しのせ愛梨紗が入団した“新生”飛鳥プロレスが2・16板橋で発進!「私がメインで勝利することに意味がある!」
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飛鳥プロレス(篠瀬三十七代表)が2月16日(18時開始)、今月オープンしたばかりの東京・TOKYO SQUARE in Itabashiで2025年の第1弾興行を開催する。メインイベントを託された篠瀬代表の愛娘・しのせ愛梨紗が必勝を期した。
同団体は昨年、前身のASUKA PROJECT時代から通算10周年を迎え、メモリアル大会を実施。同年7月と11月には聖地・後楽園ホールにも進出した。そんななか、11・27後楽園大会で、同年いっぱいでアイスリボンを退団することが決まっていた愛梨紗が、2025年1月1日付での飛鳥入団を宣言。女子プロレス界の未来を担う愛梨紗が入ったことで、“新生”飛鳥がスタートする。
当初、2025年の第1弾興行は7・11新宿FACEの予定だったが、新戦力の加入で、急きょ2・16板橋大会を行うことを決めた。篠瀬代表は「愛梨紗の入団は喜ばしいかぎりです。自分も(3月で)50歳で、たった一人で毎大会のようにメインに出ていましたが、未来ある子がメインを張ったほうが面白いし、団体としても大きくなるし、いいことしかないと思います。前大会まで、アイスの所属として、セミ、メインに出ていましたが、今年から所属として前面に出てもらいます」と力を込めた。
早速、“新生”飛鳥第1弾興行の、メインを務めるのが愛梨紗だ。愛梨紗は飛鳥のレギュラーでもあるSAKI(COLOR'S)、大空ちえ(PURE-J)と組み、愛梨紗と同時期にアイスリボンを退団したMIO(フリー)、咲蘭(フリー)、グリズリー藤滝(フリー)組と対戦する。
篠瀬代表は「新しい会場なので、いつもとは違う選手にも出てもらおうと思いました。対軸が同じ団体だった人で、そっちに引っ張られますけど。新生飛鳥の初戦ということで、よく出ていただいてるSAKIさん、そして大空さんには愛梨紗がよくしていただいてるそうなので、組んでもらって。飛鳥っぽいカラーの6人で、新鮮なんじゃないかと思います。SAKIさんと愛梨紗は初の絡みになります。MIOさんは現役一本のときに、私の昔の所属団体のWNCに参戦されていたので、まさか時を経て、自分の団体に出てもらえるとは思ってなかった。10年って、いろいろ動くんだなって思います。本来なら僕の試合がメインになるべきなのかなと思いますけど、愛梨紗に所属として期待をかけたいと思います。
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メインを託された愛梨紗は「今回メインを務めます! 対角には、MIOさん、咲蘭さん、グリ。前団体を退団してから、それぞれの道を歩んできた1ヵ月半。この3人から、私が勝利することに意味があると思います。そして、SAKIさんやちえさんに引っ張っていただくのではなく、愛梨紗がこのチームを全力で引っ張らせていただきます!! 今までとは違う飛鳥プロレスを、所属のしのせ愛梨紗が魅せます」とコメントし、必勝を宣言した。
そして、セミファイナルでは元ASUKA所属4選手による「仲川翔大復帰戦」(篠瀬&瀧澤晃頼vs高橋匡哉&仲川)が組まれた。仲川は昨年12月に左肩鎖関節脱臼の負傷を負い欠場。この一戦が約2ヵ月ぶりの復帰戦となる。
篠瀬代表は「大会が決まって、いつも最初に連絡するのが仲川なんです。今回連絡したら、ギリギリ間に合いそうということで、調整してくれて飛鳥で復帰することになりました。彼なりの気遣いと勝手に思ったので、うちにできることとして、彼がデビューした時のASUKAのメンツを揃えました。10年経っても我々の縁は切れませんし、迷うことなく決まったカードです。瀧澤とは6人タッグはあったと思いますけど、2人だけでのタッグは初になります。セミですけど、メイン同等のカードです」とマッチメイクに自信を見せた。
<その他のカードの篠瀬代表が語る見どころ>
▼タッグマッチ
リッキー・フジ(2AW)/キラ☆アン(フリー)
vs
中村宗達(ガン☆プロ)/藤田あかね(フリー)
「当初、藤原ライオンが出る予定でしたが、練習中のケガで欠場となり困っていたら、大先輩であるリッキーさんから、“三十七、オイ、俺がいるだろ?”と連絡をいただききました。困った時に、サッと手を差し伸べてくださるリッキーさん、カッコいいです。中村選手と藤田選手は一気に困るでしょうね。それを跳ねのけるぐらいのチームワークでかき混ぜてほしいです。キラ☆アン選手は前から出たいと言ってくれていて、今回初参戦。中村選手は去年の4月に出てくれて評判がよかった。ASUKA時代に出てくれていた藤田選手はフリーになった時に連絡をもらって。今回はまっさらな気持ちでいろんな選手に出ていただこうと思ってでたカードです」
▼シングルマッチ
洞口義浩(フリー)
vs
こゆき(hotシュシュ)
「ジェンダーを超えたシングルマッチになります。こゆき選手は初参戦で未知数なんですが、信頼する洞口選手にまとめてほしいと思っています」
▼ドランカーズマッチ~
梶トマト(飯伏プロレス研究所)/本間多恵(フリー)
vs
佐野直(プロレス佐野魂)/杏ちゃむ(信州ガールズ)
※ルールは試合開始時、5分経過ごとに4選手ともにテキーラを飲む。本間はアルコールアレルギーのため、代理の選手が飲むことになる。
「この試合は酒の強い弱いもありますし、全く読めません。佐野選手がお客さんからもドリンクを集めて飲むと言ってますので、どれだけ多くのアルコールが提供されるのかなと思っています」