【試合詳細】5・31 PANCRASE立川ステージガーデン大会 【フライ級KOP】時田vs岸田【バンタム級KOP】山口vs宮城。杉山しずか引退発表!

詳細
『PANCRASE 362』
日程:2026年5月31日(日)
会場:東京・立川ステージガーデン
開始:13:30
【試合結果】
〜プレリミナリーファイト〜
▼第1試合 フライ級戦 5分3R
○獅道(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 1分44秒、アームバー(タップアウト)
●佐々木 裕亮(香取道場)
▼第2試合 フライ級戦 5分3R
●稲垣祐司(NATURAL 9)
2R 2分07秒、肩固め(タップアウト)
○天坂匡孝(サツキジム横浜)
▼第3試合 フライ級戦 5分3R
○齋藤楼貴(暁道場)
判定2-1
●嶺 大基(KRAZY BEE/AXIS)
▼第4試合バンタム級戦 5分3R
●小山敬司(パラエストラ八王子)
判定0-3
○石原健流(ストライプル取手)
▼第5試合 バンタム級戦 5分3R
○谷村泰和(空手道禅道会・パラエストラ八王子 TEAM TIGER)
判定2-1
●水島和磨(香取道場)
▼第6試合 バンタム級戦 5分3R
●髙木徳三(NATURAL 9)
2R 1分30秒、ツイスター(タップアウト)
○平澤宏樹(JAPAN TOP TEAM)
▼第7試合 フェザー級戦 5分3R
○福里凱亜(トイカツ道場)
判定3-0
●沢木純也(SUBMIT MMA)
▼第8試合 第32回NBT フライ級3回戦 5分3R
○時田一生(BRAVE GYM/プロデビュー戦)
1R 2分17秒、チョークスリーパー(タップアウト)
●藤野 武(パラエストラ八王子)
〜メインカード〜
▼第9試合 バンタム級戦 5分3R
●矢澤 諒(フリー/11位)
判定0-3
○バラカトゥロ・アサドゥラエフ(Dorob Fight)
▼第10試合 ライト級戦 5分3R
●平 信一((綱島柔術/ZST/4位)
判定0-3
○鈴木慈也(BRAVE GYM/6位)
▼第11試合 フェザー級戦 5分3R
●遠藤来生(Power of Dream Sapporo/10位)
判定0-3
○三宅輝砂(ZOOMER)
▼第12試合 フライ級戦 5分3R
○濱田 巧(THE BLACKBELT JAPAN)
2R 1分05秒、フロントチョーク(タップアウト)
●ジョセフ・カマチョ(Spike22)
▼第13試合 コーメイン バンタム級キング オブ パンクラス 暫定王者決定戦 5分5R
●山口怜臣((TIGER MUAY THAI/1位)
判定0-3
○宮城 成歩滝(ストライプル新百合ヶ丘/2位)
※宮城が暫定王者となる
▼第14試合 メインイベント フライ級キング オブ パンクラス チャンピオンシップ 5分5R
○時田隆成((トライフォース東中野)
判定2-1
●岸田宙大((パンクラス大阪稲垣組)
※時田が第11代KOPとなる
フライ級王座は時田が判定2-1でKOP決定戦制す!バンタム級は宮城が判定3-0で暫定王者に!杉山しずか引退発表!
《プレリミナリーファイト》
第1試合

1R。佐々木がロー。獅道がパンチで出ると佐々木が組んでケージへ。獅道が足を掛けて倒しテイクダウン! パウンドを入れる。しかし佐々木が返して上に。
獅道は下から頭をかかえているが三角には至らず。佐々木は密着したままパウンドを入れる。獅道は三角は無理と見ると腕狙いに切り替えた。そのまま極めると佐々木がタップアウト。
第2試合

1R。プレッシャーをかける天坂。ローを入れる。稲垣が天坂のローに合わせて組んだ。バックにつくが、天坂がバックを取られながらアームロックを狙う。しかし、稲垣は外して離れた。
稲垣がロー、左右ジャブ。天坂はロー。稲垣やや効いたか。組みたい稲垣だが、天坂は付き合わずパンチ、左ミドル。
稲垣ジャブ。天坂が蹴る。稲垣は組めず蹴り、パンチ。天坂も左ジャブ、パンチ。一瞬組むが、天坂がヒザを入れて離れた。
天坂が右フック! 稲垣がぐらつく。残り15秒で天坂が組みテイクダウン! サイドについたところで終了。
2R。プレッシャーをかける稲垣。天坂、稲垣のローが効いた。稲垣がタックルに入るが、天坂はヒジを連打して離れる。
プレッシャーをかける天坂。前蹴り、ジャブ、ローと攻める。稲垣がタックルに入ったが、天坂は潰して上に。ハーフマウントから肩固めをセット。そのまま絞めていく。稲垣は苦しそうにこらえていたが、ついにタップ。
第3試合

1R。お互いロー。嶺がプレッシャーをかける。齋藤は右ハイキックからタックルへ。ケージへ押し込む。しかし離れた。嶺が右フックを振るが、齋藤はパンチをかいくぐりタックル。再びケージに押し込む。齋藤は投げてテイクダウン! しかし嶺は立ち上がった。続いて齋藤は片足タックルからテイクダウン。しかし嶺はまたすぐに立ち上がった。
齋藤はバックに回り、投げてテイクダウン。しかし嶺は立ち上がり、離れた。猪木アリ状態となりブレイク。
嶺がパンチ。齋藤はタックルに入れないがバックキック。嶺が詰めてパンチ。齋藤が組みつき、バックを取る。ケージ際でヒザを入れたところで終了。
2R。プレッシャーをかける嶺。ボディから左ハイキック、ローと攻める。齋藤もプレッシャーをかけロー。嶺が左右ジャブ、齋藤はバックハンドブロー。パンチを振る嶺に対し齋藤は両足タックル。しかし切られてしまう。さらにパンチを振る嶺の片足を齋藤がつかみ、ケージへ押し込んだ。尻もちをついた嶺だが立ち上がる。ケージへ押し込む齋藤。嶺が離れた。齋藤はやや疲れが見えるか。
齋藤がタックルからケージへ押す。嶺は立つが、齋藤はさらに押し込んでいく。嶺が殴る。齋藤がバックハンドで離れるが、またすぐに組んでケージへ。しかし離れた。
嶺がパンチで飛び込むと、齋藤が組んでケージへ。峰がボディ。齋藤が離れる。嶺が前蹴り、遠いパンチ。嶺がさらに大きくパンチを振ると、齋藤が片足タックルへ。潰すように倒すが立つ。齋藤は引き込んで尻もちをつかせた。嶺がヒジを連打したところで終了。
消耗している齋藤、まだ余裕がありそうな嶺。
3R。嶺がパンチ、齋藤はロー。嶺が左ミドル。齋藤が前蹴りからロー。嶺効いたか。齋藤が右ミドルからタックルに入ると、避けきれなかった嶺。齋藤はバックを取りケージへ押し込み、投げてバックマウントへ。
しかし嶺が正対しサイドへ移行、ヒジを落とす。嶺が立つと齋藤も立ち上がった。入ろうとした嶺に右ヒザがヒット。齋藤は嶺のパンチをくぐり片足をつかんでケージへ押す。ヒジを連打する嶺。
齋藤が離れ、再びタックルへ。バックを取る。しかし嶺が立ち上がりパンチを落とす。齋藤は片足を取りケージへ押すが、嶺は突き放しパンチ。
齋藤がタックルに入るが、すぐに離れた。バックハンドを放ったところで終了。
ジャッジは2名が29-28齋藤、1名が29-28嶺と割れ、2-1で齋藤が勝利。
第4試合

1R。お互いロー。小山が右ハイキック、石原がローを返す。小山がプレッシャーをかけ、間合いを詰めて右ミドル。ワンツーで出る小山に石原がタックルを仕掛ける。小山は潰して上になるが、石原が下から足関を狙う。小山はケージ際で背中を向け、足を引き抜く。離れた。
石原が蹴り。小山がロー。石原が左ハイキックからタックル、テイクダウン! 小山がカメに。石原はハーフバックからパウンド連打。さらにチョークを狙う。小山は後ろへ殴り、逃れようとする。しかし石原はバックマウントへ。パウンドを打ち込む。小山は正対するが、石原はパウンドを入れ続ける。小山が立ち上がる。石原が組み、ケージ際でバックを取ったところで終了。
2R。石原がローを蹴っていく。小山が右ハイキック。石原が片足タックルに入るが小山が切る。小山はパンチ、ロー、左ミドルと攻める。石原は小山の左フックをかいくぐりタックルへ。しかし、小山が立ち上がると離れた。
石原が前蹴り、プレッシャーをかけ再びタックルへ。これは切られたものの、足関を取りに行く。小山が外して立ち上がろうとすると、石原がバックにつく。
小山が離れ、スタンドに。石原がタックルから引き込み、三角を狙う。しかし小山は立って離れた。石原はさらに片足タックルへ。しかし小山は切って離れる。小山が左右ジャブをヒットさせる。
石原がタックルからテイクダウン。しかし、小山はすぐに立つ。石原はバックを取っている。正対した小山。残り10秒で離れた両者。終了。
3R。お互いロー。石原が右ハイキック。石原が足を狙うがこれは取れず立つ。小山が左ジャブ。石原がタックルからバックに回る。さらにバックマウント! ゆっくりバックチョークへ。殴りながら極めにいく。しかし立ちそうな小山。小山は石原の腕をつかんでいる。小山が立って猪木アリ状態から蹴る。石原も立ち上がった。
石原がタックルに入るが、小山が切る。さらに石原タックル、小山が切る。粘り強く石原がタックルに入ると、小山が潰して離れた。石原も立ち上がる。小山がジャブ。
石原がタックルに入る。手をつかんでいる。離れて蹴り。石原も立ってタックルを試みるが、小山は付き合わない。さらに石原がタックル、殴る小山。石原が押し込んでいったところで終了。
ジャッジは3名ともに30-27、3-0で石原が勝利。
第5試合

1R。谷村が左ハイキック、水島がミドルを返す。谷村の右ジャブがヒット! さらに左ジャブから蹴り。タックルには入れない。水島がロー、ジャブをヒットさせると、谷村が左ストレート! さらにパンチで飛び込む。右パンチ、ヒジを打ち込むと、水島がバランスを崩して尻もちをついた。谷村はすかさず水島の上になりパウンド! しかし、水島はすぐに立つ。
水島がバックハンド、パンチを振る。谷村が右ストレート。お互いパンチを放つ。谷村はパンチで追っていくが、水島の左パンチがヒット! 谷村効いたが、組みついてしのぐ。しかし離れた。
パンチを振っていく谷村、右パンチがヒット、さらに左フック。水島も左フックを返す。残り1分。谷村がタックルに入るが、水島かわした。終了。
かなり汗をかいている水島。パンチは谷村の方が押しているか。
2R。お互いパンチを振る。水島の左右ジャブがヒット。谷村がどこからか出血している。谷村がジャブから右ストレート。水島がバックハンドブロー。プレッシャーをかけていく水島。谷村もジャブ。鼻から出血している。
谷村は押され気味。出血量が増えている。ケージを背負っている。水島は谷村の蹴り足をつかんで倒したが、谷村はすぐに立ち上がった。
残り1分。谷村が右ストレート。水島が距離を詰めてボディにヒザを入れたところで終了。
3R。谷村のジャブがヒット。水島、距離を詰め左パンチをヒットさせる。水島も左パンチを当てる。水島がケージに詰めるが、谷村離れた。回りながらジャブを振っていく。水島はロー、左の蹴り。谷村がジャブをヒットさせるが、再び鼻から出血。
谷村が片足タックルからテイクダウン! 水島はケージ際まで移動していく。頭部にヒジを連打する水島。立ちに行くが、谷村が寝かせてパウンド! 水島がカメに。谷村はバックに回り殴る。残り10秒で水島が反転、正対。谷村が下から三角を狙ったところで終了。
ジャッジは2名が29-28谷村、1名が29-28水島と割れ、2-1で谷村が勝利。
第6試合

1R。プレッシャーをかける平澤。パンチを振っていく髙木。平澤はバランスを崩すが、すぐに蹴り、ジャブ。髙木が右パンチ、さらにパンチをたたみかけていく。高木がパンチから組み、バックを取る。髙木が倒して上に。平澤はガード。
髙木はパウンドを強打していく。平沢は下から腕、三角と狙っていくが、髙木は防ぎながら、顔面に強いパウンドを落とし立たせない。パウンドが連続で顔面にヒット、平澤は一瞬効いた。
下から足を入れて距離を作る平澤だが、髙木はすぐ上になりパウンドを落とす。平澤は下から足関を狙うが、髙木は立って足を抜く。平澤が起きようとするが、髙木が上になりサイドになったところで終了。
有無を言わせない雰囲気の髙木の攻勢が際立った。
2R。髙木が大きくパンチを振って出る。しかし平澤の右フックがヒット、髙木ダウン! 平沢はすかさずバックに回り、4の字ロックに。強引にリバースして上になった髙木だが、平澤がツイスターに。髙木はこらえていたが、ついにタップ。平澤が逆転勝利を収めた。
第7試合

1R。福里がロー。沢木はワンツー、右ミドル、右ストレート。福里はパンチからタックルに入ろうとするがかなわず。福里が右ジャブ、沢木ハイキック。福里は捕らえて投げ、バックを取る。相手のアゴにパンチを入れる。さらに殴っていく。沢木はヒジ。この状態が少し続き、両者離れて立った。
福里がジャブ、沢木が蹴り、右ミドル。福里も左ミドル、左ハイキック。パンチで出た沢木だが、福里がバックを取りケージへ押す。中腰状態の沢木。福里はヒザを入れるが、離れてハイキック。福里が組んで転がしたところで終了。
2R。沢木がパンチで勢いよく出ていく。福里はパンチで入ってくる沢木に組みつくが、沢木は引きはがして離れた。
沢木が右パンチを打ち込むと、福里が組む。しかし、沢木はすぐに入れ替えて離れる。沢木はパンチを振り、福里をケージまで追い込む。福里が組み、ヒザ、沢木がロー。お互い入れ替え合う。沢木が入れ替えたところで離れた。
沢木がボディを入れる。福里が組んでケージへ。また入れ替え合う。福里がケージへ押し込んでアゴへヒザを打ち上げる。入れ替え合い、福里が右パンチを入れて離れた。
福里がタックル。綺麗に入った。バックに回り、バックマウントから殴る。そしてチョーク! しかしこれは決まらず。福里はバックを取ったままコツコツ殴る。福里がバックマウントをキープして終了。
どこかから出血している沢木。福里はまだ余裕がありそう。
3R。距離を詰める沢木に、福里がワンツー。沢木は下がらず詰める。福里はタックルを仕掛けるが、沢木は切ってヒザを入れる。
福里は再びタックルに入り、バックに回る。投げて4の字ロックに捕らえ、細かく殴る。正対しようとした沢木だが、足が外れない。福里がコツコツ殴りながらチョーク! 左腕がノド元に入ったが、沢木は頭を抜いた。しかし脱出できず、福里がバックマウントをキープしている。残り1分で沢木が反転、上になり殴る。福里は下からホールドして殴り、終了。
消耗している沢木に対し、福里は汗をかいてはいるものの余裕の表情。
ジャッジは3名とも30-27、3-0で福里の勝利。2度目の対戦となる両者だったが、昨年5月に続き福里が勝利した。
第8試合

1R。パンチで出る藤野。時田は片足タックルからテイクダウン、サイドポジションへ。殴っていく。カメになる藤野。
時田はパウンドを落とす。マウント! 藤野はローリングするが、時田がバックに回り4の字ロックに。殴ってチョークへ! これが決まり藤野がタップアウト。
杉山しずか 引退発表

女子フライ級クイーン・オブ・パンクラシストの杉山しずかがケージイン、引退を発表した。
杉山は2024年3月、パンクラス初参戦。ライカを破り、同年7月、重田ホノカの持つ同級ベルトに挑戦、第4代QOPとなった。
しかし翌年3月に迎えた初防衛戦で渡邉史佳に敗れ王座陥落。渡邉の王座返上に伴い、今年3月、和田綾音との王者決定戦に臨み、第6代QOPとなったばかりだった。
【杉山 ケージ上コメント】
「こんにちは、杉山しずかです。今日は少しお時間をいただき、パンクラスの皆さん、そしてお客様、ありがとうございます。
私、杉山しずかは、引退を決意しました。2008年にデビューしてから32戦行いました。こちらのパンクラスに来てからも、このように歴史ある団体で2度もチャンピオンベルトを巻くことができました。まだまだやりたい気持ちはありますが、これからの世代に託す気持ち、そして、私がこれから新たな挑戦に歩むためにも、ここで区切りをつけたいと思います。
この立川という場所は、私が初めてチャンピオンになった思い出の場所ですので、9月に2度、パンクラスの大会が予定されておりますので、そのどちらかで、引退のセレモニーと私の最後のエキシビションマッチをさせていただきます。そちらで最後のさよならを皆さんとできたらなと思いますので、ぜひ来てください。ありがとうございます」
アキラ 引退セレモニー

アキラは日体大学在学中、五味隆典に憧れ、久我山ラスカルジムへ入門、MMAを始める。2010年4月、修斗でプロデビューを果たすが、2013年3月よりパンクラスに参戦。以降、強靭なフィジカルと闘志あふれるファイトスタイルで3連勝。数々の強豪たちと激闘を繰り広げ、2028年4月にはベラトールの実力者・ヒカルド・チルロニに勝利を収める。
キャリア中盤からは、第2代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト石渡伸太郎に師事する。
2022年9月、ライト級暫定王者決定戦で松本光史にTKO勝ち、暫定王座となる。続く2023年4月、正規王者・久米鷹介とのライト級王座統一戦で判定勝利、第8代ライト級キング・オブ・パンクラシストの座に輝いた。
パンクラスのほか、RIZINに4度参戦、阿部大治、鈴木琢也仁らに勝利、格闘技ファンに存在感を示した。
しかし、2024年3月に迎えた初防衛戦では、雑賀ヤン坊達也にハイキックで敗戦。この一戦を最後に、引退を決意。
【アキラ 大会前コメント】
「このたび、現役を引退させていただくこととなりました。
『なんとなく強くなりたい』という気持ちから始めた格闘技でしたが、いつしか『本気で強くなりたい』と思うようになり、ここまで歩んでまいりました。
これまで応援し、支えてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。ただひたすらに強さを追い求め続けた現役生活の中で、パンクラスという素晴らしい舞台でチャンピオンになることができたことは、私にとって大きな誇りです。これまで本当にありがとうございました」
【アキラ ケージ上コメント】
「会場の皆さん、U-NEXTをご覧の皆さん、お久しぶりです、アキラです。今日はパンクラスの会場に足を運んでくださって、ありがとうございます。そしてパンクラスの皆さん、今日はこのような場を設けていただき、ありがとうございます。
僕の格闘技人生は順風満帆な感じではなかったんですけど、まあ思うような結果が出ないときもたくさんあって、でも、たくさんの方に支えていただいて感謝しています。その中でも、本当に大変な時にお世話になった、さいとうクリニックの齊藤先生には、本当にお世話になりました。
そして、僕がなかなか勝てない時期があって、4連敗くらいしていた時期に出会ったのが、師匠である石渡伸太郎さんで、本当にお世話になりました。タイトルマッチ前とかそういう時期は朝から晩まで付きっきりで見ていただいて、多分石渡さんのご家族よりも一緒にいる時間が長いんじゃないかなと思うくらい見ていただいたので、石渡さん、ご家族の方、その際はご迷惑をおかけしました。
そんな格闘技人生でしたが、とにかくたくさんの人に応援していただいて、本当に幸せな格闘技人生だったと、今振り返ると本当にそう思います。皆さん、ここまで私アキラを応援していただき、本当にありがとうございました」
《メインカード》
第9試合 バンタム級戦 5分3R

矢澤は2020年よりパンクラスに参戦。キックボクシングをバックボーンに持ち、勝利した試合は全て1RKOというハードパンチャーだ。コンスタントに試合を行ってはいるが、2023年9月以来、5連敗と勝利に恵まれていない。
初参戦のアサドゥラエフは、現在格闘技界で猛威を振るう中央アジアからの新たな刺客だ。2024年にIMMAFジュニア部門で優勝を果たし、今回プロデビューを果たす22歳。公開練習では回転系の蹴りを多く見せ、グラウンドのみならずスタンドもできることをアピールしていた。
矢澤が素早く打撃で倒すのか、それともアサドゥラエフがバンタム級戦線の新たな脅威となるのか。
1R。アサドゥラエフが蹴り、ハイキックを見せる。矢澤が左ストレート。速い! アサドゥラエフはロー、ハイキックと足を使う。体を左右に振る矢澤。プレッシャーをかけて行く。蹴りを見せるアサドゥラエフだが、ローからタックルへ。矢澤が切った。
アサドゥラエフがバックキック。矢澤のジャブがヒット。アサドゥラエフがロー、矢澤がワンツー。矢澤はボディ、左ジャブから右パンチがヒット! アサドゥラエフはローからタックルに入るが、矢澤は付き合わない。
矢澤がロー。アサドゥラエフは両足タックルからケージへ押し込みヒザ。ボディを殴る矢澤。アサドゥラエフがヒザを打ち込み、肩パンチ。ここでブレイクがかかり、両者スタンドに戻る。
お互い蹴り。矢澤が強烈なロー。アサドゥラエフ効いたか。プレッシャーをかける矢澤。アサドゥラエフがバックキックを放ったところで終了。
落ち着いている様子の矢澤。フィジカルも充実している。
2R。アサドゥラエフが蹴り。矢澤はプレッシャーをかけロー。アサドゥラエフが前蹴り。パンチで出る矢澤。アサドゥラエフは組めなかったがケージへ押した。お互い入れ替え合うが、矢澤が蹴って振り切った。
アサドゥラエフが蹴り、パンチ、ロー、前蹴りと攻める。矢澤もロー。アサドゥラエフが右ハイキック、前蹴りから飛び込むが、矢澤は付き合わない。
アサドゥラエフが低いタックルからバックに回る。背中に乗って行くが、降りた。矢澤は正対して離れる。アサドゥラエフがタックルに入るが、矢澤は切る。さらにテイクダウンを狙うアサドゥラエフ。しかし矢澤は離れた。
矢澤が右パンチを打ち込む。アサドゥラエフが顔面に前蹴り! 残り1分。矢澤のワンツーがヒット。アサドゥラエフが右パンチ、さらにバックスピンキック。矢澤は腕でブロック。矢澤のハイキックをかいくぐったアサドゥラエフがタックルへ。足を取ろうとするが、矢澤は取らせず足を抜いて離れた。終了。
3R。アサドゥラエフがジャブ、ロー。矢澤のパンチをくぐり、アサドゥラエフ
がタックルへ。バックに回る。しかし両者離れた。
タックルに入れないアサドゥラエフ。パンチ、ミドル、前蹴りと蹴りを出す。距離を詰めてパンチからタックルに入るが、矢澤は付き合わず、左右をヒットさせる。
アサドゥラエフがバックハンドブロー。アサドゥラエフの呼吸が荒くなっている。矢澤の右オーバーハンドがヒット。アサドゥラエフがタックルに入るが矢澤は付き合わずパンチを振る。アサドゥラエフがまたタックル。突き放す矢澤。オーバーハンドを放つ。アサドゥラエフがロー、矢澤がワンツー。アサドゥラエフがまたタックルに入るが、矢澤は切る。
残り1分。右パンチを振る矢澤。アサドゥラエフは距離を取りもらわない。距離を詰めてきた矢澤にアサドゥラエフがワンツー。残り30秒、アサドゥラエフがタックルからテイクダウン! 矢澤は背を向けて立ち上がる。アサドゥラエフはバックを取りヒザを打ち込む。アサドゥラエフがバックをキープして終了。
アサドゥラエフはかなり汗をかき消耗している。
ジャッジは1名が30-27、2名が29-28の3-0でアサドゥラエフが勝利。
田嶋 椋 挨拶

去る5月28日、マカオで行われたRoad to UFC一回戦で中国のティ・ハイタオに勝利した田嶋椋がケージイン、ファンに挨拶した。
「28日に行われたRoad to UFC一回戦、無事に勝つことができました。パンクラスのチャンピオンとして、しっかり勝てたことを嬉しく思います。そして、しっかり優勝して、UFCと契約して、パンクラスの強さを証明していくので、皆さま、次も応援よろしくお願いします。
そして、これから盛り上がる試合が続くと思うので、会場の皆さんでパンクラスを盛り上げていきましょう。押忍、ありがとうございました」
第10試合 ライト級戦 5分3R

もともとは張豊が参戦予定だったが、練習中の怪我のため欠場となり、“暴走柔術ファイター”こと平が緊急参戦! 張豊、畑大晴、美木航に現在3連勝中と勢いに乗る平だが、「投げていないから負け」と言い放つ異色のファイター。もちろん今回も「投げたら勝ち!」と話している。
対する鈴木は、2026年NBT覇者。張の欠場により、さらに上位ランカーとのラッキーな一戦が組まれた。
平は連勝を伸ばしタイトル戦線へ絡んでいけるのか。そして投げることができるのか。それとも、鈴木が一気にランキングを駆け上がるのか。
1R。プレッシャーをかける平。静かに組みに入る。受けた鈴木は組んで尻もちをつかせ殴る。立ちたい平。右腕をかかえている。鈴木がバックを取り投げた! 両者立ち上がる。“やったな”と言いたげにニヤリと笑う平。鈴木がケージへ押し込むと平がヒザ連打。すると、鈴木が2回目の投げ! サイドにつき、続いてバックに回る。鈴木はさらにバックマウントになり殴る。平も殴る。鈴木は首を狙うが極まらず。平が殴りながら正対し上に! 鉄槌、パウンドを連打する。
残り1分。密着する鈴木。鉄槌で離す平。鈴木はケージを使い立つが、バックを取っている平が意地で投げたところで終了。
投げられた以上、投げ返さなくては気が済まなかった平。
2R。鈴木がパンチ。平もパンチを返す。鈴木が組んでケージへ押し込むと、平がアゴへとヒザを打ち上げる。意外な攻撃に会場からどよめきが起こった。床に手をついた平。鈴木はボディを蹴り、尻もちをつかせるとケージへ押し込んだ。胴を抱えている平。
鈴木が上に乗ると、平は下から足を狙う。鈴木はこれを外し首を狙う。殴って外した平。鈴木は回って正対する。尻もち状態の平を寝かせて殴る。平は立ち上がるが、鈴木はケージへ押し込んで行く。
平はヒザ連打、顔面へヒザを打ち上げる。殴り、アゴへヒザ。しかし鈴木が首を狙う! だが平は外した。バックになっている平。殴り、ヒザを打ち込む。足を抱えて尻もちをつかせた鈴木。残り10秒、お互い殴って終了。
3R。お互いパンチで出る。鈴木の蹴り足を平が抱えて殴る。鈴木はケージへ押し込んでいく。平は殴り、アゴへヒザを入れる。浴びせ倒した鈴木。平がすかさず足関へ。しかし鈴木は足を抜いた。
平は後ろから抱えて殴る。バックチョークを狙うが、鈴木が外した。平が掴まれていた手首を抜くと、両者立ち上がった。
鈴木が投げて崩し首を狙う! しかし平は回って頭を抜いた。会場から大拍手が沸き起こる。バックを取る平。鈴木は足を狙うがこれは極めるに至らず。平はバックをキープし激しく殴り、肩パンチ。立たせず殴っていく。しかしパウンドアウトするほどの威力は見られない。終了間際、なんとか立った鈴木がケージへ押し込んだところで終了。
かなり消耗している鈴木はマットに横たわる。平は腕立てをして見せ「疲れてない!」とアピール。
ジャッジは3名とも29-28、3-0で鈴木が勝利。
上位ランカーに勝ち、金星を挙げた鈴木。しかし同時に課題も多く見えたはず。次回以降の成長が楽しみだ。
負けた平も意地と根性を見せ会場を大きく沸かせた。格闘技は技術も大切だが、強い精神力も重要だと改めて思わせる一戦だった。
第11試合 フェザー級戦 5分3R

遠藤は2021年より参戦中。10位といい位置につけ、さまざまな相手と激闘している。昨年は、木下尚祐、オタベク・ラジャボフに連敗を喫しているが、6月に行われたRIZIN北海道大会では、ザーシバーディンに判定勝利を収めている。
対する三宅は2020年初参戦。翌2021年、NBT同級優勝を飾っている。2023年より3連勝で2024年12月、平田直樹とのタイトル戦を制し第11代王者に輝いた。昨年6月に迎えた初防衛戦では中田大貴をKOで沈め、見事防衛を果たしたが、同年9月のRIZIN.51で高木凌戦に判定負け。「高木なら勝てる」と豪語していただけに敗戦のショックと責任感から、一時は引退を表明し王座返上。しかし、パンクラスでの出直しを決意。
群雄割拠のフェザー級戦線。KOP栁川唯人がUFCを目指す中、多くの選手が虎視眈々と“次”を狙う。それだけに、元キング・三宅の復帰戦に大きな注目が集まる。
闘い続けてきた遠藤が勝利してアピールするのか、三宅が元KOPの意地を見せつけるのか。
1R。三宅がすぐにパンチで出る。遠藤はロー。三宅がジャブ。プレッシャーをかける遠藤。フェイントから入ってボディ! 三宅は距離を取り前蹴り。遠藤も前蹴りからロー、片足タックルへ。三宅はガブるが、遠藤は回って抜けた。立ち上がる。両者すぐ組んだが、離れた。
パンチを振る両者。遠藤は足を掴むが離した。ワンツー! 三宅も左ジャブをヒットさせる。さらに左右ジャブ。遠藤がオーバーハンド。三宅の右パンチがヒット、遠藤がダウン! しかしすぐに立つ。遠藤がパンチ、ハイキックからタックルに入るが三宅は切る。続いて遠藤がタックルに入るが、三宅は付き合わない。三宅が右パンチをヒットさせると、遠藤のヒザが一瞬落ちた。
しかしすぐタックルへ。三宅は受け止めてバックに回る。床に斜めに座っている体勢の遠藤を殴る。しかし両者離れた。
遠藤がパンチ、左ハイキック。三宅も右ハイキックを放つが、遠藤がカットし右パンチを振る。三宅のパンチがヒット、遠藤がフラッシュダウン。しかしすぐに立った。三宅がさらにパンチ! 遠藤、効いたようだが、ホーンに救われた。
緊張感に溢れるラウンド。
2R。遠藤がロー、前蹴り。三宅がパンチをヒットさせる。遠藤がタックルに入るが三宅は切り、前蹴り。遠藤がタックルに入ると、三宅は潰してバックに回り殴る。しかし遠藤は立ち上がった。
遠藤が左ジャブからタックル。三宅が潰すが、場内から大きな「来生コール」が湧き上がる。三宅が首を狙うが、遠藤は抜けた。遠藤の左目あたりに出血が見られる。両者離れる。
遠藤がタックルに入るが、三宅は付き合わない。左右ジャブからアゴへヒザを突き刺す。遠藤は右ハイキック。三宅が前蹴り、遠藤が右パンチ。
残り1分。お互いロー。遠藤が右ミドルからプレッシャーをかける。ハイキック、前蹴りと攻め手を止めない。三宅が入ってヒザ、遠藤が左右パンチを打って終了。
3R。プレッシャーをかける遠藤。三宅ジャブ。遠藤が一気に詰めてワンツー。三宅の左ジャブがヒット! 遠藤は右のオーバーハンド。ジャブで迫っていく遠藤、バックハンド、アッパー。三宅は距離を取りながらジャブを入れる。遠藤が出てきたところに三宅の右フックがヒット、遠藤ダウン! 遠藤はすぐ立ち上がり、距離を詰めていく。しかし両者離れた。
遠藤がパンチ、三宅もパンチを当てていく。遠藤がオーバーハンド、アッパー。しかし、パンチを当てているのは三宅。遠藤が距離を詰めてくると、三宅はヒジ。遠藤はケージに追い込んで左右のパンチを打ち込む。最後までパンチで詰めていく遠藤。三宅は距離を取って逃げ切り体勢。終了。
ジャッジは2名が30-27、1名が30-26の3-0で三宅が勝利。
三宅が衰えない強さを見せたが、最後の最後まで諦めず攻め続けた遠藤の勇気あるファイトに大きな拍手が送られた。
《三宅 ケージ上コメント》
「つまんない試合になっちゃいました、すみません。負けてから試合してなかったんですけど、次の次にタイトル戦をやるっていう話になった時に、(山口)怜臣くんに『一回試合を決めちゃった方がいいよ』って言われて、話をしてすぐに試合を組んでくれたパンクラスさん、ありがとうございます。ちょっと不甲斐ない試合をしてしまって納得がいかないんですけど、これが今の僕の実力だと思っています。応援ありがとうございました」
第12試合 フライ級戦 5分3R

濱田は2022年よりパンクラスに参戦。2025年11月、負けなしで挑んだ大塚智貴との激闘を制し、第10代KOPに輝いた。ベルトを巻くことはキック時代からの悲願だったという。しかし、歓喜の戴冠からわずか4ヵ月、パンクラスへの事前承認を得ないまま「BreakingDown」参戦を進めていたことが発覚し王座剥奪に。その後の進路が注目されたが、濱田はパンクラスでのゼロからの再出発を選択した。
対するカマチョは、2023年より参戦中。2024年12月、元KOP・猿飛流に一本勝ちを収めたが、次戦がビザの関係で入国できず、久々の試合となる。
出直をはかる濱田と、上を狙うカマチョ、ともに現在ノーランカーながら、実力は折り紙つきの両者。一歩先んじるのはどちらか。
1R。濱田の右ジャブがヒット。カマチョはすぐに出て、ケージへ押し込みながら殴る。濱田がヒザ。カマチョが投げるが、濱田はすぐに立った。バックを取っているカマチョ。濱田は正対して離れる。
カマチョはすぐに前に出ていく。濱田がバックハンド。離れてお互い蹴り。カマチョが組むが、濱田は離れてプレッシャーをかける。カマチョが長い距離のタックルに入り、テイクダウン。バックを取るが、濱田はケージを使って立ち上がる。
濱田は正対。カマチョはケージへ押し込みながらお互いヒザ。カマチョがロー、左ミドル。濱田が右ミドル。
カマチョがタックルから尻もちをつかせると、濱田は鉄槌を連打し立ち上がる。バックを取っていたカマチョは正対する。濱田がヒザを入れると、カマチョはケージへ押し込んでいく。
カマチョが投げるが、濱田はすぐ立つ。またカマチョが投げるが、濱田はすぐに立った。ケージへ押し込み殴る濱田。ヒザを入れたが、カマチョがタックルを合わせてバックに回った。残り20秒、濱田がギロチンで引き込む。カマチョが首を抜いて外したところで終了。
さすがに気合いが入っている濱田。
2R。お互いパンチ。距離を詰めるカマチョに濱田がパンチ。カマチョが組んでバックにつく。濱田は正対するが、カマチョがギロチンへ。濱田は回って外し、立ち上がってカマチョの顔面にヒザ。さらにギロチンで引き込む。そのまま絞めるとカマチョがタップ!
濱田のこれまでの試合に気合いが入っていなかったというわけではないが、今までで最も気持ちが見えた一戦だった。今後も格闘家として生きていきたいのであれば、ここで気持ちを見せないわけにはいかない。31歳という年齢を考えれば、Breaking Downへの出場交渉も将来を見据え先走ってしまった結果だろう。
しかし、今回のことを教訓とし、格闘家にとって何が必要なのか、人に求められる格闘家とはどんなものなのか、改めて考えるきっかけになったはずだ。今後、一皮剥けた姿を見せてくれることを期待したい。
第13試合 コーメイン バンタム級キング オブ パンクラス 暫定王者決定戦 5分5R

正規王者・田嶋椋の「Road To UFC」参戦に伴い、組まれた暫定王者決定戦。ランキング1位と2位が激突する。
山口はアマチュア時代の2022年にアマチュアルールで初参戦。翌2023年9月にはプロデビュー、以降MMA選手としてパンクラスで活躍している。2024年にはNBT優勝、MVPを獲得。その後、平岡将英、松井斗輝を連破し、王座挑戦への切符をつかんだ。
対する宮城は、2023年初参戦。翌2024年のNBTで山口に判定で敗れている。しかし、昨年より4連勝中と波に乗る。二度目の対戦が暫定王者戦となった両者。山口がはっきり決着をつけるのか、宮城がリベンジを果たすのか。
1R。プレッシャーをかける宮城。右ストレート! 山口はロー。さらにプレッシャーをかけていく宮城。右ハイキック、パンチを放つ。
距離を詰める宮城だが、離れる。右のオーバーハンド。山口もジャブで出る。続いてタックルに入るが、宮城は切った。宮城が右ボディ。アッパーを振り、プレシャーをかける。
宮城が蹴り。山口が片足をつかみテイクダウン! 宮城はガードポジション。山口はボディ連打。宮城はケージを使って立ち上がるが、山口はバックに回る。宮城が後ろへ向かってヒジ。
残り1分。山口がタックルに入りテイクダウン。ハーフマウント。山口がボディ、鉄槌を強く打ち下ろして終了。
2R。宮城が圧をかけていく。山口がパンチ、宮城が右ジャブ、ワンツー。タックルを狙う山口。しかし宮城のパンチがやや効いたか。
山口は組んでケージへ押す。テイクダウンを狙うが、宮城はこらえて離れた。山口がカットした模様。出血が見られる。
しかし構わず山口は片足タックルからテイクダウン! 宮城は下から腕を狙うが、山口が腕十字へ! 宮城が腕を引き抜くと、場内から拍手が起こる。
山口が押し込むと、ケージでこらえる宮城。山口は引っこ抜けない。宮城が殴って離れた。さらに前蹴り。
山口が左ミドル、組んでテイクダウン。しかし、宮城はすぐに立つ。山口は押さえ込みを離してパンチ。山口の出血がひどくなり、顔面が真っ赤に染まる。
両者離れる。山口が左ボディ、宮城がヒザ。宮城が腕を抱えているが、残り時間は1分。
山口が組んでテイクダウンからハーフで押さえ込む。宮城は下から腕を狙うが、極まらない。山口は残りわずかでマウントから顔面にヒジを落とすが終了。
山口は右目の下が腫れている。
3R。宮城が右ストレート、ボディ。山口が組みにいくが、宮城はヒザを入れ突き放す。ロー。宮城のパンチをくぐった山口だが、タックルは不成功。宮城はボディ、パンチ。山口の右フックは空振り。蹴っていく。
両者距離を詰めて打ち合う。宮城が右のオーバーハンド。山口はタックルに入るが、宮城は殴って離れる。
タックルに入らせてもらえない山口、バックハンドを放つ。宮城もパンチを返すが、山口が片足をつかみテイクダウン! 宮城は腕狙いか。殴る山口だが、また出血している。宮城はまた腕? 山口は鉄槌連打。
残り30秒でブレイクがかかる。スタンドに戻り、宮城がパンチを放ったところで終了。
山口の右目はますます腫れ上がり、下まぶたを押し上げて目を塞ぎそうなほど。
4R。開始すぐにタイムストップがかかり、山口の目をドクターチェック。すぐに再開された。
宮城がジャブ。山口はワンツー。宮城がロー、右ジャブ。山口が蹴り、宮城がアッパー。山口が片足をつかみテイクダウン! ハーフマウントへ。ボディを連打する宮城。山口もパウンド。片足をパスした宮城が立ち、両者離れた。
宮城がパンチを当てている。ボディ! 山口は左ストレート。宮城がロー、ボディを打つと山口が片足をつかむが、宮城が足を抜いた!
残り1分。宮城が距離を詰めパンチを入れる。山口のタックルをガブってパウンド連打! 立って猪木アリ状態になったところで終了。
山口の出血が酷い。宮城はもっとハッキリ決め切る攻撃が欲しい。
5R。宮城がボディ、左パンチ。山口が片足をかかえテイクダウン! ハーフマウントへ。パウンドを入れる山口。しかし、宮城は立ち上がり左右のパンチ。
山口は片足タックルから両足に切り替えてケージへ押し込む。また片足に切り替えてテイクダウン! しかし宮城は立ち上がる。すると、山口は両足をとらえ大きく投げてテイクダウン! 場内から拍手が湧く。
残り2分。山口の右目はほとんど閉じてしまっている状態。ハーフで押さえ込んでいるが、サイドに移行してヒジを打ち付ける。しかし、宮城が立ち上がった! 会場から拍手が湧く。バックを取った宮城。投げてテイクダウンを狙うが、すっぽ抜けて下に。しかし山口が立ってケージへ押しテイクダウン。しかし宮城が立った。ケージへ押し込む山口。殴って離れる宮城。山口のバックハンドがヒットが、浅くダメージが少ない。宮城がパンチ。残りわずかで山口がタックル、ケージへ押したところで終了。
ジャッジは2名が48-47、1名が49-46の3-0で宮城が勝利。バンタム級暫定王者となった。
《宮城 ケージ上コメント》
「ありがとうございます。試合をしてくれた山口選手、おそらく山口選手は昨日体調が良くなくて(※減量に苦しみ、かなり消耗していた)、試合をするのも厳しい状況だったと思うんですけど、どんな状況でもケージに上がってきてくれて、試合をしてくれたことにまず本当に感謝したいです。ありがとうございました、山口選手。
僕が格闘技を始めたのは23歳くらいで、妻と結婚して、妻が妊娠での帰省中に格闘技をやりたくなって、今しかないんじゃないかと思って、妻に無理を言って格闘技を始めさせてもらいました。それから子供が3人も産まれる中で、アマチュアとプロと頑張って勝ち上がってきて、まずは支えてくれた妻に本当に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます(涙声)。
これからは、パンクラスにもっとお客さんを呼べるような、華のある選手を目指して、呼ばれれば大きなメジャープロモーションとかでも試合をしたいですし、そういうところで活躍することによってこのパンクラスのベルトの価値を高めて、最終的には自分を通してお客さんを呼べるような、そんなチャンピオンになりたいと思っています」
第14試合 メインイベント フライ級キング オブ パンクラス チャンピオンシップ 5分5R

濱田巧の王座剥奪により空位となったフライ級王座決定戦。
1位の時田は、2024年より参戦中。参戦以来、4連勝の負けなし。レスリングで培ったスクランブル力とフィジカルを武器に勝利を重ねてきた。前戦以来10ヵ月ぶりの試合となる。
3位につける岸田も2024年より参戦中。同年NBTでは優勝こそ逃したものの、グラウンドのうまさで注目される若手。昨年は、元KOP猿飛流には敗れたものの、浜本“キャット”雄大、眞藤源太に一本で2連勝している。
2024年にプロデビューを果たした、次世代を担う新鋭同士。シルバーに輝く至宝を腰に巻くのはどちらか。
1R。時田がジャブ、ワンツー。プレッシャーをかける岸田。ミドルを蹴る。
時田がパンチで攻め込む。タックルに入るも離した。離れ際に岸田がタックルに入り、一瞬倒したが、時田はすぐに立つ。岸田は首をギロチンに取る。しかし、時田が振りほどいて離れた。
時田が左右ジャブ。岸田は右ミドル。左を入れた時田がバックに回るが、パンチを入れてすぐに離れて立つ。岸田の右フックに時田が左を返した。岸田がタックルに入るが切られてしまう。岸田に焦りの色が浮かぶ。
残り1分。ジャブを入れる時田。さらにスーパーマンパンチがヒット。フェイントを見せる岸田だが、手が出せず終了。
2R。時田がカーフキック、右ストレートをヒット。時田のジャブがヒットし、岸田の首がのけぞる。距離を詰めたい岸田だが、時田は距離を空ける。グラウンドに持ち込みたい岸田がタックルを狙うが、時田はかわして付き合わない。
時田が左ストレート。岸田はジャブで出て組むチャンスをうかがうが、時田は距離を取り入らせない。しかし岸田がタックル。だが時田が離れた。
岸田はさらに間合いを詰めていくが、時田は距離を取り、岸田をタックルに入らせない。時田のローが効き、岸田の足が流れる。岸田が蹴り、残り時間わずかで飛び込んでパンチを入れるが終了。
相手の土俵に乗らない時田、なんとか自分の土俵に引き込みたい岸田。疲労の色が見える。
3R。時田がロー、岸田が前蹴り、ロー。右の蹴りからプレッシャーをかける。時田がスーパーマンパンチ。さらに左フックがヒット。パンチを振った時田の打ち終わりに岸田がタックル、ついにテイクダウン! バックに回った岸田はバックからパウンドを入れる。さらに三角を狙ったが、前に落とされて時田が上に。岸田は横っ面にヒジを打ち込み、細かく殴る。
時田はパウンド。岸田が上体を引きつけ三角を仕掛けたが、防がれてしまう。岸田は下からホールド。時田はパウンドを落とすが、ブレイクがかかった。
パンチを振る岸田、スーパーマンパンチを入れる時田。距離を置いてさらにスーパーマンパンチを顔面に打ち込む。これ以上岸田に入らせず終了。
4R。岸田に疲労の色が見える。時田が左パンチ。岸田が飛び込んでロー。時田のバランスを崩すと、岸田は距離を詰め組む。引き込み気味に下になる。時田がハーフからパウンドを落とすと、岸田は足で距離を空けながらヒジ。時田が立ち、離れた。
岸田が蹴ると、時田が片足タックル。こらえようとする岸田だが、時田はケージ際まで押し込んでいく。両足を引きテイクダウン。お互いボディを殴る。何か仕掛けそうな雰囲気の岸田だが、立ち上がった。
離れた時田がタックル。岸田がガブると時田はケージへ押し込んでいく。追い込まれている岸田だが、セコンドの声はしっかり届いているよう。
岸田はガードで下から殴り、仕掛けようとするが、密着され攻められない。時田はボディを殴る。残り20秒でブレイクがかかる。スタンドからお互い蹴りを出したところで終了。
最終ラウンド。プレッシャーをかける岸田。時田がジャブ、スーパーマンパンチ。岸田も蹴り、右パンチ。タックルに入りたいが、時田は入らせない。
岸田は前蹴り、パンチ。時田がパンチからタックル、テイクダウン。岸田はケージのほうへ移動する。時田はボディを殴る。押さえ込む。岸田は立ちそうだが、時田が殴る。頭部を殴る岸田、上をキープし続ける時田。ここでブレイクがかかった。
スタンドから再開。時田がタックル。岸田は上に乗り殴る。腕を狙う。時田が背中を向け、岸田がバックに。しかし、時田は足のフックはさせない。
残り15秒。岸田は足をフックしないままリチョークを狙うが、時田は入っていないとアピール。岸田が離して殴ったところで終了。
ジャッジは48-47時田、48-47岸田、49-46時田と割れ、2-1で時田が第11代フライ級KOPに。
《時田 ケージ上コメント》
「ありがとうございます! ここまで来るまで、たくさんの応援のおかげで無事ベルトを獲ることができました。本当に応援してくれた皆さん、ありがとうございました。今の気持ち、僕の練習を見てくださっている先生方、お父さんお母さん、いつも僕のことを応援してくれている皆様に、この思いを届けたいと思います。ありがとうございます。
パンクラスのフライ級はどこの団体よりも一番強いということを、これから証明していきたいと思っております」
新王者の誕生、引退し去る者、そして新しいステージに進む者と、さまざまな思いが交錯する大会となった。
(写真・文/佐佐木 澪)
















