PANCRASE289前日計量は全員パス!PANCRASEvsDEEPの対抗戦は開戦前からバチバチ火花を散らす!
8月19日午後、都内新宿区の「HOOTERS西新宿店」にて、「PANCRASE 289」(20日、ディファ有明)の公開計量がおこなわれた。
本戦全14試合に出場する総勢28選手が全員初回でパス。明日への意気込みを新たにした。
20日の大会では、「PANCRASE VS DEEP 5 VS 5対抗戦」がおこなわれる。両団体の対抗戦は、「DEEP DREAM IMPACT」に続き2回目。前回はDEEP勢が勝利している。
両団体の威信を懸けた対抗戦。酒井正和・パンクラス代表、佐伯繁・DEEP代表も壇上に上がった。その中で、DEEPが負けた場合、佐伯代表が丸坊主になり、パンクラスが負けた場合は酒井代表が佐伯代表の「1日付き人」として運転手を務めることに決定。なごやかに握手をしながらも、お互い負けられない火花を散らした。
▼第1試合 フェザー級 3分3R
近藤孝太(ハイブリッドレスリング山田道場/65.85kg)
VS
松岡 嵩(パンクラスイズム横浜/65.45kg)
近藤「勝って、自分の存在をアピールしたい」
松岡「前回KO勝ちしたので、今回もKOで勝ちたい」
▼第2試合 ストロー級 5分3R
八田 亮(ストライプル オハナ/52.6kg)
VS
井島裕彰(GUTSMAN/52.4kg)
八田「いい試合をして、お客さんが盛り上がってくれたら嬉しい。勝ちにこだわって闘う」
井島「今36歳。毎試合毎試合が大事。明日は、八田選手という強い相手だが、思い切りいく」
▼第3試合 フライ級 5分3R
小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A/57.0kg)
VS
上田将竜(緒方道場/57.1kg)
小川「明日はぶっ倒す。見ていてください」
上田「九州にも届くよう、熱い気持ちをもって試合をする」
▼第4試合 バンタム級 5分3R
Richie Vaculik(Gracie Mixed Martial Arts/61.3kg)
VS
藤井伸樹(ALLIANCE/61.5kg)
Vaculik「日本の皆さん、パンクラスの皆さん、今回はありがとう。明日の試合を楽しんでください」
藤井「強い相手に勝てる練習をしてきた。明日はそれをぶつけたい」
▼第5試合 PANCRASE VS DEEP 5 VS 5対抗戦〜先鋒戦 フライ級 3分3R
安谷屋 智弘(闘心/56.8kg)
VS
荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場/57.0kg)
安谷屋「先鋒なので、次にしっかり繋げるため、1本かKOで仕留めたい」
荻窪「バチバチにやり合って、盛り上げて……オレが勝つ」
▼第6試合 PANCRASE VS DEEP 5 VS 5対抗戦〜次鋒戦 フェザー級 3分3R
大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ/65.95kg)
VS
横山恭典(KRAZY BEE/65.8kg)
大原「打撃でバチバチやり合う。DEEPの勝利を期待してください」
横山「いつも通り、自分の動きを出して勝ちたい」
▼第7試合 PANCRASE VS DEEP 5 VS 5対抗戦〜中堅戦 フライ級 3分3R
柴田“モンキー”有哉(BLOWS/56.0kg)
VS
安永有希(東京イエローマンズ/57.0kg)
柴田「対抗戦ということは、それほど意識していない。やることはやって来たので、相手をブッ飛ばしたい」
安永「PANCRASE VS DEEPという意味でも、自分の今の立ち場としても負けられない試合だと思っている。いつも以上に踊りまくって、踊り倒したい」
▼第8試合 PANCRASE VS DEEP 5 VS 5対抗戦〜副将戦 バンタム級 3分3R
北田俊亮(パラエストラ千葉/61.6kg)
VS
瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/61.25kg)
北田「実は、自分のデビューはパンクラスだった。今回、こうしてまたあがれるのが楽しみ。対抗戦は2回目だが、きっちり勝つ」
瀧澤「毎日、自分に打ち勝ってきた。明日は北田選手に勝つだけ」
▼第9試合 PANCRASE VS DEEP 5 VS 5対抗戦〜大将戦 ミドル級 3分3R
桜井隆多(R-BLOOD/83.95kg)
VS
佐藤光留(パンクラスMISSION/84.15kg)
桜井「1人1人が潰し合いになると思う。もちろん、ぶっ倒すつもりでいく。そこで何か感じてもらえるような試合になれば」
佐藤「これからプロレスの試合を1試合して、それから明日のパンクラスに臨む。人に何と言われようと、これが21世紀のプロレス、佐藤光留のプロレスです!
大将戦ということで、芦屋雁之助(※裸の大将)のマネで『パンクラス大好きなんだな』ってやろうと思ってたけど、NGと言われて普通のあいさつになった(笑)。
『面白い試合と言われたい』みたいなコメントもあったけど、面白さを競うのもプロ。もちろん勝つことが一番だけど。
相手は『すごい』のひと言。僕は37歳だけど、相手はさらに9歳上。それで、あのコンディションを保っているのは本当に尊敬に価する。すごいとしか言いようがない。
向かい合ってみると、思ったより背が高いなという印象だった。ハードヒットで一度やっているが、その時より大きくなっている感じ。ハードヒットは僕のフィールドだけど、今回は向こうのフィールドで闘うことになる。
プロレスでも格闘技でも若いヤツがどんどん出て来て、経験を使わないと、と足掻いている。でも、僕はまだまだパンクラスに出たい。あすは何であれ、1本取れたらと思っている。3分3Rなんてもたないから(笑)」
▼第10試合 フェザー級 5分3R
Kyle Aguon(Spike 22/66.0kg)
VS
ISAO(坂口道場一族/66.0kg)
Aguon「また日本に、パンクラスに戻って来られて嬉しい。準備は十分にしてきた。楽しみにしてください」
ISAO「相手は変わってしまったが、カイル選手もBXCの元チャンピオン。楽な試合にはならないと思うが、きっちり仕留めたい」
▼第11試合 ウェルター級 5分3R
佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/77.4kg)
VS
高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/77.5kg)
佐藤「判定なんかじゃ気が済まない。KOか1本で勝つ」
高木「明日は生中継なのでモザイクがかけられない。(録画なら)モザイクがかかるような試合をしたい」
▼第12試合 フェザー級 5分3R
粕谷優介(総合格闘技道場CROWN/65.95kg)
VS
松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜/66.1kg)
粕谷「相手が強いのは分かっている。でも、子供の応援もあるので、しっかり勝つ」
松嶋「過去最高の仕上がり。その姿を見せたい。
今までより走り込みを増やしたりして、試合に向けて良い調整ができた。それも、移籍して環境が変わり、練習に集中できる時間が増えたのが一番の理由だと思う。練習、試合に対する取り組み方も変わった。
相手はさすがにUFCで闘っていた選手だけあって、身体も作ってきていた。でも、その分、こちらの気持ちも上がった。
明日もセコンドは北岡(悟)さんと(ロッキー)川村さんにお願いした。お2人には、常日頃のアドバイスや細かい注意点を教わっている。丁寧にやるというアドバイスも大きくて、それを大事に練習してきた。それを出したい。
最近、自分のファイトスタイルが出来上がってきている。明日見てもらえば分かると思う。
明日は地上波の中継があるのも魅力。有名な選手がたくさん出ているのに、自分がこの位置に選んでいただけて光栄。プレッシャーもあるけど、その分、魅せる試合をしたい」
▼第13試合 セミファイナル ストロー級 次期挑戦者決定戦 5分3R
小塚誠司(FREEDOM@OZ/52.6kg)
VS
室伏シンヤ(SUBMIT MMA/52.6kg)
小塚「明日はメインとセミでOZの選手がやらせていただき光栄。室伏選手もマモル選手も強いのは分かっているが、自分も仙三もきっちり勝ってOA祭りにしたい。大きな花火を打ち上げます!」
室伏「セミなのに、あまり注目されていない感じ。でも、きっちり勝って挑戦権をつかむ」
▼第14試合 メインイベント フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R
仙三(FREEDOM@OZ/56.65kg)
VS
マモル(シューティングジム横浜/56.55kg)
仙三「アピールするところはいっぱいあって、言葉では表しきれない。でも、今自分が一番強くなっている実感がある。明日、見てもらえば分かる。必ず勝って、すごい試合を見せる自信がある。『仙三の試合に外れなし』と言われたい。明日は王者にふさわしい試合をして、ベルトを巻く」
マモル「メインに選んでいただき光栄。明日は、防衛ボーナスをきっちり取って、アラフォー世代の励みになるような試合をしたい」
団体の対抗戦、タイトルマッチ、次期挑戦者決定戦と盛りだくさんな大会。さらに今年のネオブラッド・トーナメント決勝もおこなわれる。
チケットは完売しているが、立ち見席も僅かながら用意される可能性があるとのこと。生で熱い空気を感じたくなったら、早めに会場へ!
(写真・文/佐佐木 澪)