【試合結果】1・2 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】ジョー・ドーリングvsゼウス 【世界ジュニアヘビー級】TAJIRIvs鈴木鼓太郎

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『2018 ニューイヤーウォーズ 【開幕戦】』
日程: 2018年1月2日(火)
開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1522人・超満員

▼第0試合 シングルマッチ10分1本勝負
●岡田佑介
5分29秒 変形フィッシャーマンバスター→片エビ固め
○佐藤恵一(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信/○ディック東郷(フリー)/丸山敦
4分39秒 クリップラー・クロスフェイス
●中島洋平/西村修(フリー)/ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
○宮原健斗/ヨシタツ(フリー)/野村直矢/青柳優馬
7分39秒 ブラックアウト→片エビ固め
崔領ニ(ランズエンド)/ボディガー(フリー)/KAI(フリー)/●佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼新春無差別級バトルロイヤル
【退場順】佐藤光留(パンクラスMISSION)→渕正信→ボディガ(フリー)ー→宮原健斗→野村直矢&青柳優馬→佐藤恵一(フリー)→ヨシタツ(フリー)&崔領二(ランズエンド)→西村修(フリー)→岡田佑介→ブラックタイガーVII→中島洋平&梶トマト(K-DOJO)→吉江豊(フリー)→阿部史典(BASARA)
○KAI(フリー)
10分48秒 メテオインパクト→片エビ固め
●丸山敦

▼世界タッグ選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/大森隆男/●岩本煌史
8分24秒 腕ひしぎ逆十字固め
諏訪魔/石川修司(フリー)/○青木篤志

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○TAJIRI(フリー)
12分42秒 バズソーキック→片エビ固め
【挑戦者】●鈴木鼓太郎(フリー)
※第46代王者が3度目の防衛に成功

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○ジョー・ドーリング
20分9秒 レボリューションボム→エビ固め
【挑戦者】●ゼウス
※第59代王者が2度目の防衛戦

ジョーがゼウスから三冠防衛!TAJIRIが鼓太郎を撃破し青木との世界ジュニア戦へ!丸山敦がアルカディアから全日本へ移籍!?

第0試合

 岡田が突っ込みエルボー。エルボー合戦から岡田がエルボー連打でロープに押し込むが、佐藤が体勢を入れてクリーンブレイク。だが岡田がエルボー連打から首投げで倒しサッカーボールキック連発。フォールも1。
 岡田がマウントエルボー連打からフォールも1。
 岡田は投げようとするが、耐えた佐藤がボディブロー連発。岡田がエルボー連打で膝をつかせロープに飛ぶが、佐藤はカウンターの風車式バックブリーカー。
 佐藤は串刺しダブルニーからフォールも2。佐藤は投げようとするが、耐えた岡田が着地しドロップキック。岡田はエルボー連打でロープに押し込むが、佐藤がロープに振りハンマーブロー。岡田はこれを避けてドロップキックで倒しフォールも2。
 
 岡田は逆エビ固めで捕らえるが佐藤はなんとかロープへ。
 岡田は投げようとするが、耐えた佐藤の背中にエルボー連打。だが佐藤もバックエルボー連打で逃れトラースキックも、はじいた岡田が強引にバックドロップ。フォールも2。
 岡田はフィッシャーマンの体勢も、耐えた佐藤がボディブロー連打。岡田が再度担ぎ上げようとするが、佐藤が首固めで切り返すも2。
 岡田はビッグブーツからロープに飛ぶが佐藤はゼロ戦キックで迎撃しフォールも2。

 岡田がエルボー連打も、佐藤はボディブローから振り被ってエルボー。さらにトラースキックで倒すも、すぐに立ち上がったオカダがエルボー連打。避けた佐藤がバックを取るが、ロープを掴んで耐えた岡田がバックエルボー連打で逃れて走りこむも、佐藤はトラースキックで迎撃しツイスター式フィッシャーマンバスターで叩きつけ3カウント。

 試合後オカダがビッグブーツで佐藤を場外に蹴落とし、コーナーを蹴り上げ悔しさを露わにした。

<試合後コメント>
岡田祐介
「新年、全日本プロレスの一発目の試合……俺はホンマに、秋山さんから期待を込めて組んでいただいたカードって捉えていて、両国と全く同じシチュエーションで佐藤恵一とシングルマッチだったのに、これで三敗。タッグも含めたらもう何敗したかも分からへんくらいになってもうた……。口では全日本プロレスの誇りを持って上がってるって言ってるけど、結果が何も示せてない。ホンマに、結果がこんなに着いてこんとは……。でも、でも、俺は絶対に折れへん。俺は秋山さんからそんなプロレスラーに育ててもらった覚えはない。たとえ100回やって99回負けようが、残りの1勝の可能性がある限り、絶対に俺は辞めへん!本当にすんませんでした!」

佐藤恵一
――今年最初の試合を勝利で飾りました
「去年の両国も、そして2018年の全日本の一発目もボクと岡田くんのシングル。ボクを採用してくれている全日本プロレスにはあらためて感謝いたします。でも岡田くんに最後に手を差し伸べたのはなんの意味もないです。どうせ張って来るんだろうなとは思ってましたけど。ひとつ岡田くんに言いたいのは2017年の全日本プロレス、ボクは下半期しかいないけど会場を一番熱くしたのは、お客さんを一番熱くしたのは岡田くんじゃないですか。それは素直に思ったんで。同じ選手の中でも岡田くんに関しては感謝した方がいいんじゃないですか?」

オープニング

 新年一発目の興行ということで秋山準から挨拶。
秋山「みなさん新年あけましておめでとうございます。昨年は皆さんのご声援のおかげもあり、また一歩全日本プロレス前進することができましたありがとうございます。今全日本プロレスの未来が負けてしまいましたが、今年もその歩みを止めることなく一歩一歩前進していきたいと思います。今年も皆さんのご声援よろしくお願いします。ここで、皆さんに新入団選手の発表をしたいと思います。(オー!?)そんなおーっていうほどの…プロレスリングアルカディアから移籍というか入団してくれることになりました丸山敦選手です」
丸山「えー、全日本プロレスの名を汚さぬよう一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。あの、自分に期待されるものはやはり強いプロレスだと思ってますんで、これから自分の実力でですね、かっこいいプロレスをドンドンやっていこうと思います。これまでの私は忘れてください!よろしくお願いします」
秋山「今までの丸山は忘れて、変なことやらずに一生懸命頑張ってくださいよろしくお願いします」

第1試合

 先発はウルティモと渕。ロックアップから渕がロープに押し込むも、ウルティモが体勢を変えて押し込みクリーンブレイク。バックの取り合いからリストの取り合い。これは渕がロープを掴みブレイク。
 ウルティモがロープに押し込み、胸を強く叩きブレイク。渕はヘッドロックからナックルを打ち込むと、再度ヘッドロックからナックルを打ち込むが、ウルティモがローキックからヘッドロックで捕らえてナックル連打。これはレフェリーが見ていたため注意されると、渕は丸山にタッチ。ウルティモも西村にタッチ。

 丸山がエルボー連打も西村が膝蹴りからエルボースマッシュ連発。西村はダブルアームスープレックスで叩きつけてフォールも2。西村は中島にタッチ。
 中島は串刺しエルボー。さらに串刺しエルボーを狙うが丸山は足を伸ばしてカットしドロップキック。丸山は東郷にタッチ。

 中島はミドルキック連打も、東郷はキャッチしサミングからロープに飛ぶが、中島はトラースキックで迎撃しフォールも2。中島はストンピングからコーナーに登りダイビングフットスタンプも、避けた東郷にガットショットからロープに振るが、東郷は前方回転エビ固め。これを中島が切り替えしてバズソーキックからフォールも丸山がカット。

 中島はハイキックも、避けた東郷が首固めから横十字固め。返した中島にクリップラークロスフェイス。これで中島はギブアップ。

<試合後コメント>
中島洋平
「2018年の初戦!負けたけど、こっから上がるしか無いから。2018年は中島洋平が世界ジュニア巻く年だ!」

渕正信&ディック東郷&丸山敦
渕「おう、お前入団したのか?まったく知らなかったよ!」
丸山「お願いします!お願いします!内緒にしてましたけど、今日からお願いします!」
渕(東郷に)「遠くから来てくれてありがとう。あとは二人に任す(と言い残して控室へ)」

――ひさしぶりの全日本マット参戦となりましたが?
東郷「そうですね。秋山さんの全日本になってから今回が初めてだと思います。今年一発目、全日本さんに呼んでいただいてすごく感謝しています。本当に新年一発目を勝利で飾れてうれしいです」

――東郷選手の参戦が継続するものなら、TAJIRI選手との再戦を期待するファンも多いかと思います
東郷「そうですね。一回ちょっとね・・・消化不良に終わってるんでね(苦笑)。それもゆくゆくはあるんじゃないかと思います」

――丸山選手の入団挨拶では、ちゃんとしたことを言っていたのになぜか会場からは失笑が起きていましたが?
丸山「いや今までボクに対してナメた態度を取っていた人たちにギャフンと言わせたい。全日本プロレスという後ろ盾ができたんで、これからは全日本プロレスがダメになるか、ボクに10円ハゲができるかの勝負ですよ!」
東郷「もう誰も真面目に聞いていないよ(笑)」
丸山「自分でももうなに言ってるかわからないですね(笑)」

――今まで参戦していた団体へは今後は・・・
丸山「今後(のこと)はこれまで参戦していた団体さんに聞いてください!僕はいつでもどこでも誰とでもアレしますから!」

――全日本入団を決めた理由は?
丸山「やっぱり・・・まじめなことを言ってもいいですか?プロレスが一番詰まっているところなんで。ボクはプロレスがうまくなりたいんで。40越えてますけど、ずっとプロレスがうまくなりたくて、ボクに必要なものを求めて全日本さんが一番の私の理想ということで。ここで一から学ぶつもりでやってまいりました。世界ジュニアのベルトが一番ほしいベルトです。次にBANG!TVくらいです」

――プロレスの達人と言われる東郷選手から見た、全日本プロレスの魅力というと・・・
東郷「やっぱりプロレス界の老舗でもありますし、今インディー団体がいろいろ増えて、新しいプロレスのジャンルが増えている中で伝統的なプロレスをやっているというのは大事なことだと思いますね」

第2試合

 先発は宮原とKAI。ロックアップからKAIがヘッドロックで捕らえ走り込むも宮原がビッグブーツで迎撃しロープに飛ぶ。KAIもビッグブーツで迎撃しトラースキックも、宮原がこれを避けて睨み合う。両者タッチ。

 ヨシタツとボディガーがロックアップからボディガーがロープに押し込みクリーンブレイク。だがヨシタツがすぐさまハイキックもボディガーはこれを避ける。
 ロックアップからバックの取り合い。ヨシタツがヘッドロックもボディガーはそのまま担ぎ上げるが、着地したヨシタツがショルダータックル。受けきったボディガーがショルダータックルも、ヨシタツも受けきりショルダータックルの打ち合い。これはボディガーが制するが、ヨシタツはドロップキックでふっ飛ばし野村にタッチ。ボディガーも崔にタッチ。

 エルボー合戦から野村がエルボー連打。ロープに飛ぶが崔がミドルキックで迎撃しPK。さらに背中にサッカーボールキック連発からコーナに振って走り込むが野村はスピアーで迎撃。野村は青柳にタッチ。

 青柳と野村がダブルのドロップキックから青柳がコーナーに登りダイビングクロスボディーアタック。フォールも2。青柳は宮原にタッチ。

 ヨシタツが膝蹴りから宮原がビッグブーツ。ヨシタツがフェイスバスターから宮原がフォールもKAIがカット。
 エルボー合戦から崔がミドルキック。崔がロープに振ってラリアットも、避けた宮原は低空ドロップキックから顔面にドロップキック。宮原は串刺し攻撃を狙うが、崔がビッグブーツで迎撃し光留にタッチ。

 光留はコーナーに振ってトレイン攻撃から光留が水車落とし。フォールも返されると腕ひしぎ。これは野村がストンピングでカット。
 エルボー合戦から宮原がヘッドバッド。だが光留はソバットから延髄斬りを叩き込み、ロープに飛ぶが宮原が二段蹴り。ヨシタツがハイキックで倒し宮原がブラックアウト。フォールも2。宮原は改めてブラックアウトを叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
宮原健斗&ヨシタツ
宮原「動くぜ!動くぜ!動くぜ!・・・明日!」
ヨシタツ「新年早々、幸先いいね。ヨシケン、今年ガンガン行くよ!」

第3試合

 OTRありで20選手がリング上に集まった状態で試合開始。
 乱闘になる中さっそく西村が渕をスリーパーで捕らえ中央へ。そのまま数珠繋ぎにスリーパーとなるが、これは光留がミドルキックで崩すも、渕が光留にサミングからボディスラム。全員で光留をフォールし3カウント。光留失格。

 渕はブラックVIIにガットショットからボディスラム。さらに中島にもガットショットからボディスラム。梶にもボディスラムからボディガーと吉江が前に出てくると、渕は阿部にボディスラム。さらに梶に二度目のボディスラムも、吉江が前に出て行くが渕は中島にボディスラム。ボディガーと吉江が渕を追い詰め、渕はボディガーにガットショットからサミング。上げようとするが、ボディガーは上がらず、再度ガットショットからボディスラムの体勢も上がらない。渕は気合を入れてサミングから投げようとするが、ボディガーが逆にボディスラムで叩きつけてフォール。これで渕が失格。

 青柳と野村がボディガーに蹴りかかりロープに振るが、ボディガーはダブルラリアットでなぎ倒すも、宮原がサミングからコーナーに振ってトレイン攻撃。宮原がボディガーにスクールボーイ。これで3カウントとなりボディガー失格。

 宮原はコーナーでポーズを決めるが、これを青柳と野村が突き飛ばして場外に落とし宮原失格。

 青柳と野村は阿部をロープに振ってダブルドロップキック、阿部がタイミングをずらして自爆させ、全員で野村と青柳をフォールし野村と青柳失格。恵一とヨシタツ、崔を吉江がOTRさせて退場。

 阿部が梶の手を掴み拝み渡り。中島とブラックVIIが京平レフェリーを突き飛ばして落下させるが、阿部はロープを掴みギリギリセーフ。
 西村が岡田にエルボースマッシュから足4の字。その西村に吉江がランニングボディプレスを投下しフォール。西村は失格。

 岡田が吉江、ブラックVII、丸山、阿部、中島、梶、ブラックVII、KAIとドロップキックを打ち込み、再度吉江にドロップキック連打も吉江は全て受け切る。丸山が「トップロープから飛び込め」と指示し、岡田がしぶしぶコーナーに上ると丸山は突き飛ばして場外に落とす。これで岡田は失格。

 ブラックVIIとKAIを吉江がまとめてコーナーに振り串刺しボディスプラッシュも、KAIが避けるが吉江はKAIにショルダータックル。ブラックVIIが丸め込もうとするも、阿部&中島&梶がトリプルドロップキックを叩きこみ、吉江はそのままブラックVIIの上に尻餅をつきフォール。ブラックVII失格。

 梶と中島が吉江を上げようとするが、吉江はそのまま潰してフォールし3カウント。中島&梶が失格。
 丸山が吉江にスクールボーイから阿部がジャックナイフで合体し吉江から3カウント。吉江失格。

 阿部がロープ際でアピールしたところを丸山が突き飛ばして阿部を失格させると、KAIと丸山がトラースキックの打ち合いからKAIが「入団おめでとう!」とメテオインパクトで叩きつけてKAIが勝利。

 KAIが新春無差別級バトルロイヤルを優勝した。

<試合後コメント>
阿部史典
――昨年12月28日のBASARA後楽園ホール大会で入団を直訴して、今日はBASARA所属の選手としての全日本プロレス参戦となりました。これまでとの気持ちの変化はあるものなのでしょうか?
「気持ちの変化というものはまったくないですね」

――これからはBASARA所属となるわけですが、これまでのような雑多とも言えるさまざまな団体で戦う姿は見られなくなるのでしょうか?
「いえ、これからも全然変わらず。現に1日にマットプロレスをして、新宿二丁目プロレスにも出て、これからも僕のプロレスのライフスタイルは変わらないです。というか、変わらなくいけるからこそ(BASARAに)入りました。自分が縛られないで、変わらないでいられるからこそBASARAに入りましたし、これからはBASARAを盛り上げつつ、今まで通りに外(の団体)に出て自分の団体を広めていくのと、今まで通り自分の名前を上げていきたいなっていう気持ちです。所属の団体名がスポルティーバからBASARAになったということですが、これからもタイミングが合えばスポルティーバにも今まで通り変わらず出ますし」

――あらためてBASARA入団を決めたことについてお話しいただけますか?
「以前からなんとなく頭にはありましたね。いろいろな団体に上がらせてもらって、この団体ならこれまで通り、なおかつBASARAのリングでも僕のやりたい事をやれるんじゃないかなって。自分のプロレス観を見せていけるんじゃないかと思いました。これからも変わらず外の団体さんに出られるし。だからいいかなぁと思いました。全日本プロレスさんからもオファーをいただければ全然喜んで出ますし、全然変わらないですね」

――それではBASARA所属としてと阿部選手個人の目標を教えていただけますか?
「BASARAの選手としては比較的に外の団体に出ているので、団体を背負って出ていろいろな団体で得たものを持ってくる。まだBASARA所属というのには馴れていないですけど、団体を代表しているのだからちゃんと広めないとという気持ちはあります。自分自身がやりたいようにひとりでやってきた感覚だったんで、これからもやりたいようにはやるんですけど、そこはよく考えつつ。でも何をやってもプラスになると思うんで。これからも変わらずにいろいろな団体に出て、自分の団体に還元したいですね。自分はやりたいプロレスは変わらないし、これまで通りの自分を表現して『この人がいる団体を見てみたい』って思わせていきたいです。個人としては今年はBASARAという団体に入ったことで、これまで以上にやりたいようにいろんなところに出て。もちろん全日本さんにはこれかも絡んでいきたいし、その他のいろんな団体にもこれまで以上に絡んでいきたいです。なのでこれまで以上に自分をしばきまくって、活動の幅を広げていきたいですね」

――BASARA所属になったことで、今日参戦した全日本プロレスの選手から何か反応はありましたか?
「頑張ってねとか、これからもよろしくねって言ってもらえたりとか。青木さんからはよく・・・というか、青木さんはすごくオシャレじゃないですか。僕は普段クロックスとかばっかを履いてたんですけれど、青木さんから『靴がダセーよ』って言われて、青木さんに教えてもらってその靴を買ったりしたんです。僕、本当にファッションとかうといんで。会場入りする選手とかオシャレ、全日本の選手はみんなかっこいいんですよ。キャリー(バッグ)もかっこいいし、服もかっこいいし。なんなら車もかっこいいし。で、たまに青木さんが体が大きくなって着れなくなった服をお下がりでくれたりしてたんですよ。それで今日も『餞別だ』って言ってくれたんですよ。でも『餞別はやめてください。旅立ちじゃないですから、これからもよろしくお願いします』って言って頂きました。これからこの冬はこれをずっと着ていきますね。めっちゃかっこいいですもん、なぜかいつまでたってもツイッターのフォローを返してくれないのと、ラインのIDを教えてくれません。2018年はそれを達成する事が裏の目標です」

第4試合

 先発は諏訪魔と大森。ロックアップから大森がヘッドロックで捕らえショルダータックルも、受けきった諏訪魔が走り込むが大森がヘッドロックで捕らえる。だが諏訪魔はショルダータックルで倒し、大森もショルダータックルで倒すと投げようとするが、諏訪魔が逆にブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。そのまま場外乱闘へ。
 エプロンで大森と諏訪魔がビッグブーツの打ち合いから大森がパイルドライバーを狙うが、諏訪魔はリバースして場外に投げ落とす。

 リングに戻り、大森がチョップを打ち込んでいくが諏訪魔がダブルチョップでなぎ倒し、串刺しラリアットからアームホイップで投げ捨てフォールも2。
 大森のチョップに諏訪魔が膝蹴りから投げようとするも、大森はリバースしロープに振る。だが諏訪魔はジャンピングショルダータックルで倒し投げようとするが、岩本がカット。諏訪魔は岩本と大森に交互にダブルチョップから交互にラリアットも、大森が受け切りアックスボンバーで倒す。両者タッチ。

 秋山が石川にビッグブーツも石川がショルダータックルでなぎ倒し、コーナーに振って串刺しラリアット。さらにコーナーからダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
 石川は秋山を投げようとするが、耐えた秋山に走り込むが秋山はラリアットで迎撃しランニングニー。フォールも2。
 秋山はエクスプロイダーを狙うが、耐えた石川とエルボー合戦。石川がロープに飛ぶが秋山がジャンピングニーからエクスプロイダー。だが石川がニーリフトを叩き込み両者ダウン。両者タッチ。

 岩本が青木にショルダータックルからランニングエルボーで倒しフォールも2。
 岩本がバックを取るが、青木は丸め込むが2。岩本がロープに飛ぶも、青木はマンハッタンドロップから走り込むが岩本はニーアッパーで迎撃。しかし青木がバックドロップで叩きつけラリアットで倒すとフォールも諏訪魔がカット。
 青木はバックを取るが、岩本がロープに振って孤高の芸術を狙うも青木が飛びつき腕ひしぎ。これで岩本がギブアップ。

<試合後コメント>
諏訪魔&石川修司&青木篤志
諏訪魔「ああもう!大森隆男だけは俺は許せない!あいつだけはホントに許さないよ」
石川「自分もね、今日やってみて秋山準っていうレスラーのすごさを体感したんで、明日は俺は秋山準を狙いますよ。……あっ、青木さんニューマスクですね」
青木「まあ2018年も不満しか無いんで」

秋山準&大森隆男
大森「この伝統ある世界タッグのベルトを一回最強タッグに。そして(プロレス大賞の)最優秀タッグを取ったか知らねぇけどよ!この伝統あるベルトを一回挑戦したくらいでそう簡単に巻かせるわけにはいかないんだよ。暴走大巨人だかなんだか知らないけど、テメェら明日で終わりだ。ベルトは絶対守り抜くからな」
秋山「あと何がある。俺らが守り抜く。それで終わりだよ。もうあいつら最優秀タッグ取ったからもういいだろ。十分だよ。これは俺らが巻いていく」

――今日は諏訪魔選手に大森選手が狙われていましたが?
大森「ふざけんなよ。逆にアイツのことをぶっ潰してやるからよ。よく見ておけよ」

第5試合

 両者睨み合い動かず。ゆっくりとリングを周り、ロックアップから鼓太郎がロープに押し込むが、TAJIRIが腕を取ってバックを取ろうとするが鼓太郎はこれを切って距離を取る。
 鼓太郎がタックルからバックを取るが、バックの取り合いからTAJIRIがヘッドロック。腕を捻って鼓太郎が抜けるとリストの取り合いからTAJIRIが小手返しで倒してフォールも2。
 鼓太郎がボディシザースからマウントを取ろうとするもTAJIRIが回転して踏み潰すがこれはロープ際のためブレイク。

 TAJIRIはコブラツイストも膝をついて逃れた鼓太郎をTAJIRIがグラウンドで潰していこうとするが、鼓太郎がこれを抜けて距離を取る。
 鼓太郎がアームホイップから走り込むが、TAJIRIがカウンターのアームホイップからフォールも1。
 鼓太郎がロープに飛んでTAJIRIがハイキックも、避けた鼓太郎が膝蹴りからアルゼンチンで担いでストマッククラッシュ。鼓太郎はボディブローからコーナーに逆さ吊りにして顔面を蹴りつけると、串刺しドロップキックをボディに叩き込みフォールも2。
 鼓太郎はボディシザースで絞り上げるが、TAJIRIは膝へのエルボーでこれを逃れるとナックル。だが鼓太郎はボディブローから走り込むも、コブラツイストで捕らえようとしたTAJIRIを担いでストマッククラッシュ。フォールも2。

 鼓太郎はボディへのニードロップを落としていき、セントーンからフォールも2。鼓太郎はコーナーからダイビングボディプレスを投下しフォールも2。
 鼓太郎は再度コーナーに登りダイブするが、TAJIRIが足を伸ばしてカット。TAJIRIは低空ドロップキックを顔面に叩き込む。

 エルボー合戦から鼓太郎がボディにエルボー。鼓太郎はビットも、TAJIRIはハンドスプリングエルボー。鼓太郎がコンビネーションブローもTAJIRIがボディにバズソーキックを叩き込む。両者ダウン。

 TAJIRIが走り込むが、避けてコーナーに登った鼓太郎がダイビングフォアアーム。鼓太郎はタイガードライバーを狙うが、TAJIRIが切り返しガットショットからパイルドライバー。フォールも2。
 TAJIRIがタイガードライバーを狙うが、鼓太郎はボディにエルボーを打ち込み担ぐが、着地したTAJIRIが鼓太郎のランニングエルボーをレフェリーに誤爆させる。鼓太郎はソバットからファンネルを叩き込みエンドレスワルツも2。

 鼓太郎は左右のエルボーからローリングエルボーをボディに打ち込み、ジャベリンからボディにエルボー。フォールも2。
 鼓太郎は投げようとするが、耐えたTAJIRIにソバットからタイガードライバーを狙うが、着地したTAJIRIが毒霧からバズソーキック。フォールし3カウント。

 リングには青木が登場。
TAJIRI「とうとう現れたな。待ってたぞ青木篤志!俺は、全日本プロレスに、いや、皆さんにお聞きしたい。次のビッグマッチ、2月3日横浜!余計なやつが入ってくる前にTAJIRI対青木篤志決定でいいんじゃないか!」
青木「TAJIRIさん、防衛おめでとうございます。PWFの決定とかそんなのはもうどうでもいいと思います。あらためて2月3日、横浜文体でその世界ジュニアに挑戦させてください。これはもうここにいるお客さんが証人だと思います。それでいいですよね!ちゃんと、正々堂々とこの世界ジュニアかけて、世界の一番を決めましょう」

<試合後コメント>
鈴木鼓太郎
「クッソ!もっと観察しときゃよかった。こんだけ不利な状況の中で俺を応援してくれた人達に本当に申し訳ない。応援してくれた人にはかならず結果で返すから。青木にもリベンジするし、あのベルトも必ず獲る。俺は終わらない。まだだ、まだ終わらんよ」

TAJIRI
――タイトル防衛おめでとうございます!
「はい。実は昨年末に左ひざをやっちゃって、今日は鼓太郎との戦いじゃなくて左ひざとの戦いだった。本当のところを言うと。なぜか鼓太郎が腹(への攻撃)が効いてると思ったみたいで、腹への攻撃に集中してきたけれど、実は不幸中の幸いだった。足への攻撃でなく。だから全然大丈夫だった。12月に怪我していろいろ考えたんですけど、やっぱり全日本に上がって半年経ちましたけれど試合数が多くてなんとなく、ただ試合をやっているところがあって、それをビシって引き締められたんですよ、この怪我で。そういう意味で今日はラッキーでした」

――鼓太郎選手とは相手の先を読み合うという意味では似たタイプにも思えたのですが?
「たぶん彼の方がそういうタイプとしては進化形だと思うんですよ。俺はもうオールドスクールだから。実は鼓太郎は眼中にないとかいろいろ言ってきたんですけど、本当のこと言うとそんなこと全然なかった。とんでもない、すごい選手だよ。終わったから言うけど。次また戦ったら変なこと言い始めるかもしれないけど。本当はすごい選手だと思っているよ」

――2018年、最初の防衛に成功して、これからチャンピオン像を新たに見せてもらえるのかと思いますが?
「いろいろざわめき始めたじゃないですか。みんなが動き始めて。チャンピオン像を見せるなんて余裕をぶっこいてる場合じゃないような、だんだんと新しい芽が出てきているような気がして。俺がどうのこうのじゃなくて、ベルトを守るというよりも俺自身を守らなきゃと。じゃないとすぐ壊れちゃうような若いのが出てきたから。鼓太郎だって今日は勝ったけど、明日やれって言われたら(勝てるかどうか)わからない・・・」

――とは言えTAJIRI選手を倒すのとベルトを取るのと、挑戦者にとっては勲章が2つあるような状況です
「そうですか。どうなんでしょうね。でも俺なんかおっさんですからね。怪我もよくするようになったし、したら治らないし。はっきり言って俺のことは眼中になくて、ベルトのことしか頭にないかもしれないですよ(苦笑)」

――そしてジュニアのリーグ戦も控えています
「あのー正直、この前の最強タッグも大変だったんですよ。俺一番ちっちゃいし。そして今回は一番おっさんという、いつも一番不利な何かという(苦笑)。なんかハンディキャップのところばかりじゃないかっていう(苦笑)。でも出ると決まったからにはちゃんとやらなくちゃいけないわけで。願わくばあんまり強豪のいないブロックに行きたいなっていうね(苦笑)。こんなに弱気なことばかり言ってていいのかとも思うけど、それだけ下から来ている若い力が怖いよ。俺、青木選手なんて生命力で負けてるなって向き合った時にした。鼓太郎と戦う時に昔の鼓太郎の映像を見たんですよ。これまでしていなかったのに、そうしたっていうのは何かが衰えてるからなんだよ。そしたらたまたまレッスル1でAKIRAさんとやった試合を見ちゃったんですよ。AKIRAさんが50歳で。そしたら今日はたまたま同じような展開になっちゃったんだよね。頭の中でAKIRAさんが自分にオーバーラップしたよ。あの時確か(AKIRAが)『俺もう50のおっさんだから』ってやってたと思うんだよ。おんなじになってるじゃないか、コレって(笑)。でもプロレスにはおっさんにしか出せない旨み、渋み、わびさびがあるから。そこで頑張っていくしかないよな」

――最終的にはベルトが腰に戻るという戦いを見せてくれると?
「もちろんこのベルトはめちゃくちゃほしかったんですよ?でもこのベルトへの執着はないですね。どんどん、その時に一番輝いている、力のあるヤツが巻くべきだから。俺は全然自分が持っていなければ嫌だ!ってことはまったくないですね。往生際の悪いジジイが一番かっこ悪いからね。・・・負ける前提で言っちゃってるけど(笑)。
今日はとりあえず山を越えたんで。実は昨日は元旦なのに酒を飲んでいません。明日が終わったら行きますよ。酒でエネルギーを補充しないと。KAIと一緒にね」

第6試合

 ショルダータックルのぶつかり合いで試合開始。エルボーの打ち合いからジョーが力比べを要求。拮抗した状態からゼウスがガットショットからロープに飛んでショルダータックルも、受けきったジョーがショルダータックルでなぎ倒す。
 逆水平チョップの打ち合いからジョーがエルボーを打ち込むが、ゼウスが逆水平チョップ連発でロープに押し込むが、ジョーがロープに振るもゼウスがジャンピングラリアットでなぎ倒す。

 ゼウスがロープに振ってラリアットも避けたジョーがラリアットで場外に叩き出し、エプロンを走り込んで場外へのダイビングショルダーアタック。さらにゼウスをエプロンに寝かせてエルボーを鉄槌のようにボディに連打すると、リングに引き込みニーリフトからロープに振ってバックエルボー。フォールも1。
 ジョーは逆エビ固めもゼウスはロープを掴みブレイク。

 ジョーはコーナーに押し込みバックエルボー連発から顔面を踏みつけてからナックル。ゼウスは立ち上がり逆水平チョップを連打しロープに押し込むが、ジョーが顎にエルボーを叩き込みゼウスは大の字に倒れる。ジョーは追撃のエルボードロップをボディに投下し、苦しむゼウスの背中にエルボー。グッタリするゼウスをコーナーに振って走り込むが、ゼウスは足を伸ばしてカットするがジョーは逆水平チョップ。チョップの打ち合いからジョーがエルボー。たたらを踏んだゼウスの背中にジョーがエルボーを落とし、ゼウスは歯を食いしばってチョップも、ジョーがチョップでコーナーにふっ飛ばし、逆コーナーに振るとゼウスは駆け上がってブーメラン式ダイビングラリアット。ゼウスは串刺しラリアットからベアハッグスープレックスで叩きつけるとフォールも1。
 ゼウスはアルゼンチンで担ぐもジョーはヘッドロックで絞め上げ着地。ゼウスはチョップからロープに飛んで走り込むが、ジョーはショルダータックルで迎撃。
 ジョーはガットショットからコーナーに振って串刺しショルダータックルからショートレンジラリアット。倒れたゼウスにエルボードロップを投下しフォールも2。
 ジョーはブレーンバスターもすぐにゼウスがそのままロコモーションブレーンバスター。さらにコーナーに座らせ雪崩式ブレーンバスターを狙うが、耐えたジョーがハンマーブローで落とすもゼウスは再度正面に登る。ジョーは突き飛ばすとエプロンに登るが、ゼウスはエルボーからチョップで場外に落とす。
 エプロンに登ったジョーをゼウスがぶっこ抜きブレーンバスターで叩きつけてリングに戻すと、両者立ち上がったところでジョーが走り込みラリアットで倒す。
 
 ジョーは走り込むがラリアットの相打ち。再度相打ちからジョーがエルボーを叩き込みロープに振るも、ゼウスがジャンピングラリアットで倒し、場外に降りたジョーがエプロンに上がるとゼウスはラリアットで場外に落としトペ・アトミコ。

 リングに戻り、ゼウスがジョーをリフトアップし投げ飛ばすとコーナーに登る。だがジョーがエルボーから正面に登るが、ゼウスが前方回転し着地するとパワーボム。フォールも2。
 ゼウスは投げようとするが、耐えたジョーにチョップ連打からロープに飛ぶが、ジョーはカウンターのスパインバスターで叩きつける。両者ダウン。

 エルボーの打ち合いからジョーがラリアット。ジョーはロープに振るとラリアットも、ゼウスはこれを2度避けるがジョーはクロスボディアタックで潰してフォールも2。
 ジョーは投げようとするが、ゼウスがリバースしシュバインで叩きつけてフォールも2。
 ラリアットの相打ちから、ジョーのラリアットを避けたゼウスに改めてクロスボディアタックで倒したジョーがレボリューションボムを狙うが、着地したゼウスがガットショットからハイキックを叩き込みラリアット。ゼウスがジャックハマーで叩きつけるが両者ダウン。なんとかゼウスがフォールも2。
 
 ラリアットの打ち合いからジョーが連続ラリアット。負けじとゼウスもラリアットから、ジョーがロープに振ってラリアット。フォールも2。
 ジョーがパイルドライバーからフォールも2。ジョーはレボリューションボムで叩きつけて3カウント。


KAI「ジョーさん、ハッピーニューイヤー、そして皆様、新年あけましておめでとうございます。去年、できなかったことを、叶えに来ました。(片言の英語でアピール)俺に、そのベルトに挑戦する権利ありますよね!ありますよね!ありますよね!?(微妙な拍手)ありますよね?(ゼウスは握手)よーし!あとはPWFの決定を待ちたいと思います。本日はご来場まことにありがとうございました!(KAIはリングを後にする)」
ジョー「……ハッピーニューイヤー」

<試合後コメント>

ジョー・ドーリング
「ゼウスはとてもタフで強い心を持っていた。だが俺を止められる者は誰もいない。俺はアンストッパブル・ラナウェイトレインだ。KAI、次はお前だ。お前は三冠王者のパワーを思い知るだろう」

ゼウス
「単純に悔しい。もっと出来た。ただそれだけ!次は必ず俺が勝つ。俺がジョー・ドーリングからベルトを獲って見せるで!」

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