【会見全文】新たな“女子タイガーマスク”タイガー・プリンセスがデビュー決定!日高郁人が初代タイガーマスクの団体で“ジュニアヘビー級”の隆盛を宣言!
- 2024-11-29
- コラム, ニュース
- リアルジャパンプロレス
29日、都内某所にてストロングスタイルプロレスが記者会見を実施。12月5日に後楽園ホールで行われる『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~』の全対戦カードが発表された。
会見に出席したのは“初代タイガーマスク”佐山サトル総監、平井丈雅代表、日高郁人、関札皓太。
まずは平井代表が挨拶および、プロレスアプリ『STOMPING』とのコラボ企画の概要を説明した。
平井丈雅代表
「皆様、本日はお忙しい中“初代タイガーマスク”佐山サトル総監主催『ストロングスタイルプロレス Vol.32』の記者会見にお越しいただき誠にありがとうございます。大会の記者会見に先立ちまして私の方から皆様へのお礼と、プロレスアプリ『STOMPING』様とのコラボレーション企画についてご説明させていただきます。
今回、プロレスアプリ『STOMPING』様の主催に於きまして当社の所属選手である夕イガー・クイーンの『タイガー・クイーン検定』というものを行うことになりました。タイガー・クイーンに関する問題を15問STOMPINGさんの方で設定いただきまして、ユーザーが答えるという形となっております。15問の内12問正解した方には当日会場にて認定証をプレゼントさせていただくことになっております。そして15問中15問、全問正解された方にはこちらのタイガー・クイーン特製カードをプレゼントさせていただくことになります。そして夕イガー・クイーンが出場する対戦カードの方にSTOMPINGさんプレゼンツという形で実施させていただきたいと思います。皆様よろしくお願いします」
大会概要の説明の後、BJW認定Jr.ヘビー級選手権試合を行う日高、関札が試合への意気込みを語った。
▼BJW認定Jr.ヘビー級選手権試合 30分1本勝負
【王者】日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
【挑戦者】関札皓太(大日本)
※第11代王者は2度目の防衛戦。
関札皓太
「大日本プロレスの関札皓太です。本日、ちょっとホントに、慣れない雰囲気の中、初めての経験が多すぎてちょっと戸惑っている部分が多いんですけど、少しお話させていただきたいと思います。前回日高選手にタイトルマッチで負けてから、僕思ったんスよね。『こんなおじさんになりたいな』と。年齢を感じさせない動ける身体づくりであったり、オリジナリティ溢れる技の数々だったりとか、テク二ックだったりとか。『僕、将来こういうレスラーになりたいんだな』と、そう思いました。そんな日高選手から今回逆指名を受けてBJW認定ジュニアのベルトに挑戦することが決定しました。佐山さんもいらっしゃる中で、やっぱりこのスト口ングスタイルプ口レスのリングで下手な試合はできないということで、僕とであれば間違いない試合をできると、そう思って僕は逆指名されたと思っています。なのでね、その部分に於いては僕自身純粋に嬉しく思っています。そして、もう僕から敢えてハードルを上げさせてもらいたいなと思っております。ホントにこの試合が僕の出世試合だと思えるようなとんでもない試合をして、必ず僕がこのベルトを取り返したいと思います」
日高郁人
「ショーンキャプチャー、日高郁人です。本日はお集まりいただきましてありがとうございます。私自身プロレスラーとして約28年になるんですが、小学生の頃に佐山先生の、初代夕イガーマスクの躍動する姿を見てプロレスラーを志しました。私は格闘探偵団バトラーツでデビューして、1999年に初めて佐山先生とシングルマッチをさせていただきまして、今こうして自身のキャリアも晩年に近づいたところで佐山先生のスト口ングスタイルプ口レスでコーチをさせていただいております。試合の方もコーチ就任以降は参戦をさせていただいてきましたが、試合としては大きな活躍も無かったですが、今回8月に関札皓太選手からこのBJW認定ジュニアヘビー級王座を奪取しまして、この王座の防衛戦を是非このスト口ングスタイルプ口レスのリングでやりたいと思い、今回平井代表に直訴しました。私としては、やはり佐山先生のこの団体で“ジュニアヘビー級”というカテゴリが無いのは非常にもったいないと思います。今回、大日本プロレスさんのベルトではありますが、関札選手との防衛戦を行うにあたって、非常に強敵ではあるんですが、ハードルの高い防衛戦になると思います。前回の記者会見で佐山先生のお言葉を頂戴致しました。この試合がキッカケとなって、今後このスト口ングスタイルプ口レスでもジュニアヘビー級が活性化していけばいいと思います。そのキッカケとなる試合に必ずしてみせますので、今回の試合、もちろん私もですが将来的にこのストロングスタイルプロレスに入ってくる若者、そして集まってくる選手たち。彼らがジュニアヘビー級で争っていけるような環境づくりをこの一戦を機にできたらと思っておりますので、ぜひご注目いただければと思います。よろしくお願いします」
――この団体にはジュニアの王座は無いが、レジェンド王座への対抗意識は有るか
日高「私の中でレジェンド王座というのは、やはりスーパー・タイガー選手や間下選手が中心となってやっていくというイメージがありまして。間下選手も私がコーチに就任した頃にはまだ80kg代でしたが、今はああいう形でスーパーヘビー級の身体を作りましたので。現王者は村上選手ですけど、そういった選手たちで争っていって貰えればと思うんですが、その中で私だったり、私の周りのジュニアの選手たちがたくさんスト口ングスタイルプ口レスに参戦してきましたが、そういう選手たちにも目標があった方がより闘いとしては盛り上がっていくと思いますので、今後そういうジュニアのタイトルができて、レジェンド王座は無差別級というカテゴリになると思いますので、その中で軽量級でレジェンドとは違った面白さを出していければと思っております」
――関札選手、他団体に流出したベルトを大日本に取り戻したいという気持ちと、個人としてベルトを奪還したいという気持ちではどちらに重きをおいているか
関札「僕は大日本プロレス一筋でやって来まして、BJW認定ジュニアのベルトも2度戴冠して、長期で防衛してきて。大日本のジュニアと言えば僕であるという自負もあるので、他団体に出ている他の選手が持っているっていうのもあるんですけど、このベルトは僕のベルトなんで。このベルトを早く僕の腰に戻したいなと、そういう意識が強いです。そして、初めてなんですよね、このス卜ロングスタイルプロレスというリングに上がるのが。その中でファンの方々もそうですし、関係者からも僕を知らない方たちがほとんどだと思うんですよ。だからホントに異世界というか、海外に武者修行に行ったような気持ち。僕のことを何も知らない皆さんに向けて新鮮な気持ちで挑みたいと思っております」
――日高選手、ストロングスタイルプロレスのジュニア戦線にはどのような資質を持った選手がふさわしいと思うか
日高「やはりストロングスタイルプロレスの名のもとに、初代タイガーマスク、佐山先生の名のもとに行われるこのジュニアの世界というのは、今日本に多くプロレスラーがいますけど、やはりこのストロングスタイルプロレスという、ストロングな思想を持った選手に集まってもらいたいと思います」
――関札選手、「空気の違いに戸惑っている」という発言があったが、どのような違いを感じているか
関札「大日本プロレスでの会見といえば、大日本プロレスの道場なんですよね。まずこの格式の高い懐石料理の、ホテルの中に入っているようなお店で会見することがまず無いっていうね。そして、この記者さんの量にも……ちょっとね、戸惑っております(笑)でも逆に今、この景色に少し慣れたことで本番の12月5日の後楽園ホール大会では緊張せずに臨めるのではないかと思っております」
続いて、女子カードが3試合発表。
▼SSPW認定女子タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CRYSIS】ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
vs
【挑戦者組】タイガー・クイーン/タイガー・プリンセス
※初代王者組は3度目の防衛戦。
▼シングルマッチ 30分1本勝負
Sareee(フリー)
vs
狐伯(WAVE)
▼3WAYマッチ 15分1本勝負
松本浩代(フリー)
vs
ダーク・チーター(DarkerZ)
vs
沙恵(柳ヶ瀬)
平井代表が女子のカードについて補足説明を行った。
平井代表「先週の記者会見では発表できませんでしたが、女子の全3試合が昨日決定致しました。4年前にこのストロングスタイルプロレスに於いて佐山サトル総監のご許可をいただき、女子プロレスの試合を1試合組んでから4年になります。その間に数々の女子の選手の試合、そして夕イガー・クイーン選手がデビューして、今は全6試合の内3試合を女子の試合として行っております。前回まではジャガー横田選手に相談役としてマッチメイクを行っていただいていましたが、今大会よりストロングスタイルプロレスとして女子の3試合を行うことになりました。そして初めての発表カードがこちらの3試合となります。
松本浩代選手、ダーク・チーター選手、沙恵選手。この3人はストロングスタイルプロレスに過去にも何度も上がり、ダーク・チーター選手は悪のチーム・DarkerZとして活躍しています。どの選手をとってもストロングスタイルプロレスの女子のメインにこれから上がっていける実力者が3人揃っております。
そして、シングルマッチでSareee選手と狐伯選手。狐伯選手は初参戦となるんですが、数々のリングで皆様も御存知の通り非常に元気いっぱいのファイトをしています。Sareee選手、今回ストロングスタイルの闘いをシングルマッチでガッチリやりたいという希望もあり、このカードを組ませていただきました。
そして、ジャガー横田様が藪下めぐみ選手と組んで、ウチのタッグ選手権王者となっております。そこに挑戦いたしますのはストロングスタイルプロレスのタイガー・クイーン、そして今回デビューとなります、同じく女性版タイガーマスクであるタイガー・プリンセス。この2人が組んでジャガー横田様、藪下めぐみ様に挑戦させていただきます。ご注目いただければと思います」
――佐山先生、タイガー・プリンセス選手への期待は
初代タイガー「この、皆が推薦するこの選手に対して期待しています。またすごいイベントが待っていると思います。それに期待します。かなり推されて選ばれた選手ですので、期待はしています」
――平井代表、タイガー・プリンセス選手がデビューするに至った経緯は
平井代表「先程もご説明したように、4年前に女子マッチを始めて、ジャガー横田様のお力、そしてそれを受け入れてくださっている佐山総監の思いとともに、女子マッチが非常に盛り上がっております。ファンの方から、関係者の方からも、女子マッチをもっともっと盛り上げて欲しい。もちろん、女子が盛り上がればそれに対し男子ももっともっと盛り上がるように選手たちが今非常に、スーパー・タイガー、間下隼人、そして横にいます日高コーチ。チャンピオンベルトを持って男子マッチを盛り上げてくださっています。その男子プロレスマッチと女子のプロレスマッチが互いに切磋琢磨して盛り上がることで、佐山総監が創るこのストロングスタイルのリングが盛り上がっていくと思っております。その流れの中で、“タイガー”という名前を持つ選手、これは実力が認められた選手ではなけれはその任に就くことは出来ません。実力を持った選手がタイガー・クイーンに並んで現れたという形になり、今回デビューの運びとなりました」
――かなり期待されていると思うが、タイガー・プリンセス選手は今日の会見にはなぜいないのか
平井代表「期待している選手、その選手を、まず試合、プロレスラーの本分は試合の中の闘いですので、その闘いでまず見ていただきたい。その気持ちから記者会見ではなく、12月5日のリング上で見ていただければと思いました」
――タイガー・クイーン選手のときには大々的に会見に登場していたが、それを踏まえるとプリンセス選手にはクイーン選手のような期待はかけていない?
平井代表「タイガー・クイーン選手と同じく、それ以上といったら、アレなんですけど、少なくとも同じ、タイガー・クイーンと同じ大きな期待、それは実力を持っているからこそ大きな期待を持って、プリンセスをリングに迎えたいと思っております」
――クイーン選手は「初代タイガーマスクとジャガー横田が育てた選手」として登場したが、プリンセス選手に関してはどうか
平井代表「その質問につきましては、まずリング上のファイトを見ていただきたいという答えになります。そして全く秘密というわけにもいきませんので、こちらの写真で本日発表とさせていただきたいと思います。タイガー・クイーン同様、“初代タイガーマスク”佐山サトル総監に認められた女子のレスラーが1人デビューすることになりました。皆様の応援よろしくお願いします」
――前回の新宿FACE大会では、Sareee選手がパートナーを見つけて女子タッグ王座に挑戦する流れがあったがそれは叶わなかったのか
平井代表「先日そのような試合の流れがあったと聞いております。改めましてSareee選手に選手権への思い、そして次のストロングスタイルプロレスでどう闘っていきたいかということを話し合いました。そのうえで、今回はシングルでストロングの試合をガッチリと、1vs1でやりたいと、そのような希望がございましたのでこのカードを組ませていただきました」
――Sareee選手は以前からタイガー・クイーンとの一騎打ちを熱望していたが
平井代表「2人の闘いにつきましては、本年3回タッグマッチで闘っており、本人たちも自分たち同士がライバルであると認識していると思っております。この2人が闘えばとんでもないストロングな闘いが出来るとは思っております。闘いにおいては眼の前の試合を、ストロングな試合として、ガッチリぶつかり合い、その試合が済んで、また次に何を求めるのかというのを、選手お1人お1人が、その瞬間に思われると思いますので、それを尊重したうえで今後もカードを組んでいきたいと思っております」
――クイーンとプリンセスという名前だが、2人の間に血縁関係はあるのか
平井代表「血縁関係は、ありませんが、ストロングスタイルプロレス、初代タイガーマスク佐山サトル総監の団体です。団体という意味では先にデビューされたクイーン、そして今回デビューするプリンセス。もしかしたら姉妹と言ってよろしいのかも知れません」
――親子ではない?
平井代表「はい」
――佐山先生、クイーンとプリンセスはこの先のストロングスタイルプロレス、並びにこの先のプロレス界を大きく変えていく存在になると思うか
初代タイガー「プリンセス選手のことは正直よくは分からないので。私がクイーンを教えたときにはあまりにも制約が多くしすぎたのに対し、プリンセスの場合は自分本位で自由に動き回ってもらいたいなと。独特なファイ卜をして。さっきも言った通り、みんなの推薦がすごく強い選手なので、これはなにかやってくれるという予感がしています」
最後に平井代表が締めの挨拶を行った。
平井代表「“初代タイガーマスク”佐山サトル総監が主催致しますストロングスタイルプロレス、これからも佐山総監の信念・思い・プロレスに対する誇りを考え、邁進していきたいと思います。そして、今日ここに出席していただいております第11代BJW認定ジュニア王者の日高郁人選手、そして大日本プロレス関札皓太選手。このお2人が織りなすジュニアヘビー級の試合は新たなストロングスタイルプロレスの幕開けになると思います。関札選手におかれましても、このストロングスタイルプロレスで佐山サトル総監が見ているこのリングで、闘いを興すことでさらに1ステップ、2ステップ、3ステップ、世界に羽ばたいていっていただきたいと思います。これからも佐山サトル総監率いるストロングスタイルプロレス、そしてそのリングに参戦する選手への応援をよろしくお願いします」
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~』
日程:2024年12月5日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
<新規発表カード>
▼SSPW認定女子タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CRYSIS】ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
vs
【挑戦者組】タイガー・クイーン/タイガー・プリンセス
※初代王者組は3度目の防衛戦。
▼シングルマッチ 30分1本勝負
Sareee(フリー)
vs
狐伯(WAVE)
▼3WAYマッチ 15分1本勝負
松本浩代(フリー)
vs
ダーク・チーター(DarkerZ)
vs
沙恵(柳ヶ瀬)
<既報カード>
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】村上和成(フリー)
vs
【挑戦者】スーパー・タイガー
※第18代王者は2度目の防衛戦。
▼BJW認定Jr.ヘビー級選手権試合 30分1本勝負
【王者】日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
【挑戦者】関札皓太(大日本)
※第11代王者は2度目の防衛戦。
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
船木誠勝(フリー)/間下隼人/阿部史典(格闘探偵団)
vs
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)/澤田敦士(フリー)/ガイア・ホックス(フリー)