【試合詳細】2・16 飛鳥プロレス TOKYO SQUAR大会 SAKI &しのせ愛梨紗&大空ちえvs紫雷美央&咲蘭&グリズリー藤滝 篠瀬三十七&瀧澤晃頼vs高橋匡哉&仲川翔大 梶トマト&本間多恵vs 佐野直&杏ちゃむ

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『飛鳥プロレス板橋大会』
日程:2025年2月16日(日)
開始:18:00
会場:東京都・TOKYO SQUARE in Itabashi
観衆:109人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○リッキー・フジ(2AW)/キラ☆アン(フリー)
9分47秒、9999→片エビ固め
●中村宗達(ガン☆プロ)/藤田あかね(フリー)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○洞口義浩(フリー)
11分4秒 逆エビ固め
●こゆき(hotシュシュ)

▼ドランカーズマッチ 30分1本勝負
梶トマト(飯伏プロレス研究所)/○本間多恵(フリー)
8分59秒 横入り式エビ固め
●佐野直(フリー)/杏ちゃむ(信州ガールズ)

▼仲川翔大復帰戦 30分1本勝負
○篠瀬三十七/瀧澤晃頼(TTT)
11分37秒 バズーカエルボー→片エビ固め
高橋匡哉(大日本プロレス)/●仲川翔大(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
SAKI(COLOR'S)/○しのせ愛梨紗/大空ちえ(PURE-J)
16分56秒 シャイニング・ウィザード→片エビ固め
紫雷美央(フリー)/咲蘭(フリー)/●グリズリー藤滝(フリー)

しのせ愛梨紗が“新生”飛鳥プロレス初戦のメインを白星で締めた!7・11新宿で師匠格の紫雷美央と対戦へ!仲川翔大は篠瀬三十七のバズーカエルボーで復帰戦飾れず「娘にプロレスラーとして、かっこいい姿を見せてほしい」

第1試合


 コーンを持って入場したキラ☆アンは中村に強烈なキック連打。キラ☆アンと藤田がエルボー合戦。藤田と中村がダブルでキラ☆アンにエルボードロップ。中村の回転エビ固めでリッキーが尻を出す。リッキーは生尻で中村にヒップアタック。最後はリッキーが9999で中村にトドメ。

第2試合


 序盤から洞口がグラウンドでコントロール。こゆきはキックで反撃していく。洞口がキャメルクラッチもニアロープ。こゆきがミサイルキックを叩き込む。洞口はビッグブーツ、逆エビ固めで絞り上げてタップを奪った。

第3試合


 飛鳥では初のドランカーズマッチ。ルールは試合開始前、2分毎に乾杯して全選手がアルコールを飲まなければならない。その酒は観客にドリンクコーナーでおごってもらわなければならないというもの。ただし、本間はアルコールアレルギーのため、パートナーの梶が2人分のまなければならない。だが、このルールに佐野が「胃袋に何かを入れなければならない」と異議申し立て。やむを得ず、篠瀬代表がスタッフ用のケータリングで用意していた菓子パンを持ってきて、本間は酒の代わりにパンをその都度、1個食べなければならないことに。本間がパンを食べきるのに時間がかかってしまい、あっという間に2分毎のアルコールタイムが来る。8分過ぎ、佐野が本間を襲撃も、本間がスクールボーイで丸め込み勝負あり。

第4試合


 仲川は昨年12月2日、北都プロレスの北海道ツアーで左肩鎖関節脱臼の負傷を負い長期欠場。この日が約2ヵ月ぶりの復帰戦となった。仲川は高橋匡哉と組み、篠瀬、瀧澤晃頼組と対戦。この一戦は飛鳥の前身であるASUKA PROJECTの純メンバー4人によるタッグ戦となった。

 試合は開始早々、場外戦となり、バルコニーでの乱闘に発展。リングに戻ると、仲川が篠瀬にチョップ、篠瀬が仲川に河津落とし、スリーパー。仲川と瀧澤がチョップ合戦。高橋が瀧澤にドロップキックを叩き込む。仲川が篠瀬にミサイルキック、仲川と高橋が篠瀬にダブルブレーンバスターもカウントは2。仲川が篠瀬を狙ったスワントーンボムは自爆。篠瀬が仲川にセイバーチョップを繰り出すもカット。仲川が篠瀬に延髄斬りを放ち、走り込んだところを篠瀬がカウンターのバズーカエルボーを見舞って3カウントを奪取した。

 試合後、篠瀬が「復帰戦を飛鳥に選んでくれてありがとう」と礼を述べると、仲川は「俺は月に20試合くらい、全国各地で体ボロボロにして戦ってるんだ。おまえももっと試合しろ!」と長年の付き合いらしいゲキを逆に飛ばした。

 バックステージで仲川は「復帰戦までいろんな準備はしてきたんですけど、プロレス的な、リング的な動作はなるべくしなかったんです。自分の体は大丈夫だと信じて。ぶっつけ本番な感じで上がったんですけど、足を引っ張るようなこともなく、問題もなく、2ヵ月いいお休みをもらった感じで。(篠瀬に借りをつくったが?)そうですね。篠瀬さんは飛鳥でしか試合しないから。負けたのに偉そうに言うのもなんなんですが、娘(しのせ愛梨紗)がプロレスラーになったんだったら、篠瀬さんも団体の運営者としてじゃなく、プロレスラー篠瀬三十七として、愛梨紗さんにかっこいい背中を見せてほしい。僕が復帰したタイミングで、篠瀬さんも本格的にプロレスに打ち込んでほしいと思いました。(ASUKAのメンバーとの復帰戦だったが?)復帰の舞台を飛鳥か、J-STAGEか、北都かと思ったとき、いち早く声をかけてくれたのが篠瀬さんだったし、デビューした団体でもあるんで、ここを選ばせてもらって。元の仲間と試合できてありがたかった」と笑みを浮かべた。

 一方、プロレスラーとしては久々に勝利をもぎ取った篠瀬は「自分が勝てたのもうれしかったけど、それよりうちでデビューしてくれた仲川の復帰戦を、ASUKAのメンツでできたことが非常にうれしかった。翔大が勝つのが一番よかったのかもしれないけど、自分もまだまだ元気だよってとこも見せられたんでよかったかな。(もっと試合をしろと言われたが?)ホントは月イチでもやりたいけど、体は一つしかないんで厳しいところではあるんですけど。なるべく前向きにやっていきます」と話した。また、代表としては「すごくいい会場で、新しいプロレスのメッカとして使われるんじゃないかと思います。(7・11新宿FACEでは)娘と紫雷美央さんが試合するとかしないとかいい争いはしてましたけど、どうなるのかなと思います」とコメントした。

第5試合


 新生初戦のメインイベントを託された愛梨紗が6人タッグ戦で勝利を収め、白星で締めくくった。昨年12月いっぱいでアイスリボンを退団して、今年1月から飛鳥所属となった愛梨紗はデビューからまだ3年7ヵ月で、20歳になったばかり。まだまだ発展途上の選手だが、篠瀬代表はあえてメインの大役を担わせた。

 愛梨紗はSAKI、大空ちえと組み、同時期にアイスリボンを退団した紫雷美央&咲蘭&グリズリー藤滝と激突。序盤、MIO組は3人がかりで愛梨紗に集中砲火。藤滝がSAKIにエルボーを連打すれば、SAKIはブレーンバスターで返す。愛梨紗と藤滝が激しいエルボーの応酬。咲蘭が愛梨紗を狙ったダイビング・フットスタンプは自爆。藤滝が愛梨紗にラリアットをぶちかませば、愛梨紗は河津落としからシャイニング・ウィザードを狙うも藤滝がブロック。藤滝が愛梨紗にバックフリップを見舞えば、愛梨紗は変型ネックブリーカーから、武藤敬司公認のシャイニング・ウィザードを藤滝に叩き込んで3カウントを奪った。

 愛梨紗が「勝ちました! 今日の藤滝からの勝利は始まりにすぎないんで。これから勝ち続けていこうと思います。紫雷美央、おまえ、7月11日(新宿FACE)、出るらしいな」と言うと、美央は「三十七が私が37になったタイミングで絡んできたんだ。三十七とはSMASHのときからの知り合いだから。私のこと呼び捨てにしたな。おまえを1から100まで指導したのは誰だと思ってるんだ? でも、そういうチャレンジ精神嫌いじゃない。せっかく7月に呼んでいただけるなら、あんたとのカードも楽しみではあるんだけど。飛鳥プロレスを引っ張っていくと言ってんだったら、プロレス面でもちゃんと引っ張ったほうがいいと思う。愛梨紗ちゃんの幼い頭でどんなカード組んでくれるのか楽しみだわ。パパとともにいいカード考えな!」と回答。それに対して、愛梨紗は「MIOさんが1から100まで教えてくれたしのせ愛梨紗が面白いカード組んでやりますよ!」と言い返した。

 最後は出場選手がリングに上がり、愛梨紗の音頭で「ちあふる! ミラクル! 飛鳥プロレス!」で締めくくり、“新生”飛鳥らしいエンディングで幕を閉じた。

 バックステージで愛梨紗は「(飛鳥所属でのメインは)めっちゃ緊張しました。所属でメインを張るのもあまりない経験なんで。しかも所属が2人だけで。それを私が背負うんだという緊張があったんですけど、しっかり私が最後決めて、勝利して、私の締めを初めてやれたのでよかったです。(4人がアイスリボンつながりだったが?)昔の思いがこみ上げてきました。覚悟をもって所属になると決めたんで、私が何回だってメインを張ります。お父さんじゃなくて、私が盛り上げます。7月はいいカードを組んでやろうと思います。美央さんから獲るつもりでやります。他団体でも私が飛鳥を広めていきます」と意気込んだ。

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