【試合結果】1・3 全日本プロレス後楽園ホール大会 【世界タッグ】秋山準&大森隆男vs諏訪魔&石川修司 青木篤志&佐藤光留vs鈴木鼓太郎&佐藤恵一

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『2018 ニューイヤーウォーズ』
日程:2018年1月3日(水)
開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1438人・満員

▼第0試合 シングルマッチ10分1本勝負
○中島洋平
5分16秒 逆エビ固め
●岡田佑介

▼タッグマッチ 30分1本勝負
●渕正信/西村修(フリー)
11分29秒 横回転エビ固め
岩本煌史/○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○青木篤志/佐藤光留(パンクラスMISSION)
10分26秒 テキサスクローバーホールド
鈴木鼓太郎(フリー)/●佐藤恵一(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
ジョー・ドーリング/●ブラック・タイガーVII
3分33秒 スプラッシュプランチャ→片エビ固め
TAJIRI(フリー)/○KAI(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●野村直矢
16分29秒 赤川鉄橋→片エビ固め
○崔領ニ(ランズエンド)

▼6人タッグマッチ 45分1本勝負
○宮原健斗/ヨシタツ(フリー)/青柳優馬
11分45秒 ジャーマンスープレックスホールド
ゼウス/ボディガー(フリー)/●丸山敦

▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】●秋山準/大森隆男
20分38秒 スプラッシュマウンテン→体固め
【挑戦者組】諏訪魔/○石川修司(フリー)
※第78代王者組が初防衛に失敗。暴走大巨人が第79代王者組へ

諏訪魔&石川修司が世界タッグ王者へ!宮原健斗&ヨシタツが挑戦表明もファンの支持は得られず、王者組は「SNSに土下座写真上げろ」と条件提示!

第0試合

 岡田がタックルも中島は避けて手4つへ。リストの取り合いから中島がグラウンドに押し込みフォールも岡田はすぐに抜ける。
 中島がヘッドロックからショルダータックルで倒し走り込むも岡田はカウンターのパワースラム。フォールも抜けた中島に岡田はドロップキックを叩き込む。
 岡田はストンピングからアームバーも、中島はボディにエルボーを叩き込み逃れ背中にエルボー。岡田はビッグブーツ連発からエルボーも、中島はチョップで反撃。岡田がエルボーも中島は逆水平チョップで倒し、ボディスラムからフォールも2。

 岡田は膝蹴りからフロントチョーク。そのまま担ぎ上げた岡田がコーナーに叩きつけエルボー連打。中島がコーナーに振り走り込むが、足を伸ばしてカットした岡田がドロップキック。中島はロープに振るが、岡田はラリアットを避けてドロップキックで倒しフォールも2。
 岡田はフィッシャーマンを狙うが、耐えた中島をロープに振るも、中島はロープを掴んでタイミングをスカしサッカーボールキック。避けた岡田がスクールボーイも2。返されると腕を巻き込んで首固めも2。岡田は前方回転エビ固めも2。岡田はエルボー連打から走り込むが、中島はトラースキックで迎撃し垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。
 中島はストンピングからコーナーに登り背中へのダイビングフットスタンプからフォールも2。中島は逆エビ固めで捕らえギブアップを奪った。

<試合後コメント>

中島洋平
「2018年、初勝利ですね。ただ、勝ったとは言え第0試合ですからね。決して満足していないんで。今年はなんたって、中島洋平が世界ジュニア巻く年にするんで。あとね、合宿所でハヤシライスかなんかを作るのが得意だった佐藤くんがなんかあーだこーだ言ってますけど、ジュニアリーグ戦しか見てないんで、鈴木鼓太郎も含め全員しっかり倒して優勝掴み取りますんで。今はそれだけですね」

岡田佑介
「新年一発目で佐藤恵一に負けて、今日は中島さんとまた第ゼロ試合で負けて。たぶんもうお客さんもそろそろ俺に対する応援したいっていう気持ちも薄れてるだろうし、なくなってるかもしれん。確かに俺は応援されるレスラーになりたいけど、それ以前に結果を貪欲に求められへんヤツにプロレスラーなんて名乗られへんと思う。だからたとえお客さんから岡田を見捨てようとなったとしても、絶対に結果を求めて。そしてその上で全日本プロレスのファンを、プロレス界のファンを俺に取り込ませていく。今は大きな口を叩いているように思うだろうけど、絶対にあきらめなかったらできるって俺は信じてる。それがプロレスラーや。以上です」

第1試合

 先発は西村と岩本。ロックアップから西村がロープに押し込みクリーンブレイク。西村がヘッドロックで捕らえ潰していくも、岩本は立ち上がりコーナーに押し込んでエルボーを打ち込みブレイク。
 西村はリストを取ってサーフボードストレッチで捕らえ、コーナーに押し込むとエルボースマッシュ。再度エルボースマッシュで倒すとスリーパーで捕らえ、首4の字に移行し絞め上げるも、岩本はこれを抜けアンクルホールドからフロントネックロックに移行するが、西村が体勢を切り替えしてリバースインディアンデスロックから弓矢固めへ。これを離すと西村は渕にタッチ。

 渕はヘッドロックからナックル。再度ヘッドロックからナックル。岩本はウルティモにタッチも、渕はウルティモにもヘッドロックからナックル。
 渕はウルティモをロープに振ってドロップキックも、ウルティモはこれをスカすとヘッドロックからナックル連打。ウルティモはロープに振ると、渕はロープを掴むがウルティモは飛ばず。渕はガットショットからサミングで動きを止めてボディスラム。カットに来た岩本にもガットショットからサミングで動きを止めボディスラム。
 だがウルティモが走り込んで丸め込むが2。

 渕がお返しにボディスラムからバックドロップを狙うが、エルボーで逃れたウルティモに渕はビッグブーツから走り込む。だがウルティモはカニばさみで倒しラ・マヒストラルを狙うが、西村がエルボースマッシュでカット。岩本が西村をコーナーに押し込み、渕がウルティモに首固めも2。ウルティモはラ・マヒストラルで捕らえ3カウント。

<試合後コメント>
西村修
「コメントというコメントを求められても何もございません。でも、全団体の中でも珍しいですよね。こういう重鎮の方を一生懸命取り上げようとするというのは。流石歴史と伝統の全日本プロレスだなと。新日本がイケイケの今の時代ですけども、それはそれとして日本人が失ってはいけない文化・心・伝統というものを今年も全日本を通じて目一杯表現させていただきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い致します」

第2試合

 先発は光留と恵一。光留がミドルキックから、恵一がタックルからバックの取り合い。光留は腕をとって切り返すとミドルキックを尻に叩き込む。
 リストの取り合いから恵一がロープに振ってアームホイップからスライディングレッグラリアートも、光留はその足をとりアンクルホールド。恵一はロープへ。
 光留はミドルキックから組み付いて自軍コーナーに下がり青木にタッチ。恵一も鼓太郎にタッチ。

 ロックアップから青木がヘッドロックで捕らえ走り込むと丸め込んで腕ひしぎも、鼓太郎が腕ひしぎで切り返し投げようとするが青木が脇固めから切り返すも、鼓太郎はロープに飛んでファンネル。これをネックブリーカードロップで迎撃した青木がDDTからフォールも2。青木はブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 青木はスリーパーで捕らえ光留にタッチ。

 鼓太郎はエルボーも光留はボディにミドルキックから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
 光留はミドルキック連打から水車落とし。フォールも2。

 鼓太郎は光留と青木に交互にエルボーを打ち込んでいき、走り込んできた青木をボディスラムで光留に叩きつけると恵一にタッチ。

 恵一は串刺しバックエルボーから顔面に低空ドロップキック。フォールも1。
 エルボー合戦から光留は膝蹴り。さらにエルボー連打から投げようとするが、着地した恵一に光留がバックエルボーからロープに飛ぶが、恵一はゼロ戦キックで迎撃しコーナに振ると串刺し攻撃。光留は避けて後頭部に延髄斬りから青木にタッチ。

 青木は串刺しエルボーからブレーンバスター。さらに逆エビ固めも恵一はロープへ。
 エルボー合戦から恵一がエルボー連打。さらにランニングバックエルボーからトラースキックを叩き込みフィッシャーマンバスター。フォールも2。
 恵一は投げようとするが青木は丸め込むも2。恵一は膝蹴りからロープに飛ぶが、青木はラリアットで迎撃し変形バッククラッカー。フォールも2。
 青木はバックブリーカーからフォールも2。青木は抱え込み式逆エビ固めで捕らえるが鼓太郎がエルボー連打でカットしようとするも、光留が鼓太郎にビッグブーツからエルボーを巻き込んで脇固め。青木はテキサスクローバーホールに移行し恵一からギブアップを奪った。

<試合後コメント>

佐藤光留&青木篤志
光留「こんなんじゃ正月気分が抜けないよ。なんだアイツら」
青木「そろそろ賞味期限が切れてきたよね。面白くもないし。別に俺らが面白くするのは出来るけど、ちげぇだろ?アイツらが上がってくるってことは何かあるのか?なにもないだろ。『なんとかなる』『全日本がなんとかしてくれる』と思ってるなら、いらない。ホントに」
光留「勘違いしてんじゃねぇぞ?アイツらが辞めていったんじゃない。つまんねぇから切られたんだよ!全日本プロレスから!そこから残った人間で面白くしていったんだよ!お前らはつまんねぇから切られただけって忘れんなよ!。もう一人は論外だ」
青木「まあ、試合しなきゃいけないんだったらするけど、今日はお正月だから。まだちょっと優しくしてやったよ。まだまだです。つまらないんでいりません」

鈴木鼓太郎&佐藤恵一
――残ったものと後にしたものという構図で、この試合が映像では紹介されていました
鼓太郎「その通りでしょう。その通りじゃないですか。ファンの人も知ってるよ。俺も恵一も出て行って戻ってきてる。俺は何回も言ってるよ。だからなんだって。そんなことグチャグチャ言ってるのはプロレス界だけだよ。他のプロスポーツを見てみろって。移籍、出て行ってまた戻って来るのは当たり前なんだよ。そんなことをグチャグチャ言ってるっていうことは、プロレス界が他のプロスポーツよりまだ劣ってるってことじゃないの」

――序盤ではヤジも飛んでいましたが、試合が進むにつれそのヤジもなくなりました
鼓太郎「そうですかね?まぁ言いたいヤツには言わせておけばいいんじゃないですかね。それも声援のひとつだと思っているんで。昨日と今日といっぱいヤジをもらいましたけれど、俺はお年玉だと思っているからね。ヤジという声援を送ってくれたファンのみなさん、どうもありがとうございました。次のジュニアリーグでキッチリ巻き返すんで。ヤジもよろしくお願いしますよ」
佐藤「今日来てくれたお客さんと、全国の全日本プロレスを知ってくれているファンの人が1000人いたら、1000人が(このカードの結果が)こうなるとわかっていたでしょう。それだから今、僕が入っても面白さも半分じゃないですか。この大きな溝、全日本プロレスのトップを走っている二人との、大きな溝を埋めるために戦っていきます」

第3試合


 ブラックVIIがエプロンに上がるなりTAJIRIがハンドスプリングキックからKAIがジョーにトペ・スイシーダを発射し場外乱闘で試合開始。

 リングにTAJIRIとブラックVIIが戻り、KAIも戻ってきてコーナーに振ると串刺し攻撃を狙うが、ブラックVIIは避けてKAIをTAJIRIに突き飛ばすとKAIにドラゴンスクリューからシャイニングウィザードを発射しフォールも2。ブラックVIIはジョーにタッチ。

 ジョーはKAIの背中にエルボー連打から投げようとするが、TAJIRIがカットし二人でロープに振るも、ジョーは二人まとめてクロスボディアタックで潰す。
 ジョーはKAIをコーナーに振って串刺しショルダータックルからショートレンジラリアットで倒しエルボードロップを投下。フォールも2。
 ジョーは投げようとするもKAIはリバース。ジョーはブラックVIIにタッチ。
 ブラックVIIが蹴りつけコーナーに振り走りこむが、KAIは延髄斬りで迎撃するがジョーがガットショット。TAJIRIがカットしようとするが、ジョーはTAJIRIをショートレンジラリアットでなぎ倒し、KAIにもショートレンジラリアットからレボリューションボムを狙う。着地したKAIを突き飛ばすとこれがレフェリーに直撃し、TAJIRIがジョーに毒霧からKAIがメテオインパクト。KAIはブラックVIIにスプラッシュプランチャを投下しフォールすると3カウント。

<試合後コメント>
TAJIRI&KAI
KAI「今日の試合を見てくれればわかると思うけれど、持ち上げて俺のメテオインパクトが決まれば一発で倒せる自信があるし、アレさえ決まれば間違いないでしょう。今日はTAJIRIさんの助けもあったんで」
TAJIRI「いや俺はね、このまま三冠取ってもらって、今年はKAIについていく年にするよ。一緒にいて良かった!っていうね」
KAI「KAI犬(いぬ)ですね(笑)」

――KAI選手の三冠挑戦は正式に決定しました
KAI「あらためて気が引き締まりました。今日はTAJIRIさんの助けがあって勝ったようなものなので、当日は自分ひとりで戦わなくてはいけないんで、それまでに相応の対策を練って。まぁでも強いですからね、チャンピオンは」
TAJIRI「顔が緑色になってこっちをにらんだ時は本当にブルったよ(笑)。あんなのとやるのは大変だね。まぁなんとかなるよ」
KAI「ただああいう敵だからこそやりがいがあるし、倒しがいがあるんじゃないですかね。やっぱ弱い相手を倒すのは仕事じゃないっていうか」
TAJIRI「ジョーは2メートルあってナチュラルパワーもすごいけど、俺はKAIって日本人の中ではナチュラルパワーでは3本の指に入るくらい強いと思うんですよ。なんでそう思うかっていうといつも試合で20分以降になっても、どんな相手でもパワーボムで持ちあげる体幹の持ち主なんですよ。あとデッドリフトでは日本記録保持者くらい持ちあげるんですよ、実は」
KAI「ほんとですか(笑)!」
TAJIRI「え?前そう言ってたじゃない」
KAI「いえいえいえいえ(笑)。・・・いやこんなに褒められるなんて思ってなかったんで。でもこれで調子に乗るんじゃなくて、地に足をつけて。正式発表されたんで2月3日、節分の日なんで。ジョーは鬼じゃないですけど、鬼くらい強い相手だと思うんで、自分が退治します。いや退治なんて言ったら全日本プロレスのファンに怒られちゃいますね。いや倒します」
TAJIRI「じゃあ今日は連戦を終わって、やっと酒を飲みに行きますか?」
KAI「はい、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします(笑)」

第4試合


 ロックアップから崔が引き込み腕ひしぎ。野村は切り替えしてヘッドロックで捉えるが、崔が抜けてスリーパーから腕ひしぎ。抜けた野村の足をとってアキレス腱固めも、野村もアキレス腱をとるが崔はナックル。お互いアキレス腱を絞り上げてロープにもつれるとブレイク。

 崔がヘッドロックからショルダータックルで倒し、さらに走り込むも野村はドロップキックで迎撃しショルダータックルで場外に落とす。野村はエプロンを走り込んでのダイビングエルボーを叩き込み、場外乱闘の末リングへ。

 崔がミドルキックを打ち込みフォールも、返されるとスリーパー。さらにキャメルクラッチも野村はロープへ。
 崔はストンピングからサッカーボールキック。膝立ちの野村に崔はミドルキック連打からボディスラム。フォールも2。
 崔は逆エビ固めで捕らえるが野村はロープへ。崔はミドルキック連打から走り込みラリアットも、野村は避けてジャンピングエルボー。
 崔はコーナーに振るも、野村は逆に走り込んでショルダータックルで倒し、串刺しジャンピングエルボーからフロントスープレックスホールドも2。野村はコーナーに上るも、崔は走り込んで膝蹴りからジャンピングミドルで落とし、サッカーボールキックから顔面を踏み潰す。
 崔のミドルキックをキャッチした野村が足へのエルボーから走り込むが、崔は逆の足でビッグブーツからサッカーボールキック。さらに背中にサッカーボールキック連発からフォールも2。
 崔はバックを取るが、耐えた野村が左右のバックエルボー連打も、崔は離さずブレーンバスターへ切り返そうとするが野村が逆にブレーンバスターで叩きつける。
 野村は担ぐが着地した崔へスピアーも崔は膝蹴りで相打ちに。崔は走りこんでラリアットも、避けた野村がビッグブーツも避けてスピアー。フォールも2。
 野村はジャーマンスープレックスホールドも2。野村はコーナーに上るが、崔はジャンピングミドルキックから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
 崔は串刺し式赤川鉄橋を叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
崔領二
「野村直矢っていう選手のポテンシャルは昨年4月にここに参戦させてもらってから、俺はずっと言ってきたんで。やっぱり表情とか、技、体だけじゃないけど。昔橋本(真也)さんから聞いた話で言うと、心技体、その一歩先ということを言われたんですけど。彼はそれを持ってるってずっと思っていたんで、末恐ろしいし、やりがいもあるし。
彼が今日戦って何を感じてくれるかはわからないけれど、俺の中で今日の試合が戦いなんですよ。いろんな意見はあると思うんですけれど、俺はこの先、プロレス界が本当に独自の道でてっぺん掴むには、ああいう選手とこういう試合をするのが答えだと思ってるんで。ずいぶんと歳は下ですけど、ただただ素晴らしい選手だと思いますね。学ぶことも多いですし、僕があの歳の時にはあんなに強くなかったし、あんなにガッツもなかったし。見た目とかそういうもの以外、やられた時にラッシュの時に一緒に出てくる火事場のクソ力が野村にはあって、それは他の選手にはないものだと思うんで。誰がなんと言おうとぼく個人は彼はすごいなと思いますね。間違いなく看板選手になると思うし、彼のレスラー人生の一部に俺が関われているというのもすごい僕にとっても貴重な時間なんで。間違いなく化けると思っています。もうベルトを持っている時点でそんな言葉もいらないんですけどね。全日本に未来を感じることしかないですね。みんなが秋山さんから教わっていることでまっすぐ育っていると思います。ありがとうございました」

第5試合

 先発は丸山と青柳。バックの取り合いからリストの取り合い。丸山がヘッドロックからグラウンドも青柳はヘッドシザースで抜けて距離を取る。丸山はボディガーに、青柳はヨシタツにタッチ。

 ロックアップからヨシタツがロープに押し込むもクリーンブレイク。ボディガーがロープに振ってショルダータックルの打ち合いへ。ヨシタツがドロップキックもボディガーがスカしてエルボードロップを投下するが、ヨシタツは避けてサッカーボールキックもボディガーはこれを避けて両者タッチ。

 ゼウスがロープに押し込むが、エルボー合戦からチョップ合戦。ゼウスがチョップ連打からロープに振るも、宮原がビッグブーツで迎撃。宮原はコーナーに押し込み青柳にタッチ。

 青柳はエルボー連打からエルボースマッシュ。ゼウスは突き飛ばして逆水平チョップからロープに振るが、青柳が足を伸ばしてカットするもゼウスはリフトアップして場外に投げ捨てる。
 青柳はリングに戻りエルボー連打も、ゼウスが逆水平チョップでなぎ倒し丸山にタッチ。

 丸山は後頭部に延髄斬りから顔面に延髄斬り連打。さらにトラースキックからフォールも2。
 丸山はバズソーキックも、青柳はキャッチしドロップキック。だが丸山はすぐに立ち上がりストンピングも、青柳はロープに振ってジャンピングニー。青柳はヨシタツにタッチ。丸山もゼウスにタッチ。

 ヨシタツは四方からビッグブーツ叩き込みコーナーに振るが、ゼウスはショルダースルーでエプロンに落とすも、ヨシタツはエルボーからスワンダイブミサイルキック。フォールも2。
 ヨシタツはロープに振ってコンプリートショットから蜘蛛絡み。これは丸山がカット。
 ヨシタツはバックドロップを狙うが、耐えたゼウスが膝蹴りからチョップを叩き込み、ヨシタツがロープに振るもゼウスがジャンピングラリアットでなぎ倒す。ゼウスはボディガーにタッチ。
 ボディガーがショルダータックルで吹っ飛ばすと宮原がヨシタツの背中にタッチ。

 ボディガーがラリアットも避けた宮原がビッグブーツから顔面にドロップキック。さらに串刺し攻撃を狙うがボディガーはショルダータックルで迎撃し串刺しラリアットからショートレンジラリアット連発。
 ボディガーはバックドロップからフォールも2。

 ボディガーは担ぐが、着地した宮原がヘッドバッドから走り込むもボディガーはカウンターのバックフリップ。丸山がタッチを要求し、ボディガーはタッチ。

 丸山が串刺し延髄斬りからトラースキック。さらにトラースキックを叩き込んで倒すと、バズソーキックも宮原はガードしブレーンバスター。
 丸山に青柳が串刺しバックエルボー、ヨシタツも串刺しビッグブーツから宮原が串刺しニーを叩き込みフォールも2。
 宮原がブラックアウトも丸山がスクールボーイ。返されるとバズソーキックを叩き込んで、ボディガーが串刺しスピアーからゼウスが串刺しラリアット。さらにゼウスが投げようとするが、宮原が着地しヨシタツがゼウスに膝蹴りからボディガーにソバット。青柳がビッグガンズをまとめてミサイルキックでふっとばすと、丸山がヨシタツにラリアットも避けたヨシタツがRKOから宮原が丸山をぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドで3カウント。

<試合後コメント>

宮原健斗&ヨシタツ
宮原「よっしゃあ!さぁ、どうする?!宮原健斗&ヨシタツ!さぁ、どうする?!2018年!俺らの行動から目を離すな!」
ヨシタツ「こういう試合続けてたらね、見えてくるものが見えてくるんだ。2018年……Stay tune!!」

第6試合

 立会人として初代世界タッグ王者の谷津嘉章が登場。谷津が認定宣言を行った。

 先発は秋山と石川。石川がロープに押し込むもクリーンブレイク。秋山がヘッドロックからショルダータックルも、石川が逆にショルダータックルでなぎ倒しランニングニー。秋山はこれを避けて組み合うと、そのままコーナーに押し込み大森にタッチ。石川も諏訪魔にタッチ。

 大森がヘッドロックからショルダータックルも、諏訪魔が受け切りスリーパー。諏訪魔はロープに飛んでショルダータックルで倒すと走り込むが、大森がアームホイップも諏訪魔はヘッドシザースでこれを抜ける。
 チョップの打ち合いから大森がチョップを打ち込んでいくも、諏訪魔はダブルチョップからスリーパー。胴締めスリーパーも、レフェリーがチョークと注意しブレイク。
 諏訪魔が再度スリーパーもレフェリーが引き剥がし、大森がガットショットも諏訪魔はエルボーからフロントネックで捕らえて石川にタッチ。

 石川は背中にエルボーから顔面にエルボー連打。大森がコーナーに振って走り込むが、石川が足を伸ばしてカットしコーナーに登るも、大森がアックスボンバーで場外に叩き落とす。
 リングに戻り、大森がエルボーからチョップを打ち込んでパイルドライバーフォールも諏訪魔がカット。
 チョップ合戦から大森がエルボースマッシュ。大森は秋山にタッチ。

 秋山は足を刈って倒し、ランニングニーからヘッドバッド連打。秋山はエプロンに寝かせ上半身を場外に出すと、後頭部にニードロップを投下し場外に落とす。秋山は鉄柱に石川の顔面をこすりつけ、ランニングニーでサンドイッチ。
 リングに戻ると、秋山はニードロップを顔面に投下しフォールも2。

 石川はチョップも秋山はヘッドバッド連発からコーナーに振って走り込むが、石川は足を伸ばしてカットしコーナーに上るとミサイルキック。石川は諏訪魔にタッチ。

 秋山は諏訪魔をロープに振りビッグブーツも、避けた諏訪魔がジャンピングショルダーで倒し投げようとする。これは大森がカットするが、諏訪魔は交互にダブルチョップからラリアットでなぎ倒していく。
 諏訪魔はフロントスープレックスからフォールも2。諏訪魔は走り込むが秋山はジャンピングニーで迎撃し大森にタッチ。

 大森はビッグブーツからニールキック。大森はバックを取るが、耐えた諏訪魔にガットショットからネックブリーカードロップ。フォールも2。
 大森はアックスボンバーを狙うも諏訪魔はコンプリートショットで迎撃。諏訪魔は石川にタッチ。

 石川はフェイスロックからフォールも秋山がカット。石川はコーナーに振って串刺し攻撃も、大森は避けてバックドロップ。大森は秋山にタッチ。

 秋山は串刺しニーから首投げで倒しランニングニー。石川はこれをキャッチしエルボー連打からコーナーに振って串刺しラリアット。さらにコーナーからのダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
 石川はバックを取るが、耐えた秋山に走り込むも秋山はジャンピングニーで迎撃し追撃のランニングニー。フォールも2。秋山は胴締めフロントネックロック。これは諏訪魔がカット。

 秋山が膝蹴りからラリアットも、受けきった石川がラリアットからランニングニー。 諏訪魔が出てきてコーナーに振ると串刺しラリアット。さらに石川がニーリフトからサンドイッチラリアット。フォールも大森がカット。
 大森が交互にチョップからロープに飛ぶが、諏訪魔と石川はダブルのショルダータックルでなぎ倒し、諏訪魔が大森を、石川が秋山を投げようとするも、秋山と大森はリバース。大森はトラースキック、秋山はランニングニーを叩き込むと、石川をコーナーに振って大森が串刺しバックエルボーから秋山がランニングニー。フォールも諏訪魔がカット。
 秋山と大森が諏訪魔をダブルショルダータックルでなぎ倒すと、石川が交互にチョップから走り込むが大森がビッグブーツから秋山がエクスプロイダー。フォールも2。
 秋山は投げようとするが、石川がファイヤーサンダーで突き刺しフォールも大森がカット。
 石川はランニングニーからフォールも2。石川はスプラッシュマウンテンを狙うが、秋山が着地し大森がアックスボンバー。秋山がランニングニーからフォールも2。
 秋山はショートレンジニーアタック連発からエクスプロイダー。フォールも2。
 秋山は再度エクスプロイダーを狙うが、諏訪魔がカットしバックドロップ。さらに串刺しラリアットを後頭部に叩き込み、コーナーに座らせると諏訪魔と石川がラストマウンテン。フォールも大森がカット。

 石川がエルボーを打ち込んでいき、膝立ちの石川にカミゴェ。フォールも2。石川はスプラッシュマウンテンからフォールし3カウント

エンディング

宮原「次の世界タッグ、挑戦者チームは、後楽園ホールの皆さんはどのチームがふさわしいとお思いですか?(「ゼウス!」「ビッグガンズ!」「変態自衛隊!」と声が飛ぶが宮原とヨシタツの声は上がらない)満場一致で宮原ヨシタツです!」
ヨシタツ「諏訪魔、石川、12月12日、世界最強タッグリーグ、俺達はあの日の悔しさ忘れてねーぞ!皆さん、次俺たちが挑戦して、あの日を超える試合をして新チャンピオンになります。諏訪魔石川、次はこのヨシケンに挑戦させてくれ!(会場が「ヨシケン…」とざわつく)

諏訪魔「いいよ、2月、2月3日、横浜文体、そこでタッグマッチやってやる。お前ら二度と立ち上がれないようにしてやるよ覚えとけ。ここでヨシタツぶん殴りてーけど、今日はベルト取ったんで、石川修司に任せます」
石川「皆さんのおかげでベルトを取ることができました。この、世界タッグのベルトは、めちゃめちゃ重い。そして、秋山準からフォール勝ちっていうのもめちゃめちゃ、いやそれ以上に重いのかもしれない。でも、その、重さを責任に変えて、2018年突っ走ります。ありがとうございます。勝てたのは横にいる諏訪魔選手のおかげなんで、この間と同じ言葉で締めたいと思いますのでご起立お願いします。今日はご観戦ありがとうございました。俺たちは、全盛期で、2018年も突っ走りますんで、皆さんも全盛期で2018年突っ走ってくださいいいですか!?2018年、全日本プロレス、暴走大巨人が盛り上げていくんで応援よろしくお願いします!最後は俺達は全盛期だオイッ!しめたいと思いますんでよろしいですか!?いくぞー!3,2,1,俺達は全盛期だ!オイッ!」

<試合後コメント>

諏訪魔&石川修司
石川「もう今の勢いだったら、もうちょっと楽に獲れるかと思ったら大分やられましたね」
諏訪魔「つえーな」
石川「強いっすね。結構集中的にやられたんで、以前と変わらず、隣に諏訪魔選手がいるから自分が耐えてれば勝機が見えてくるかなって。でも、これで2018年暴走大巨人が突っ走る標しが出来たんじゃないかな」
諏訪魔「いい機会だよね。ここから何をやるかだと思うし」
石川「全日本はもちろん、プロレス界で最強のタッグチームにならなきゃいけないんで、まだまだ行きましょう!」

――去年のお二人は最強タッグで優勝したり、チャンピオンカーニバルで優勝したりと独占状態でしたが、今年の意気込みは
石川「もちろんね、今日もそうですけど、去年は結果がよくついてきたなと思うんですけど、同じような結果がずっと続くわけじゃないんで、悪いときもあると思うんです。でも、悪いときも後ろ向かずに。僕らは全盛期なんで!」
諏訪魔「全盛期だからな!」
石川「結果が出なくても全盛期なんで、いつでもね、もし落とすことがあってもまたすぐ取り返せるような状態でいつもいたいと思います」
諏訪魔「最後のお前、宮原とヨシタツはなんだアイツらは。こないだ俺らに負けてんだろ。生意気だアイツら。『またやらせてください』って頭下げろお前土下座しろお前。ヨシタツは土下座しろ俺に。じゃなきゃお前……ムッカツクわぁ~。見えないところで土下座しとけよお前」
石川「アイツ、ワールドフェイマスなんでしょ?だったら、SNSに土下座写真上げろって言っといてください。土下座したら考えますよね?」
諏訪魔「そうだお前」
石川「俺らアイツらに一度も負けてないですもんね」
諏訪魔「そうだよお前。何の権利があって言うんだ。ヨシタツに何の権利があって言うんだアイツはお前」
石川「アメリカ人だからですか?」
諏訪魔「なんだお前若作りしやがって。おかしいだろ。(年齢は宮原より)こっちに近いんじゃないのか?」
石川「そうなんですか?」
諏訪魔「……わかんない」
石川「まあそんな感じでガッチリ行きましょ!」

――諏訪魔選手、初代チャンピオンの谷津氏が見ている前での挑戦ということについては意識しましたか?
諏訪魔「なんかもう、『うわぁっ!』って感じで、ビックリしました(笑)」
石川「僕は谷津さんに、鶴田さんと同じ体格で僕のほうが横にはデカイって言われてちょっと調子に乗りました(笑)それだけで今日谷津さんに会えて良かったと思いました」
諏訪魔「もうね、ファンに戻っちゃった(笑)」

――石川選手、初の世界タッグのベルト獲得ですが、今の思いは
石川「リング上で言った通り、世界タッグのベルトはめちゃくちゃ重いですよ。やっぱり秋山準っていうリスペクトするレスラーからフォール勝ちしたっていうのもデカイんで、その重さを自分のレスラー人生の責任感に変えてレスラー人生をもっと向上させていきたいなと思います」

秋山準
秋山「負けたよ、負け。俺が負けたよ」
※大森コメントなし

宮原健斗&ヨシタツ
宮原「宮原健斗とヨシタツで証を残したいんだよ。このタッグチームで。そろそろ形がほしいんだ。2月3日?巻かせるよ。とにかく次は俺たちに行かせろ」
ヨシタツ「全日本のファンを一番ハッピーにできるのは俺たちヨシケンです。絶対みんな俺たちのヨシケンポーズを見たいでしょう?試合後。ベルト持って、メインイベントを締めないと。2018年、俺たちヨシケン、突っ走ります」

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