「お前のは会社の敷いたレールを走るだけのベルト」“台本有り”のプロレス王者に悪の組織が喝!惡斗&茉莉が力の差を見せつけるタッグ王座戴冠!

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 1日、東京都・プリズムホールにて『ACTwrestling 東京ドームシティ プリズムホール公演』が開催。惡斗&茉莉がAWGタッグ王座の初防衛に成功した。

 現在のアクトレスガールズは、WWEのように台本があることを公表してプロレスを展開中。“アクトレスキラーズvsベビーズ”というヒールとベビーの抗争がストーリーの主軸となっており、凶器・乱入・裏切りなど手段を選ばないアクトレスキラーズが『ストロング暴力スタイル』で悪の限りを尽くしている。

 そんな中、キラーズの首魁である惡斗が発起人となって今年5月から『ACT GAME(アクトゲーム)』が開催。このリーグには所属選手だけで全10チームが参加し、約2ヶ月半の連戦を経てキラーズ最強の2人が組んだ【アマテラス】惡斗&茉莉が優勝&初代タッグ王座戴冠を果たした。

 惡斗は元スターダムのプロレスラーでもあり、新体制アクトレスでは試合でもマイクでも魅せる重鎮。茉莉もプロレス界での活躍を経て旧体制アクトレスから団体を支え続ける屋台骨。
 実力もポジションも伴った悪の2人の王座戴冠でアクトレスは闇に染まってしまうかと思われたが、正義を掲げるベビーズ最強格のタッグ【真夏の汐風】夏葵&汐月なぎさが挑戦を表明。真夏の汐風はタッグリーグ2回戦でアマテラスに敗れているが、好き放題に暴れまわるキラーズを止めるべく再起した形だ。


 正義を取り戻すというテーマの他、アクトレスの新時代を切り拓くという使命を帯びて臨んだ真夏の汐風であったが、試合内容は残酷なまでに一方的なものに。
 ゴングが鳴るなり場外戦に持ち込んだアマテラスが真夏の汐風をボッコボコに。打投極のすべてを駆使して冷酷に攻め立てる茉莉に対し、のらりくらりとしつつも的確なサポートを入れる遊撃担当の惡斗という2人の動きが噛み合った鉄壁のコンビネーションを発揮し、真夏の汐風も単発では技が決まるものの畳み掛けることは出来ず。
 最後は茉莉が必殺の奈落落とし(※ハイジャック・ボム)からダメ押しのオウマガトキ(※奈落落とし式フェイスバスター)でなぎさから3カウントを奪った。

 マイクを取った茉莉は「真夏の汐風、なぎさ。前にお前のこと『夏葵のおまけだ』って言ったことあったけど、それ撤回するわ。なぎさも、夏葵も、どっちもおまけだ!話になんねー出直してこい!」と辛辣な言葉で冷たく突き放す。

 この試合後に行われたメインイベントでは、ベビーズの中核を担うエースである才原茉莉乃がAWGシングル王座の防衛に成功。
 同王座は前体制下でも同名のものが存在したが、現在は【実力】【努力】【人気】【運】といった項目で得たポイントを数値化して大会前に集計し、ポイントで上回った選手が試合で勝利することが決まる台本有りの『ポイントマッチ』で行われるという新生アクトレスを象徴する王座だ。


 そんな中、今大会で“強さ”を象徴するベルトであるKING王座を奪取したキラーズのボス、MARUが現れ、茉莉乃に「お前の持つベルトなんてな、会社が作ったレールの上を走ってるだけのベルトなんだよ。このKINGベルトこそ、自由なエンタメで、すごーく強い、すごーく怒ってるベルトなんだよ。このベルトが一番だ!」と宣戦布告。

 ベビーズの苦戦が続き、悪の笑いが木霊するばかりのアクトレスガールズ。若き正義の魂が覚醒して明るい未来を取り戻せるのか、それともアクトレスはさらに闇に染まってしまうのか。その答えは今後のアクトレスリングで見ることができるだろう。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年10月
« 9月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

月別

ページ上部へ戻る