【試合結果】9・20 DDT宮地鉄工所大会 【KO-Dタッグ】HARASHIMA&丸藤正道vs男色ディーノ&高木三四郎
『工場プロレス in 宮地鉄工所2017』
日程:2017年9月20日
開始:19:30
会場:東京・宮地鉄工所
観衆:230人(超満員札止め)
▼KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】HARASHIMA/○丸藤正道(NOAH)
27分21秒 フォークリフト式不知火→体固め
【挑戦者組】●男色ディーノ/高木三四郎
※第62代王者組が初防衛に成功
HARASHIMA&丸藤正道が初の工場路上プロレスで石灰まみれの王座防衛!酒呑童子のKUDO&高梨が次期挑戦者へ!
オープニング
大会開始前、『工場で楽しむ爆笑!伊橋寄席』と『NωAスペシャルライブ in 宮地鉄工所』が開催された。
メインイベント
先発は丸藤と三四郎。三四郎が握手をもとめ、丸藤がその手を握りクリーンに試合開始。ディーノも握手を要求するがこれは拒否。
バックの取り合いからリストの取り合いになり、丸藤が腕を取ってグラウンドに引き込むが三四郎はヘッドシザースで抜けて距離を取り両者タッチ。
ディーノがガットショットからチョップ。チョップ合戦に移行。ディーノはリップロックを狙うがこれをガードしたHARASHIMAがガットショットからミドルキック。再度ミドルキックもディーノはキャッチすると男色スクリュー。ディーノは早速ナイトメア。丸藤がディーノにチョップを叩き込み、ディーノはHARASHIMAの顔面にケツを落としフォール。丸藤が慌ててカットも、その丸藤にエルボーを叩き込んだ三四郎はヘッドロックから「溶鉱炉行くぞ!」と工場内に丸藤を連れ込む。
溶鉱炉付近での攻防となり、三四郎と丸藤、ディーノとHARASHIMAが打ち合う中、三四郎がスコップを持ち出し熱い石灰の中に突っ込むと、その石灰を丸藤にかける。三四郎はHARASHIMAにも石灰攻撃。各々石灰をお互いに掛け合い視界は真っ白に。
HARASHIMAと丸藤は各々スコップを取り出し三四郎にサンドイッチの石灰攻撃。これには松井レフェリーも「もうやめよう」と懇願するが、熱いとのたうち回りながらお互い石灰を掛け合い続ける。
丸藤が三四郎のスコップを奪い石灰をかけ返すと、お互い真っ白になりながら三四郎が丸藤を外へ連れ出す。
鉄塔に三四郎と丸藤は上り、「高い!」「怖い!」と言いながらチョップ合戦。お互いを落とそうとするが、なんとかこらえると丸藤がトラースキックからフォール。だがレフェリーが鉄塔になかなか登らず、なんとか登るもカウント1。
丸藤はレフェリーを盾にするが、レフェリーが「降りてください!」と懇願し試合は地上へ。
ディーノが丸藤にリップロックを狙うが、丸藤はかわして練習生に誤爆させる。そこへ三四郎が自転車で突撃しラリアット。再度三四郎は自転車で突っ込むが、これを避けた丸藤が前蹴りで三四郎を自転車から落とすと、自転車を奪い突っ込んでくる。三四郎を跳ね飛ばしHARASHIMAがフォールも2。
丸藤が自転車で再度突っ込んでくると、ディーノはMAOを盾にしMAOがハネられる。丸藤が戻ってくると今度は勝俣が盾にされハネられる。
「誰か止めろ」と悲鳴が上がる中、丸藤がディーノに向かうがディーノは唇を突き出すと丸藤はこれを避け、そこをディーノが丸藤を蹴り上げ自転車から降ろすと、HARASHIMAと丸藤を羽交い締めにして自販機の前に連れ出し、MAOと勝俣が自販機からの同時ケブラーダを発射。
倒れたHARASHIMAを三四郎がフォールも2。その間ディーノは丸藤の尻を撫で回す。
三四郎は自販機横のペットボトルキャップ回収容器をHARASHIMAに叩きつけキャップを散乱させると、そこへのボディスラムを叩き込んでフォールも2。
丸藤はディーノにボディブローも、三四郎は丸藤にボディブローから「駅まで行くぞ!」と工場外へ。
道路に連れ出すと三四郎が丸藤に消化器攻撃。HARASHIMAが両腕にコーンをはめて登場し、三四郎にダブルチョップからローリングアタック。倒した三四郎をフォールも2。
大回転するHARASHIMAに三四郎は消化器攻撃から、丸藤にも消化器攻撃。三四郎は丸藤をヘッドロックで捕らえ駅方面へ連れ出す。横を走る車が何事かと停まる中、三四郎は丸藤を電信柱に叩き込む。
三四郎は伊橋を呼び込むと、ラダーと机を道路にセットさせる。三四郎は丸藤を机に寝かせてラダーに登るが、丸藤は起き上がると伊橋を代わりに机にセットし、そこへ三四郎がダイビングボディプレス。伊橋にクリティカルヒットし机が真っ二つになると、丸藤が三四郎にエルボー。三四郎もエルボーを叩き込んで工場へ戻ろうとする。道路でのチョップ合戦からどうにか工場前へ戻るが、ディーノがホースから水を噴射し敷地内に入れさせない。水浸しになるなかなんとか敷地内へ戻る。
ディーノがトラック上へ丸藤を連れ込み「私の数年間にわたる夢が今果たされようとしています」と股間をなでるが、丸藤は「どこ触ってんだよ!」とチョップ。ディーノは「アソコだよ!」と撫でるとリップロックを狙うが、ガードした丸藤がチョップからトラースキック。フォールも三四郎がイス攻撃でカット。
丸藤がトラックから落下すると、HARASHIMAが代わりに登りトラック上でチョップ合戦。HARASHIMAがガットショットからミドルキック連打。HARASHIMAは走り込むも三四郎がラリアットで迎撃しフォールも2。
三四郎はトラック下に椅子をセットすると、そこに向けてトラックからの雪崩式ブレーンバスターを狙うが、丸藤が三四郎の股間に椅子を叩き込んでカットすると、落下した三四郎を椅子の山の中に叩き込んで、そこへHARASHIMAがダイビング蒼魔刀。フォールもディーノがカット。
丸藤はディーノにトラースキックも避けたディーノがリップロック。崩れ落ちた丸藤をフォールも2。
ディーノは大石に何かをセットするよう指示すると、丸藤を連れ出す。ディーノはフォークリフトのアームに乗り、その前に立たされた丸藤の顔面めがけてリフトにのったままナイトメア。ディーノがアンダータイツになり顔面まであと少しというところで、HARASHIMAがこれをカットしディーノの肛門にコーンを突き刺す。リフトはそのまま降りていき、ディーノの肛門にコーンが刺さっていく。HARASHIMAはこれを抜くとコーンをディーノの尻にフルスイングすると、コーンが粉砕される。
丸藤が道路標識を持ち出し、ディーノに叩き込むとそれを持たせたところへ虎王。丸藤はリフトを使って位置を調整させると不知火を叩き込んでフォール。これで3カウント。
エンディング
HARASHIMA「えー、無事、防衛できました!いや丸藤さん初めてとは思えない路上の活躍で、さすがひらめきの天才ですね!」
丸藤「若干棒読みだけど、でも、これが、俺達の実力だ。やったぞ!よし」
HARASHIMA「こんなね、泥だらけででろでろになってるけど、まあね、これがDDTですよ、はい。えー、今回無事防衛できたんで、いつもの感じで〆ちゃっていいですか?」
丸藤「前やったやつ?」
HARASHIMA「前やったやつみたいな」
(酒呑童子が坂口の運転するフォークリフトに乗って乱入)
高梨「おいおいおい、チャンピオン、防衛おめでとう!俺らはよ、お前らが防衛すると思ってたよ!そしてな、俺達は祝福に来たわけじゃねーぞ。俺たちが来たって事はな、どういうことかわかるよな?テメーらが持つベルトにな、俺ら酒呑童子が挑戦してやるよ!おい、いい顔してんな丸藤。おい、DDTのプロレスは、工場プロレスは楽しかったかオイ?楽しかったみてーだよな。けどな!オイ、DDTはな、それだけじゃねーんだよ。テメーにな、極上の痛みを酒呑童子が与えてやるよ!オイ!お前のな、胸を裂くチョップよりもな、兄弟達の蹴りの方が全然強烈だと俺は思ってるんだ!オイ、すごい顔で俺を睨んでるな。俺のことを殴りたいと待て待て待て、おいおいおい、お前はな、俺に指一本触れる事はできねー。なぜなら!テメーの持つベルトに挑戦するのは!坂口と!KUDOの兄弟達だからだ!ははははは!なあ坂口!言ってやってくれ!」
坂口「兄弟、ここ数年ずっとタッグ挑戦してきて、ここ4回、こないだも自分樋口にとられてるんすよ。次こそって言いたい所なんですけど、ここは兄弟、兄弟が挑戦して兄貴立ててやってくんないですかね?兄貴を男にしてやってください」
高梨「チョット待てどうしたどうしたオイ、遠慮するこたねーよ、フォークリフトで殴り込んで、オイ遠慮するやつがいるかよ!おかしいだろどう考えたってこの流れ!坂口がよ、ちょっとおかしくなっちゃったみたいだからよ、おいおいおい、兄貴、兄貴からちょっと坂口を説得してやってくれよ」
KUDO「丸藤さん」
丸藤「さん付けかよ」
KUDO「先輩だからな。大昔の話だから覚えちゃいねーかもしんねーけどさ、俺は、あんたに借りがあるんだよ。俺と高梨で!そのベルト剥ぎ取ってやるよ」
高梨「理解不能理解不能!お前ら!どうしちゃったんだよ一体!何だこの空気!?オイやめろやめろ、恥かかせやがって、撤収!とりあえず帰るぞ!戻れ!」
亜門広報「ちょっと待ってもらっていいですかね?整理させてもらっていいですか?」
高梨「は?」
亜門広報「酒呑童子としてはKUDO&高梨組で挑戦したいということでよろしいですね?」
高梨「違う違う違う、おい、えー!?えーー!?」
亜門広報「挑戦表明受けていただけますか?」
HARASHIMA「もちろん受けてやるさー!」
高梨「なんでー!?」
亜門広報「わかりました。じゃあチャンピオンチームOKしたということで、ほぼ決定という事でよろしいですね。じゃあ日程の話をさせてください」
丸藤「はえーな!」
亜門広報「丸藤選手は次の参戦が10月の9日、札幌ニ連戦マルスジムの二日目ということは決定してますんで、そこでやらせていただくということでよろしいですね?」
丸藤「はい」
亜門広報「とはいえ私決定権ございませんのでチョット待ってもらっていいですか?男色P!Pどこ!ちょっといいですか?次のタイトルマッチなんですが、今言ったように10月9日にKUDO高梨組が挑戦するってことでよろしいですか?OKみたいです!OKということなので、では10月9日札幌マルスジム大会で、KO-Dタッグ選手権試合、チャンピオンHARASHIMA丸藤正道組対、挑戦者KUDO高梨将弘組決定いたします!」
高梨「ヤダー!帰ろ帰ろ坂口!」
丸藤「(高梨の携帯とWifiを奪い)おい、ベルトとともに、このスマホとWifiを取り返しにこい」
高梨「もういらないいらないいらない、あぁぁぁなんなんだよこの展開こんなんなっちゃってよ、もう俺を晒すな!兄弟帰ろう!ほんとに下げてくれ!早くこの場から去りたい!」
丸藤「スマホは」
高梨「いらないいらないいらない!酔っ払ってよく無くすから!帰ろ帰ろ帰ろ!」
丸藤「これじゃんけん大会する?」
高梨「(フォークリフトで去りながら)無責任に言うなー!」
HARASHIMA「…あの、これ、次こそいつもの感じでしめられるタイミングでしょうか?えー、とんだ乱入者がありましたが、今日勝ったのは僕達です。いつものやついきたいと思います!いつものやついってやるさー!(なんでー?)次、酒呑童子、高梨KUDO、挑戦するけど必ず僕ら、HARASHI丸藤が勝ってやるさー!(なんでー?)今日路上やったけれども、もう丸藤さん、路上であろうとどんな所でもやってやるさー!(なんでー?)一言、何か」
丸藤「よーし、日本だけじゃない、DDTだけじゃない、俺たちHARASHI丸藤、世界中に風を吹かせてやるさー!(なんでー?)」
HARASHIMA「なんでかって?それは、鍛えているからだー!」
<試合後コメント>
高木三四郎&男色ディーノ
三四郎「ディーノ大丈夫か?」
ディーノ「いやなかなか、私達が思っているより適応力あったわね」
三四郎「適応力あったな」
ディーノ「誤算だわ」
三四郎「石灰被せたらこっちの勝ちかと思ってたんだけど、石灰被せたら強くなったな。さすが丸藤正道、方舟の天才、恐るべしだよ」
ディーノ「しかし、DDTの底がここだとまだまだ思ってもらっちゃ困るわ。私はまだまだ手を用意しております。DDTの、とことんを!骨まで味わってもらいます!その覚悟をもって皆さん、今日は笑顔で帰りましょう。家に帰るまでが路上プロレスです」
三四郎「そして丸藤正道!路上プロレス、参戦、ありがとう。まだまだこんなもんじゃねーからなDDT!もっと恐ろしいものを男色Pがテメーに味あわせてやる。楽しみにしてろ。ヒーウィーゴー!(丸藤の入場曲をアカペラで歌い去っていく)」
HARASHIMA&丸藤正道
HARASHIMA「どうでしたか初めての路上プロレス?」
丸藤「いや、あの、今年で俺もキャリア19年なんで、まさか、こんなとこでプロレスやると思わなかったし、痛かったっす。痛いですねほんとに、汚いし。でもなんか気持ちよかったっす」
HARASHIMA「工場でベルトを防衛できて、次は酒呑童子、まあ坂口KUDOが来ると思いきや高梨KUDOで来るみたいなんですけど、僕としては坂口KUDOと逆にやりたいかなと思うぐらいなんですけど、高梨も上手い選手なので、次札幌」
丸藤「札幌は普通のリングですか?」
HARASHIMA「今のところ」
丸藤「そこちょっと確認の上」
HARASHIMA「汚れちゃうんでね(苦笑)」
丸藤「着替えの量が・・・」
HARASHIMA「そうですねわかりました」
丸藤「お願いします」
HARASHIMA「でも僕らね、札幌で頑張りましょう」
丸藤「頑張りましょう。札幌来てくれる人この中にいるのかな?(観客が手を挙げる)いた!すごい!」
HARASHIMA「これから今からチケットとってね、札幌でまたお会いしましょう」
――丸藤選手、一番きつかったのなんですか?
丸藤「一番きつかったの?ディーノのキス」
――石灰より何よりそれが一番きつかった?
丸藤「石灰も熱かったし、なんかあの、プシューってのも鼻に入って痛かったし、最初に腕取られて前転しただけで擦れて痛いし、なかなか過酷でしたけど、まあ結果オーライ」
――HARASHIMA選手は工場初めてでしたが
HARASHIMA「いや楽しかったです」
丸藤「痛かったぁ…」
HARASHIMA「あの、他の路上に比べて汚れ方が、半端ないです。それだけが」
丸藤「コスチュームどうすんの?」
HARASHIMA「ね?どうなんすかね」