愛野ユキが渡辺未詩との“アツアツ”のプリプリ王座前哨戦でやり返す!「未詩のハートに火をつけられたんじゃないかなと思います」

東京女子プロレスが10月4日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで『TJPW Autumn Victory in SHINAGAWA』を開催した。18日の後楽園ホール大会でのプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(王者=渡辺未詩vs挑戦者=愛野ユキ)の前哨戦第2ラウンドは愛野が制して、前回敗れたリベンジを果たした。
両者は9・27新木場での6人タッグ戦で初の前哨戦を行い、渡辺組が勝利。2度目の前哨戦となった今大会で、渡辺は鈴木志乃と組み、愛野、風城ハル組と対戦。渡辺と愛野は先発すると、激しいショルダータックル合戦。2度目のコンタクトではエルボーのラリーを展開。その後もショルダータックルで正面からぶつかり合い、愛野がダイビング・ショルダー。渡辺はジャイアントスイング10回転でお返し。両者は場外でもアツアツのショルダータックル合戦を繰り広げた。愛野は渡辺にエプロンから変形セントーンを投下。リングに戻った愛野は鈴木を捕獲すると、サイドスープレックスからヴィーナスDDTを決めて3カウントを奪取した。

愛野が「前哨戦、(2日の調印式での)指相撲入れて2回、私が勝ったよ。もっともっと、まだやろうね!」と叫べば、渡辺は「指相撲入れて、確かに2回負けてる。でも1回勝って、次あったら負けないし、当日は私が勝つので。もっともっとぶつかり合いましょう」と応じた。
バックステージで愛野は「この間の調印式で同じ気持ちというのがよくわかったので、思い切りぶつかり合いたいと思っていたら、未詩も同じように思ってくれていたみたいなんで。体は痛いし、人とぶつかり合うってしんどいんですけど、止まれないんですよ。動けなくなるまで止まれないって思っちゃうんですよね。でも今日、勝てたことで、ちょっとは未詩のハートに火をつけられたんじゃないかなと思います。ちょっと大満足。未詩の強さというのは、まだまだ底知れないと思う。後楽園に向けて、もっともっと準備していこうと思います」と話した。
渡辺は「今回は前回(6人タッグ)よりも人が少なく、タッグだったので、当たれる機会が多いかなという意味でタックルでたくさんぶつかり合って。タックル以外のぶつかるという面でも負けてないな、一歩リードできているかもという部分に揺らぎはなかったんですけど。ユキさんの熱みたいなものが上回ってきたのかなって思いました。会見を経て、ユキさんの思いとかどういうことを考えているかとか、目が合えば合うほど分かってくるので、当たってて楽しいなという気持ちはあるんです。けど、もっともっと行きたいという気持ちも芽生えているので、10月に入ったので、より頑張りたいなと思いました」とコメントした。