【会見】JWP所属ラストマッチとなる中島安里紗が「ベルトを持って出ていく」と宣言!美兎が引退試合への思いを語る
22日(木)14時より、赤坂・ふらっとんカンティーナにてJWPが記者会見を開き、12・28後楽園ホール大会に出場する各選手がそれぞれ意気込みを語った。
『JWP-CLIMAX 2016』
日程:12月28日(水)
過剰:東京・後楽園ホール
開始:18:30
▼ヤングパワー炸裂!! 15分1本勝負
ライディーン鋼/柊くるみ(アイスリボン)
vs
山下りな/田中盟子(ディアナ)
くるみ「久しぶりにJWPさんに参戦します。アイスリボンの中で大型選手があまりいないので、とても楽しみな試合です。この中では1番歳下だけどキャリアは1番長いので山下りな、田中盟子をぶっ潰して目立って主役を狙いたいと思います」(不在のため文書でコメント)
山下「若手でこれだけ大きい人達でのタッグマッチは初めてですっっっごく楽しみです!!! 全員パワフルな中で誰が一番弾けられるかが鍵だと思っています。キャリアは私たちの方が浅いですが勝てる要素は充分あります。28日はわれわれが勝ちます!!」(不在のため文書でコメント)
田中「復帰して初めての他団体参戦なので緊張しますが、ベストを尽くしたいと思います!」(不在のため文書でコメント)
(3人のコメントが読み上げられると、雄叫びとともに持参した大根を真っ二つにして)
鋼「こいつら全員、食ってやるーっ!!」(割った大根をむさぼり食う)
――自身以外の3人の中で1番意識する選手は?
鋼「1番意識するのは山下りなです。山下とはベルトを懸けて試合して負けてるので。その借りを後楽園で返したいと思います」
【王者】木村花(ACE)
vs
【挑戦者】藤ヶ崎矢子
矢子「今回、ビジュアルハンターとしてベルトに挑戦するのは初めてということで、ビジュアルハンターとしてはまだ1ヶ月ぐらいしか経っていないんですけど、その1ヶ月ちょっとはこのベルトを獲るための修行みたいなものだと思ってるので。自分がJWPにこのジュニアのベルトを絶対取り戻します」
花「最近矢子さんはビジュアルハンターとして活動が多いように見えるんですけれども、28日のタイトルマッチはビジュアルハンターとしての矢子さんではなく、JWP所属の藤ヶ崎矢子さんとして闘いたいと思ってます」
――タイトルを懸けて闘った板橋大会から3ヶ月経つが、その時と比べて成長している部分は?
矢子「その時はまだビジュアルハンターではなくて、初めて(11・3)後楽園でビジュアルハンターになった時に、これなら私は…この活動をずっとしていけば絶対、木村花に勝てるなっていう…そういうのがやっと見えてきたので。イキイキしてるってすごい言われるようになった感じです」
花「私は最初ベルトを獲った時は自分に自信がなくて、このベルトをこれから守っていけるのかな? って不安がすごい大きかったんですけど、このベルトに見合う自分になれるようにトレーニングに励もうと決めて。防衛戦、練習…全力で向き合って、全力で闘って守ってきたので。ベルト獲ってからの自分のほうが、獲るまでの自分より成長スピードが早いかなって自分でも思ってるので。普通の人より今は成長スピードが早いと思ってるので…。今は不安よりも、今まで自分がやってきたことを信じて闘えば勝てるだろうっていう自信のほうが大きいです」
▼スペシャルタッグマッチ 15分1本勝負[チーム・サファリパーク]KAZUKI/藤本つかさ(アイスリボン)
vs
松本浩代(フリー)/つくし(アイスリボン)
つくし「浩代さんと試合で絡むのは初めてなので、とても楽しみにしています。12月31日につっかさんとアイスリボンの後楽園ホール大会で対戦するので、ここでも前哨戦が組まれるっていうことでバチバチ試合をしていきたいって思ってます!KAZUKIさんに対しては…う~ん、特にありません! 以上です!」
松本「皆さんお久しぶりです! OZアカデミー無差別級チャンピオン、そして“破壊する女”の松本浩代です。JWPに参戦がなんと4年ぶりぐらいになるみたいで…すごく久々なんですけども、このリングに上がる意味、それをしっかり見せていきたいなと思います。久々のJWP、自分の試合はもちろんなんですけども、最初から最後まで私はJWPを感じたいし自分の実になる、糧になる何かを探していきたいなと思います。まずは破壊しなきゃ何も始まらないので、JWP! ぶっ壊すぞーっ!!」
藤本「他団体でもこうやってつくしと当たれるってことは、外から見ても“この対戦がおもしろい”っていうふうに思われているってことなので。もう遠慮なくJWPのリングでも前哨戦を行ないたいと思ってます。そして浩代さん!浩代さんとホント久々なんですよ、対戦するの。私と浩代さんを昔から知っているファンの皆さんにとってはたぶん感慨深いものがあるし、ホントにスペシャルな感じなのかなと思ってます。ただ、最近見始めた人にとっても藤本つかさvs松本みや…」
松本「都じゃねぇよ!!」
藤本「…ちょっとこれは心理戦なんですけど(苦笑)。藤本つかさvs松本浩代っていうこの対戦は、ホントに見ものじゃないかなって思いますね。何年ぶりなんでしょうね? かなり間があるので“松本”って言ったらイコール“都”になってるんですよ。なので、それを久々の対戦で“浩代”に変えれるようにしたいと思います(笑)」
KAZUKI「まず、松本選手はJWP参戦4年ぶりということで、その4年前にちょうど私が対戦させてもらってるんですけども、まだデビューしたばかりのライディーン鋼と組んでもらってね。その節はウチの松本がお世話になりました。ライディーン鋼の本名です(笑)。このメンバーの中では私たち2人、ビジュアル系ではないと思うので…」
松本「いやいやいや!」
KAZUKI「だからパワーで…ぶつかり合いましょう。私のニーで松本選手のお腹を破壊したいと思います」
松本「お! かかってこい!」
KAZUKI「それからつくし選手。18日の両国大会、お世話になりました。藤本選手、つくし選手にどういう教育してんの!? 試合中にこの子ね“クソババア”ならまだしもね、“クソジジイ”って私に言ってきたんですよ!?(苦笑) ちゃんと教育してよ!」
藤本「教育通りですね(笑)」
KAZUKI「おかしいおかしい! ババアならまだいいよ。ジジイはどうかと思うけどね。この試合でやっちゃってね、ちゃんとね。それから私たちチーム・サファリパークなんだけど、また2人しか後楽園で…(※中島と鋼が別のカード)。どうしましょう?」
藤本「どうしましょうって…(苦笑)」
松本「全然サファリ感ないじゃん!」
KAZUKI「サファリ感あるよ! こういうポーズとかあるんだから。藤本選手も楽しそうにしてたよ!?」
松本「いやいや!(立ち上がって)私のほうがサファリ感あるし!」
KAUZKI「だってゴジラでしょ?」
(3人が言い争いになり)
つくし「うるせえクソババア! うるせえクソジジイ! 静かにしろ!!」
松本「よく言った!」
藤本「そうだクソジジイ、静かにしろ」
――KAZUKIをクシジジイと呼んだ理由は?
つくし「もう顔が…クソジジイなんですよ」
松本「優しそうなジジイだけどね(笑)」
KAZUKI「だそうです」
――納得した?
KAZUKI「いや、納得はいってないですけども…。松本選手が“優しそうな”と言ってくださったんで…(苦笑)」
松本「ジジイ」
藤本「キャッチコピー変えたらいいんじゃないですか?『わがままなヒザ小僧』じゃなくて『わがままなクソジジイ』」
(全員爆笑)
つくし「似合ってる!」
ラビット美兎
vs
Sareee(ディアナ)
Sareee「今回、急きょラビット美兎の引退試合の相手を務めさせて頂くことになりました。勝愛実の気持ちを思うとすごく複雑な気持ちもあるんですけども、美兎の最後の相手ができるってことは同期としてすごく嬉しいし、でも自分は絶対に美兎に勝って…思い切り、お互い立てなくなるぐらいボコボコに殴り合いたいと思ってます。自分がきっちり最後は勝って、美兎を送り出したいなって思います」
美兎「当初、引退試合の相手は同期の勝愛実でした。けど愛実はケガにより欠場。引退試合の相手はもう1人、同期であるSareeeにお願いをしました。急なお願いにもかかわらず、引き受けてくれたSareeeにはとても感謝しています。最後の最後まで勝ちにこだわり、お互い全力で闘い、最後は自分が勝って笑顔でリングを下りたいと思います!(笑)」
――これまで闘う機会も多かったが、特に印象に残っている試合は?
Sareee「デビューしたばっかりの時は自分は他団体に1年間出てなくて。その中で美兎はジュニアのベルトを獲ったり、どんどん上に行っていて。最初のほうはすごい悔しくて、早く追いつきたいなってずっと思ってて。でもジュニアのベルトを巻いた時に勝愛実からベルトを獲ったんですけど、防衛戦で美兎に負けてしまって。すごい美兎には特別な思いがあるというか、悔しかった思いがすごいあります」
美兎「Sareeeとは何度もシングルしてきて、すべてすごい印象に残っていて…。いつもSareeeには刺激をもらっていて、Sareeeのことはすべてわかってるつもりなんで、後楽園ホールも私がきっちり勝ちたいと思います(笑)」
――美兎の寿引退について。
Sareee「同じ二十歳ですごいビックリしたんですけど…“おめでとう”っていう気持ちです。自分はまだまだプロレスを頑張りたいし、やっぱ1番になるまで絶対辞めないで、女子プロ界のトップに立とうと思ってるので」
――ファンの皆様にメッセージを
美兎「5年間たくさんの応援ありがとうございました。5年間プロレスができたことを本当に幸せに思っているし、12月28日に引退して第2の人生も幸せになります。ありがとうございました」
[ワイルドスナフキン]コマンド・ボリショイ/木村響子(フリー)
vs
Leon/里村明衣子(仙女)
木村響子「デビューして1年後、JWPは何年ぶりかに後楽園ホールに帰ってきました。私にとって最初のJWP後楽園ホール、、、前の日にアフロにしました。そして、最後のJWP後楽園ホール、隣にボリショイさんがいてくれること。対角線にLeon、里村明衣子。最後もアフロなこと。運命としか思えません。ワイルドスナフキンとは何か? 全力でみせつけてやります!!」(不在のため文書でコメント)
里村「ボリショイ選手と木村響子選手の最後のタッグの相手として、今年最後の締めの試合として、最高の里村明衣子でリングに上がります。応援よろしくお願い致します」(不在のため文書でコメント)
Leon「ワイルドスナフキン(※ボリショイ&木村のタッグ名)はすごく刺激的な相手だし、里村選手とは初めてタッグを組むので、このカードが決まってすごく燃えています。ボリショイさんとは今まで何度も対戦してきているんですけども、これからのJWPのためにも2人にしかできない、より進化した…超越した闘いを見せたいと思っています。木村響子、こないだの両国で“引退前に倒しておきたい相手がいる”ということで私を指名したんですけども、私もそれは望むところだし。もしかしたら最後の対戦になるかもしれないんですけども、全力の全力の全身全霊をかけて叩きつぶしたいと思っています」
ボリショイ「私は木村から“最後にワイルドスナフキンとしてもう1度タッグが組みたい”という要請があって、いま全力バタンキューでやってるけど、確かにそうだなと思って。ワイルドスナフキンも最後しっかり組んで、できるだけ強い選手とやりたいなと思ってたので。Leon・里村明衣子、対戦相手に申し分ないと思います。里村選手は今年一緒にアメリカに行ったり、そして里村選手は団体を運営しながら自分自身も試合をしてるというところで、すごく活動は私と似てるんですけども、よりワイドな活躍をしているので。そういうところもすごくリスペクトしているので、対戦するのをとても楽しみにしています。Leonとはですね、これからもJWPのクオリティーをもっともっと上に持っていけるような…女子プロ界を突き抜けた技術を見せられるような試合をしていきたいと思ってるので。そちらもぜひ楽しみにしていてください」
――里村との初タッグにチームワークの不安は?
Leon「不安はまったくないです。同じ指導者としてもセンダイガールズという団体をここまで大きくされてすごい尊敬していますし、レスラーとしてもホントにすごいと思うんで。隣に立つと、より強力なタッグになると思ってます」
【王者】中島安里紗
vs
【挑戦者】中森華子
中森「私はこのベルトに今回4度目の挑戦になります。今までは私個人の挑戦だったかもしれませんが、今回はJWPを背負って挑戦します。JWPとして中島にベルトを持ったまま辞めさせるわけには絶対いきません。ここで1つ言いたいことがあります。数年後、“ありがとう中島安里紗”という人が出てくるだとか“JWPにとってもいい”だとか、“すべての人において正しい答えとつながる”っていう中島のコメントを読んだんですけれども…確かに中島の言うようにそういう日はいつか来るのかもしれませんが、それは将来のことだし、私は未来のことなんてまったく興味がありません。大事なのは“いつか”じゃなくて今だからです。今の話ができない人間に私は負ける気がしません。28日、中島安里紗からベルトを獲ります。JWPの中森華子がJWPの無差別のベルト、必ず巻きます」
中島「28日の後楽園ホールがJWP所属として最後の試合となりますが、自分の中ではもうボリショイさんとのシングルを終えた時点で1つ区切りがついているので。ベルト置いていくつもりもありませんし、28日もいっさい…すべてにおいて中森華子に負ける気がしないので。来年に向けてのステップアップというか、きっちり防衛して…今まで私はJWPの所属として、JWPのエースとしてこのベルトを巻いてきましたけど、来年以降はフリーの中島安里紗としてこのベルトを巻いて、このベルトをトップのベルトに持っていきたいと思っています」
――中島の「負ける気がしない」というコメントについて
中森「この無差別のベルトを“1番じゃないって思ってる”って中島が言ってて、それを来年以降…何をするのかわかんないけど、そういうベルトに想いがない奴が、今の中森華子に絶対勝てると思えないので。私が必ず勝ちます」
――退団まで残り数日だが心境の変化や実感などは?
中島「特に…ないんですけど、でも来年以降のことを考えて、このベルトの防衛も当然だと思ってるので。来年以降どうやって防衛ロードを組んでいくかっていうこともすごく楽しみですし、今までベルトを持って団体を辞めてチャンピオンとしてやっていくっていうのは誰もやってきてなかったことだと思うので。そういう新しいことができるかと思うと、今からすごくワクワクして楽しみですね」
――防衛した場合、25周年記念大会にフリーの中島安里紗として参戦する可能性もある?
中島「その時にJWPの中に自分と対戦するにふさわしい相手がいればということじゃないでしょうか。JWPを背負ってきたこの中森華子が負けたのであれば、次にじゃあ誰がくんのか? っていう…“次”がいない状態だと思うので…。そういうことだと思います」
中森「その頃には中島安里紗が上がれるリングではないと、私は思っています」