『PANCRASE 360』の調印式にベルトを賭ける3試合の選手が登場し翌日への意気込みを語る!

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 12月20日午後、都内渋谷区で、『PANCRASE 360』(12月21日、立川ステージガーデン)にて行われるチャンピオンシップ3試合の調印式が行なわれた。
 今大会では5大チャンピオンシップが組まれているが、バンタム級・井村塁VS田嶋椋、女子ストロー級・KAREN VS 本野美樹はすでに調印式を終えている。
 外国人選手来日の関係で、3試合は本日の計量終了後に調印式が行われた。その模様をお伝えする。


▼第11試合 キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ミドル級 5分5R
コシム・サルドロフ(Dorob Fight/タジキスタン共和国/1位)
VS
佐藤 龍汰朗(阪口道場一族/2位)

――まず、両選手に一言ずつ意気込みをお願いします。
コシム「コンニチハ。本日この場にいられることを非常に幸せに思います。今回このような大会に参加させていただくことは、私自身、私の今後のキャリア、チーム全体。そして私の国全体にとって非常に幸せなことで、歴史的な瞬間となります。明日の試合では全力を尽くしていい試合を見せられるように、願わくばベルトを獲得できるように頑張ります」

佐藤「阪口道場一族、佐藤です。このあといっぱいご飯を食べて、明日は最高のパフォーマンスを見せます。あと、いっぱい寝ます。よろしくお願いします」

――両選手、先ほど計量の際はフレンドリーな感じでしたが、相手に対してどのような心情ですか。また、明日はどのような試合をしたいですか。
コシム「佐藤選手はとても良い選手だと思っています。コンディションも良さそうですし、頑張りたいと思います。先ほども蒸し上げた通り、明日は私たちにとって歴史的な瞬間となりますので、最大限、全力を尽くして良い試合が見せられるように、そして何としても勝利を収めて、このベルトをタジキスタンに持って帰れるように努力したいと思っています」

佐藤「こう見えて同い年なので、結構通ずるものがあるんじゃないかと。彼はレスリングをしっかりやってきて、僕は柔道とか柔術をちゃんとやってたんで、やっぱり通じるものがあるんじゃないかなと思ってたんで、結構フレンドリーに来てくれてありがとうごいう感じでした。明日の試合はお互い怪我もなく、すごく良い状態で迎えられると思うんで、最高に盛り上がる試合をしたいです。5大タイトルマッチの中で一番盛り上がるような試合ができると思ってますし、たもしみにしていてください」

――佐藤選手、コシム選手は宴会圧倒的な試合を見せていますが、それに対して、ご自分のアドバンテージはどこにあると思いますか。
佐藤「うーん……あの試合自体、コシム選手の良いところが引き出せてなかったような気がするんで、特に参考にならないと言ったら語弊がありますけど、アドバンテージどこで取れてるかなとか考えないで見てたんですけど……まあ、日本だからホームっていうくらいじゃないですか。あとは気持ちかな」


▼第13試合 コーメイン キング オブ パンクラス チャンピオンシップ フェザー級 5分5R
栁川唯人(K-PLACE/1位)
VS
カリベク・アルジクル ウール(Olymp Gym Bishkek/キルギス共和国/2位)

――まず、両選手から一言ずつお願いします。
栁川「K-PLACEの栁川唯人です。まず、計量をクリアできて良かったし、カリベクもクリアしてくれたんで安心してます。明日は楽しみます。お願いします」

カリベク「日本の皆さま、こんにちは。ご挨拶申し上げます。本日、幸いなことに計量をパスいたしました。ですので、明日の本番では怪我なく試合が行われることを祈っております。日本の皆さま、日本のファンの皆さまに良い試合を見せられるように頑張ますし、また、対戦相手の栁川選手には、お互いの成功を祈りたい、怪我なく終えたいと願っております」

――カリベク選手、改めて栁川選手に対してどういう印象をお持ちですか。また、どのように勝ちたいでしょうか。
カリベク「特に特徴というのは申し上げるものはないのですが、非常に素晴らしい選手だと思っております。尊敬もしておりますし、ランキング1位というのは、そうだろうなと言った感じです」

――どういった形で勝ちたいですか。
カリベク「それは明日の試合の中でお見せしたいと思います。自分の中で用意してきたものがありますので、それは明日の大会の中でお見せしたいです」

――栁川選手、前回の会見では、死んでもいい覚悟とおっしゃっていましたが、現在の心境はいかがでしょうか。
栁川「万全です。めちゃくちゃ良い状態です。練習もできたし、カリベクのことを考えて生活する日々が続いて充実してました。何か今、あんまり特徴がないみたいに言われたんで、ちょっとナメんなよと思ったんで(笑)。明日楽しみに、もうパンクラスのベストバウトはいただいただろうと言わんばかりの試合をしたいと考えてます」

――両選手、ベルトを獲ったあとの展望を教えてください。
栁川「ベルトはあんまり意識してないんで、とにかくカリベクに勝つことだけを考えてやってるんで。でも、これ(ベルト)を獲ったら、UFCに行きたいというのはずっと言ってるんで、これを持って殴り込みに行きたいなというふうに思ってます」

カリベク「まず最初の課題というのが、この大会でチャンピオンベルトを獲得することですので、そのあとは成り行きと言いましょうか、私たちの方でkl庵が得ているプランもありますが、まず第一にここのベルトを勝ち取りたいと考えています」


▼第14試合 メインイベント キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R
佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO/第17代同級KOP)
VS
ゴイチ・ヤマウチ(Yamauchi Team/1位)

――まず、一言お願いします。
佐藤「頑張ります! 応援お願いします」

ヤマウチ「コンニチハ。ここにいられて、とても嬉しいです。対戦相手同様、自分も頑張ります。もっともいい男が勝ちます。みなさん応援よろしくお願いします」

――今日、計量で実際に顔を合わせてみていかがだったでしょうか。
佐藤「すごい男前な人だなと思いました」

ヤマウチ「(佐藤に向かい)ありがとうございます。とても敬意のある雰囲気でした、日本人選手はみなさんそうですけど。(自分が)ここにいることが嬉しいです。ありがとうございます」

――ヤマウチ選手、改めて佐藤選手に印象と、自分はどこが優っていると思いますか。
ヤマウチ「相手はとても強い選手です。チャンピオン(になる)には理由があります。でも明日、いい試合になります。前にも言いましたが、最もいい男が勝ちます」

――両選手、この試合は5大チャンピオンシップの最後、そして今年のパンクラスを締めくくる試合となります。どのような試合をして、どのように勝ちたいですか。
佐藤「いつも通りです」

ヤマウチ「大きな大会、そしてメインイベント、とても嬉しいです。私はやはりいつもと同じように早いフィニッシュを狙っています。ただ、5Rできるように準備してきましたので、どのような状況であっても自信があります。対戦相手はちょっと警戒しなきゃいけない部分もありますが、明日は私が勝ちます」

――佐藤選手、無口なことは重々承知していますが、明日の意気込み、最大限に長く話してください。
佐藤「意気込みですか……えーと…(悩む)あの。しっかりKOで防衛します。あ、MMAします。大丈夫です」

 大会前日ということもあり、各試合、質疑応答は短めとなったが、6選手それぞれ、ベルトに懸ける気持ちが滲み出る会見に。また、各選手は、質疑応答後、廣瀬隆司・パンクラス評議員長の立ち合いのもと、出場誓約書にサインした。
 明日は5大タイトルマッチ以下、格闘技ファンなら見逃せないカードばかり。来年のパンクラス、そして格闘技界を方向づける大会となりそうだ。

(写真・構成/佐佐木 澪)

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