朱里と対戦する19歳の美少女空手家ニコーレと上田と戦うシウバが公開練習!
7月21日午後、都内渋谷区の和術慧舟會HEARTSで『PANCRASE 279』(7月24日、ディファ有明)に参戦するハファエル・シウバ(ASTRA FIGHT TEAM)とニコーレ・カリアーレ(Thai Brasil)が3分1ラウンドの公開練習をおこなった。
朱里(VOS GYM)と対戦するニコーレは19歳のブラジリアン。タレント活動もする朱里に負けず劣らずの美少女だ。9歳の頃から空手を始め、ほとんど同時に柔術とムエタイも始めたという。MMAは2戦目だというが、公開練習では打撃だけでなく、腕十字やマウントでのヒジ攻撃も見せた。
ニコーレ「まだ日本に来たばかりですが、いいトレーニングができたので、非常にいい感じで仕上がっています。自信をもって試合に臨めると思います。体重はあと2.5kgくらいですね。でも順調なので、特に問題はありません。
ブラジルと日本はとても長い距離で、こんな長旅は初めてだったので、とても疲れました。でも、昔から空手をやっていますし、(空手の母国である)日本で闘ってみたい気持ちがあったので、大きなチャンスをいただいたと思っています。空手は9歳のときに始めて、紫帯です。それとほとんど同時にムエタイと柔術も始めて、柔術は青帯です。空手やムエタイでは、ブラジル王者や、2位になったこともあります。
MMAに関しては、昔からUFCを見て、こういうのをやってみたいと思っていました。特に最近は女子が活躍しているのを見て、そう思っていました。格闘技を始めたのは、MMAを視野に入れてのことです。MMAを本格的に始めたのは昨年で、試合は1戦しています。
目標とする選手はロンダ・ラウジー(元UFC女子バンタム級王者)です。彼女の著書も詠みましたし、試合はもちろん、彼女の生きざまに憧れています。彼女のようなコンプリートファイターに私もなりたいです。
相手の朱里選手については、あまり詳しくわかりません。朱里選手はタレント活動もしているのですか。もしそういうお話があったら嬉しいですけど、私はまだそういった活動をしたことはありません。朱里選手は、レスリングやキックボクシングをやっていてハードな技を持っている素晴らしいファイターと聞いています。非常にタフな試合になることは確かだと思います。自分の得意な柔術を見せて、1本で試合を終わらせたいですね」
一方のシウバは上田将勝(パラエストラ東京)と闘う。2013年Bellatorのトーナメントで優勝し、ジョー・ウォーレンとタイトルマッチをおこなった実力派。パンクラスには今年3月初参戦し、コンボイ升水を肩固めで破っている。
公開練習では、スピードのあるパンチ、蹴りをパートナーのミットに激しく叩き込んだ。前回の来日ではコンディション調整に苦しんだが、季節も違う2度目の今回はどうか。
シウバ「また日本に来ることができて、パンクラスで闘えることを非常に嬉しく思う。準備はしっかりしてきた。いい試合をしたい。体重はあと5kg。正確には4.8kgだ。問題ない。前回はあと9kg落とさなくてはならなかった。それに比べれば大したことはない。また、前回の来日は3月でとても寒く、減量も大変だったが、今回は暖かい時季なので、今回の方が楽に落とせると思う。日本は雨期だというが、常に室内にいるせいか、湿度はそれほど気にならない。今のところ、減量に関して特に心配はない。
相手の上田選手は間違いなくタフで素晴らしい選手だと思う。でも、私も同じようにタフで素晴らしい選手だ。彼はサウスポーなので、左のキックやストレートを想定してトレーニングしてきた。注意はしないといけないが、問題ないだろう。
また、上田選手はグラウンドの攻防やレスリングを使ってくるだろう。それももちろん想定して練習してきた。その流れの中でチャンスを見つけたい。この試合は、準備がしっかりできている方が勝つと思う。
上田は持久戦に強いようだが、これも心配はしていない。試合が長くなるということは、自分の持っている様々な技を見せられる時間があるということだ。日本のファイターは諦めないから、ハードな試合になるだろうが、それだけこちらの見せ場も多くなるということだ。
とにかくこの試合に関しては、今まで自分がやってきたことを出せば結果はついてくると思っている。1本かKOしか予想できないが、とにかく勝つ。いい試合を見せたい。この大会では同じ階級のタイトルマッチもあるが、今は上田戦に集中していて、まだ他のことを考えられない。この試合が終わったら、次のステップを考えなければならないだろうが、今はこの試合に集中したい」
(写真・文/佐佐木 澪)