大仁田vs諏訪魔の初・電流爆破マッチが実現!破れた大仁田は全日本プロレス8・27両国大会での雪辱戦を要求!

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 ついに、全日本プロレスのトップ選手である諏訪魔が電流爆破のリングに上がった。

 これまで、大仁田厚は新日本プロレス、プロレスリング・ノアといった2大メジャーのマットで爆破マッチを実現させてきた。全日本では秋山準社長の猛反対でかわなかったが、自軍のリングで実現させたのだから、3大メジャー団体での爆破マッチ完全制覇を果たしたも同然だ。
 全日本2・19甲府で勃発した大仁田と諏訪魔の遺恨が、紆余曲折の末、電流爆破で雌雄を決することになったのだ。

 7月16日、大仁田興行・横浜ヨット協会横特設リング大会で、大仁田&雷神矢口&リッキー・フジの大仁田軍が、諏訪魔&青木篤志&KIYOSHIのEvolutionを電流爆破バット6人タッグデスマッチで迎え撃った。
 特別レフェリーは、はぐれ邪道軍のケンドー・カシン、サブレフェリーはブラック・タイガーⅦが務めた。
 最初に爆破バットを手にしたのは、意外にも諏訪魔だった。諏訪魔が大仁田めがけてバットをフルスイングすると、けたたましい爆音とともに、激しい火花が飛び散った。カウント2でクリアした大仁田は、息を吹き返すと、諏訪魔に毒霧を噴射。視界を奪われた諏訪魔は、背中に大仁田の爆破バット攻撃を食らい初被弾。それでも、なんとかカウント2で返した。
 すると、レフェリーであるはずのカシンが諏訪魔を羽交い締めにして、大仁田が爆破バット攻撃を見舞おうとするも、青木がカット。そして、再び爆破バットを手にした諏訪魔がリッキーを一撃し、3カウントを奪取。全日軍が勝利するも、カシンは負けた大仁田の手を挙げるナゾの行動に出た。

 怒った諏訪魔は「今のはオレの勝ちじゃないのか。レフェリー、おかしいじゃないか。いつかケリをつけてやるよ。楽しみにしてろ!」とマイク。
 大仁田と諏訪魔がにらみ合うと、カシンが「文句があるなら、8月27日、両国(国技館)でやってやるよ!」とやり返した。
 大仁田は「全日本をちゃんと電流爆破のリングに上げました。諏訪魔クンよ、そんなに悔しけりゃ両国で最終決着をつけようじゃないか」と、カシン発言を後押し。
諏訪魔は「全日本にアンタのプロレスは必要ない」と拒絶すると、大仁田は「おもしろいことを言うな。だったら、アジアタッグの防衛戦をやらせるな」と言い返した。

 バックステージに戻った諏訪魔は、「爆破がダメージがあるというのは想定外だった。ものすごい破壊力だった。それは正直驚いた。ただ、これがプロレスかって言ったら認められないよ。明日は3冠戦があるし、3冠戦こそプロレスだって証明したい。全日本に大仁田は必要ない。ただこんなんじゃ終われない。こんなんで、終わりますかとか言えない。まず明日の3冠戦、それに向けてベストを尽くしたい。言い訳したくないし。両国? 勝手なことを言うな。両国でやりたい相手がいるよ。このスタイルは全日本にはいらない。今日は大仁田のフィールドだからいいよ。こんなの全日本でやられたら、レスラーも関係者もお客さんも納得しない。納得するアジアの試合すりゃあ、よかったじゃないか」と話し、敵陣にかぎり、大仁田との抗争を継続する意向を示した。

 かたや、大仁田は「正統派って言うけど、毒霧を2回かけたのは全日本。ボクは1回しかかけていません。全日本に大仁田はいらないって、オマエらだってやってんじゃないか。8・27両国には、どんなことがあっても、大仁田、カシン、BタイガーⅦで乗り込みます。全日本は絶対に両国を成功させなきゃいけないわけだから。全日本にオマエはいらないって、だったらアジアにオレを呼ぶな。防衛戦させんな。防衛戦が半年も延びたのは渕(正信)さんの体調が悪かったんだろ。両国、ボクはあきらめません」とコメント。あくまでも、8・27両国での雪辱戦を要求していく意向だ。

 また、大仁田が8月5日(現地時間)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアでのCZW、フライヤーズ・スケート・ゾーン大会でのマット・トレモントとの電流爆破デスマッチについて言及した。
「オレはハードコアのワールドチャンピオン。トレモント! オレはそこに行って、オマエを倒す」(大仁田)
 米国遠征に帯同する矢口は「ミスター・ポーゴはこの世を去ったが、別のポーゴがやってきた」とし、ミスター・ポーゴ2世は「てめえら、全員ぶっ潰してやる」とコメントした。

『電流爆破夏祭りin横浜~邪道軍vs全日本プロレス~』
日時:7月16日(日)
開始:18:00
会場:神奈川・横浜ヨット協会横特設リング
観衆:898人(超満員札止め)

▼20分1本勝負
○守部宣孝
5分13秒 フェースロック
●藤井健一

▼20分1本勝負
○佐野直/佐瀬昌宏/ショッカー
8分4秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
●雷電/友龍/長瀬館長

▼30分1本勝負
○ウルトラ・セブン/ワイルド・セブン/高杉祐希
11分50秒 卍固め
ワイルド・ベアー/ワイルド・シューター2号/●大野“ワイルド”翔士

▼45分1本勝負
ミスター・ポーゴ2世/○橋本友彦
9分47秒 XCT→体固め
松崎和彦/●下田大作

▼60分1本勝負
○ミス・モンゴル/ミス・コハル
13分4秒 カンバヤC
●中野たむ/唯我

▼邪道軍vs全日本プロレス~電流爆破バット6人タッグデスマッチ 時間無制限1本勝負
○諏訪魔(全日本)/青木篤志(全日本)/KIYOSHI
15分48秒 電流爆破バット攻撃→体固め
大仁田厚/雷神矢口/リッキー・フジ(K-DOJO)

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