【試合詳細】10・1 アクトレスリング プリズムホール大会 【AWGシングル】才原茉莉乃vs天翔ゆい 【AWGタッグ王座】惡斗&茉莉vs夏葵&汐月なぎさ 【KING】水嶋さくらvsMARU 本間多恵&尾﨑妹加vs植原ゆきな&弥福かな

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『ACTwrestling 東京ドームシティ プリズムホール公演』
日程:2025年10月1日(水)
開始:18:30
会場:東京都・プリズムホール
観衆:750人

▼Tag team Match
[Vivace]○青葉ちい/日菜といろ
7分0秒 バックドロップ・ホールド
[Actwreskiller'Z]●研菜々美/千夜ヒナタ

▼3vs2 with LADY POLICE match
荒幡寧々/●梨央 with LPゴンベ
8分17秒 オクトパス朝子ホールド
[朝子流星軍☆]○みあ朝子/永井絵梨沙/アンリ

▼Tag team Match
[GENKI戦隊アクトレス5]○福永莉子/なる
9分25秒 タイガー・スープレックス・ホールド
[Actwreskiller'Z/百華時雨]●岩井杏加/石川はるか

▼Special Tag Team match アクトレスガールズ 10周年記念試合
[SPiCEAP]○本間多恵(フリー)/尾﨑妹加(フリー)
14分35秒 多恵ロック
植原ゆきな/●弥福かな

▼KING of Ring Entertainment Championship
【KING】●水嶋さくら
14分41秒 マフラー・バスター→体固め
【Challenger】○MARU
※第2代KINGが6度目の防衛に失敗。MARUが新王者となる。

▼AWG Tag team match Championship Point match
【王者組/Actwreskiller'Z/アマテラス】惡斗/○茉莉
10分4秒 オウマガトキ→体固め
【挑戦者組/真夏の汐風】夏葵/●汐月なぎさ
※初代王者組が初防衛に成功。

▼AWG Singles Championship Point match
【王者/GENKI戦隊アクトレス5】○才原茉莉乃
12分5秒 MRNスマッシュ!
【挑戦者】●天翔ゆい
※第6代王者が4度目の防衛に成功。

茉莉乃が天翔からAWGを防衛もMARUがKINGベルト奪取&アマテラスが防衛でキラーズが高笑い!多恵&妹加が10周年で里帰りしデビュー戦の弥福に“プロレス”の洗礼!朝子が負けハラを超えて涙の初勝利!

オープニング


 開始前、篠原涼子さんや仲間由紀恵さんらも所属しながら1990年~1996年に活動し、2013年に復活した女性アイドルグループの『ひとりTPD 東京パフォーマンスドール』の中川雅子プロデューサー、新井雅さん、鈴木明子さん、徳永愛さん、荘埜理恵さんらがリングに上がり挨拶を行った。


 続いて赤と白を基調とした衣装のベビーズと、黒と赤を基調としたキラーズがそれぞれダンスを披露し、全員でリングに上がると『Love Riddle』へ。間奏中には本間多恵、尾崎妹加、本日デビューの弥福かなも合流し最後は一緒に踊りきった。

第1試合


 先発はちいと菜々美。菜々美が開幕走り込み串刺しドロップキックから、エルボーでロープに押し込みヒナタに振る。ヒナタはスーフィーキックを放ち、菜々美がすかさずドロップキック。さらに正面ロープに押し込みヒナタとともに顔面を痛めつけていく。これを離すと菜々美はヒナタにタッチ。

 ヒナタがダイビングフェイスバスターからフォールも2。
 ちいはドロップキックを打ち込みといろにタッチ。

 といろはドロップキックから投げようとするが、切り返したヒナタがエルボーも、避けたといろがロープに飛んでドロップキック。
 といろはコーナーに振って串刺し攻撃も、ヒナタが避けてエルボー連打。さらに串刺しダブルニーからペンデュラム。フォールも2。
 ヒナタは菜々美にタッチ。

 菜々美がフロントネックのまま振り回しDDT。フォールもちいがカット。
 ちいがカットに来たヒナタをボディスラムで菜々美に叩き込み、といろがダイビングフォアアームを菜々美に叩き込んでフォールも2。といろはちいにタッチ。

 ちいはロコモーションブレーンバスター連発から変形鎌固め。これを離すとディッシャースクリューからフォールも2。
 ちいはロープに飛ぶが、エプロンからヒナタが羽交い締めにすると菜々美がロープに飛ぶ。だがといろも菜々美をエプロンから羽交い締めにし、逃れたちいが走り込み菜々美にエルボー連打。さらに一本背負いから脇固めで捕らえる。これはヒナタがカット。
 ちいは菜々美のバックを取るが、切り返した菜々美がDDT。さらにロープに飛んで“THE DAY”からフォールもといろがカット。
 ヒナタがといろを低空ドロップキックで排除し、菜々美が投げようとするが逆にちいがボディスラムで叩きつけ、コーナーに登ると〆のデザートはアイス~トッピングはちいでよろしいですか?~からフォールもヒナタがカット。
 といろがヒナタをドロップキックで排除し、菜々美がエルボー連打からロープに飛ぶがちいパワースラムで迎撃。
 ちいはバックドロップホールドで3カウント。

<試合後コメント>

青葉ちい&日菜といろ
といろ「本当におめでとうございます!」
ちい「ありがとうございます(笑)本日はお越しいただきありがとうございます。といろさんとこうやって組むのは初めてですね」
といろ「初めてですね。多分大勢の中、3vs3とかならあるんですけど」
ちい「しっかり2人で組んで試合したのは初めてです」
といろ「ヒナタさんを出させないように。(研と)組んでたじゃないですか。2人の戦い、バチバチに熱いのを見せてもらおうと思ってメチャメチャ邪魔しに行きました(笑)」
ちい「でも研ちゃんも熱い人ですからね。最後は熱い試合が出来たのではないかと思っております。といろさんのおかげでもあるので(笑)」
といろ「それは無いですけど……あやかっての勝利、嬉しいです(笑)」
ちい「あやかってですか?!(笑)でも、今回なんだろ。一緒に連携的なものはあんまり出すことなく試合が終わってしまったので。また組むことがあれば一緒に出して闘っていけたらいいなと思います」
といろ「次は私の勝利で終えたいと思います。まだ勝ったこと無いけど。初勝利まだなんで」
ちい「行きましょう!台本破りで!(笑)ありがとうございました~♪」


研菜々美&千夜ヒナタ
研「第1試合、ありがとうございました。また負けちゃったねえ。前回の後楽園も一緒のタッグだったんですけど、引き続きまた悔しい結果になりました。ちいちゃんが個人的にはパートナーとしてタッグトーナメント一緒に出たんで負けたくなかったんですけど、やっぱUWFに出たこともあってか闘い方を確立してきてるなと。負けてらんないですね。どうでした?」
ヒナタ「2回目、前回も同じカードで。相手は違いますけど、キラーズの新人としてもっと力を底上げしていかないといけないなと痛感しましたね」
研「ウチらが強くなったらキラーズももっともっと強くなって、アクトレスガールズももっと大きくなっていくはずなんで。頑張ろうね~♪」

第2試合


 先発は絵梨沙と梨央。ロックアップから梨央がロープに押し込み、ロープに飛ぶが絵梨沙が追走二ーからロープに飛んでドロップキック。さらにプリッキーヌ・レッグドロップからフォールも2。

 梨央がチョップからボディスラム。フォールも2。
 梨央はボディスラムを狙うが絵梨沙が丸め込むも2。
 絵梨沙はコーナーに振ろうとするも、梨央が逆に振って串刺し攻撃。絵梨沙が避けるとドロップキックからジョロキア・スパイラル・ホールド(※スイングDDTのような形からのスモールパッケージ)。
 絵梨沙はアンリにタッチ。梨央も寧々にタッチ。

 アンリが電気ショックからカサドーラ・フェイスバスター。さらに人工衛星スクールボーイも2。
 アンリはロープに飛ぶが、寧々がエルボーで迎撃。寧々は起き上がりこぼし式エルボーからアルゼンチンも、アンリが着地してロープに飛ぶが、寧々がエルボーからネックハンギングボム。フォールも絵梨沙がカット。
 寧々はエルボーも、アンリがこれをキャッチして腕を巻き込むとオリンピックスラムからフォールも2。
 アンリが絵梨沙とともにコーナーに登り、寧々の後頭部にダブルのダイビングダブルチョップ。アンリは朝子にタッチ。

 朝子とポラリスで変速ロープワークから、ポラリスがサンドイッチドロップキックを放ち、朝子がクロスボディアタックで倒すとフォールも2。
 寧々はケンカキック連発も、朝子は場外に逃げる。そこへゴンベが警棒で滅多打ちにし、リングに逃げ戻った朝子に寧々がガットショットからコーナーに叩き込んで串刺しバックエルボー。寧々はロープに飛んでセントーン。フォールも2。
 寧々はロコモーションブレーンバスターから担ぐが、朝子が着地すると絵梨沙がドロップキック。寧々が下がり梨央にタッチ。


 梨央がショルダータックルで朝子を倒しフォールも2。
 梨央は引き起こすとチョップを打ち込んでいき、必死に耐える朝子だったが避けるとチンクラッシャーからロープに飛んでオーロラヒップドロップ。フォールも2。
 梨央は担ぐが、絵梨沙がカット。寧々が絵梨沙を排除し、アンリもコーナーに叩き込む。梨央が朝子をロックボトムからフォールもアンリがカット。
 アンリが梨央にでんきショックを狙うが、梨央がキャッチしてパワーボムで排除。
 朝子が梨央にスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。
 朝子はラ・マヒストラルも寧々がカット。

 絵梨沙が梨央にRKOからコーナーに登りダイビング・プリッキーヌレッグドロップ。寧々にはアンリが10万ボルトを投下し、朝子がロープに飛ぶと梨央にフライングクロスチョップ。フォールも2。
 朝子は引き起こすが、梨央がチョップ連発。ガードした朝子が水面蹴り連発からシャイニング・ウィザード。さらにオクトパス朝子ホールド(=卍固め)で捕らえギブアップを奪った。

朝子「(泣きながら)プリズムホールにおこしの皆さん、今日はありがとうございます。AWGエグゼクティブプロデューサーのみあ朝子です。えっと、この道を、いけば、この道を、行ったら、わかるさ、私は、今まで、一度も勝ったことがありません。勝った、えっと、あゆむめめば、あやむめば、道はなし。泣きべそなんてさよなら!ありがと~。えっと、AWGの負けハラ台本に、わたしは勇気を持って立ち向かいました、それで、ビリビリに破いてやりました!ただ、そこには、犠牲になった対戦相手がいる。梨央!早く、病院へいけ!朝子キック、朝子硬めで、時間差で、体中の骨がボロボロに砕けるぞ!そうだ、だから、ただ、私には、何一つ迷いなく、えっと、迷いなく、一緒に走り抜けてくれた、仲間がいます。ちい!絵梨沙!えっと、ゆきな!アンリ!研!ヒナタ!といろ!あとキラーズもベビーズも、真夏の汐風もファイブも、みんあ、私の朝子軍だ!一歩、歩めば、道となる道となる!いけばわかるさ!ありがとーーーー!」

<試合後コメント>

荒幡寧々&梨央with LPゴンベ
寧々「あの負け方は無いわ。勝手にチェンジして」
梨央「最後助けに来てくれると思って信じてました。で、耐えたんですけど?」
寧々「ベビーを助けに行くか!」
梨央「すみませぇん……」
寧々「そんなしょげた顔して」
梨央「寧々さんのピンチを救おうと思って、最後チェンジ……」
寧々「別に全然大丈夫だったから」
梨央「ホントですかぁ」
寧々「ホントだよ」
寧々「(※ただ微笑みながら立っているポリスを見て)なに?なにこのタッグ。これなに?なに?(※ポリスが笑顔で警棒をブンブン振る)あ~、もうヤダ。もーヤダ」
梨央「でも寧々さんと組めてメチャメチャ嬉しかったです。またお願いします。楽しかったです。負けちゃったけど!」
寧々「もう結構です。おつかれっした~」
梨央「ありがとね」
(※ポリスが笑顔でサムズアップ)

みあ朝子&永井絵梨沙&アンリ
朝子「超人朝子軍のみあ朝子と、絵梨沙、そしてアンリ」
アンリ「(※小声で)朝子軍じゃないです」
絵梨沙「(※小声で)私も朝子軍じゃないです」
朝子「初めて勝利を収めました。ありがとうございます。デビューして3年、1回も勝ったことがありませんでしたが、このプリズムホールにてPolaris☆の2人の力を借りてやっと勝つことが出来ました。入場曲が流れて嬉しかったです。梨央にすごいチョップを喰らいました!痛い!これからも負けハラは終わりということでどんどん勝っていきたいと思います。かぁつ」
絵梨沙「どうもこんにちは、永井絵梨沙です。今回Polaris☆として朝子さんと闘わせていただきましたけど……」
朝子「キミはぁ、朝子軍だろぉ?」
絵梨沙「なんか朝子軍とかいうのに巻き込まれて多分1年くらい経つと思うんですけど、朝子さんの初勝利の試合を一緒に戦えて嬉しいです、私は。いつか朝子さんの勝利に立ち合いたいなと思っていたので、朝子さんの助けになってたら嬉しいなと思います。これからもPolaris☆と朝子軍の応援よろしくお願いします」
アンリ「ありがとうございました。朝子さんと初タッグなんですけど、こういう形で試合をさせていただいて本当にありがとうございました。朝子さんの初勝利のパートナーとして試合ができて本当に嬉しいです。また朝子さんとPolaris☆でタッグを組めることがあればやらせていただきたいです。応援ありがとうございました」

第3試合


 先発はなると杏加。なるが足を刈って倒し、ロープを往復しながら翻弄。コーナーに振ろうとするが杏加が逆に振るも、なるはコーナーに飛び乗って走り込んで来た杏加を避ける。さらに走り込むと、杏加がアレンのカサをフルスイングするがなるはキャッチする。お互いカサを掴んで引っ張り合う。はるかがなるの背中にエルボーを叩き込んでカットし、杏加がカサで殴りつける。さらにはるかが担いでリングに投げ捨て、そこへ杏加がカサ攻撃。
 杏加が投げようとするが、切り返したなるがエルボー連打から莉子とともにロープに振ろうとするも、杏加が切り返してまとめてスタナー。杏加はロープに飛んで低空ドロップキックを顔面に突き刺してフォールも2。杏加ははるかにタッチ。

 はるかはスピアーから起き上がりこぼし式のラリアット。さらにコーナーに振って走り込むが、なるはこれを避けるとスクールボーイも1。
 なるははるかのラリアットを避けてDDTからフォールも2。
 なるは莉子にタッチ。

 莉子は低空ドロップキックからコーナーに振って串刺しバイシクルキック。さらにサッカーボールキック連発からフォールも2。
 莉子はスリーパーで捕らえるも、はるかはそのまま起き上がり、髪を掴んで逃れようとするが莉子はドラゴンスリーパーへ。これは杏加がカット。
 莉子となるではるかにダブルドロップキックから莉子が髪を掴んで引き起こし、飛びつき腕ひしぎで捕らえるがはるかはそのまま担ぐと杏加が背中にカサ攻撃。さらにバスターからロープに飛んでヒッププレス。フォールも2。
 はるかはセントーンからフォールも1。
 はるかはコーナーぎわにボディスラムでセットし、リバーススプラッシュからフォールも2。
 はるかは杏加にタッチ。

 はるかが肩車し、杏加がダブルインパクトを狙うがなるがドロップキックでカット。さらになるは杏加にドロップキックからリストアームサルトで投げ捨て、莉子が杏加にローキックからドラゴンスクリュー。

 莉子はストンピングから足4の字を狙うが、杏加が下から蹴り上げるとハイキックも避けてスタナー。さらにロープに飛んで低空ドロップキックからはるかが莉子を肩車し、杏加がコーナーに上り合体ダイビングチョークスラム。

 だが莉子が杏加にエルボーからなるが杏加にミサイルキック。はるかがなるにバックドロップも、すぐなるがはるかにバウンサークラッシュ・ハイハイホールド。
 莉子がロープに飛ぶが、杏加はバックエルボーで迎撃するとロープに飛んでギロチンドロップ。再度ロープに飛んでのギロチンドロップからフォールも2。
 杏加はデスバレーボムからフォールもなるがカット。
 杏加は顔面に膝蹴り連発から鬼薊を狙うが、着地した莉子がソバットからボディに膝蹴り連発。さらにハイキックからタイガースープレックスホールドで3カウント。

第4試合


 先発はデビュー戦のかなと多恵。ロックアップからリストの取り合い。多恵がヘッドロックからグラウンドに持ち込むが、かながヘッドシザースで切り返すも、すぐに多恵が抜けてインディアンデスロック。これはゆきながサッカーボールキックでカット。
 ゆきなとかなでコーナーに振り、ゆきなが串刺しヒップアタック。さらにかなが串刺しエルボー。喜ぶ2人だったが、背後からスパイスアップが殴りつけると正面ロープにくくりそれぞれ顔面を踏みつける。これを離すとロープに飛んで背中にランニング二ー。多恵はかなをコーナーに押し込み「10周年だからデビュー戦のこいつを10回殴るぞ!」とナックル・パート。リングに投げ捨てフォールも2。多恵は妹加にタッチ。

 妹加はストンピングから髪を掴んで引き起こし「やってみろ」と挑発。かなはエルボー連打も、妹加が強烈なエルボーで吹っ飛ばす。さらにボディスラム2連発からフォールもゆきながカット。
 妹加はケンカキックから逆エビ固め。かなは必死にロープを掴みブレイク。
 妹加はエルボーからロープに飛ぶが、ゆきなが走り込んでヒップアタックで迎撃すると、かなが低空ドロップキックからフォールも2。
 かなはゆきなにタッチ。

 ゆきなはサッカーボールキックからスリーパー。妹加はそのまま立ち上がるとコーナーに下がって潰して逃れる。
 妹加は串刺しラリアットからセントーン。ゆきなが避けて自爆させると、ミドルキック連発からハイキック。避けた妹加を水面蹴りで倒しサッカーボールキックからフォールも2。
 ゆきなは背中にサッカーボールキック連発からPKも、キャッチした妹加が足へのエルボーからロープに飛んでショルダータックルでなぎ倒す。さらにエルボードロップからフォールも2。
 妹加は多恵にタッチ。

 多恵はセントーンからフォールも2。
 多恵は引き起こすがゆきながハイキック。避けた多恵とバックの取り合いから、多恵が足を取ってアキレス腱固め。さらに妹加がゆきなにセントーンを連発し、多恵がフォールも2。
 多恵は引き起こすが、ゆきながバックを取るも多恵はエルボー連打で逃れ、ゆきなはミドルキック連発からマンハッタンドロップ。さらにハイキックも、多恵はキャッチしてアキレス腱固め。ゆきなはロープを掴みブレイク。
 多恵はロープに飛ぶが、ゆきなはハイキックで迎撃しフォールも2。
 ゆきなはかなにタッチ。

 かなはエルボー連打。多恵は受けながら前に出ていき、強烈なエルボーで倒すとフォールも2。
 多恵は脇固めで捕らえるがかなはロープを掴みブレイク。
 多恵はコーナーに登るも、ゆきながハイキックからデッドリードライブ。さらにかながドロップキックからフォールも2。
 かなはエルボーも、キャッチした多恵を巻き込んでヘッドロック。そのままココナッツクラッシュからフォールも2。
 かなはカニバサミ式の腕ひしぎで捕らえるが多恵はロープに足を伸ばしブレイク。
 多恵はかなの顔面をコーナーに叩き込みボディに膝蹴り。さらに串刺しバックエルボーからロープに飛んで低空ドロップキック。フォールも2。
 多恵は脇固めから多恵ロックを狙うがゆきながカット。
 ゆきなは多恵にもガットショットからスピンキック。さらにかなが逆さ押さえ込みも妹加がカット。
 ゆきなは妹加にかかと落としも、妹加はゆきなをショルダータックルでなぎ倒す。
 多恵はかなの髪を掴んで「こいよ!」と挑発すると、かなは必死にエルボーからダブルチョップ。さらにエルボー連打も、多恵は受け切ると腕を掴んで倒れないようにしてのエルボー連打。ロープを背負わせランニングバックエルボーからフォールも2。

 多恵は脇固めから多恵ロックへ。カットしようとしたゆきなを妹加がアルゼンチンで担ぎ、これでかながギブアップした。


多恵「皆さん!こんばんは。アクトレスガールズ、旗揚げメンバーの本間多恵と」
妹加「尾崎妹加です」
多恵「デビュー戦?どうだったのかな~?よかった?すごかった?よかった?3人しか言ってないけど大丈夫?かな、一度しかないデビュー戦を、その時間を、くれて、ありがとう。デビューする前に、デビューするまでにかな?沢山の人に支えてもらって、まあ今回はゆきながパートナーだからゆきなかな?一緒に練習してくれて、自分の時間を割いて、かなに使ったんだよ。かなのために使ったんだよ。今日来てくれたお客さんも、かなの、ファンの人たちは、かなのために時間を使ったんだよ。そのことを、一生忘れないで、ここに立ってね」
かな「はい(ゆきなが横で「声ちっちゃい」と指導)はい!!」
多恵「今ゆきなに声ちっちゃいって言われて大きな声出しましたよ。ゆきな!いいね!痛いよ!無駄に足長いし。でもまだ10ヶ月?10ヶ月ですって。すごいね。それで、デビュー戦の子を引っ張るんですよ。わたしたちがいた時もアクトレスガールズってそうでした。次から次へと新しい子が入ってきます。それって未来なんです。間違いなく未来なの。築き上げてきた、過去も大事、今も大事、でも一番は未来なんですよ。だから、今日ね、試合終わってダッシュしてセコンド来てくれるメンバーもいるだろうし、このあと試合が控えてて待機してるメンバーもいるけど、その仲間を大切に。そして、今日の自分を明日超えていってください。いつでも、ライバルは、自分の中にしかいなから。それを忘れたら、絶対強くなれません。今日は、デビュー戦、そして、デビュー戦のパートナー、ありがとうございました。坂口さーん!ありがとう!(かなを引き起こしてゆきなも含めて横並びになり)ありがとうございました!」

<試合後コメント>

本間多恵&尾﨑妹加
多恵「ありがとうございました!」
妹加「ありがとうございました!」
多恵「最初から『おかえり~!』みたいな感じだったから。何年ぶり?私フリーになってから上がってないから、3~4年ぶりなんだけど、そうやって言ってくれる人がいるっていうのはやっぱアクトレスガールズだなって感じがした。お客さんもメチャメチャあったかいので、始まりの空間、ウチらがデビューした当時の、本当に何も出来なかった空間に戻ってこれたような。いつでもホームな感じをすごい感じましたね」
妹加「今でも、形は違ってもホームがあるっていいよね」
多恵「ホントですね。自分たちが育った場所が今もあるって、これはすごい幸せなんだなって。自分も引退をするから、それをすごい感じたかな。でもデビュー戦、お客さんもすごいすごいって最初は3人くらいしか言ってなかったけど、でも私もすごいじゃんって思いました」
妹加「私も。絶対自分がデビューしたときより動けてるし、レベルはやっぱり上がってますね」
多恵「目が強かったから。勝ち気な感じがありましたね、かなも」
妹加「2人とも良かった」
多恵「ゆきなはね、強いね!」
妹加「武器だよね、背が高いっていうのは」
多恵「やっぱ気持ちが強いわ。あれはもっともっと化けるんじゃないですか?楽しみだなと思いました」
妹加「彼女たちの成長を見守りましょう」
多恵「そうね。今日は10周年の記念試合ってことで特別な感じで自分たちも上がらせてもらったので。今のアクトレスガールズが今後どのような進化というか変化をしていくのか、私が引退してからも見ていきたいと思ってますので。妹加ちゃんは私が引退したあとも頑張りますので、皆さん尾﨑妹加もよろしくお願いします♪すごく楽しかったです!」
妹加「楽しかったです!私も!」
2人「バイバ~イ♡」

植原ゆきな&弥福かな
ゆきな「デビュー戦おめでとうございます!試合はどうでしたか?」
かな「ありがとうございます!ドキドキで、一瞬でした。多分10分くらい試合やったんですけど、1分くらいで終わってたみたいな感じですごい緊張したんですけど、ゆきなさんは練習生の時からすごく良くしてくれて、応援して下さる皆さんとか、それこそ今日闘ってくださった多恵さんと妹加さんにもたくさんいろんなことを教えていただいて、頑張って出来た集大成だったかなと思います!」
ゆきな「集大成?!(笑)」
かな「あっ、違っ(笑)デビュー戦のスタート?いいスタートが切れたと思います!(笑)」
ゆきな「だそうです(笑)何歳だっけ?」
かな「21です!」
ゆきな「21歳!これから……私もまだ10ヶ月なんでこれからなんですけど、新生アクトレスとして一番新人でも関係なく全力で結果を出していきたいので。本当に毎日、練習の前にトレーニングやったりも一緒にやってるんで」
かな「一緒にやってます!」
ゆきな「楽しいからね、頑張ってるって感覚はないんですけど、上を目指してやっていきたいと思うのでこれからもよろしくお願いします!」
かな「お願いします!」

――これまでのスポーツ歴は
かな「小中学校で陸上やってたとか、水泳やってたとか、そのくらいです!はいっ!」

――アクトレスに入団したキッカケは
かな「キッカケは、今年4月に出た舞台の演出家さんがアクトリングの演出家もされていて、その舞台のあとに『良かったらやってみない?』とお声がけいただいて、挑戦してみることにしました!」

――デビュー戦を終えたが、今後の目標は
かな「目標は……なんだろ。ビッグになること!です!はいっ!」

第5試合


 プリンセス天功さんがプリンセスガールズとともに登場し『Magical Jungle』を踊りながら熱唱。歌い終えるとそのままKING戦となり、特別リングアナとして入江彩乃も登場。コミッショナーを務めるプリンセス天功さんのペットであるホワイトライオンのキング君に代わり、プリンセス天功さんがベルトとともに記念撮影へ。

 試合が始まるとMARUがタックルも、これを切ったさくらが腕ひしぎ。MARUはサミングで逃れ膝十字もさくらはすぐにロープを掴みブレイク。

 MARUはストンピングからコーナーに振るが、コーナーに駆け上がろうとしたさくらを追走して尻へのエルボー。バランスを崩したさくらにコーナー上でのマフラーホールドもレフェリーが注意しブレイク。

 MARUはロープに飛ぶが、さくらがガットショットからコーナーに振って串刺しドロップキック。さらにロープに飛んでクロスボディからフォールも2。

 さくらはストンピングから鎌固め。これを離すとフルネルソンで捕らえ、そのまま回転しキルスイッチ。フォールも2。

 さくらは担ぐが、着地したMARUがエルボーも、避けたさくらがコーナーを駆け上がりブーメランクロスボディ。フォールも2。

 さくらはコーナーに振ろうとするが、MARUが振り返して串刺しスピアー。フォールしようとするもさくらがサムソンクラッチも2。

 さくらはストンピングからノーザンライトスープレックス。たまらずMARUは場外に転がり、そこへさくらがコーナーに駆け上がりプランチャを狙うがロープに引っかかってしまう。再度コーナーに上りプランチャを投下。リングに上がろうとするさくらをMARUが引きずり落とし、チェーンをさくらの首に巻き付けて客席を連れ回す。そのままプリンセス天功さんの前で暴れ、柱に叩きつけると「どうしたチャンピオンだろうがよ!」と叫んで拍手を起こす。

 リングに戻るとMARUが頭に噛みつき、レフェリーが注意するとフェイスバスターからチェーンでチョーク攻撃。レフェリーが注意するとチェーンを投げ捨て、コーナーに振ろうとするがさくらが逆に振って走り込む。だがMARUが避けると丸め込むが、すぐにさくらが切り返してガットショットから前方回転エビ固めも2。

 さくらが掟破りのマフラーホールドで捕らえるが、MARUはロープを掴みブレイク。

 さくらはロープに飛んで619からそのままMARUの首を捕らえてエプロンへのヘッドシザースホイップ。さらにロープに飛んでの619も、MARUがキャッチしてマフラーホールド。だがMARUはダメージで離してしまう。
 さくらが走り込むもMARUはバックドロップで迎撃し両者ダウン。

 膝立ちでのエルボーの打ち合いからさくらがバックを取るが、MARUが切り返すもさくらはロープに飛んでドロップキック。さらにストンピング連打からロープに押し込み、スライディングクロスボディからロープに飛んで619。フォールも2。

 さくらは鎌固めで捕らえ、これを離すと髪を掴んで引き起こす。さくらはロープに飛ぶが、MARUがセコンドから受け取ったチェーンで殴りつけて迎撃し、ロープに飛ぶとMARUスピンクラッシュを狙う。だがさくらが崩れてしまい、MARUは足でさくらの頭をはさむとそのままリングに叩きつけてからフォールも2。
 MARUはロープに飛んで改めてMARUスピンクラッシュからフォールも2。

 MARUはセカンドロープからのダイビングフットスタンプも、これを避けたさくらが笑顔120%スクールボーイも2。
 再度笑顔120%スクールボーイも2。
 さくらはStorming Blossomも2。

 さくらはロープに飛ぶが、MARUはスピアーで迎撃するとマフラーホールドを狙うが、下から蹴りつけて逃れたさくらがブロッサムアーチホールドも2。

 さくらは投げようとするが、MARUがボディブローからエクスプロイダースープレックスホールドも2。

 MARUはMARUMARUスープレックスからフォールも2。

 MARUがマフラーバスターで叩きつけフォールし3カウント。

MARU「さくら、どこにいった?帰ったのかあいつ~くそ~さくら、負けてないかもしれませんって言わせないからな。これが、私の、正々堂々の闘いだ。それで、KINGになったぞ!このあと、2試合で、2試合でベルトが全部キラーズに揃う。カウントダウンだ。これからは、アクトレスガールズの、黒の時代の始まりだ~!」

<試合後コメント>

水嶋さくら
「(※長い沈黙のあとに)……正直、何を言ったらいいのか分からず。ホントにV6をかけたKING戦は、私の中ですごい大きな……(※涙で声が詰まる)大きな、ものだったから。私がベルトを奪った茉莉さんという大きな壁を超えたかったんですけど、超えきれず、MARUさんという強敵に負けてしまったこと。とにかく悔しいです。もっともっと自分が成長していかなきゃいけないって改めて感じました。ただ、KINGとしてここまで闘ってきたことは自分の中で糧になると思うから、絶対にこの悔しさを糧に、また強くなってもっともっと高いところに行けるように頑張りたいと思います。アクトレス5としてベルトは失ってしまったけど、笑顔と勇気は私が象徴として仲間と一緒に突っ走っていきたいとおもいます。茉莉乃も絶対にベルトを守ってくれると思うし、タッグベルトも真夏の汐風に託して。これからもベビーズの明るい未来、アクトレスの明るい未来のために頑張っていきたいと思います」

MARU
「KINGベルト、獲ったぞ!さくら、お前の笑顔、ぶっ壊してやったよ。どうだ?気持ちは?これからのアクトレスは黒の時代に入っていく。覚悟しておけよ!ベビーどもめッ!」

第6試合


 試合が始まるなり乱戦になり、惡斗が夏葵を場外に投げ捨て、走り込んできたなぎさを茉莉がエプロンに落としスライディングレッグラリアートで場外に落とす。そのまま場外乱闘へ。
 リングに惡斗と夏葵が戻り、惡斗が串刺しラリアット。さらにロープに逆さ吊りにし、惡斗がロープに飛んでエプロンの茉莉とサンドイッチランニング二ー。惡斗は惡朱螺からフォールも2。

 惡斗が引き起こすも夏葵がドロップキックで吹っ飛ばすが、茉莉がその背中にタッチ。

 茉莉はランニングキックからスライディングレッグラリアート。さらにロープをまたいでのチョーク攻撃。
 夏葵のハイキックをガードした茉莉が延髄斬り。さらにコーナーに上るが、夏葵がハイキックから正面に登ると雪崩式フランケンで投げ捨てる。
 真夏の汐風で茉莉の足をロープにかけ、なぎさが茉莉乃のボディへダイビングダブルチョップ。夏葵が引き起こすとローからトラースキック、さらにハイキックからキューティースペシャルも2。
 夏葵はなぎさにタッチ。

 なぎさはロープに飛んでドロップキック。コーナーに振ろうとするが、茉莉が切り返して走り込むも、なぎさがブーメランダブルチョップから夏葵がエンジェルラダー。さらになぎさがフライングダブルチョップから夏葵がジャンピングニーを突き刺しなぎさがフォールも2。
 なぎさはメイルストロムボムも惡斗がカット。

 惡斗と茉莉でダブルのキン肉バスターもすぐに夏葵が茉莉にハイキック。惡斗が夏葵にエルボーから、茉莉が夏葵を担いで倒れているなぎさへ熨斗紙で叩きつける。
 だがすぐに立ち上がった夏葵が惡斗にハイキックから走り込むが、惡斗は担いでACTスペシャル。さらに茉莉がなぎさを担いでコーナーに上り、ダイビングバックフリップからフォールも2。
 茉莉は担ぐが、なぎさが着地するとドルフィンスイングからフォールも2。
 茉莉のハイキックをガードしたなぎさがダブルチョップからスライディングダブルチョップ。さらにオブ・ザ・リップスープレックスからフォールも2。
 なぎさは茉莉のハイキックを避けてロープに飛ぶが、茉莉がレッグラリアートで迎撃するとフォールも1。
 茉莉はトラースキックから奈落落としで叩きつけフォールも2。
 茉莉は髪を掴んで引き起こすが、なぎさが逆水平チョップ。茉莉がエルボーからブラジリアンキックを叩き込み、バズソーキック。だが夏葵が走り込んでジャンピング二ーからマウントエルボー連打。茉莉は夏葵にエルボーから惡斗に振ると、惡斗がラリアットでなぎ倒す。

 惡斗と茉莉でなぎさにサンドイッチバズソーキックから、茉莉がオウマガドキ(=奈落落とし式エメラルドフロウジョン)で叩きつけ3カウント。

茉莉「アマテラス、V1達成しました!真夏の汐風、なぎさ、前に、お前のこと、夏葵のおまけだって言ったことあったけど、それ撤回するわ。なぎさも、夏葵も、どっちもおまけだ!話になんねー出直してこい!」
惡斗「いやいや、真夏の汐風、あっという間だったな。まあまあ、気にすることはない。その分、私達が強かったってだけだ。まあ、アマテラス、殿堂入りでいいんじゃないですかね?まあまあまあ、この、ベルト、共々、私達は、まだまだ次のステージに行く。おいおい後輩ども!乗り遅れてねーか?私たちはな、いや、私は!まだまだ上目指すぞ!このベルトともども、上、アマテラスは目指していくんで、テメーら、まだまだ私達から目離すんじゃねーぞ。以上!」

<試合後コメント>

惡斗&茉莉
惡斗「アマテラスだ。余裕だったなぁ、V1。茉莉がいればアマテラスは最強すぎて。ハッハッハァ」
茉莉「惡斗さんが控えてるので、負けるところが想像できないですね」
惡斗「ウチらは2人で1人というより、個と個プラスの1つ」
茉莉「相乗効果」
惡斗「だから茉莉のおかげでこれはここにあると思ってる」
茉莉「タッグベルトなんで、当たり前ですけどどっちが欠けても持てないベルトなので。でも、だからこそ輝いてるベルトです」
惡斗「もう殿堂入りってことで。私らを倒したいなら、下の奴らとは雲泥の差がありすぎるから、もっとスキルアップ、レベルアップ、修行してきてもらって。それまでは殿堂入り。もうこれしか言ってない(笑)本当にまだまだベルトにとどまらず次のステージを考えてるから。茉莉含め、私も止まってられないなあ!」
茉莉「もちろん」
惡斗「これからもよろしく」
茉莉「お願いします」
惡斗「以上ォ!」

夏葵&汐月なぎさ
夏葵「……開演前、売店出てたじゃん?お客さんたちがね、声をかけに来てくれて。『今回は絶対に勝とう!』とか『応援してるね!』って、みんな言ってくれてて。私たち、いつまでも応援してくれる人たちのことを待たせられない。待たせちゃいけない。今回アマテラスに2回目の挑戦。タッグトーナメントで2回戦で当たって負けて、今回またチャンスもらって、こうして10月1日に闘わせてもらったけど……私たちはおまけじゃないし、一人前だし、なんだったらもう私たちのアクトレスガールズだから。何回でも立ち向かう。次は絶対勝つ。私たちが闘うことに意味があると思いたいし、思ってます。お客さんみんなが応援してくれるのが確実に力になってるし、もちろん今回勝つ姿を絶対に見せたかったけど、だからといってここで諦めたりするわけじゃないんで。私たちが勝って、私たちがアクトレスガールズの未来を、今を……。その気持はずっと変わらないから。今までも、これからも。私たちがアクトレスガールズを代表するタッグです。次は絶対勝つし、今日だって負けてない。次こそは絶対に結果を出して、絶対にタッグベルトを私たちのものにします。最強は私たちの言葉に絶対してみせます。今日も応援ありがとうございました」
なぎさ「ありがとうございました」

第7試合


 ロックアップからゆいがロープに押し込みブレイク。
 リストの取り合いからバックの取り合いとなり、茉莉乃がヘッドロックもゆいがロープに振るが、茉莉乃はドロップキックを突き刺す。ゆいはすぐに立ち上がり睨み合う。
 茉莉乃はロックアップをスカして脇固めも、ゆいはロープを掴みブレイク。

 茉莉乃はヘアーホイップから串刺しサッカーボールキック。フォールも2。

 茉莉乃は一本背負いから腕ひしぎも、ゆいはロープを掴みブレイク。

 ゆいがエルボーから「来いよチャンピオン!」と挑発。茉莉乃が容赦ないエルボーを叩き込み、ゆいがチョップで返すが茉莉乃は余裕のエルボーで返す。エルボーの打ち合いから茉莉乃がローキック。ゆいがエルボーからロープに振るが、茉莉乃がドロップキックもすぐにゆいが俵返し3連発。フォールも2。

 ゆいはストンピング連打からコーナーに振って串刺しラリアット。さらに顔面を踏みつけ、レフェリーが注意すると串刺しラリアット。避けた茉莉乃が串刺しドロップキックからチキンウィングフェイスロックで捕らえ、ゆいはロープに足を伸ばしブレイク。

 茉莉乃はロープに飛んで低空ドロップキックも、ゆいは場外に転がって避ける。茉莉乃が覗き込むとゆいがエプロンに引きずり落とし、エルボーの打ち合いから茉莉乃が足を刈って倒しヒーローキック。
 リング内に戻ると茉莉乃がストンピング連打から、ロープに飛ぶがゆいは追走二ーからロープに飛ぶ。だが茉莉乃も追走ドロップキックからロープに飛んでドロップキックを突き刺しフォールも2。

 茉莉乃は投げようとするが、ゆいが切り返すとリバースゴリーで捕らえる。そのまま離してリングに叩きつけるとフォールも2。

 ゆいは逆エビ固めで捕らえるが茉莉乃はロープを掴みブレイク。

 ゆいはストンピングから投げようとするが、着地した茉莉乃のボディに掌底からロープに飛んでドロップキック。フォールも1。

 ゆいはエルボー連打からロープに飛んでアックスボンバー。さらにロープに飛ぶが、茉莉乃が避けると投げ捨てジャーマン。だがすぐに立ち上がったゆいはロープに飛んでアックスボンバーからフォールも2。

 ゆいは天鵞絨ドライバーからフォールも2。

 ゆいはロープに飛ぶが、茉莉乃がハイキックからミドルキック。さらにロープに飛んでヒーローキックからMRNスマッシュ!!で3カウント。

茉莉乃「ありがとう。おいゆい!ここんとこようわからんかった。お前の考えてること。この闘いでようわかった。ベビーズもキラーズも関係なく、自由に闘いたいんだよな?自由に、自分らしく、頂上目指してけ。だけどな、私はこのAWGベルトを守った。どんな、どんな考えか改めて聞くほどでもないぐらい、自由に生きたいらしいから、ファイブのリーダーである私はとめへん。これからも、別々やけど、別々の方向で、上を目指してこうな。今日は、闘ってくれてありがとう。とにかく!AWGシングル王者は、才原茉莉乃、4回目の防衛成功した!」

MARU「おーいおいおい、茉莉乃~」
茉莉乃「なんやねん」
MARU「なんやねんじゃないよ~。茉莉乃、今日、ベルトを、多く、腰に巻いたのは、キラーズなんだよ~」
茉莉乃「(タッグベルトは)2個ついてんのずるい」
MARU「うるせ~ば~か、天、お前勧誘しようと思ったけど、負けたからいらない」
茉莉乃「ひど」
MARU「おい、茉莉乃、お前の持つベルトなんてな、会社が作ったレールの上を走ってるだけのベルトなんだよ。この、KINGベルトこそ、自由なエンタメで、すごーく強い、すごーく怒ってるベルトなんだよ。このベルトが一番だ!あとこの(タッグ)ベルトも一番だ、おまえのはブー」
茉莉乃「おんなじやろ。でもな!私たちには、仲間が居る。みんな、来い!今は、その、2つの2種類のベルトはキラーズかもしれへんけど、うちら、ファイブが、正義軍が、必ず取り戻して見せる(観客「無理や」)誰や今言うたやつ!とにかく、うちらは絶対に、そんなことはさせへんし、必ず!アクトレス最高を見せる!見せたいと思います!だから、いつか闘いましょうね、御三方。それじゃ、皆さん、集まってください。来てないけど大丈夫そ?皆さんちょっと下がりましょう。下がってください。(前に出ようとするゆいへ)ゆい、そういうとこやぞ!多恵さんこちらに。はい、それでは!皆様。お足元の悪い中来てくれてありがとうございました!そしてゲストに来ていただいたお2人と天功さんありがとうございました!それでは!いきます!せーの!強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレス~ガールズ~~ありがとうございました!」


<試合後コメント>

天翔ゆい
「いやぁ~!ちょっとね、私にしては珍しくド真剣に挑ませていただいたんですけど、やっぱリーダー強いッスね!悔しいです、正直。フツーに勝てると思って挑んでたし、やっぱ新しい風とか吹かせたかったッスね!でもまあ、やっぱりチャンピオンはチャンピオンでした。悔しいけど、ファイブのリーダーはカッコ良かったです。まあちょっとね、バカにしましたけど、思ってます。バカにしてる部分はちょっと本気です。……7割くらい本気なんですけど、そこはナイショで(笑)そこにいるけど(笑)(※通りすがりの茉莉乃が立ち聞きしているのをチラ見しながら)けど、そこを覆してくれたのが今日のリーダーの闘いだったなと思います。まだまだひよっこの私がこうやって挑ませていただいて、すごい楽しかったです。まあでも私はまだ諦めてないッス!これからも新コスになったり、入場曲が新曲になったりして、まだまだ新しい風を吹かせていけると自分はそういう人材やと信じてるんで(笑)負けずに、天背負って挑んでいきたいと思います!応援いただいた皆さん、次は勝ちます。応援ありがとうございました!」

――自由に闘いたい、楽しく闘いたいという気持ちを表していたが、今後はどうしていきたいか
「さっきチラっと言ったんですけど、現状のアクトレスガールズ、面白いですよ。私も大好きです。メンバーも大好き。真剣に練習に挑む皆さんは本当にステキだと思う。けど、もっともっと面白く。エンタメなんですから。もっともっと面白いものを皆さんに届けられるし、お客さんの、ファンの皆さんを増やしていきたいと思ってるんで。そういったところにチャレンジできる選手になっていきたいなあと思ってます。……合ってますか、これ。質問の意図に応えられてますかね?(笑)そんな感じです!(笑)」

――その闘いを次から見せてくれる?
「……ンまあ、はい(笑)そういうことです!……だいじょぶかな、これ。自分にプレッシャーかけてますね。プレッシャーに弱い女、天翔ゆいです!でも本当に面白い試合を創っていけるような人間になりたいと思ってますので、先輩の背中を追いながら、ちょっと逸れた枝みたいな感じで、皆さんの予想外なところを盛り上げていけるような……?人間になりたいデスッ☆」

才原茉莉乃
「今回が4回目の防衛となります。前回の後楽園はタッグベルトの決勝戦だったので防衛戦とかはなく、それが終わってからも全然防衛戦がなかったんですけど、とりあえず私がこのAWGシングル王者になってから6ヶ月以上経ちまして。まもなく7ヶ月になります。まあ防衛数的にはね、まだまだこれを持ってた皆様に追いついてはないんですけど、確か、最高が5回だった気がするので。このまま6回防衛できるように日々努力を積み重ねて実力を上げて、人気も上げて、そして運も上げて。すべてを上げて、そしてこれも守りつつ、タッグベルトも、そしてあわよくばKINGベルトも全部獲れるだけの実力をどんどんつけていきたいと思います。ゆいも、なんか何がしたかったか、何がしたいか、どうしたいか、なんとなく試合の中でわかったんで。私はゆいの背中を押したいなと思います。まあキラーズにもね、『いらん』って言われてたんで、自由に生きていくんでしょう(笑)でもゆいとこうやってシングル、ベルトをかけた闘いができてよかったなと思います。なんか、結構、ね?パワータイプなのでね。ゆいも。だから中々手強かったですけども、なんとか防衛できてよかったなと思います。ありがとうございます」

――今日の試合のどういうところから天翔選手の「自由に闘いたい」という思いが伝わった?
「なんていうかなあ?キラーズになりたかったらもっと暴れたやろし、悪い方に暴れたやろし、なんか、でも、正統な闘いがしたいんだろうなっていうにもわかって。ただ縛り付けられるのがイヤな感じはすごく伝わってきて。アックスボンバーも、前よりは『ここだ!』ってところで狙ってきたりとかして、色々考えてるんやろなっていうのは伝わったんで。これが本当にゆいがしたいことかどうかまでは流石に闘いの中ではわからなかったんですけど、目とか、気持ちとかがそういうところで伝わってきましたね」

――「KINGベルトもあわよくば」という言葉があった
「まあ、そらぁねえ?3本持ったらカッコいいじゃないですか(笑)」

――ご自身で3本のベルトを巻きたい?
「ファイブでとか。できればファイブで全種類揃えられればいいなって思ってるんですけども、もし行けないのであれば私が先陣切って行くぞ!って感じです。MARUさんかかってこい!みたいな(笑)かかってこいは私やねんけど」

――試合後にはMARU選手と対峙した
「さくらもギリギリの闘いをして、ギリギリで負けてしまったなと思うんですけど、やっぱMARUさんは強いなってところがある。卑怯な手もメチャメチャ使っていたので、オイオイとはなりましたけど、やっぱり大先輩ですから。師匠クラスですから。強いことはわかってたんで。でも、さくらがもう再度挑戦するのか、ウチのファイブのメンツから挑戦するのか、正規軍か、それこそ真夏か。私は見てなかったんですけど負けてしまったみたいで。そこが挑戦するのか、朝子が挑戦するのかわからないんですけど、全員が敗れた際には私が行こうかなと思います(笑)……だいじょうぶです?合ってます?(笑)」

――逆指名はしていく?
「逆指名は……誰でも来いって感じです。MARUさんとダブルタイトルをかけてでもいいですし。そんなんがあるんか分かんないんですけど(笑)もういくらでもかかってこいって感じです。もう防衛4回して、5回、6回、7回、その、ね?6回を超えたら最長?最高?記録になるんですけど、そこで止めずに、もう、『アイツから獲れへんな』って。ポイントマッチなので、もう『アイツから獲れへんな』って思わせて、レジェンド入りできるくらい頑張りたいなってすごい、今の目標はそれです。で、タッグベルトも悔しい思いをして、結局真夏の汐風も負けてしまった。タッグといえば真夏の汐風ってところがある中で負けてしまったので。やっぱり、準優勝だったMRCが挑戦したいなって気持ちはあるんですけど、いかんせんAWGのポイントマッチのベルトに関しましては、こっちが言っても、会社が決めるから。『お願いします!』って言ったところで、『ちょっとダメです』って言われることもあるから。まあね?分かんないんですけど。タッグベルト、誰がおるかなあ?フフフ(笑)誰が……」

――とりあえず次の目標は6回防衛すること?
「次も防衛して、次も防衛して、一旦は最高記録を目指したいです。なので、今後とも応援よろしくお願いします。私は実力と努力を積み重ねます。そして運も上げます」

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