【インタビュー】「俺らより面白い試合出来んの?」4.29ガンプロ後楽園ホール大会を控えた勝村周一朗インタビュー!

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 横浜駅から徒歩5,6分、線路沿いの建物の2階に上がると修斗のベルトの向こうに勝村選手を発見。我々世代にはグッとくる修斗のベルトに目を奪われながらも、4.29ガンプロ後楽園大会の見どころをお聞きしてまいりました!(文:スレンダー川口 @slender_kg https://x.com/slender_kg

――もう15年ぐらい前になりますけど、震災支援で子供たちにおもちゃを持っていかれたこと覚えてます。さすがチャンピオン!と思いましたもの
勝村「あ~、持ってきましたね。お菓子とかおもちゃとか。やっぱりね、子供たちってじっとしてられないじゃないですか。どんな時でも遊びたくなっちゃうし、子供たちは笑ってる方が良いですよ」

――本日は4.29後楽園大会の「この試合はこういう目線で見てもらうと面白い」という見どころをお聞きできればと。まずガンプロ13周年記念大会となります
勝村「そうなんですよ。そんな経つんだと思って。結構長いことやってて4月は毎年周年記念みたいな形で開催してますね」

――まず第一試合、中村選手が頸椎椎間板ヘルニアから3ヶ月半ぶりの復帰戦です


▼6人タッグマッチ
趙雲子龍(新北京)/PSYCHO(フリー)/進祐哉(FREEDOMS)
vs
中村宗達/川上翔大/元島仙多郎

勝村「宗はやっぱり体重が軽いんでポンポン投げられるちゃう。あとは自分のジャーマン。めちゃくちゃ綺麗なジャーマン打つんです。自分にも負担がかかっちゃうんですよね」

――復帰戦だと主役になってほしい気持ちもあります
勝村「最初、怪我を相談された時は「絶対に休め!まだ若いしチャンスなんかいくらでも来るから」と。幸い6人タッグだから、川上と元島にお前らが頑張れよって発破かけようと思ってます。でも宗は目立とうとしちゃうだろうな(笑)」

――進選手はダムズに再入団、節目ですからやっぱりガンガン来ると思います
勝村「進は進で、この前の挑戦者決定トーナメントで石井に負けてるから、もう一回ガンプロの中でも目立ちたいはずなんですよ。PSYCHOさんもそのトーナメントで決勝まで行ったし、趙雲さんも去年ベルト挑戦してるし、若手3人に対して良い組み合わせですよね」


▼シングルマッチ
春日萌花
vs
ラム会長(666)

――春日選手とラム会長、2人とも昨年20周年で実は相当なキャリアの持ち主
勝村「同期なんですよね。だったらもう20周年記念試合的にやってほしい。ほっといてもこの2人勝手にやっちゃう(笑) もうね、好き勝手やってるのを見て楽しみましょう」


▼シングルマッチ
林下詩美(マリーゴールド)
vs
YuuRI

――YuuRI選手は昨年12月にSareee選手と戦い「期待できる」と言わしめました
勝村「YuuRIにはほんと宗以上の期待というか、ガンプロの期待の星というか。まなせゆうなが欠場してるからこそ、本人も責任感がものすごい出た試合でしたね」

――ぶっ飛ばされても喰らいついて行ってました。そしてここで林下選手
勝村「ガン女の中心とか他団体とバチバチの対抗戦っていうと、やっぱりYuuRIに期待がかかるし、本人も分かってる。Sareee戦もそうだけど、デカいシングル組んでもらえるけど結果に繋がってないのが正直なところで、やっぱ一発大物喰わなきゃいけない」

――ハネ時ですね
勝村「今はキャリアの割にはよくやるねとか、同期の中ではちょっとだけ出てるぐらい。ボーンって出て、今の女子のトップどころとタメ張れるぐらいになって欲しい。それこそ反則勝ちだろうが、リングアウト勝ちだろうが、何でもいいから白星が付けば変わるんですよね。自信が付くでしょうし、本人も多分決意があるでしょうし」


▼大家健デビュー25周年記念試合
大家健/ガッツ石島(TTT)
vs
望月成晃(DRAGONGATE)/中津良太(BASARA)

勝村「大家選手25周年記念タッグマッチということで、まあ所縁のある選手たちみたいな組み合わせですよね。みんな去年と今年で大家健とタイトルマッチやったんじゃないかな」

――ということは「強敵」と書いて「とも」たちとのタッグマッチ!
勝村「中津にはBASARAで挑戦してるし、ガッツさんからTTTのベルト取ってるし、望月さんともシングルやってるんでね、25周年にふさわしい。なんだけど、大家健以外の3人はそれぞれが多分あんま絡みが無いというか。ガッツvs望月は初対決じゃないですか」

――おお!それは注目ですね!
勝村「ガッツvs中津もあるだろうけど、だから望月&中津のタッグも初めてだろうし。大家健を通すとそれぞれあるんだけど、それ以外はすごい新鮮なんですよ。ガッツ石島も「23年やってるけど望月さんとだけやってない」って言ってた気がするんですよね」

――まずい!大家健25周年記念なのにそっちに注目されてしまう!
勝村「石島望月がバチバチにやりあって心が通じ合って、ひょっとしたら試合後、石島望月軍が生まれるかもしれない」

――二人に「どいてろ!」ってずっと場外に出されてしまい25周年なのに試合させてもらえない大家健とか…(笑)
勝村「その可能性も大いにあるのが大家健ですよ(笑) でもスゴイのはそれで団体の代表が出来てみんな付いてきてるところ。愛されキャラ。若手からいじられまではしないけど、ほんと愛されてますからね。なんだろうな、俺の背中について来いタイプではないけど、本当に何でも相談しやすい。希望も言えるし、不満も言えるし、ふざけたことも言えるし」

――そういう人が組織に居るととても安定します
勝村「俺と大家健だけガンプロの中では年離れてるけど、やっぱ俺とはタイプが違うので、俺のこといじるやつもいないし、ふざけたこと言ってくるやつもいない。それこそ物を言いにくいんじゃないですかね、俺には。でも「大家さんにだったら言える」みたいなところはあるんで。あの人が代表だからこそ、このガンプロの雰囲気が保たれてるんだなって」

――大家選手の存在がめちゃくちゃ貴重
勝村「もうみんな好き勝手やっていいっていう風にしてて。それこそね、渡瀬がデスマッチやりたいって言ったら全然応援するし。他団体に出たいって言ったら応援するし。うちのビッグマッチ前に平気で「デスマッチ?OK!」って出しちゃいますから!」

――"逆イケイケ"ですね
勝村「まあでも挑戦を許してくれるからみんなこう頑張れるみたいなとこありますよね。その、何かあってもケツ拭いてくれるじゃないけど、本当にそういう熱さもあるんでね」

――失敗を怒るんじゃなく挑戦を褒める、それリーダーの素質ですね
勝村「そういう熱さがあるんで、もうみんな本当に自由に好き勝手やっちゃう。あまりにも好き勝手な時は俺がちょっと締めるかな。すごく良いバランスの組織です(笑)」


▼タッグマッチ
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/勝村周一朗
vs
関根“シュレック”秀樹(フリー)/小路晃(小路道場)

勝村「とんでもないカード組みましたよね(笑)」

――SNSでも見かけましたけど、修斗、パンクラス、PRIDE、RIZINってもうニヤニヤしちゃいますよ!裏メインとも言えるタッグマッチです
勝村「前回の後楽園で俺が小路さんとシングルやって、あれから小路さんも本格プロレス復帰みたいな。ガンプロ出て「プロレス楽しい」って言ってくれんですよ。と思ってたら「関根シュレックと素手で殴り合うんだけど、どう思う?」って。「やめた方がいいって言いますよ!」ってね。いやいや、あんた何キロ差あると思ってんの?ってビックリですよ(笑)」

――"小路晃"はね、やっぱり気になっちゃうんですよね、ファンとして。あのセームシュルト戦とかみんなハテナだらけでしたけど、もうそこに小路がいるから応援する!みたいな
勝村「ほんとそう。応援するしかないっていう。特にPRIDE時代なんて。でも絶対いい試合になる。当時俺も修斗だったんで、しかもK'zと慧舟會ってそんなに仲が良かったわけじゃないので、スゴイなと思いつつちょっと嫉妬もありましたよ、やっぱり。まあ階級も違ったから当たることもないんだけど、気持ちは応援しつつ、なんか嫉妬はありましたね」

――鈴木選手とはシングルも
勝村「シングルやってますね。2021年かな。だから向こう(関根・小路)もシングルやってるけど、こっちもシングルやってる同士なんですよね。あの鈴木みのる戦、あの試合は多分一番楽しかったな。プロレスラーになって。楽しかったし一番勉強になったし。あの試合のあと、鈴木さんからいろいろアドバイスもらいました」

――シュレック選手とのシングルは?
勝村「無いですね。タッグも初対決じゃないですか」

――また見どころがありますね
勝村「関根さんとは時代も被ってないし、格闘技の会場でお互いセコンド業で会ったりするぐらい。関根さんは警察柔道からのボンサイ柔術。俺とはタイプが違いすぎるというか。あの人はもうデカい人の柔術なんです。デカい人の柔術なんだけど細かいことも出来る。俺は細かいことしか出来ない。細かいこととスピード。プラス、やっぱプロレスのキャリアでいったら俺の方があるんで、それらで体重差を埋められるかなと思います」

――良いマッチアップですよね。どこに注目すれば良いか分かりやすい
勝村「まあでもやっぱり一発で全てを覆すパワーがあるんでね(笑) 関根さんとやるのは楽しみだな~。だけど、鈴木・関根も鈴木・小路も楽しみですよね?」

――楽しみですね~(笑) 修斗、パンクラス、PRIDE、RIZINが時代を超えて、ですから
勝村「ニヤニヤしますね(笑) で、鈴木さんは相変わらず「お前らの思い通りにはさせねえからな」ってタイプなんで、これが全然格闘色の出ない試合になる可能性もあるんですよ」

――あり得る!
勝村「だからパートナーながらも、鈴木みのるが何を考えてるのか分からなさすぎて怖い。俺が普通に綺麗な格闘技をやろうとしたら、何ならあの人に後ろから蹴とばされる可能性だってありますからね(笑)」

――安心できないパートナー!
勝村「どうなるかわからない楽しみってここ最近無いですからね。綺麗に終わんないと思います、ふふふ」

――その試合の後でタッグのタイトルマッチやるってなかなか


▼スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ選手権試合
【王者】今成夢人/冨永真一郎
vs
【挑戦者】和田拓也(フリー)/前口太尊(飯伏プロレス研究所)

勝村「プレッシャーでしょうね、俺らの後(笑) まあ挑戦じゃないけど、俺らより面白い試合できんの?っていう」

――違う意味でニヤニヤしますね。この流れも面白い
勝村「今成がほんとノってますからね。気持ち悪いぐらいテンションも上がってる。今年に入ってからガンプロの練習環境がちょっと変わったんですよ。新しく借りたところはリングがちょっと広くなったんだけど選手が集まりにくい時間帯で、俺と今成二人とか、俺・今成・YuuRIの3人とか、今成と若手だけとか、今成中心の練習が始まったんですよ」

――今成タイムができたんですね
勝村「そっからめちゃくちゃ伸び伸びやるようになって。ほんと若手をただただぶん投げたりとか、それまでやったことないコーナーから飛ぶとかを練習し始めて(笑)リングがデカくなってそういう練習がやりやすくなったんですよ。だから急に今年に入って出す技も増えたし。練習環境が変わって奇想天外なところが更に増した。今成に自由を与えてしまった(笑)」

――4年ほど前、今成選手に取材した時「人生のレールを外れかけたところプロレスに人生救われてる」と。プロレスに人生ぶつけてるみたいなお話でした
勝村「今はサイバーファイトの映像班も離れフリーでやってるから、それもいい意味で活き始めたんじゃないですかね。仕事も自分で選べるようになってきてるだろうし、練習環境も自分で選べてるし。いろんなものの陰に隠れてるけど、「今成夢人全盛期説」ありますね」

――ほんとに今成タイム!(笑)
勝村「冨永は冨永で子供が生まれて。いい意味でより堅実になったというか。あいつはそういうレスラーなので。堅実に人を騙すタイプなんですよ」

――そこだけ切り取るとろくでもない野郎になってしまいます(笑)
勝村「ははは!レスラーとしては素晴らしいことですよね。手堅く裏をかく。だから意外と今成冨永組は、誰にでも負ける可能性はあるけど、誰にでも勝つ可能性もあるっていう」

――勝村さんがローリングクレイドルからグランドコブラに入るところを和田選手がずっと笑って見てるっていう映像を見ました。
勝村「昔から知ってるんで、俺が若手に厳しくやってる時とかを思い出して「またこいつ人の知らねえことやってるよ(笑)」みたいな笑いだと思いますよ」

――お二人はもう長いですよね?
勝村「和田拓也とはもう27年ですからね。K'z時代から一緒なんで。あいつはパンクラスのウェルター級チャンピオンでしたし。階級が違ったんで練習はそんなに一緒にやってないですけど、同じ釜の飯を食った仲間。だから5、6年前かな、その K'z時代のメンバーで飲み会やった時、それまでも青木篤志の同級生ってことでハードヒット出たりしてたんだけど、もっとプロレスやりたいんだよって相談があって「じゃあガンプロ出る?」って。未だにこのジムに来て二人でプロレスの練習したり、相談に乗ったりもするんで。いい関係ですね」


▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
【王者】渡瀬瑞基
vs
【挑戦者】石井慧介

――渡瀬選手はガンプロのシングルとダムズのタッグで二冠王、ノってるんじゃないかと
勝村「渡瀬はね、去年の8月葛西純とやってから人が変わっちゃったんで。血が出ようが何しようが。この間も背中ざっくり切れたまま会場来て「え?試合できんの?」みたいな状態。その前は小指が折れたっつってギプスしたまま試合してた。もう狂ってますよ。2年前だったら欠場してる怪我なのに「これが当たり前」って別世界に行っちゃったんです」

――葛西さんと交わってその扉を開けちゃった
勝村「ダムズに出始めて半年ぐらいでタッグベルト取ったし。もう覚醒しまくってます」

――つい最近も新木場で葛西さんとタッグで勝利、血だらけで笑ってましたよね
勝村「渡瀬は試合中もよく笑うんです。変人なんですよ。でも石井は変な人ともやり慣れてる。DDTで生まれてきたこともあってね。去年12月の後楽園、あそこは確実に石井がベルト取る流れだったんですけど、望月さんのベルトに挑戦して負けてるんです。あいつ、後楽園のメインイベントで7回連続負けてるんですよ。今回8回目なんですよ」

――後楽園がゲンの悪い会場って選手、なかなかいないです(苦笑)
勝村「8度目の正直なんでね。今回はさすがにあのトーナメント勝ち抜いたっていうのもあるし、期するところはあると思うんです。石井が「後楽園のメインでタイトルマッチだったら自分が挑戦したい」って言って、あの挑戦者決定トーナメントを無理やり作ったんで」

――期するところ、まさにあると思います
勝村「こないだ新木場の決勝、PSYCHOさんがスワンダイブしようとトップロープ乗ったところにニールキックを当てるっていう、そんなことできる人いる!?ってぐらい超クリーンヒットしてた。『やっぱこいつも狂ってんな』と思って。石井もノってると思いますね。ひらめきっていうか、やってしまうのがスゴイです」


――あのタイミングと高さが合うってのもノってる証拠!
勝村「で、最後のタイガースープレックスも3年ぶりに出したって言ってたし。あの技出るってことは調子いいんだよねって言ってたんで。なんか自分で出そうとかじゃなく、もう身体の反応で出ちゃったんですね。相当気合は入ってると思います!」

――そんなお話聞くとメインもスゴく面白い展開になりそうな気がします!
勝村「2人ともガンプロ13周年の大会を所属同士のシングルが戦えるっていうのは、それに掛ける想いって強いと思います。それこそ鈴木さんだったり望月さんだったり、ゲストには各団体のエースが揃ってんのに、自分たちでメインを締めるってことですから」

――彼らを差し置いて、ですから
勝村「前回2人がシングルやったのが3年前か。5.5後楽園ホールなんですよ。それも20~25分ぐらいだったのかな。めちゃくちゃいい試合だったんですよね。そう、だからその時は渡瀬が勝ってるんですよ。石井は本当に今回こそっていう想いが、この試合に限っては、渡瀬より石井の方が想いは強いと思います」

――渡瀬選手の笑みが消えるかもしれない
勝村「焦った渡瀬が見られたら面白いですよね。またそれでスイッチ入っておかしなことするかもしれませんし」

――全部の試合にストーリーがあるし、やっぱりカードの見どころを聞くと面白いです!
勝村「ガンプロは後楽園だけじゃないですけど、本当ハズレなしなんです。誰に聞いても会場満足度は高い。いろんなプロレスが見られるし、絶対面白い。ほんと『明日から俺も頑張るぞ!』っていう気持ちになること間違いないので、ちょっとでも気になったら来てください。絶対後悔させません!後悔したらチケット代は俺が自腹で返すんで(笑)」

――おおお!言葉の意味も分かるしとにかくスゴイ自信だ!

<プロフィール>
■勝村周一朗(SHUICHIRO KATSUMURA)
1976年6月17日神奈川県横浜市生まれ。172cm、70kg。児童養護施設で働きながらリングに上がっていたことから『リアルタイガーマスク』の異名を持つ。第6代修斗世界フェザー級王者。2019年1月ガンバレ☆プロレス入団。2021年TBSドラマ『俺の家の話』に出演。現在、横浜で6店舗のジムを経営。若手のため運送会社を立ち上げるなど多忙な日々を送る。

<大会概要>
ガンバレ☆プロレス旗揚げ13周年記念大会『マッド・マックス2026』
日時:2026年04月29日(水
開始:11:30
会場:東京・後楽園ホール
チケット:https://x.gd/5BUZ1

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