【試合結果】1・15 Beginning新木場大会 堀田祐美子vs万喜なつみ 中森華子&真琴vs安納サオリ&中野たむ
『Beginning Act14』
日程:2017年1月15日(日)
開始:18:30
会場:新木場1stRING
観衆:200人
▼タッグマッチ20分1本勝負
●角田菜穂/賀川照子
17分6秒 アルカンシェル→片エビ固め
日里麻美/○あきば栞(フリー)
▼高瀬みゆきデビュー戦 シングルマッチ15分1本勝負
●高瀬みゆき
6分14秒 熟女でドーン!→体固め
○チェリー(DDT)
▼タッグマッチ30分1本勝負
安納サオリ/●中野たむ
13分49秒 シャイニングウィザード→片エビ固め
[真華不思議]○中森華子(JWP)/真琴(REINA)
▼シングルマッチ30分1本勝負
●万喜なつみ
10分14秒 ピラミッドドライバー→エビ固め
○堀田祐美子(フリー)
堀田祐美子が万喜なつみを認めるピラミッドドライバー!RIZINに乱入したアルファ・フィーメルに「来るなら来いよ」!
オープニング
『AsG』によるダンスから、アクトレスガールズによるパフォーマンス。1月ということもあり和装をイメージした衣装で会場を盛り上げた。
第1試合
先発はあきばと賀川。まずは睨み合いロックアップには行かずリングを回る。手4つに行くかに見せかけて行かない“絶対独身彼女”の二つ名をもつ
賀川に会場から「めんどくせぇ女」と野次が飛び、賀川は角田にタッチ。
角田は腕を伸ばすがあきばは届かず。あきばはボディブローからコーナーにのぼって手を伸ばし手4つ。リストの取り合いからあきばがバックエルボー連打で逃れヘッドロック。突き飛ばして逃れようとした角田だったが、アキバはドロップキックでふっ飛ばしフォール。これは2。
あきばはアームホイップからフェイスロック。変形サーフボードストレッチから弓矢固めで反りあげようとするが、重いため上がらずあきばは走り込むが角田はボディにラリアットで迎撃しフォールも2。
角田はロープに飛ぶが、なぜか賀川が羽交い締めにして強制的にタッチ。
賀川は「そこの小さなお嬢さん、怪我はないですか」と手を伸ばすが、あきばは「ババアじゃねーかよ」と顔面を張る。賀川は強烈なエルボーから「このチビ殺すぞ」と言って投げようとするがあきばはボディスラム。フォールも2。
あきばはヘアーホイップ連発からサッカーボールキック。さらにヘアーホイップでロープに叩きつけるとコーナーに座らせ顔面を踏み潰す。ぐったりした賀川の顔面にフロントキックからボディスラムからフォールも2。あきばは再度ボディスラムからフォールも2。あきばが投げようとするが、賀川がボディスラムで返しフォールもすぐに抜けたあきばがドロップキックを叩き込んでフォール。返されると日里にタッチ。
あきばがカニバサミから日里とおてんばダッシュ。日里はあきばと同じようにヘアーホイップからコーナーに押し込み顔面を潰すと、これも同じようにボディスラム。「同じじゃねーかよ!」と叫ぶ賀川にかかと落としを叩き込んでフォールも2。
賀川はストンピングから前蹴りを連発し転がすと、エプロンのあきばの髪を掴んでリングに引きずり込みブレーンバスター。角田に「お前も助けに来いよ」と頭をはたきタッチ。
角田が渋々リングに入り、日里をコーナーに叩きつけ踏みつけストンピング連打。角田は首投げからフォールも2。
エルボーの打ち合いから日里がハイキック。耐えた賀川が「来いよ」と挑発しエルボー合戦。日里はエルボー連打からかかと落とし。フォールも2。日里はあきばにタッチ。
あきばはドロップキックからフォールも2。あきばはコーナーに振ると角田はコーナーに登り走り込んできたあきばにぶら下がり首4の字。これを離すと腹に乗っていき、あきばの髪を掴んで引き起こすとコーナーに降って走り込む。、だfがあきばが足を伸ばしてカットするとお返しとばかりに首4の字。あきばはこれを離すとダイビングクロスボディを狙うが、避けた角田が横入り敷エビ固め。返されるとスクールボーイ。再度スクールボーイも2.角田が走り込むも、あきばは髪を掴んで引き倒しローリングセントーンを投下。フォールも賀川がカット。
あきばはエルボー連打から走り込むも、前蹴りでカットした角田がボディスラムで叩きつけフォールも2。
あきばは膝蹴り連発からエルボー。アルカンシェルを叩き込んで3カウント。
第2試合
高瀬みゆきはデビュー戦。チェリーもしっかりと握手し試合開始。
高瀬はロックアップからロープに押し込みエルボー連打。さらにドロップキックで倒しフォールも2。
チェリーは腕を巻き込みバックキックで顔面を蹴りつけると、ドロップキックからマウントでエルボーから後頭部をリングに叩きつけていく。チェリーは腕にエルボーからギロチンドロップ。そのまま腕ひしぎを狙うが高瀬はロープへ足を伸ばす。
チェリーはストンピングから首投げ連発。髪を引き抜き吹き飛ばしていき会場から大ブーイング。チェリーが走り込むも高瀬はスクールボーイで返すが2.チェリーはボディブローから足を刈って倒しストンピングから逆エビ固め。高瀬は必死にロープへ這う。
チェリーは背中にストンピングから「どっこいしょ」と大外刈りを狙うが、高瀬は突き飛ばして倒すとエルボー合戦へ。高瀬は担ごうとするが着地したチェリーがスリーパー。高瀬が切り替えしてスリーパーもチェリーはコーナーに下がり潰して逃れ、串刺しヒップアタックから巴投げで叩きつけフォールも2。チェリーは腕ひしぎからフォールも2。
チェリーが走り込むが高瀬はスクールボーイ。返されると担ぎ上げてカミカゼからボディスラムで叩きつけフォールも2。
チェリーは熟女でドーン!からフォールも2。チェリーは熟女でドーン!3連発からフォールし3カウント。
トークショー
休憩明け、本間多恵と新井みずかによるトークショー。新井みずかの横断幕が今日から会場にかけられていて、みずみずはそれを見つけると感動し記念撮影。
先程デビュー戦を終えた“太陽から生まれた不死鳥”高瀬みゆきを呼び出す。
高瀬「沢山の声援ありがとうございました。ちょっと色んな感情がまだ入り乱れていて、私ずっと決めてたんです。ベテランのチェリーさんですから、対等にしてしまったら敵わないと思って絶対奇襲って決めてたんです。いきなりドロップキックがきまって、不死鳥ですから飛んで。(入場舞ってたね)セコンドの多恵さんのみゆきー!って応援めっちゃ聞こえてきて、ここで倒れてらんないって思いました」
(高瀬みゆきの同期である五十嵐乃愛を呼び込む)
乃愛「すごく感動しました。今日みゆ姐地に足がついて無くて、右手と右脚が一緒に出ちゃうんじゃないかというぐらい変で、こっちにまで緊張やら不安やらが伝わってきてそれを知ってて、いざリングに上ったら目つきが全然違って、ほんとに数時間前までのみゆ姐どこいったのってぐらいリングで覚醒して、一緒に練習したはずなのに知らない技ドンドン決めてて、あなた誰というぐらい知らない技決めてて表に努力とか不安とか出さないけど、すごい見えない所でやってきたんだなと思ったら凄い試合中泣きたくなりました」
高瀬「私多分乃愛ちゃんに自分のやるせない気持ちとかポロポロこぼしてるの多くて、ほんとに出来ない悔しさとか乃愛ちゃん聞いてって。唯一こぼせるのが乃愛ちゃんだったんですよ。すごいその気持ち知ってくれてるんで」
乃愛「知ってるからこそすごかった」
高瀬「ほんとに私は乃愛ちゃんを尊敬していて、さっき見せないって言ってくれましたけど、しんどいことも苦しいことも嫌で、新人は50回でいいよって言ったら50回でピタって止めるのに、乃愛ちゃんは先輩について51回でも53回でもやるんですね。同じように上を目指してる先輩がいて、私は昔スポーツをやってたんですよ若い頃。学生の頃。乃愛ちゃんは一切やってないのにそうやって頑張ってるから、乃愛ちゃんから勇気をもらって頑張ってたっっていうのもあるんですよ」
乃愛「語りだしたら止まらないですよ」
多恵「同期ってそういうもんだと思うし、嬉しいとかいう反面、悔しい思いもすると思います。次は乃愛の番だから、待ってるよ。乃愛のデビュー戦もぜひぜひ見に来てください、よろしくお願いします」
高瀬「ほんとに今日は皆さんの応援がよく聞こえてたくさんパワーもらいました。これからもアクトレスガールズ、そして高瀬みゆきをよろしくお願いします」
第3試合
REINA世界女子&IWA三冠&WUW女子の五冠王者である真琴と、JWP認定無差別級王者である中森華子のタッグチーム“真華不思議”に安納サオリと中野たむが挑むチャレンジマッチ。
アクトレスガールズが急襲しロープに振るとショルダタックル。たむが華子をコーナーに振り、安納が串刺しニー、たむが串刺しラリアットを叩き込んで、華子を正面ロープにくくりつけると顔面を踏みつける。真琴がカットし、たむをロープに振るとダブルのビッグブーツからダブルの大外刈りで倒し華子のギロチンと真琴のフットスタンプの同時投下。
華子がアームホイップからボディスラムで叩きつけてフォールも2。華子は真琴にタッチ。
真琴はビッグブーツ。さらにビッグブーツからフォールも2。真琴はキャメルクラッチ。これを離してフォールも2。真琴は華子にタッチ。
たむのラリアットを避けた華子がコブラツイスト。たむは必死にロープへ。華子はサッカーボールキックから逆エビ固め。たむはロープへ。
華子は走り込むが、たむは避けてランニングボディアタックで迎撃し安納にタッチ。
安納は次々ショルダータックルからランニングエルボーも、避けた華子が前蹴りから真琴とダブルのチョップで倒す。
安納は走り込んできた二人をDDTで叩きつけて二人まとめて鎌固め。これを離すと真琴を場外に蹴り出し華子にフィッシャーマンスープレックスホールド。返されるとコーナーに登るが、華子がデッドリードライブで叩きつける。
華子のローと安納のエルボーの打ち合いから華子がネックブリーカーどいロップで叩きつけギロチンドロップ。華子は真琴にタッチ。
真琴はダイビングクロスボディアタックからダブルニードロップを投下しフォールも2。真琴はWWニーも、これを避けた安納が安納式4の字固め。真琴はロープへ必死に這う。
安納がストンピング連打も真琴がフロントネックロックからロープに顔面を叩きつけロープを蹴り上げる。
真琴が走り込むも安納が担いでサイドバスター。さらにフィッシャーマンスープレックスホールドも2。安納はたむにタッチ。
たむはセントーンからフォールも2。たむはランニングボディアタックを連発しフォールも2。
たむはフットスタンプ。真琴は立ち上がるとブレイジングチョップからコーナーに振って走り込むが、トラースキックで迎撃したたむが担ぎ上げるも着地した真琴がスクールボーイ。返されると後頭部にフットスタンプからフォールも2。真琴は華子にタッチ。
華子は顔面を蹴り上げ、ランニングケンカキックからフォールも2。
華子はローからミドル、水面蹴りと繋げて倒すと腕ひしぎ。これは安納がカット。
真琴がランニングエルボーから華子がガットショット、真琴がWWニーを投下し、華子がミサイルキックでふっ飛ばしフォールも安納がなんとかカット。
華子はコーナーに登るも、安納が正面に組み付きブレーンバスターで投げ捨てるとたむがアルゼンチンバックブリーカー。そのままバックフリップで叩きつけてフォールも2。
たむは髪を掴んで起こすとエルボー連打。華子はミドルキックで膝をつかせるも、たむは雄叫びを上げてエルボー連打。更にミドルキックをガードし胴回し回転蹴りを叩き込んでフォールも2。
たむはコーナー下にセットしダイビングセントーンを投下。フォールも真琴がカット。
たむのハイキックを避けた華子がバックをとると、そこへ真琴が無気力キックを放つがこれが誤爆。たむはフォールも2。
たむは走り込むが華子がビッグブーツで迎撃しフォールも2。華子と真琴はサンドイッチケンカキックから華子がシャイニングウィザード。これで3カウント。
真琴「突然すいません、私真琴と申します。突然なんですけど、来週の19日木曜日、REINAの大会がありまして、私の対戦相手が決まっておりません。中野たむさん、来週の木曜日夜スケジュール空いてたりしますか?」
たむ「空けます!」
真琴「ありがとうございます!じゃあ決まっちゃいました!19日の木曜日、真琴対中野たむ決定!やった!中野たむさんファン来週も新木場来てくださいね。よろしくお願いします」
第4試合
年末格闘技RIZINで欠場した神取忍の代わりにギャビ・ガルシアと闘った堀田祐美子が2017年初試合。対する万喜なつみとは一年ぶりのシングルマッチとなる。万喜なつみはコスチュームが盗まれたとのことで、一年前のコスチュームで登場。
手4つからなつみがガットショット。腕を取りロープ渡りを狙うが、堀田はその腕を振り払いなつみがコーナー上でバランスを崩す。なつみは堀田を睨みつけるとリングへ戻りロックアップ。堀田はロープに押し込むが、なつみは体勢を変えエルボー連打。だが堀田がロープへ振って、なつみは走り込むと側転からドロップキック連発。堀田はそれを受けきり顔面にストンピング。堀田は髪を掴んで引き起こそうとするが、なつみはスクールボーイも堀田は腕ひしぎで切り返す。なつみはロープへ足を伸ばす。
なつみは飛び込んでスクールボーイ。さらにガードポジションからエルボー連打。堀田は下からその腕を獲ろうとするが、逃れようとしたなつみにボディシザース。なつみは後ろにのけぞりフォールもすぐに堀田は返す。なつみは膝にエルボーを入れていくが、堀田は離さず。暴れたなつみがマフラーホールドを狙うが、ロープを掴んだ堀田になつみはストンピング連打。なつみは堀田の足にストンピング連打からマフラーホールド。堀田はロープを掴む。
その堀田をなつみはスライディングキックで場外に叩き出すと、コーナーに登り場外へダイビングクロスボディ。なつみはリングに堀田を戻すと改めてダイビングクロスボディを投下しフォールも2。
なつみはクリストも、堀田は力技でその動きを止める。なつみはそのままコルバタでロープにもたれさせ619。倒れた堀田にダイビングボディプレスを投下するが、足を伸ばして堀田がカット。
腹を抑えて場外に転がり出たなつみを堀田は追って場外で蹴り上げる。そのままなつみを客席に叩き込み場外を連れ回すと、チェーンを首に巻き鉄柱に叩きつける。さらにチェーンを引っ張り花道に連れていくと低空ブレーンバスターで叩きつける。
ぐったりとするなつみをリングに投げ入れコーナーに座らせると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
再度フォールしようとした堀田をなつみがスクールボーイで2。なつみはロープに飛ぶが、堀田は追走ボディスプラッシュからフォールも2。
堀田は担ぎ上げるが、着地したなつみがスクールボーイ。返されるとヨーロピアンクラッチも2。
なつみはバックを取るが耐えた堀田にスクールボーイも2。なつみはバックを取るが、堀田はコーナに下がり潰すと、走り込んで来たなつみにナックル。堀田はピラミッドドライバーで叩きつけて3カウント。
エンディング
堀田「新年早々、なつみとシングル私がお願いしてやりました。実現したということで、なつみとはあのちょうどアクトレスに関わったことがキッカケで、なんか心に、通じるものがあったことからアクトレスを教えてこのリングに上って、そして私は今年一発目、私の試合もそうなんですが、アクトレスのリングでなつみと一回やってみたいなと。どれぐらいになってるのかなという所で、やっとね、プロレスラーとして私の技が打てるなと、そう私は。今年は、うん、なつみとシングルをやっている意味を出してやろうと。どう?受けられた?まあ私のね、今年の目標は本物、本物ということを心に叩き込んで、去年の暮のRIZINというものに出て、どうなのかな?結果的には悔しいよね。そんなの満足するわけないよ。でも得たものは絶対あるし、だからこそ本物を言えて、だから私がお前らに本物教えてやる。本物をね、本物って本物やったことがないと語れないことなんで。その本物をお前らに伝授していってやるよ。だから、アクトレスガールズ、去年みたいな中途半端なことしてる奴ら居たらリングに上がんな。そんな気持ちでは本物にはなれない。その気持ちでやる気持ちがあるのかお前ら?今年ね、女子プロレスの一番心に感じるものを、皆さんに見せていこう。皆さん!今年もアクトレスガールズ応援よろしくお願いします」
全選手がリングから去った後、最後に新井みずかリングアナがリングに上がりエンディングコール。
全選手がリングに集まり、万喜なつみに肩を貸し堀田が改めて登場。チェリーを呼び忘れていた事に気づき、新井みずかが本気で謝罪しながらチェリーを呼び込む。
選手を代表して安納が「2017年アクトレスガールズの目標は決まってます。本文もになります!皆さんの覚悟は良いですか?みなさんもついてくる気合はありますか!おっしゃ、そんな感じで2017年突っ走っていくんでよろしくお願いします!強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」と叫ぶと、会場が暗転しハッピーバースデーが流れる。
誕生日ケーキを安納となつみが持って現れ堀田に「お誕生日おめでとうございます!」とケーキを差し出し、堀田は苦笑しながらろうそくを吹き消す。堀田を囲み、改めてたむが「強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」としめ2017年一発目のBeginningは終了した。
<試合後コメント>
堀田祐美子
「2017年一発目の試合、やっぱり私はなつみとやりたいって。それは試合をどうだから、見せるとか良い試合が出来るとか互角に闘えるっていうのはないけども、やっぱりそういう彼女に対しての一年間を振り返ってと、一年間の成長というものが感じられればいいんじゃないかなと。だからそうだね、まあ私がなつみと闘った事からの流れ、繋がりで今があるので、それはやっぱりなつみになんかしてあげたかったから、私もそういう意味では私もRIZINに出て一発目だったし、それがなんか彼女に伝わったらいいなと、なんかそういう気持ちを伝授というか、私が闘ったことで、私がピラミッド(ドライバー)を打ったのもそういう気持ち。
中身はどうでもいいし、私がやることに関して彼女が私に対してどんだけ前とは違う自分なんだという部分が出ればいいこと。あとはプロレスラーとして、合格っていうものを私の技であげた。だからピラミッドは必ず、最後は必ずピラミッドで決めるっていう。それはファンの人は思ってなかったと思うし、一発で説得力っていうのがあったかなと。最後それで決めたっていうのがなつみに対しての私のご褒美だよね。だからそれで、あの子があーって感じただろうし、ここから一発の重さっていうのを胸に刻みながらもう一回今年一年新たになつみっていうものを進化させてもらいたいなと」
――実際成長は感じました?
「それはしてますよね。だから、成長してるのはわかってる。彼女の試合は見てるし、評価も聞いてるし、そんなのは十分私は感じてたし。それがケジメみたいな。私の技を、ピラミッドを受けた事から自信を持って、胸を張って今年一年ちゃんとアクトレスガールズを引っ張れという気持ちで技をかけてあげたかった」
――堀田さんは一年間アクトレスガールズに関わってきて手応えは感じていますか?
「それはそうでしょう、一年前とは全然違うよね。それは見てる人はみんなわかってるわけであって、私が語るよりも見てるファンの人、お客さんが一番感じてると思うし。私とほんとに互角で闘うって事って、後何年かかるのか、今年なのかわからないけども、でも、確実にね、成長してるし。やっぱり努力してる人は変わってるよね。でも努力してない人は変わってない一年たっても。だからそういう所を、ほんとに危機感持ってやっていかなかったら、持ってる人もいるし持ってない人もいる。そこで今年からは新しい子もデビューしてとかどんどんしてくると思うし、そうなった時にヤバいなとか皆が感じあって、闘い争っていくような事をしなくてはいけないしなっていくでしょう自然と。だからダメなものはダメ、良いものは良いって事を一年経ったんだから自分に厳しく皆思って欲しいなと。ダメな奴はダメで置いていくし、良い奴は良いってちゃんと評価していかないと、今年女子プロレス界はだんだん流れが変わってくると思うし、いい方向には行ってるすごく。だからそのいい方向に行ってる所の波に乗っていかなかったらいけないし、それが私はアクトレスもチャンスがあると思うしそこにのってもらいたい。だから私はどんどん、去年の暮れからイベントとか他の団体とかにやっぱりそれは参戦させてきてるし、そこの所を皆が自覚して、もっともっとやっぱり、なんていうのかな?一年前のアクトレスガールズじゃダメだよっていうところを、今年からその部分が厳しくなってくるんじゃないのかな。みんなに対しても。ただそこで、生き残るかっていうところ。ふるいにかけられて残るか残らないかっていうところが、今年一年でアクトレスガールズがまた変わる時期じゃないかなと。チャンスは絶対あるから、チャンスをものにした者だけが残ればいいんじゃないかな。だってダメな事をやっててそれが評価されるかって言ったら評価されないわけだから。そこの所で、なつみには、そういう私からの正月、新年始まってのお年玉だねピラミッドが。ちゃんと重さを実感して、今年一年頑張ってもらいたいなと思います」
――堀田さん自身の今年の抱負は
「やっぱりリングに上ってる以上、ただね、先輩だからって言ってあぐらをかいているつもりもないし、それだからこそやらなくちゃいけない、やっぱりそういう後輩にも背中を見て歩いていってもらいたいし、ただそこが私が50歳になって、それでも皆が堀田さんって言ってすごくこないだ感動してくれた、私もそうなりたい本物になりたいっていうのを私が年末にそれを身体で表現できたというか、RIZINのリングに立てたから皆にそれを証明できたんで、そういう私でいつも居たいなって。リングに上ってる以上は。自分もすごく思い知らされたこともたくさんあるし、だからこれからも自分らしくまたね、ああいう闘いも出てみたいなっていうのもあるので、それはトレーニングやっていくし、私がやることで皆もやりたいって、教えてくださいって来てるし、そこも成長なんじゃないかなって。だから私が言う本物っていう所は、絶対になんでも本物ってあるし、プロレスだけじゃなくて。だからアクトレスガールズも本物を目指して行ってもらいたいなって。だからこそ私がやってるその総合格闘技を見て、彼女たちがまさかやりたいって言うと思わなかった。皆教えてくださいって、ちょっと蹴り今練習してるんですとか、練習に行きたいんですけどとか、ほんとに?って言ったらやっぱり感動したってあれが。だから感動するっていうことは、何に感動するかっていう、ほんとの本物じゃないと感動しないんだよ?偽物、今感動するものがない、だからこそ私はアクトレスガールズでもそういうものを極めて欲しいなと欲が出てきたよねどんどん。だからそこに、あとは気持ちだと思うし、みんなの気持ちがモチベーションが上がってきてるっていうことはすごく良いことだと思うし、だからなんだろうな?人間やると決めたら絶対やると思うし、その考えがアクトレスガールズっていうのが一年前と今で変わったって事じゃない?その成長は本当にすごいと思うし、だからそれを私がテンションを上げさせて、私のモチベーション上げたら彼女たちもついてくるので、だから私が頑張らないとあの子達もやっぱり私を信用してくれてるので、そこは私がここでダラけたら彼女たちもね、そういう気持ちで私も後輩たちのそういう憧れるプロレスラーでいたいなというのが今年の私の一年の目標ですね」
――実際にギャビ・ガルシア戦の後の反響は大きかったですか?
「そうだね。だから、やっぱり皆感動したって言う。でも私に言う人は私の味方をする仲間であって、やっぱり賛否両論だと思うし、その賛否両論にね、名前が上がるって事は私は逆に良かったなと思うし、だから格闘技をやってきてよかったし、私のそのプロレス?今までやってきた31年やってきた中で、格闘技っていう、総合格闘技っていうものは消しても消えないものであって。本当に辛かった。練習から何から試合から、なんで私がプロレスラーなのにこんなことやらなくちゃいけないんだって。だけど、それをやってきたからこそ今があるっていう。そこをやっぱり努力してきたからこそ今があるから、この歳になってもプロレス続けてられるのもそこだし、だから良かったなと、ほんとに総合格闘技さまさまだと今はその気持ちです」
――試合後にアルファ・フィーメルが乱入してきましたが、堀田さんの中では今年どこかでフィーメルとの闘いというものはあるのでしょうか
「何あの外人って話だけど。わかんない、何?って。誰がどうかわかんないけど、ね?どっかのレスラーなんでしょ?」
――スターダムの元チャンピオンですね
「まあでもいいんじゃない、そういう子たちがやりたいって上がってきて、だからいつでもいいんじゃないの?やってやるよって話だよほんとに。名前も知らないし、それでも上がってきた度胸はあんじゃないの?今後そういう中では色々と、色んな対戦もできるし、いつでも出てやるよって」
――それは総合格闘技の舞台で?それともプロレスのリングで?
「なんでもいいよだから。なんでもやるよ。だから、次神取さんがもう行くってなってる私の中でさ、なんであいつが来んだよコノヤロウっていう。だからそういうわけのわかんないやつっていうのは世界中いっぱいいるわけだから、まあいいんじゃない?来るなら来いよって話だよ」
万喜なつみ
「(号泣しながら)一言で言っちゃうとちょっとサボっちゃったのかなという感じがします。サボったっていう感じがすごくしてます」
――練習を?
「今日の試合終わった時に、やっぱりなんか他団体さんですけど、5★STARとかやってた夏の時に比べたら自分が落ちてる感じがすごくして、結構年末から感じてたものではあったんですけど、でもこうして堀田選手がこうして試合来んでくださったことで、やっぱり一年間で全然一年前と違うことをしてきた自分を出したいって思ったし、素直に嬉しかったんですけど、でもなんか、それが全然出せなかった気がして、悔しさしかないです」
――堀田さんは最後ピラミッドをしたのはお年玉だと言ってましたが、ある意味認めてもらえたんじゃないかと思います
「嬉しいです。やっぱりレジェンドの方にそう言ってもらえたことも、技を出してくださるところまで行ったという所は素直に喜びたいと思います。だけど、自分の中ではやっぱり全然足りて無くて、同い歳でもSareeeさんとか近くで見てるとやっぱり全然自分がダメだってわかるので、もう悔しくて悔しくてしょうがないんですけど、これが一年の始まりで、こっから一年が始まるので、バネにしようと思ってます。絶対に堀田選手から3カウントとりたいし、堀田選手じゃなくてももっと色んな選手をリングに沈めたいです」
――振り返ってみて一年間で相当色んな事ができるようになったと思いますが
「ありがとうございます。でもまだまだ頑張りたいと思います。バネにします。あー悔しい」
――2017年の目標は
「まだアクトレスにはベルトがないんですけど、でもベルトを絶対とりたいなと思っていて、他団体さんでも。ベルトがやっぱりプロレスラーの勲章な気がするので、腰に巻きたいなという気持ちがあります。気持ち的にも体力とか実力的にももっともっと目に見えるほど強くなって、若手の星ってなれるように頑張りたいと思います」
――堀田選手の大晦日の試合を見て感じるものはあったのでしょうか?
「そうですね、RIZINは堀田さん、私達から見たらあんなに大きい堀田さんが、もっと大きい方と闘ってる時の堀田さんの顔とかが、やっぱり私達に向けられる顔とまた全然違って、堀田さんが私達と同じ側というか、挑戦するような側だった堀田さんを初めて見たので、すごくこっちも緊張したし涙がとまらなかったし、そこでロープワークをし始めた時の堀田さんのプロレス魂というのには本当に心が震えました。ずっと叫んでたんですけど、すごい強いなと。その強いなって私達が言っちゃうとあれですけど、全然違うんだなというのを感じました」
――リング上では堀田さんと安納さんが「本物を目指す」とおっしゃってましたが、万喜さんの中での本物というのはいかがでしょうか?
「リングに立つ以上は本物じゃないものを見せてはダメだと思ってずっとやっては来たんですけど、ほんとの意味で本物というものを皆がわかってるかっていったらまだアクトレスは全然わかってない子達自分も含めていっぱいいるので、そこは心の底から本物っていうのはどういうものなのかっていうのは皆で感じていきたいなって思ってます」
――昨年後半は他団体に出ることが多かったですが、今年も他団体で闘っていきたいですか?
「そうですね、他団体さん、できればアクトレスでももっと試合数を、興行数を増やしていけたらいいなって思うんですけども、やっぱり他団体さんに出ることでまた違った空気感とか色んな選手と当たること出来るし、色々学ぶことできるので、まだまだ出させていただけたらなと思っています」
――堀田さんが本物を体験しないと本物になれないと言っていた中で、ピラミッドを出したということは本物になって欲しいというこの子なら伝わるだろうという親心を感じたのですが
「嬉ですね、そこは素直に嬉しいし、ちょっとでも期待してくださったりもっと伸びて欲しいと思ってくださってるかもしれないって思うと、絶対に期待を裏切れないなって思いもあるし、それに答えたいし抜かしたいって気持ちも倍増するし、これからその期待を裏切るような練習もできないし、プレッシャーでもあるけどそういう機会を与えてくださるのはありがたいなと思います」