堀田祐美子の40周年大会に北斗晶ら60年デビュー組が大集合!「今の女子プロレスは面白いよ!私たち敵わないよ!」

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 15日、東京都・後楽園ホールにて『堀田祐美子デビュー40周年記念大会~Legendary Evidence~』が開催された。

 堀田祐美子は日本の女子プロレス界で一度も引退すること無く現役を続行中であり、国内1位&世界3位のキャリアを誇る大レジェンド。
 ベテランになってからも女子プロレスを世に広めるために精力的に活動し、RIZINに出場してギャビ・ガルシアと対戦したり、アクトレスガールズのプレイングマネージャーとして多くの後進を育成したりとその実績は多岐に渡る。現在は『T-HEARTS』を結成し、豊田真奈美さんの姪・豊田紗也夏、数多の女子団体で引っ張りだこの期待の若手・叶ミクを育成するなど次世代を担う若手の育成に尽力している。

 この日の40周年記念大会は事前に全席完売。急遽立見券等が増席され、4方向すべての席がギッチリ埋まるだけでなく東西のバルコニーにも人があふれるという在りし日の後楽園ホールの光景が蘇った。


 オープニングでは、【ファイヤージェッツ】堀田祐美子&西脇充子がライブを実施。『ファイヤー騎士』『闘えファイヤージェッツ』を熱唱し、当時からのファンが観客席で振り付けを真似ながら一緒に歌う姿も見られた。

 大会中盤には、【クラッシュギャルズ】長与千種&ライオネス飛鳥のミニトークショーが実施。堀田が長与の付き人を、西脇が飛鳥の付き人を務めていたということもあり、当時の思い出話に花が咲いた。

 また、大会中には北斗晶、みなみ鈴香、西脇充子、ドリル仲前、影かほる、石黒泰子、麻生恭子、神崎文枝、坂本あけみの60年組同窓会が実施。【海狼組(マリンウルフ)】の北斗&みなみを始め、普段はめったに表舞台では揃わない同期がリング上に勢揃いしファンは大喜び。
 その他、マッハ文朱が46年ぶりに後楽園ホールに登場してファンに挨拶を行ったり、プレゼントコーナー等でジャンボ堀、大森ゆかり、立野記代、ダイナマイト関西、山田敏代、三田英津子、長谷川咲恵、高橋奈七永、中西百重、チャパリータASARI、前川久美子といったOGがリング上に登場した。

 また、今大会の試合では豪華メンバー勢揃いの1DAYタッグトーナメントが開催。
 レジェンドと現在の最前線で闘う選手たちというテーマでタッグが結成され、神取忍&叶ミク、井上京子&豊田紗也夏、尾崎魔弓&なつぽい、井上貴子&安納サオリ、アジャコング&ウナギ・サヤカ、堀田祐美子&Sareeeの6組が出場。

 決勝戦は、堀田&Sareee vs 神取&叶の組み合わせに。この試合は特別リングアナとしてダイナマイト関西が登場。堀田の選手コール時にはリング上を埋め尽くすほどの赤い紙テープが飛んだ。


 試合前に堀田が握手を求めるも、神取はこれをスカして不敵な笑み。
 序盤はSareeeが叶に全女時代から連綿と続く厳しい女子プロレスの系譜を叩き込む展開となり、続く堀田と神取の対面ではマウンド掌底の打ち合いから互いに腕関節を狙い合うじっくりとしたレスリングが展開。ヒートアップした堀田が場外戦で大暴走するも、ブチ切れた神取が堀田の顔面に強烈な張り手を叩き込んで反撃。これに触発されたSareeeが神取と真っ向からの打撃戦を熱望するも、神取は相手にせず叶にタッチ。
 Sareeeは叶にヘアホイップの連発から顔面をメチャクチャに蹴りつけていく。見かねた神取が出ていってSareeeをアームロックで組み伏せて行くが、Sareeeもマウントエルボー連打でやり返して堀田にタッチ。
 堀田は神取のサブミッションをするりと抜けてスリーパーホールドで捕らえるも、Sareeeのミサイルキックが堀田に誤爆。すかさず神取が胴絞めスリーパーホールドで堀田を絞め落としにかかるが、叶が必死の救出。
 Sareeeが情け容赦無いエルボーで叶をぶちのめしていくが、叶もブーメラン・クロスボディからの全女式押さえ込みで全女の魂を垣間見せる。受けきったSareeeが叶の顔面をドロップキックでブチ抜くも、叶がmic mic knife。これを難なく返したSareeeが裏投げで叩きつけ、堀田がとんでもなくエグい角度のピラミッド・ドライバー。最後はSareeegがダイビング・フットスタンプで叶から3カウント。堀田&Sareee組が優勝を果たした。

 堀田は神取と健闘を称え合いつつ「これからまだまだ女子プロレスにたくさんたくさん伝説を教えていかなくてはいけない。なぜかというとそれは私たちがリングに上っているからです。私のライバル、神取忍がいたから私はここまで40年も続けてこれました。いがみ合ったり、何年も音信不通だったり、いろんな考えが違ったかも知れないけど、やっとここで神取忍という素晴らしい選手にまた再会できたことに感謝したいと思います。ありがとうございます!でもこれからまだまだ女子プロレスに、こういう若いやつもいいやつがいます。なんとか私たちで大きくしていくことってあると思います。今日来たお客様は多分昔の人もたくさんいて、けど、そのお客さんにも『今、女子プロレスは面白いよ!すごいよ!私たち敵わないよ!』っていうのをアピールしたい」とオールドファンに向けて“今”の女子プロレスの魅力を叫んだ。

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