『神戸をプロレスの町に』プロレスで神戸振興に心血注ぐBADMAX藤永が現役最後のメリケンパークプロレスフェスで有終の美を飾る

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 プロレスと音楽、ダンスパフォーマンス並びに食の一大イベント「メリケンパークプロレスフェス」が今年も神戸メリケンパークにて2日間開催された。プロレスの試合の合間に音楽ライブ、ダンス、ストロングマンショー、地元子ども食堂の活動報告などが行われ、会場にはキッチンカーも出店。試合が終わった選手たちもビールを片手にキッチンカーを散策したり観客と談笑したり、開放的な空気をシェアしあって極上のレゲエミュージックに身を任せていた。

 フェス最終日19日(日)の第1試合に神戸元町のプロレスカフェバーのマスター兼プロレスラーでイベントの主宰者でもあるBADMAX藤永が金本浩二と組んで大宅龍則、藤本幸雄組と対戦した。藤永はかつてカス野郎プロレス・カスイチを主催し、その後プロレスリングElDoradoの代表に。同団体の解散後は「神戸をプロレスの街にしたい」という夢を抱いてKOBEメリケンプロレスを立ち上げ、屋外イベント『メリケンパークプロレスフェス』を主催したりと地元密着型のプロレスを展開してきた。近年では地域貢献にも力を入れ、プロレスラー有志と共にメリケンパークの清掃ボランティア活動を行うなど、プロレスラーのイメージアップにも尽力を傾けている。

 今回、プロレスフェスの開催を目前に今年度2026年を以ってプロレスラーを引退すると宣言をした藤永。だが金本と共に入場してきた藤永はいつも通り缶ビールをあおって竹刀をぶん回し、場外乱闘でもラフファイトで気鋭の若手を徹底的に痛めつけた。リングに戻ると大宅に狙いを定めたおやじコンビが容赦なく大宅をいたぶる。若者に道を譲る気などさらさらない金本は大宅にファルコンアロー、ムーンサルトプレスと惜しげもなく大技を連投し観衆が熱狂。第1試合からクライマックスの盛り上がりを見せる中藤永が大宅にメリケンドライバーデスロックを決め、現役最後のメリケンパークプロレスフェスで有終の美を飾った。

 試合後も藤永は、湿っぽい様子は微塵もなく「おやじ狩りに遭わなくて良かった」と冗談を言う余裕を見せつつ「俺も金本さんもね、二人合わせて100歳越えてますんで・・・若い二人に負けたくなかったし、それと同時に魂がはいってこそプロレスということ、金本さんにしろ俺にしろ気持ちがはいることで熱くなって、その熱がお客さんに伝わるので、魂を込めるということを伝えたかったです」と、真摯に思いを語ってくれた。

 今年引退をすると決めた理由については「自分はアントニオ猪木さんに憧れてこの世界に飛び込んだということがあり猪木さんが引退された55歳までは頑張ろうと自分の中で決めてたことなんで、いま丁度55なんで今年引退します」ときっぱり。今後はプロデュース業に専念するとのことで「楽しみを作るのが僕の仕事だと思っているんでこれからもどんどんみんなの楽しみを作っていきたいと思います。夢は尽きないというか、常設会場を作るとか、メリケンパークでプロレス興行を開催するとか夢を叶えてきたんですけれど、いま新たに見えた夢があるんです。神戸にできたGLION ARENA KOBEでプロレスをやりたいという夢がいま湧いてます」とすでに新たなる夢の実現に思いをはせる。

 5回目のメリケンパークプロレスフェス2日間の大盛況ぶりを見た限り、神戸がプロレスの街と呼ばれるようになるのもそう遠くはないように思えた。

『メリケンパークプロレスフェス2026』
日程:4月19日(日)
開始:12:30
会場:兵庫県・KOBEメリケンパーク

▼第1試合
●大宅龍則/藤本幸雄
18分1秒 メリケンドライバーデスロック
金本浩二/○BADMAX藤永

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