しのコーナーにTAKAを叩きつけ、代わるモロニーも金具むき出しのコーナーに叩きつけて石森にタッチ。
 石森はフィストドロップからロープに飛ぶが、TAKAがポンプキック。石森が串刺し攻撃を狙うが、TAKAがスーパーKで一矢報いる。タッチを求めていくが、コナーズ&モロニーがSANADA&DOUKIの足を引いて妨害。TAKAは石森にジャストフェイスロック。カットに来たコナーズにもジャストフェイスロック。カットに来たモロニーにはセンタクバサミ。石森がカットして3人でTAKAを袋叩きにするも、SANADA&DOUKIが救出。DOUKIが石森をティヘラで場外に出してトペ・スイシーダ。TAKAが石森にスーパーKからロープに振るが、石森がハンドスプリング式オーバーヘッドキック。DOUKIがカットに来るも石森がジャンピングニーで撃退。TAKAはみちのくドライバーIIを狙うが、石森がブラディークロスで切り返して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
石森太二
「オイ、オイ、DOUKIさんよ! 昨日なんか、コメントで言ったみたいじゃん? なんだっけ? なんか気になること言ってたな。この俺に2つ勝ってるところがある? 2つ? 2つ? 2つもあるかよ。1つもねぇじゃねぇか、コノヤロー(笑)。(※腰のあたりをパンと叩いて)石森関を、あまりナメてもらっちゃ困るぜ。お互いよ、言ってんだろ? 早く王座戦組めよ、新日本。アイツの最短記念ベルトにしてやるからな、ヘヘヘ。ということでぇ! 神の恵み、そうグレイスだ」

クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー
コナーズ「真っ黒野郎、こっちに来い」
モロニー「ハハハハ!」
コナーズ「カッコいいじゃないか」
モロニー「ありがとう」
コナーズ「(※TVカメラに向かって)俺たちは見た目がいい。やるべきことをやっているからな。ここへ来て、軽く2試合だけやった。大金を稼いで、サイン会をした。WAR DOGSのサインが欲しいヤツは、早めに来た方がいい。列がドアの外まで並んで、締め切られてしまうからな。まあ実際俺たちがやったのは、(※IWGPジュニアタッグのベルトを掲げて)なぜ俺たちが王者なのかという証明だ。俺たちにはこの白いベルトと、ヘビ革のブーツがある。なんと言っても俺たちは世界最高なんだからな。これから何をする? ビールを飲むか?」
モロニー「ああ、女を連れ出して、一番美味しい飲み物を飲まそう。タイトルマッチがないんだから、付き合う必要もない。俺たちへのリスペクトがないよな。十分な睡眠も取らずに40時間滞在して、凄い試合を2つやった。カメラに本物の台風、嵐、雷を見せてやったんだ。俺たちから離れない女にもな。もう十分時間を無駄にしたな。イシモリを連れて」
コナーズ「イェア」
モロニー「ゲドーに別れの挨拶をして」
コナーズ「イェア」
モロニー「フィンレーとゲイブを待って、タクシーに飛び乗り、ハイボールを浴びた後、空港に行って、国に帰る。そしてまた金を稼ぎ、女を捕まえる。またな! バイバイ」
コナーズ「クラーク・コナーズとドリラー・モロニー、そして、ジェイク・リー、デビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、ゲドー、俺たちがWAR DOGS。これが、MY DOGS FOR REAL!」
モロニー「ワン」

DOUKI
「石森! (※肩にかけたIWGPジュニアのベルトをパンと叩いて)このベルトがよ、『初戴冠記念のベルトだ。大事に持っとけ』、そう言ったな? オイ、メキシコの底辺から這い上がった俺が、新日ジュニアのトップに立つ。そんな感動物語じゃ終わらないんだよ。このよ、『G1』期間中、1週間ぐらいメキシコに行ってたんだ。やっぱりよ、当時の気持ちを思い出すな。当時、どんな気持ちでプロレスに向き合っていたか、よく思い出したよ。日本のよ、いろんなこと、凄く小さなことのように感じてきたよ。俺はよ、俺にしか見せられないチャンピオンロードがあるんだ。この間因縁を作ったミスティコ、そしてお前ら新日ファンが知らない有能な外国の選手、今欠場している誰か、ソイツらと新しい新日ジュニアを見せていかなきゃいけないんだ。でもな、それにはまず俺が最強のチャンピオンだって、認知されないといけない。いいか? 石森太二、DOUKI、シングルマッチで闘ったら、多くの人は石森が勝つんじゃないか、そう思ってるだろう。今までの成績を見たら当たり前のことだ。だからこそ、俺はアイツを倒して最強の、誰もが認める最強のジュニアチャンピオンにならないといけない。そうじゃないと俺がやりたいこと、それに意味は持たねぇんだよ。タイトルマッチ、早く組んでくれ。場所、日程決めてくれって、そう言ってたな、石森? 俺はよ、(※IWGPジュニアのベルトをパンと叩いて)このチャンピオンになったことねぇから、このチャンピオンがどのくらい権限があるかわからない。ただ一つ、俺の要望を言うとしたら、あえて俺としてはアウェイの地でやってみたいもんだな」

第5試合


 後藤とフィンレーの対面でゴング。ヘッドロックの応酬からロープワークの応酬に。後藤がヒップトスで制し、YOSHI-HASHIとタッチしつつざんまいコンビネーション。さらにカットに来たジェイクには本間も交えたCHAOS太鼓。本間が小こけしを発射するが、これはかわされて場外乱闘へ。
 リング上はYOSHI-HASHIとフィンレー。フィンレーはYOSHI-HASHIに噛みつき攻撃からジェイクにタッチ。
 ジェイクはYOSHI-HASHIにボディスラムから踏みつけフォール。ゲイブにタッチ。
 ゲイブはYOSHI-HASHIにエルボーを要求。連打するYOSHI-HASHIを鼻で笑って逆水平チョップでなぎ倒すが、YOSHI-HASHIは低空ドロップキックを見舞って後藤にタッチ。
 後藤はゲイブに村正からバックドロップ。さらにラリアットを発射も、ゲイブはラリアットで迎撃しヘッドバッド。2人同時にロープに飛んでラリアットを放ち、相打ちに。両者タッチ。
 本間とジェイクの対面。本間がラリアット連打も、ジェイクは倒れず耐えてミドルキック連打。本間がカウンターのラリアットから小こけしを発射も、ジェイクがかわしてブレーンバスター。ジェイクがバックドロップからハイキック。ロープに飛ぶも、本間がこけしロケットで迎撃。両者タッチ。
 YOSHI-HASHIとフィンレーの対面。激しいエルボー合戦からYOSHI-HASHIがトラースキックからブレーンバスター。後藤とのトレイン攻撃から後藤ごとハント。さらに小こけしが3度目の正直で小こけしをヒット。さらにYOSHI-HASHI&後藤が消灯を狙うが、ゲイブ&ジェイクがカット。後藤がゲイブに牛殺し。ジェイクにGTWからラリアット。しかしフィンレーが後藤にINTO OBLIVIONを見舞って排除。さらにYOSHI-HASHIにもINTO OBLIVION。
 フィンレーはパワーボムを狙うが、YOSHI-HASHIがフランケンシュタイナーで切り返して頂狩で3カウントを奪った。

 YOSHI-HASHIはフィンレーの持つIWGP GLOBALヘビー級王座のベルトを眼前で掲げて見せ、挑戦をアピールした。

<試合後コメント>
後藤洋央紀
「今年の『G1 CLIMAX』、辻陽太、史上初の春夏連覇、成し遂げればいいじゃねえか。だが忘れるなよ。お前はこの俺に負けてんだ。
『G1』は獲れなかった火もしれねえ。でも俺は、すでに上を目指してんだ。この俺から、目をそらすなよ!」

本間朋晃
「今日で、『G1 CLIMAX34』Cブロック、全日程終了しました。負けて、負けて、負けばっかだったけど、でも、一つやり遂げたのは、最後まで戦い抜いたこと。そして、バリバリ『G1』に出場した選手と、バチバチやり合えたこと。これを糧に、また来年、『G1 CLIMAX35』目指して頑張りたいと思います。鷹木信悟が、いいこと言ってたな。『何歳になったって、夢を見ていい』おお、俺も賛成だよ。今年、48歳、本間朋晃。もっともっとデカい夢、見るぞ」

YOSHI-HASHI
「俺は『G1』の出場者決定トーナメントで負けて、本戦出れなかったよ。でも、俺がその時言った通り、『こんなとこで終わんねえぞ』って、『くたばってたまるか』って言ったろ? あの後、俺は1ミリも腐ってなかったからな。オイ、いいか。諦めなかったらな、絶対ワンチャン回ってくるんだ。今日、見ただろ? デビッド・フィンレー、アイツ、『G1』決勝トーナメント出てんだろ? その男に今日、俺は勝った。決勝トーナメントに出た男と、『G1』の本戦に出られなかった男に、どんだけ差があるんだ? 教えてくれよ、オイ! 予選敗退した男と、決勝トーナメントまで行った男、どこに差があるんだ?オイ、俺に教えてくれよ。テメーの持ってるベルトを懸けて、俺に教えてくれ」

デビッド・フィンレー
「皆には正直に言うが、ボスドッグにとってこの24時間はあまり良いものじゃなかった。まずは準決勝でツジに負けた。そしてその翌日には、俺のビッグドッグたちの前でYOSHI-HASHIに負けた。そして極めつけは、YOSHI-HASHIにガッツがあるってことだ。この俺のベルトに挑戦するガッツがあるだと!? YOSHI-HASHI、おまえは気づいていないんだろう? 俺が誰かと闘う時は、そいつらを殺しにかかるってことを。ツジがどう感じたか、オスプレイがどう感じたか。誰であれ俺から何かを奪おうとしてみろ。もしお前に死の願望があるならば、俺は喜んでこのベルをかけてお前とやってやるよ。だが何年も何年もかかることになるがな」

※ゲイブはフィンレーを見送ると、無言でジェイクに「飲みに行こうぜ」のジェスチャー。ジェイクも無言で同じジェスチャーで応え、2人で控室へ。

第6試合


 試合前にはEVILがファンタズモにHOTのTシャツを渡して勧誘。ファンタズモはTシャツを捨てるでもなくじっと見つめ、海野らがその真意を問うている間にHOTが奇襲し場外乱闘となる中でゴング。
 リング上では海野が袋叩きあうが、次々とドロップキックで撃退。未だTシャツを見つめているファンタズモに共闘を求めるが、ファンタズモは応じず。
 代わる矢野がコーナーマットを外している間にHOTが襲いかかって全員でストンピング。金丸が主導して次々とタッチを回しながらコーナーに顔面をこすりつけたりコーナーに顔面をぶつけたりと大暴れ。
 裕二郎が矢野を金具むき出しのコーナーにぶつけ串刺しビッグブート。矢野はマンハッタンドロップで一矢報いてボルチンにタッチ。
 ボルチンはSHOのスピアーをキャッチし、加勢に来た金丸も合わせて2人をブレーンバスター。さらに成田をシェイクしてからのサイド・スープレックス。裕二郎がサミングでひるませ、EVILが足を掴む中で裕二郎が串刺しビッグブート。ボルチンは倒れずドロップキックで反撃して棚橋にタッチ。裕二郎もEVILにタッチ。
 棚橋がエルボー連打から太陽ブロー、フライングフォアアームと連撃。さらにセカンドからのサンセットフリップ。追撃を狙うも、ファンタズモが悩みながらもHOTのTシャツに袖を通そうとしている光景を見て動揺。棚橋はショルダータックルをレフェリーに誤爆させてしまい、その間にEVILがサミング。SHOがトーチャーツールを、金丸が角瓶を振り回して本隊を圧倒。
 本隊が大ピンチのところへファンタズモが駆け込んできて棚橋を救出。HOTのTシャツを投げ捨て、金丸にCR IIを狙うも成田がカット。成田が棚橋にNEVER6人タッグのベルトを投げ渡し、すぐさまレフェリーを起こして注意に向かわせる。棚橋が動揺している間にEVILが急所打ちを見舞い、東郷がペディグリーからダイビングセントーン。ファンタズモはカットに入れる状況であったが、なにもせずにじっと見つめる中でEVILが片エビ固めで3カウントを奪った。

 EVILはマイクを取り、イスを差し出しながらファンタズモに語りかける。

EVIL「(※英語で)ファンタズモ、お前は棚橋を信じることが出来るのか?これで棚橋をやっちまえ」

 ファンタズモはイスを受け取り、悩む素振りを見せるも邪道がリングに飛び込んできて必死の説得。EVILが「行け!殴れ!殴れ!」と煽る中、ファンタズモはイスを場外に投げ捨てて邪道と抱擁。本隊とともにHOTを排除にかかるが、数的不利もあって返り討ちに。ファンタズモ&邪道は成田の改造プッシュアップバーの餌食となり、場内は大ブーイング。

EVIL「うるせえクズども!お前みたいなボンクラは端からいらねーんだ。クソボケ野郎!テメーなんかHOUSE OF TORTUREに入れるわけねーだろ。とっとと消えろ!分かったか。覚えとけ!」

<試合後コメント>
HOUSE OF TORTURE
EVIL「(※裕二郎と東郷を伴って現われて)ファンタズモよ、テメーみてぇなクソボンクラ野郎はよ、ハナからいらねぇんだ、コノヤロー! わかったか、オイ!」
東郷「オイ、見たか! 俺が棚橋から3つ獲ってやった、オイ! お前ら、NEVERの6メン、持ってるな? 俺とEVILと裕二郎で獲りに行ってやるよ。これマジ! よく覚えとけ!」
EVIL「ハッハッハッハ!」
東郷「ハッハッハッハ!」
※裕二郎はその場にいたがコメントは発さず。成田、SHO、金丸はノーコメント

海野翔太
「(※邪道と一緒に現われて)わかんないけど、ファンタズモは吹っ切れたのかな? 『G1』中、落ち込んだり、病んだり、踏んだり蹴ったりになったり、いろいろあったと思うけど、心決めたのかな? 最初の行動はわからなかったけど、昨日今日でわからなかったけど、最後のアイツの目と行動を見る限り、覚悟が決まったのかなって、俺にはそう思えたよ。BULLET CLUBとか、HOUSE OF TORTUREとかいいからさ。G.o.Dって名前もあるけど、邪道さん、本隊でやりませんか?(※と言って、邪道に握手を求める)」
※海野の言葉に、邪道は無言で握手。さらにハグを交わして、先に控室へ。
「(※邪道が去った後で)僕は邪道さんもファンタズモも信じてるんで。G.o.Dとかユニットとかどうでもいいよ。本隊、新日本プロレスの本隊、それが一番重要だ。俺は本隊を守るぞ。死んでも、腕を1本2本折ろうが、足がなくなろうが、本隊を守りきってやる。守り抜いて、もっともっと強くなって、新日本プロレスを明るい未来に導くんだ。ファンタズモが心配だから、ドクターのとこ行ってきます」

第7試合


 ゴングを待たずにL.I.Jが奇襲をかけ、場外乱闘となる中でゴング。
 リング上ではBUSHIとコブの対面。BUSHIはクロスボディをキャッチされるもティヘラで切り返し、鷹木と2人でロープに振るがコブがダブルのショルダータックル。
 コブと鷹木の対面。鷹木はヒップトスからショルダータックルでぶつかって行くがコブはビクともせず。コブがボディスラムからその場飛びムーンサルト・プレス。ニューマンにタッチ。
 ニューマンは鷹木をコーナーに振っていき、ロープワークで翻弄してドロップキックも、鷹木が回避して後頭部へのスライディングラリアット。鷹木はブレーンバスターからヒロムにタッチ。
 ヒロムは逆水平チョップ連打からロープに飛んでショットガン・ドロップキック。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはニューマンにチョップ連打から内藤にタッチ。
 内藤はニューマンにチンロックからスイングネックブリーカー。内藤はロープに飛ぶが、ニューマンが追走してブーメラン・アタック式ドロップキック。ニューマンがオーカーンにタッチ。
 オーカーンは内藤に一本背負いから肩固め。ヒロム&BUSHIがカットするも、オーカーンがタックルを誤爆させヒロムに王統流二段蹴り。さらに内藤を玉座代わりにコーナーでドミネーターポーズ。さらにフロント・スープレックスを狙うがBUSHIがカットし、内藤とともにコンビネーションドロップキック。内藤はオーカーンの首にバックエルボー連打から延髄切り。さらにデスティーノを狙うがオーカーンがアイアンクロー。内藤が振り払って浴びせ蹴りも、オーカーンは怯まず裏投げ。両者タッチ。
 ヒロムとHENAREの対面。打撃戦はHENAREが圧倒し、敢えてヒロムに好きなように打たせてからミドルキックでなぎ倒す。ヒロムはティヘラから串刺しラリアット、低空ドロップキックと連撃。HENAREはボディブローからロープに振ってバーサーカーボム。さらにアルティマに捕らえるがBUSHIがカット。ニューマンが入ってきてBUSHIをニーアッパーで撃退。鷹木がニューマンに龍魂ラリアット。コブが鷹木にアスレチックプレックス。ヒロムがコブを場外に出し、BUSHIがトペ・スイシーダで飛んでいく。
 ヒロムはHENAREにトラースキック連打からロープに飛ぶが、HENAREがカウンターのラリアットからサッカーボールキック。さらにHENAREが串刺しニーからランペイジを狙うが、ヒロムが名も無きヒロムロールで切り返して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
高橋ヒロム
「HENARE~、昨日のコメントは凄くショックだったよ。お前のことを、強くてカッコいいソルジャーだと、俺は、思い込んでたみたいだ……。『G1 CLIMAX』にさあ、誇りを持つことは、凄く素晴らしいと思うよ。でも、この俺に対して、『休暇中を楽しんでいた男』と。そう見えてるのか~。俺はその程度の男に映ってるんだねえ。凄く、ショックだったよ。HENARE、(※ビデオカメラを指差して)ナンセンス! ずいぶんと小さいマナだなあ。NEVERは、この俺がいただくよ」

鷹木信悟
「(※左ヒジを冷やし、足を引きずりながらインタビュースペースへ)昨日は、心身ともに落ち込んでいたかもしれないが、まあ寝て起きたら忘れたよ! まあクヨクヨしてたら俺らしくねえしな。やる前は『ファイナルに残れなかったら予選敗退と一緒だ』なんて言ってたけど、得るものは確実にあったし、現実に両国のメインに戻ってこれたし……負けちまったけどな。次、両国のメインに帰ってくる時には必ず、勝ち名乗りを上げてみせるぜ。さあ、次はどうしよう? 次はどうしよう。内藤もヒロムも動き出した。俺には何があるか。何があるか。決まってんだろ。9・7! 山梨、鷹木信悟デビュー20周年記念興行があるからな。そこに向けて行くしかねえだろう。まあ残念ながらトロフィーやベルトの手土産はないが、大きなケガなく元気ハツラツに凱旋できるんだ。それでいいだろう。
ま、新日本プロレスには言ってあるからよぉ、せっかくのデビュー20周年記念興行なんだ、オイ、面白いカードを提供してくれってな。期待してるぜ、新日本プロレス!」

内藤哲也
「今日現在、このIWGP世界ヘビー級王座に、正式に挑戦表明しているのはグレート・オーカーンのみ。この後決定する『G1 CLIMAX』優勝者とのタイトルマッチはもちろんだけど、ま・ず・は、グレート・オーカーンから始めよっかな~。会場を大オーカーン・コールにすることが、オーカーンの目指す支配の形なんでしょ? じゃあ、大オーカーン・コールの中、このIWGP世界ヘビー級王座を奪取できるよう、せいぜい頑張ってくれよ。カブロン!」

カラム・ニューマン
「このツアーは、ヨーロッパツアーやイングランドなんかのツアーと比べて、とにかく一番過酷なツアーだった。このツアーで俺は精神的にも肉体的にもやられちまった。首は痛いし、肩もやられた。だがな、俺は次の日には起き上がり、バスに乗って会場に行って、首を上げ、プッシュアップをして1日を過ごしている。勝って負けて。俺は『G1 CLIMAX』史上、最年少出場者だ。これはほんの始まりに過ぎない。これはただのスタート地点だ。俺を痛めつけてくれたヤツら全員、俺がどれだけクソなのか、優れているか、引退しろと言ってきたり、あれをやれこれをやれと言ってきたヤツら全員に言っておく。俺はこれからも今やっていることをやり続けるし、UNITED EMPIREの連中が教えてくれることをやり続ける。そこから始めなくちゃいけない」

ジェフ・コブ
「街を気分よく歩いている時に足に棘が刺さったみたいだ。棘とは何か!? 棘とは、ロス・インゴベルベルなんちゃらのことだ!ロス・インゴなんちゃらってのは、ナイトー、シンゴ、BUSHI、ヒロム、あとはツジのことだ。こいつらにはうんざりだ。うんざりなんだよ。今夜ヒロムはまぐれでHENAREを丸め込んだ。俺のロスインゴへのヘイトは遠く昔にさかのぼる根深いものだ。もう一度言うが、NJPW WORLD.comに行って試合の映像を巻き戻し一時停止してみろ。そして観客を見るんだ。ジェフ・コブのTシャツ。グレート・オーカーンのTシャツ。UNITED EMPIREのTシャツ。ロスインゴのタオルは1、2枚だけだ。それもナイトーだけのな。ロス・インゴ、おまえらはUNIED EMPIREがお前らを2番目の地位に押しやってることをわかってるだろう?もしお前らともう一度やらなきゃいけないのなら、それでもいい。だが俺がやりたいのは『G1』優勝者としてのツジだ。その時は、お前はキングに応えるのか?では俺は行くぞ」

HENARE
「オイ、ヒロム! このベルトがそんなに欲しいのか!? このベルトが! 『G1』のラストでこれを盗もうとするとは! この野郎!最後にお目に丸め込まれるとは!世界中が見ている前で辱められたぞ!これが欲しいのか、このベルトが欲しいのか! あぁ! 日にちを決めろ! 時間を決めろ! 今夜でも、駐車場でも、明日でも、川辺でもどこでもいつでもいいから、オフィスへ電話して、試合を組めと言うんだ。見せてやる。真実を見せてやる。魂を見せてやる!本当のマナを! だがお前はファイターだ。この俺はチャンピオンだ!くそったれ!」

グレート-O-カーン
「(※床に座り込んで)ちっちぇえな。優勝者の意向だとか、ゴチャゴチャ言い訳並べて、ベルト投げ捨てて、ツバ吐いて、それがチャンピオンかよ。何がとは言わないけど、みんな気づいてる。だれも今の内藤哲也に期待なんか、できないんだよ!心配されながら闘うチャンピオンって何だよ? 長岡の声援が、答えだろ。
あのちっちゃさ、あのコンディション。新日本プロレスの顔にしておくわけにはいかない。今年中に借りを返したいんだろ?是非もなし。受けてやるよ。余はな、貴様が広報と名付けて馬鹿にした広報というものを、環状線理論だと思い、大切に実現してきた。『イロモンだ』。あ? 覚えてるか? 『グッズ売れてないねえ。いっぱい捨てていいね』とか『オーカーン・コール、聞こえないね』。3年前だか、2年前だか。そこからここまで上り詰めたぞ。期待された日じゃなくて、自分で勝ち獲ってみろって、正々堂々、勝ったぞ。その内藤哲也が持つIWGPより、グレート・オーカーンの持つKOPWの方が、上だと証明するため、そしてアントニオ猪木よりも余の方が上だと証明するために、そのIWGP世界ヘビー級王座が必要なんだ。プロレス嫌いが地方からなり上がって、プロレス好きのメインイベンターを支配する。夢があって、楽しいじゃないか(※微かに笑みを浮かべる)」

第8試合


 じっくりとした手4つからクリーンブレイク。ヘッドロックの応酬からグラウンドでの腕の取り合いとなり、クリーンブレイク。
 ロックアップでの力比べは辻が制するも、ザックは腕を取ってグラウンドに引きずり込む。辻は警戒して付き合わず立ち技で勝負。ショルダータックル連打から逆水平チョップを連打。ブレーンバスターを狙うもザックがアームブリーカーで切り返し、指固めからヒジへのストンピング。辻が腕をかばって転がりまわるも、ザックは非情なサッカーボールキック連打で追撃。ザックが飛びついてスタンド式の胴絞めアームロックも、辻がブレーンバスターでぶっこ抜く。
 辻はエルボー連打からサイドバスター。場外に放りだしてブエロ・デ・アギラで追撃し、場外鉄柵にぶつけて痛めつけ、リングに戻してボディプレスからボディシザース。ザックは足首を極めて脱出。辻のストマックブロックを耐えてコブラツイスト、ネックスクリュー。再びコブラツイストから卍固めも、辻が力ずくで振りほどいてスパインバスター。
 辻がラリアットを放っていき、ザックにもラリアットを要求。ザックも応じてラリアット合戦となり、制してなぎ倒した辻がブルーサンダーからカーブストンプ。辻はザックをコーナーに上げてスパニッシュフライを狙って行くが、ザックがチンクラッシャーで切り返してロープを使ったアームブリーカー。さらにロープを掴む辻の腕にダイビングフットスタンプ。
 ザックは飛びつき式腕十字。エルボースマッシュ、サッカーボールキック連打と畳み掛けるが、辻がゼロ距離ジャンピングニーからカーブストンプ。さらにマーロウ・クラッシュを発射も、かわしたザックがヨーロピアン・クラッチ。さらにジャーマン・スープレックスも、即座に起きた辻がジーン・ブラスター。
 両者起き上がり、眼前での視殺戦を展開。辻はエルボーバッド、ザックはエルボースマッシュで打ち合う。辻は強烈なボディエルボーからセブンティークロス。さらにカーブストンプからマーロウ・クラッシュ。天を仰いでからジーン・ブラスターを発射も、ザックは飛びついてアームバーから三角絞め。辻はパワーボムで返してジャンピングニー。
 ザックは張り手を連打も、辻はカウンターのヘッドバッドから雪崩式セブンティークロス。さらに同期の上村の技であるかんぬきスープレックスを狙うが、ザックがオーバーヘッドキックで切り返しザックドライバーを狙う。これを辻が掟破りのザックドライバーで切り返し、ジーン・ブラスターを発射。ザックはこれをジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールドで切り返し、師匠でもある小川良成の技である4の字ジャックナイフ。さらにサッカーボールキックからザックドライバーを狙うが、辻がチンクラッシャーで切り返してジーン・ブラスターを発射。しかし、ザックがこれをキャッチしてクラーキー・キャット。さらに変形させて足も固め、クラーキーキャット G1 34 winner テッカーバージョンでギブアップを奪った。

ザック「カチマシタ~~ッッ!! 最初は、良成、小川、小川先輩、プロレス人生お疲れ様でした。全部ありがとうございました。小川さん!I fucking did it!最初は、G1優勝した。じゃあ……1.4はちょっと遠いね。ちょっと、ちょっとね。ザックは両国が1番好きだよ。じゃあ、両国、タイトルマッチがいいと思う。だから、次の両国大会、いつだっけ? 10月14日、『KING OF PRO-WRESTLING』。ザック、IWGP世界ヘビー級、挑戦する~~ッッ!!ごめん、ちょっと日本語忘れた。頭痛いよ。じゃあ、今日はとりあえずみんなありがとう。以上!」

<試合後コメント>
ザック・セイバーJr. with TMDK&クリス・ブルックス
ザック「(※日本語で)絶対飲みたい。ちょっと早く」
マイキー「イェー、よくやった」
ザック「(※ビールを配りながら英語で)俺はどこに……?」
ロビー「気にしないよ」
ザック「(※日本語で)じゃあ……(※メンバーと乾杯)」
ロビー「乾杯!」
マイキー「イェー。よくやった。(※4人でハグ)」
藤田「おめでとう、ザックさん」
ロビー「(※日本語で)おめでとー」
ザック「(※英語で)最初に、TMDKなしに、これは成し得なかった。特にマイキーとシェイン。日本にいる間の時間は、いつもマイキーとシェインの存在があって、二人がいなかったら、ここまでできていたかわからない。だから二人に乾杯(※マイキー投げキスを返す)。ありがとう。ありがとう」
マイキー「乾杯だ」
ザック「(※日本語で)おいしいね。お酒、ちょっと久しぶり。(※英語で)よし。ちょっと長くおしゃべりするよ」
マイキー「マジか(※わざとらしく)驚きだな」
ロビー「ハハハ」
ザック「おしゃべりだなんて言われたことない」
マイキー「よし(※と言って、マイキー、ロビー、藤田は先に控室へ)おめでとう」
ザック「(※旗を持って)これ、コークン……(※スタッフが旗を引き取る)肩をケガしてるからな。そこに立てておいて」
ザック「(※日本語で)よかったです。絶対よかった。(※英語で)8年。キャリアの中で初めて、自分に疑問を感じ始めていた。『G1』で優勝できるか? 自分で望み描いたほど、自分は優れているか? 今年でなければ……今年は俺にとって最後のチャンスだった。ニュージャパンのトップに立つための。俺の関心は日本ではなかった。キャリアの中の足がかりだった。2002年、NWAハンマーロックジムでの初めてのトレーニングの時に決めた俺の目標……その時、俺はすでに公式の(プロレスの)ビデオテープを手に入れていた。雑誌の後付けコーナーに載ってる、現金を送るのと交換で祈りながら届くことを待つ無許可のVHSテープじゃなくてね。トレーニング初日を迎える前の時点で、俺はすでに日本に狙いを定めていた。これが俺の最終目的じゃない。俺の最終目的は……ここにいられるというだけで、俺は満足してない。俺は日本で最高のレスラーになるためにここにいるんだ。そしてそれは今年でなければいけなかった。今年しかなかった。『G1』……『G1』はステップその1だ。(※日本語で)次は、IWGP世界ヘビー級チャンピオン。(※英語で)ステップ3、トーキョードームのメインイベント。皆、ステップ2と3をセットで考えていると思う。でも、ファンとしての俺は、トーキョードームのタイトルマッチまで待つなんて、退屈だしバカげてると思う。本当に面白くない。(※日本語で)面白くないよ。(※英語で)わがままだが、8年ニュージャパンで過ごし、20年この業界で過ごしたんだ。これ以上待てない。それにリョーゴクでなきゃ。ファンサービスってだけじゃなく、世界で一番、ここでレスリングをするのが好きなんだ。リョーゴクコクギカンみたいな会場はどこにもない。それに『Royal Quest IV』が発表された。英国のファンをないがしろにするようなことはしたくない。IWGP世界ヘビー級王者として英国に帰り、『Royal Quest IV』で防衛戦ができたら素敵だと思う。ハンマーロックレスリングの俺の最初のトレーナーを称えたいんだ。日本での目標達成に関する話では、俺はいつも日本からの影響について言っているけれど、ハンマーロックレスリングのスクールでの日々がなければ、俺はプロレスラーになっていなかった。アンドレ・ベイカーの名はよく出ていると思う。彼ほど俺に影響を与えた人はほとんどいないけれど、NWAハンマーロックにはジョン・ライアンという隠れたヒーローもいるんだ。その名を少しでも広めることができれば。なよなよしたバカな14歳のガキであった俺にとって、この二人がメンターだった。自分が何をやっているのかもよくわかっていなかったが、彼らのお陰で、テクニカルレスリングへの愛は育っていった。英国人レスラーであったからこそ、今の俺がある。ただのなよなよしたガキが、ここまでのことを成せるはずがない。ハンマーロックレスリングとブリティッシュスタイルレスリングのお陰だし、死ぬその日まで、俺はその存在を守り続ける。そして、その次に重要な人物が、リング上でも感謝したヨシナリ・オガワだ。彼は死ぬ日までレスリングを続けると思っていたけれど。でもオガワサンのやり方は……何も言わずに去るなんて、彼以上にクールに引退できる人なんていないね。なのに俺が大げさに騒いでしまって、彼が怒っていないといいけれど。(※日本語で)小川さん、本当に、ありがとうございました。(※英語で)ニュージャパンのトップになることがいつも俺の夢ではあったけれど、日本でのキャリアはプロレスリング・ノアから始まった。皆本当に親切で、リスペクトと愛を以て俺を育ててくれた。俺の心にはこれからも方舟がある。ノア道場での日々を称えるために俺ができる最善のことは、日本のプロレス界の頂点に立つことだ。それを10月に成す。『KING OF PRO-WRESTLING』で、その時の王者が誰であれ。年老いたバカナイトーの予定がどういうつもりかは知らない。10月の時点の王者が誰かなんて気にしない。大事なのは、この美しい会場で、俺が王座に挑戦するってことだ。普段は自分が面白いと思う抽象的で変なことを話すけれど、長い『G1』でネタが尽きた。とびきりの話はもう出てこないし、質問があれば。1回ぐらいは、記者のために生産的な答えをしてみるよ。(※日本語で)じゃあ……」

――小川さんの技を使いましたね。その時の考えは?
ザック「(※日本語で)たぶんショッパイ。たぶん小川さん……どうでした? すみませんでした。4の字ジャックナイフ固めは難しいよ。小川さんは最強。すみませんでした、小川さん。すみませんでした。ハイ、次」

――改めて両国国技館で満員の観衆の中で、『G1』を優勝して聞くザックコールはどういうお気持ちで聞いていたのでしょうか?
ザック「(日本語で)初めて……たぶんですね。たぶん、昨日と今日は(両国のコールは)初めて。ウレシイ!ホントにウレシイ!最初、新日本に入って、絶対ヒール、鈴木軍(だったし)。もちろん、ヒールはスキ。自分のスタイルは、たぶんナチュラルヒールですね。でも、お客さんの応援、凄いモチベーション(になった)。(自分は)外国人ですね。辻サン、凄いポテンシャル。たぶん、みんなジェネレーション。みんな若い選手、ガンバロウ。ザックコール、くやしかった(のでは?)また、ミナサン、お願いします」

――今のチャンピオン内藤選手に挑戦するか、この後のスケジュールはわからないんですけど、今『G1』を獲って、さらにチャンピオンになりたい、自分がチャンピオンになりたい、どういう気持ちですか?
ザック「誰とレスリングしたいかということ?」

――(通訳)「誰と試合したい?」
ザック「好みの対戦相手だとは互いに言わないが、俺のニュージャパンでの8年、俺たちの間にはずっとつながりがあったと思う。それぞれ、『NEW JAPAN CUP』や『G1 CLIMAX』を勝ち破って進んだ経験がある。(シングルの)タイトル戦の可能性はあったが未経験だ。(※日本語で)いいヒストリーですね。(※英語で)次のチャプター。(※日本語で)ナイトー、もちろんやりたいですけど。じゃあ、あと『G1』誰、ナイトーさんに勝った? オーカーンと、タカギ? あと誰? EVIL。(※英語で)EVILは消えろ。(※日本語で)タカギさんは昨日勝った。オーカーンは、たぶん一番面白いね。いや、本当にオーカーンは大リスペクト。すごい、選手。この『G1』すごい頑張ったね。じゃ、どっちでもいいよ。(※英語で)気にしない。ただ挑戦したい。ほかに質問は?」

※ここでDDTのクリス・ブルックスが登場。

クリス「(以下、日本語で)めっちゃカッコよかったよ!おめでとうございます!」
※ザックとハグ
クリス「めっちゃ泣いちゃったよ。おめでとうございます!」
ザック「もっと日本語……」
クリス「勉強します!カンパイします!お疲れ様でした!最高でした」
※クリスは、その場で一気にビールを飲み干して
ザック「早いよ! 早ッ!」
クリス「(遠くの方から)おめでとうございます!」
※報道陣から大拍手

辻陽太&ジェフ・コブ
辻「(※嘉藤に肩を借りてやって来て)ここまで1カ月、闘ってきたけれども、かつてないほど節々痛くても、コンディションは良かった。でもさ、最後に負けちゃ、最後に負けるのと勝つとでは雲泥の差なんだよ。でも、そんなこと言ってちゃ、俺はBブロックで闘ってきたアイツたちに顔向けできない。最後、決勝で勝てなかったかもしれないけど、俺は全力を尽くした。この準優勝という結果は、届かなかったかもしれないけど、立派な結果だと思う。ただ、俺の中で悔しさはある。この結果を満足するわけじゃないけど、堂々と胸を張って受け入れたいと思う」
コブ「(※突然、缶ビールとNJPW WORLD認定TV王座のベルトを持って、コメントスペースにやって来て)ツジ、ツジ! 『G1』頑張ったな、よくやったよ! カンパイ! エェ? 勝たなかったのか!? 負けただと? ゴメンナサイ。とりあえずカンパイだ。まあ聞いてくれ。心配するな。今ここでお前を殴ろうってわけじゃない。『G1』は終わったんだ。俺が望むのはリベンジだよ。ツジ、『G1』で俺を倒してここまで来て、それで決勝で負けたのか? 情けない男だ! 実に情けない! それが“新世代”か? 俺が“今の世代”だ。もし俺が(お前に)勝っていたら、あそこで今トロフィーを手にしているのは俺だったよ。だからな、ツジ、俺は勝利を取り戻したい。いつでもどこでもいい。復讐がやって来るぞ。アァ、このベルトをかけてもいい!」
辻「いいだろう。断る理由もねぇ。いつどこでやってもいいんだよな? オイ、とっておきの日にちがあるよな。受けて立ってやろうじゃねぇか」
コブ「(※日本語で)チョットマッテ! ニホンゴ、ワカリマセ~ン! エイゴネ?」
辻「OK! エニタイム、エニウェア……」
コブ「(※辻が英語で喋り始めたのを遮り、英語に戻して)しっかり治すんだ。休んでな。それまではお前のBブロック優勝を祝ってやるよ。カンパイ(※と言って、缶ビールを辻の体にぶつけて乾杯して、立ち去る)」
辻「いいだろう。やってやるよ。いつやるんだ? 俺はいつでもいいぞ」

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