“新生飛鳥のエース”しのせ愛梨紗が11・23川崎での紫雷美央との決着戦で必勝誓う!「シングルで食って“出禁”にします」

“新生・飛鳥プロレス”の年内最終興行(11月23日17時開始、神奈川・川崎市ポスト・ディ・アミスタッド)での師・紫雷美央との大一番を前に、エースのしのせ愛梨紗が必勝を期した。
昨年12月いっぱいでアイスリボンを退団した愛梨紗は今年1月1日付で父・篠瀬三十七が代表を務める飛鳥に入団。新生飛鳥の第1弾大会となった2・16インイタ(TOKYO SQUARE in Itabashi)で愛梨紗は、SAKI、大空ちえと組み、同時期にアイスリボンを退団した美央、咲蘭、グリズリー藤滝組と対戦し、藤滝から勝利を挙げた。試合後、愛梨紗と美央は7・11新宿FACEでの再戦を希望。
その一戦で愛梨紗は本間多恵とのタッグで美央&真琴の強豪チームと対戦し、師の美央から金星をゲットして、飛鳥からの“出禁”を通告。納得がいかない美央は9・7川崎(アミスタ)でのリマッチを要求した。
9・7川崎で美央はBEYOND THE SEA TAG TEAM王座を保持する正パートナーの夏すみれと組んで出陣し、世羅りさ&愛梨紗と激突。美央が愛梨紗に直接リベンジを果たした。試合後、マイク合戦となり、美央が「出禁にしたいなら、タイマン張れ!」と迫り、それに愛梨紗が応じて、ついにシングルでの決着戦を迎えることになった。
愛梨紗はデビュー戦での鎖骨骨折の大ケガから復帰前の2023年6月17日、アイスリボン道場マッチで美央とエキシビションマッチ(3分間)で対戦し一本も取られなかった。そして昨年9月7日のアイスリボン道場マッチで、正式な初シングルマッチ(10分1本勝負)を行っており、ドローに終わっている。ただ、当時の美央はまだ本格的な復帰をしていなかった背景もある。それ以来、1年3ヵ月ぶりの一騎打ちになる。
3戦連続で美央と対戦した印象について、愛梨紗は「当たり前にめちゃくちゃ強いです!! 美央さんは、前のシングルの時は完全復帰じゃないからとかなんとか言ってましたけど、自分がリングで出会う紫雷美央はずっとずっと強いです。7月の勝利だって、圧倒的な勝利ではないし、ボロボロぐちゃぐちゃになりながら、必死につかんだ勝利ですからね。紫雷美央は強いです!!」と冷静に分析。
過去にシングルで負けていないことに関して、愛梨紗は「自信につながってます! 美央さんが限定復帰中のシングルもドローだったのもあって! あの頃の愛梨紗からしたら、紫雷美央とドローにまで持ち越せた。勝てなかったけど負けてない。これって本当に本当に大きいことなんです!」と語った。
決戦が近付いてきたが、愛梨紗は「正直、めちゃくちゃ怖いです!! 前回負けてるんですもん!!
私が一番目立たなきゃいけない場所で、私が組みたいと言った世羅さんとせっかく組めたのに、私が負けて。試合後あんなに言われて。こんなに情けない姿あります!? もうあんな姿見せられないから! 見せたくないから! でも、シングルでは一度も勝てたことないし、怖いです!!」と現在の心境を吐露した。
対する美央は14日の新木場大会で、強豪チームの1111(神姫楽ミサ&柳川澄樺)を破り、BEYOND THE SEA王座のV3に成功し、波に乗って、この一戦に乗り込んでくることになるが、「確かに勢いに乗ってると思います。でも、愛梨紗だって勢いに乗ってます! いや、乗りまくりなんです! ブイブイですよ!! 勢いでも負けたくない!!」と一歩も負けぬ姿勢を見せた。
美央は「負けたら出禁になってもいい」と発言しているが、「出禁を通達するつもりです。7月のファンの人からの『えー!?』を今でも忘れてません。シングルマッチで勝ったら、『えー!』なんて言えないと思うので! 紫雷美央を食いますよ!」と勝利を宣言した。
一方、対戦する美央は「愛梨紗ちゃんから、長いこと、不吉なカウントダウンをXで毎日つぶやかれて…内心イライラが溜まっておりましたが、ついに今週末。それが終わると思うと試合が楽しみで仕方ないです。前回の対戦から今まで、試合数は少ないですが、陰ながら日々、ちょっとでも強くなることを考え生活してきました。溜め込んだイライラとともに、増えた体重を加えた重い打撃を叩き込んで、今後の飛鳥プロレスでのレギュラーももぎ取り、倒す倒す詐欺を謝罪させて、“出禁”という単語を禁止ワードにさせてあげます!」と師匠らしく、不敵なコメント。
最後に団体のエースとして、「飛鳥プロレスを、しのせ愛梨紗を、ご存知ない方まだまだいますよね? この熱を一緒に感じてください。この瞬間をあなたのその目で見てください。私にしか伝えられないモノがあります。23日は飛鳥プロレスに来てください! 待ってます!」とのメッセージを残した。

▼メインマッチ
しのせ愛梨紗(飛鳥/hotシュシュ)
vs
紫雷美央(フリー)
<その他の対戦カードの見どころ>

▼シングルマッチ
神姫楽ミサ(フリー)
vs
柳川澄樺(フリー)
1111のタッグパートナー対決となる。ミサは飛鳥へのレギュラー参戦を狙っているが、柳川が11・23川崎への参戦を熱望していることを聞きつけると、前大会での真琴戦の後、「私が柳川を審査して、ボコボコにしてやります。私と真琴さん、愛梨紗さんで飛鳥を盛り上げましょう」と対戦に名乗り。パートナーながら対戦する機会も多い両者。どちらが勝って、飛鳥へのレギュラーメンバーに近づけるか注目だ。

▼ミクスドマッチ
瀧澤晃頼(TTT)/真琴(フリー)
vs
政岡純(フリー)/エチカ・ミヤビ (PPP)
レギュラーメンバーの瀧澤と真琴がタッグを組み、メジャー団体のノアにも上陸した政岡と連続参戦のエチカが異色の初タッグを組んで激突する。レギュラー組が上昇機運に乗る政岡&エチカにストップをかけることができるのか? はたまた政岡組が勝利して、新たな景色を見せるのか?

▼セミファイナル
高橋匡哉(大日本)
vs
仲川翔大(フリー)
ともにSMASH、WNC、ASUKA PROJECTで同じ釜のメシを食べて来た間柄。前大会で高橋が「久しぶりにシングルやりませんか?」と呼び掛け、仲川が快諾した。2人のシングル戦は2016年9月4日の北千住大会以来、9年ぶりとなる。
高橋は「久しぶりの仲川とのシングル。北は北海道、南は沖縄まで飛び回って、試合をしている仲川は確実に力をつけて、かなり強敵かと思いますが、私もそう簡単に負けるわけにはいかないので全力で頑張ります!」とコメント。
仲川は「ほぼ同じ時期に入門して、練習生の時から、高橋さんは常に俺の前を走っていました。俺も今月でデビューして11年。いい加減この構図をひっくり返したいと思います。心から尊敬する大好きな先輩との9年ぶりのシングルマッチ。全力で楽しみたいと思います!」と意欲。
高橋が勝って先輩の威厳を保つのか、あるいは仲川が11年がかりで先輩超えを果たすのか?
『飛鳥プロレス』
日程:11月23日(日)
開始:17:00
会場:川崎・ポスト・ディ・アミスタッド
※チケット 全席自由席6000円(当日500円増)
※問い合わせ studioasuka@icloud.com
















