新王者の辻がIWGPヘビー級ベルトの封印解除!「IWGPをナメんじゃねぇよ!」

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 4日、東京都・東京ドームにて新日本プロレス『サンセイアールアンドディ presents WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』が開催。セミファイナルではKONOSUKE TAKESHITAの持つIWGP世界ヘビー級と辻陽太の持つIWGP GLOBALヘビー級によるダブルタイトルマッチが行われた。

 DDT出身で現在AEW&新日本プロレスと3団体所属のTAKESHITAは、その圧倒的強さを武器に世界を股にかけて活躍。本来は知性とユーモアに富んだ好青年のはずなのだが、新日本では常に自信満々な態度を取り、我の強過ぎる試合をするため新日本所属にも関わらず一部ファンから“外敵”扱いされてしまっている。
 TAKESHITAは昨年夏の『G1 CLIMAX』優勝を果たし、同年10月にはそのままの勢いでザック・セイバーJr.を撃破してIWGP世界ヘビー級王座戴冠を果たした。

 そんなTAKESHITAに挑戦表明を行ったのは、新日本生え抜きでありIWGP GLOBALヘビー級王座を持つ辻陽太。
 同王座は2023年にIWGP USヘビー級王座に代わる新王座として設立された比較的新しいものだが、辻が常に王座戦戦に絡んでいくことで価値を上げていったベルトだ。

 昨年11月の岐阜大会でTAKESHITAと対峙した辻は「ある人が言ったんだよ、『馬鹿になれ』ってな。あいにく俺は棚橋社長の引退相手を務めるほど馬鹿なレスラーではない。ただ!このIWGP、そして新日本プロレスのためならトコトン馬鹿になってやる。それが俺の覚悟だ」と挑戦表明。TAKESHITAもこれを受けて立つ姿勢を見せ、史上初となるIWGP世界ヘビー級&IWGP GLOBALヘビー級王座のダブルタイトルマッチが行われることとなった。


 試合はロックアップからのオーソドックスな展開で始まり、チョップやショルダータックルの打ち合いからTAKESHITAがブレーンバスター。だがこれで辻が肩と首を痛めたのかコーナーで座り込み、レフェリーがチェックするもTAKESHITAはしばらく様子を見てから容赦なく場外戦に引きずり出す。
 明らかに動きが鈍くなった辻は常に首を気にしながらもラリアットの打ち合いに耐えていき、掟破りの人でなしドライバーからぶっこ抜きジャーマン。だがすぐにTAKESHITAは掟破りのジーン・ブラスターで反撃し両者ダウン。
 先に立ち上がったTAKESHITAが辻が起き上がるのを待ち、容赦ないエルボーを突き刺していくが辻がカナディアンデストロイヤーで反撃。さらに雪崩式ゲレーロスペシャルで叩きつけるも、ダメージを感じさせずに起き上がったTAKESHITAは旋回式ブルーサンダーからワガママを突き刺す。ニーパッドを外してのワガママで追撃するも、ヘッドバッドで迎撃した辻が額を擦り付けて睨み合うが、辻は首の痛みでフラフラと座り込んでしまう。そのままコーナーを背にした辻だったが、対角線からお互い走り込み、ワガママとジーンブラスターが相打ちすると辻が打ち勝ち逆エビ固め。これでTAKESHITAがギブアップした。

 試合を終えたTAKESHITAは「辻陽太……お前は強い!俺に勝ったんやから。お前は強いよ。新日本プロレスを一番にしたい世界。そして俺は、プロレスがナンバーワンだという世界。おたがい創りたい世界は違えど、こうやって交わるのがプロレスやから。またいつの日か、お前のそのベルト獲りにいくからな」と語り、腕に巻かれた中邑真輔のものと思われるコスチュームについては「…この2026年1.4東京ドーム、棚橋弘至が引退するこのリングに立ちたくても立てない、そんなプロレスラーもいてね。“俺の分までリングに立ってくれ”って、そう言われて託されたものです」とメッセージ。

 辻はマイクを持つと「TAKESHITA!お前のその目、全然死んでねーな。やっててわかったよ。TAKESHITA、俺はお前に負けたくない。俺は!このリングで育ってきた。このリング、応援してくれるファンの皆、そして新日本プロレスの関係者、新日本があったからこそ俺は今ここにいる!俺が辻陽太だ!IWGPグローバルヘビー級チャンピオン、IWGPヘビー級チャンピオンの、辻陽太だ!いいか忘れるな。このセルリアンブルーのリングは、世界最高な、俺が胸を張ってこのセルリアンブルーのリングが」とアピールを続けるも、背後からこの日約1年半ぶりに復帰したジェイク・リーが殴りかかり、FBSを突き刺して辻をKO。IWGP世界ヘビーのベルトを手に取り辻の上に乗せると無言で去っていった。


 辻はこのダメージでバックステージコメントを出せずにいたが、翌日の1・5大田区総合体育館大会ではIWGP世界ヘビー級ではなく、IWGPヘビー級のベルトを腰に巻いて入場。さらにジェイクへ「悪いけどな、1年以上欠場して帰って来たヤツが襲撃して挑戦できるほどIWGPヘビー級は甘くねぇんだよ。IWGPをナメんじゃねぇよ!でもな、レスラーとして1番いいトコ潰されてんだよこっちは。このまま俺も黙ってるわけにはいかねぇよ。もしアンタが挑戦したいならこの俺を納得させてみろよ。なあ!?なんでEMPIREに入ったんだ!?なんでIWGPやりたいんだ!?アンタしゃべれるんだろ!?」と挑発するが、ジェイクは殴りかかっただけでノーコメント。
 試合を終えた辻は無所属とWAR DOGSを取りまとめた新ユニットUnbound Co.(アンバウンド・カンパニー)を発表し、新たな時代をスタートさせた。

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