「もう新日本に永田裕志はいらないってこと?来年で終わり?」ケンドー・カシンが40年前の過去を掘り起こして永田の未来を心配

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 4日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.37-THE 20th ANNIVERSARY-[20周年記念大会]』が開催。ケンドー・カシンが永田裕志の去就を心配した。

 この日の第4試合では、永田裕志&間下隼人vs藤田和之&ケンドー・カシンのタッグマッチが実施。
 【はぐれIGFインターナショナル】として暴れていたカシン&藤田が久々にストロングスタイルプロレスに降臨することが話題となっており、永田にとってはひとしおの思いがある相手。そして間下は子供の頃から憧れていた大物たちに囲まれるプレッシャーのかかる試合となった。


 藤田とカシンは木原文人を連れて3人でリングイン。木原はマイクを奪い取り、タイガー木原リングアナとしての立場に。3人で赤まむしドリンクで乾杯してからはぐれIGFインターナショナルの2人の選手コール。この試合の担当レフェリーは和田良覚であったが、「レフェリー、和田京平!俺の知ってる和田は京平なんだよ!」とコール。

 場内からブーイングが起きる中で永田が木原をボディスラムで叩きつけて制裁し、場外乱闘となる中で試合開始。
 永田はカシンにエルボーやミドルキックといった打撃技で真っ向勝負を仕掛けていくが、カシンは命乞いからの急所蹴りなどマトモに相手にせず。それでもコーナーでぶら下がり式首4の字固めを見せるなど要所要所で往年の技が光った。終盤には永田がカシンに、間下が藤田に腕固めを極める競演もあったが、最後に藤田と間下の対面となると、そこには絶望が待っていた。
 間下はジャンピング・ケンカキックやリアルデンジャラス・バックドロップといった大技、そして初代タイガーから授かった奥の手であるFSR(※フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)を立て続け放つが、藤田は涼しい顔で起き上がる。間下がロープに飛ぶが、藤田はラリアットで迎撃。1発は倒れず耐えた間下だったが、2発目でなぎ倒される。藤田はロックボトムから、四つん這い状態の間下へ強烈な顔面蹴りを2連発。これで3カウントを奪った。

 バックステージに戻ったカシンは、試合については一切触れず「なにか1つ足りないだろう。ピースがもう1つ。その答え合わせをするために今回来たのに、1つ足りない。それはなんだ?大仁田さんだよ、大仁田さん。大仁田厚が足りなかった。これさえ揃えば、俺の答え合わせはすべて叶ったんだよなぁ~、うん。そうじゃないのか?そうだろ?そうじゃないのか?!」と自作と思しきTシャツを見せつける。

 このTシャツは、約40年前の『週刊ゴング』の読者投稿ページがプリントされたもの。
 そこには「私は大仁田選手にかつての誰にも見たことのない“王者の魂”を見た」などと大仁田を礼賛し、大仁田の引退(1回目)を心から惜しみつつ復帰を熱望するという、東金のとあるプロレス少年による投稿が掲載されていた。

 そして「なんで新日本がこの試合をOKしたのか。それが不思議でならない。もう永田裕志はいらないってことなのか?新日本で。じゃなければ、許可するはずがない。そうじゃないのか?来年で終わりなのか?どうなんですか、皆さん?」とそういった事情に詳しそうな最大手メディアの某記者に問い詰めていくが、何も言えるわけもなく沈黙。
 カシンは「そこの答え合わせも必要です」と語って退席。さまざまなノスタルジーがクロスするはずだった試合はカシンワールドに塗りつぶされて終わった。

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